デリシャスパーティ♡プリキュア 大罪の勇者   作:水甲

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頑張って更新してかないと


05 転入と再会

ある日の朝……ゆいに呼ばれて家を訪れると……

 

「見て見て、なゆくん」

 

「どうしたんだよ?制服なんて着て」

 

「今日から始業式なんだ~」

 

そう言えばそんな時期だっけ。まぁ僕には関係ないことだけど……

 

「あれ?どうしたの?」

 

「いや、僕の場合は学校に通えないからな~って思ってな」

 

「あ、そっか…」

 

別世界の人間がこっちの学校に通うのは普通に無理だしな。そんな都合のいい方法なんてあるわけ……

 

「あら、貴方の転入届けなら出しておいたわよ」

 

すると起きてきたマリさんがそんなことを言い出した。いや、いつの間に!?

 

「私が保護者として、学校に行けるようにしておいたわ」

 

「マリさん……」

 

「まぁシンに頼まれたからね。なるべく平穏な日常を味わえるようにしてほしいってね」

 

『えっへん!』

 

シンも満足げにしてる。まぁ感謝しないとな……

 

「それじゃ一緒に通えるね」

 

「そうだな」

 

学校か…………記憶がないけど、勉強とかついていけるか不安だな

 

 

 

 

 

 

 

ゆいside

 

なゆくんとは職員室で別れ、教室に入り、自分の机に鞄を置くと

 

「ゆい、おはよう」

 

「おはよう~同じクラスだね」

 

友達といつも通り挨拶をしていると、クラスが静まり返った。どうしたのだろうかと思い、見てみるとそこにはこの間の子がいた。

 

「あの人、芙羽さまだよね?」

 

「芙羽さまと同じクラスじゃん!」

 

「芙羽さまも同じクラスだったんだ」

 

「芙羽さま?」

 

「芙羽ここねさん。頭脳明晰の超美人! おまけにスタイルも抜群で、なんと、お父さんは、高級レストラン『デュ・ラク』のオーナーま、私達とは住む世界の違うお嬢様だよ」

 

「へー」

 

芙羽さんは鞄を置くと教室から出ていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

なゆside

 

「結城なゆです。よろしくお願いします」

 

教室に入り、自己紹介をすると、ゆいがこっちに向かって手を振っているのに気がついた。ゆいと同じクラスか……偶然なのか?

 

それから普通に授業を受けつつ、休み時間には質問攻めにあったりもしたが、それなり過ごせそうだな……

 

「結城なゆさん、ちょっといい?」

 

放課後になり、帰ろうとすると女子生徒にに呼び止められ、黒く長い髪に何処かで会ったことがあるような……ないような?

 

「生徒会長の菓彩あまねだ」

 

「生徒会長が何の用ですか?」

 

「来たばかりだから、学校の案内をするように先生に頼まれてな」

 

転入生の案内を生徒会長がしてくれるって、ある意味珍しいような…………

 

「用事があるなら今日はやめとくが」

 

「いや、お願いするよ」

 

特に断る理由もないしな。

 

 

 

それから生徒会長が学校の案内をしてくれたけど……うーん、何処かで会ったことのあるような……

 

「どうかしたのか?」

 

「いや、生徒会長は僕と会ったことないか?」

 

「……いや、初対面のはずだが?」

 

「そうだよな……」

 

僕の勘違いなのかな?

 

「そう言えば結城はどこから来たんだ?」

 

「えっと……」

 

四国……頭の中に浮かんだ。僕は四国に暮らしていたのか?だけど……

 

「つぅ!?」

 

急に頭に痛みが走り、膝をついてしまった。

 

「大丈夫か!?」

 

「悪い………ちょっと頭痛がしただけだ………悪いけど、今日はもう帰るよ………ありがとう。生徒会長」

 

「あ、あぁ……」

 

 

 

 

 

 

ゲストハウスに帰り、そのままベッドに倒れ込む僕…………

 

「大丈夫、なゆ?」

 

「マリさん……ごめん……ちょっと頭が……」

 

「薬でも貰ってくる?」

 

「いや、少し眠れば……治るはずだから……」

 

「わかったわ。後でゆいにお粥でも作って貰ってくるわね」

 

マリさんは気を遣って部屋から出ていった。僕は仰向けになり……シンを呼び出した

 

「シン……僕は四国にいたのか?」

 

『住んでいた場所は思い出したんですね』

 

「それだけなら……まだしも……僕の記憶の中では……四国以外は滅びている……どう言うことだ?」

 

『…………今教えても、貴方は信じることは出来ません……だから……』

 

確かに信じられないよな……四国は謎の壁に覆われているなんて……そんな光景が頭に浮かび……それが現実だって言うことも…………

 

「…………寝よ……」

 

それから少し眠り、起きた頃には痛みは消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

ゆいはと言うと芙羽って子に話しかけようとしていたが、タイミングが合わずにいた。と言うかあの子って…………この間の子だよな?

 

「芙羽さん! 一緒にご飯食べよ……あれ?」

 

「あの子なら、もう行っちゃったよ?」

 

「うう……」

 

「ねえ、もしかして、食堂にいるんじゃない?」

 

「そっか! ありがとう! 行ってみる!なゆくん!行こう」

 

僕も行くことになってるのかよ……まぁいいか。僕も改めてお礼を言いたいしな

 

「らんらんも行こー!」

 

 

 

 

 

 

食堂に行くが、芙羽って子は見当たらなかった。

 

「はらペコった~でも、芙羽さん探さなきゃ!」

 

「外にいるのかもな」

 

そう言えばさっきの女の子は……どこに行ったんだ?まぁいいか

 

 

 

 

 

外に行き、ゆいと探していると芙羽を見つけたけど、マットを動かそうとしてるけど……何かあったのか?

するとゆいは直ぐ様駆け寄り、マットを動かすのを手伝おうとした

 

「あなた……」

 

「これ、動かしたいんだよね?」

 

「別に……1人でやるから……」

 

「お祖母ちゃん言ってた。人の力もダシも、合わせるのがミソって。一緒にやれば、きっとできるって事!」

 

ゆいらしいな……仕方ない。僕も手伝うか

 

「せーので引っ張ろう」

 

「うん」

 

三人で力を合わせて、マットを動かすことに成功すると、芙羽は動かしたマットの隙間を覗きこんだ。そこにはウサギがいた。もしかして……ウサギを助けようとしたのか?

 

 

 

 

 

ウサギを飼育小屋に戻す僕ら、ゆいはと言うと

 

「芙羽さん、優しいね!」

 

「え?」

 

「この間も、コメコメの事で助けてくれて、本当にありがとう!」

 

「あれは偶然会っただけで……」

 

「偶然会っただけで、僕にも道を教えてくれたしな」

 

「あれは……困っていたから……」

 

「ねえ! 今日の放課後、家に遊びに来ない?」

 

「え……」

 

「じゃあじゃあ、芙羽さんの好きな場所はどう? またみんなと会ってほしくて!」

 

不意に芙羽の目線が下がった。どうしたのかと思ったら……いや、いつの間にいたんだ?

 

「こんな風にキュルキュルした目で会いたそうにしてて……え? えー!? なんで学校に!?あー、来ちゃったのか・・・。ね、こんな感じなの! でも、学校じゃなんだし、放課後どう?」

 

こうして一緒に遊びに行くことになったけど……これ、僕も行くことになってるのか?

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