デリシャスパーティ♡プリキュア 大罪の勇者   作:水甲

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07 憤怒の影

マリさんと一緒にゆいの家で夕食を食べ終え、のんびりしているときのこと……

 

「ここねちゃんに避けられてる?」

 

「何となくだけど、私が話しかけると目を逸らされちゃうのよね」

 

「僕も似たような感じかな?」

 

まぁ知り合っていきなり親しくなるのは難しいし、それに男と来たものだから余計に……

 

「それじゃ今度みんなでお出掛けしない?一緒に楽しいことをすれば、きっと仲良くなれるよ」

 

「それナイスアイディア!丁度行きたいお店があるのよ」

 

「なゆくんもいいよね?」

 

「まぁいいけど……」

 

特に予定もないしな。

 

 

 

 

ここねside

 

プリキュアになり、パムパムと暮らすことになった私。今はある本を読みながらパムパムにブラシをかけていた。

 

「また、それ読んでるパム? 仲良くしたいなら、普通に楽しく遊べばいいパム」

 

「普通に楽しく……か……普通……楽しく……遊ぶ……普通って?」

 

「ちょここね!?」

 

気がついたら、パムパムの毛が凄いことに……

 

 

 

 

 

 

なゆside

 

次の日、全校集会を終え、教室に戻ろうとしていると、ここねが何か呟いていた。これは声をかけるべきか……

フッと僕とここねの前にゆいが歩いているのを見かけた

 

「ゆい」

 

「あ! 拓海、おはよう!」

 

「お前、ゲストハウスにいるローズマリーってやつと仲良いよな。あいつ、何しにこの街に来たんだ?」

 

「え? それは、えっと……観光?」

 

「ふーん……観光ねえ……あと結城ってやつも一緒だけど……」

 

「なゆくんは……マリさんの遠い親戚で……色々とあってマリさんと暮らしてるんだよ!」

 

「ふーん」

 

話を聞く限りだと……うん、本当のことを言えないのは難しいけど……あれで誤魔化せてるのか?

 

「あ! おはよう! ここねちゃん!なゆくん!」

 

ゆいはここねと僕に気が付き、笑顔で挨拶をして来た。

 

「おはよう。ゆい」

 

「お、おう……」

 

「ここねちゃん?」

 

何か……ここね……色々と大丈夫か?

 

 

 

 

 

 

お昼休憩の際、色々と回っていると、カフェスペースにここねがいるのを見かけ、声をかけようとするが……ここねが読んでいる本が目に入った……『新しく出来た友達と仲良くなる方法』って……あんな本売ってるもんなんだ……

 

「お友達と仲良くなる方法……お友達の下の名前で呼んでみる……ゆいさん……ゆいちゃん……ゆい……?なゆさん……なゆくん?……なゆ////」

 

「呼んだか?」

 

「ひゃ!?な、なゆ……結城くん」

 

「なゆでいいよ。僕も勝手にここねって呼んでるし」

 

「えっと……な…ゆ…」

 

うん、とりあえず本のことは見なかったことにして、とりあえず名前呼びについては……

 

「まぁ呼びやすい呼び方でいいよ」

 

「ごめんなさい……慣れてなくって……」

 

「まぁここねみたいなちょっと内気な子にはなれて……痛!?」

 

頭痛が……何だかちょっとしたことで思い出しかけるな……

 

「だ、大丈夫?」

 

「悪い……何か記憶が……」

 

「記憶喪失なんだよね?」

 

「あぁ自分の名前くらいしか覚えてないけど……後は勇者って単語が凄く重いものだって言うことくらいだな」

 

「やっぱり、辛いものなの?記憶がないことは……」

 

「そうだな……自分が何処にいて、どんな風に生きて、そして友達の事とか家族のことを思い出さないけど……今を楽しめるならって思ったらそこまでは……」

 

「そう……」

 

「だから大丈夫だ」

 

心配してくれるのは嬉しいけど……な。

 

「ここねちゃん! 探したよ!あ、なゆくんもいた!」

 

するとゆいがこっちに駆け寄ってきた。

 

「ゆ、ゆ、ゆ……」

 

「ここねちゃん。明日、マリちゃん達とお買い物に行かない? 絶対楽しいよ!」

 

「え……」

 

「あ、もしかして、予定あった?」

 

「いや……」

 

「良かったら、みんなで遊びに行こうよ! マリちゃんが行きたいお店があってね!えっと、確か、プリティ……」

 

「ホリック! 行く!」

 

「良かった~明日楽しみだね!」

 

ゆいは嬉しそうにしていた。なんと言うか……ゆいは何事も楽しそうに思えるのが凄いな

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルドル団アジト

 

『プリキュアが増えたか』

 

「申し訳ありません。ゴーダッツ様」

 

『よい、プリキュアが増えようとも目的は変わらない。そして勇者についてもだ』

 

「はっ!」

 

『特に勇者は本来の目的がある。そうだろ?』

 

何処からともなく見知らぬ二人が現れた。一人は赤い髪の少女。もう一人は黒い髪に赤黒い衣装を纏った少年だ。

 

「そうだよ。まぁ私たちがいた時代とは違うけどね」

 

「そうだな……こいつは先の時代より来たものだが……勇者の目的を知らないみたいだ。ジェントルー、次出る際は俺も行こう」

 

「ならば、ジェントルー。ゴーダッツ様はスープがお好きです」

 

「ならばスープ専門店のお店を!」

 

「それでは!」

 

「「ブルドルー!ブルドルー!」」

 

「それで何を使うの?」

 

「3つある中で……憤怒を使わせてもらう」

 

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