FE蒼炎の軌跡 最強クリミア軍育成録   作:天星

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Ex1 おしえて! アイク先生! 【漆黒の騎士:遭遇編】

ミカヤ「ふふっ、今日の内容は騎士様についてよ!

   いや~、ようやく語れる日が来るのね。ずっと楽しみにしてたのよ!

   さて、講義資料は確かこの辺に……あれ?」

 

アイク「残念だが、今日は俺が講師役だ」

 

ミカヤ「…………え?」

 

アイク「漆黒の騎士は俺の宿敵だ。リサーチくらいは済ませてある。

   俺の方が詳しいから複数回を予定している『漆黒の騎士』に関する講義は全て俺の担当だ」

 

ミカヤ「そ、そんな! わ、私の方が騎士様に詳しいわよ!」

 

アイク「……漆黒の騎士の速さは?」

 

ミカヤ「30よ」

 

アイク「まぁ、間違ってはいないんだが……間違っているな。

   蒼炎の軌跡においては27が正解だ。

   続編だと30で合ってるんだけどな」

 

ミカヤ「じゃあ正解じゃないの!!」

 

アイク「今回の講義内容は『蒼炎の軌跡における漆黒の騎士』だからな?」

 

ミカヤ「むむむ……仕方ないわね。

   その代わり、騎士様をしっかりと褒め称えなさい!!」

 

アイク「あいつ俺の親父の仇なんだけどな……

   まあいいや。始めていくぞ。今回のお題はコレだ」

 

 【漆黒の騎士:遭遇編】

 

ミカヤ「複数回を予定してるってだけで騎士様の凄さがよく分かるわ」

 

アイク「とりあえず、基礎パラメータをまとめておくぞ」

 

HP魔力速さ幸運守備魔防

漆黒の騎士6030173027113022

 

アイク「以上だな。ベオクの限界である30を3つも持ってるって時点で尋常じゃない事がよく分かるな」

 

ミカヤ「HPもカンストね」

 

アイク「筋肉ダルマなバーサーカー並みのHPと力、暗殺者と同格の技、普通にジェネラルの硬さ。

   鍛えまくった騎兵と同格の速さ、決して低くない魔防」

 

ミカヤ「最強ユニットと言っても過言ではないでしょうね」

 

アイク「強いて言うなら幸運が少々低い事が弱点かな。魔防も守備に比べたら低いし。

   ただ、そんな弱点とも言えないような弱点を補うような2つの装備を持っている。

   こんな感じだ」

 

・神剣エタルド

 漆黒の騎士が持っている剣。攻撃力18、必殺+5、射程1~2、重さ20、耐久値無限

 上記の内容だけでも極めて強いが、物理防御を+5する効果と必殺をほぼ無効にする効果を持つ。

 

・女神の加護を受けた鎧

 システム的な意味での装備品ではなく漆黒の騎士というユニットに与えられた特殊能力。

 特定の武器以外でのダメージを完全に防ぐ。

 

うp主注

必殺無効補正はもしかするとエタルドではなく鎧の方かもしれない。騎士様は常に両方身に着けてるのでデータ解析でもしないと判別不可能。

ただ、エタルドと対を成す神剣ラグネルの方は必殺無効補正を持っているのでひとまずエタルドも持っているという事にしておく。

 

アイク「以上だ。

   エタルド補正で物防が+5されてるんで合計で35とかいうおかしな数値になっている。

   女神の鎧なんて無くても俺の攻撃ではほぼダメージが通らない計算だな。

   前回活躍したリガルソードはあっさりと弾かれる。アーマーキラーでぶん殴ればギリギリ1ダメージはいる計算だ」

 

ミカヤ「流石は騎士様ね!」

 

アイク「漆黒に関しては語る事が山ほどあるんだが……今回はその『防御力』について重点的に語っていこう。

   まずは女神の加護の鎧について話しておこう。

   いくつかの攻撃は通じるようだが、俺が……と言うかベオクが使える手段では『神剣ラグネルによる攻撃』のみが通用する。

   それ以外はどんな武器も通用しない。さっき言った『アーマーキラーで1点』というのはあくまでも加護が無かったらという仮定でしかない」

 

ミカヤ「魔法とかも完全に無効化するものね。『他の手段』も作中では魔法は無いし、実質『魔防=∞』と言えるわね」

 

アイク「さて、話を戻すと唯一効果があるのがラグネルによる攻撃な訳だ。

   神剣エタルドと対を成す剣であり、性能的にも全くの同一だ。

   俺の力は20でラグネルの攻撃力も18だから攻撃力は合計で38だ。

   ついでに、ラグネルの重さは20。俺の力と同値だから攻速落ち無しでギリギリ振り回せる代物だ」

 

ミカヤ「攻撃力38。騎士様の防御力は35だったわね。

   差し引きで3ダメージって訳ね」

 

アイク「ああ。漆黒のHPは60だから本編中でも俺が言ったように20回ほど打ち込めば倒せる計算となる」

 

ミカヤ「その間にあなたは一体何回死ぬのかしら……?」

 

アイク「2発喰らえば普通に死ぬし、こっちが1回殴る度に2回攻撃を受けるから……最低でも20回は死ぬな。

   まあ今は置いておこう。どうにかして俺が生き延びて毎ターン殴り続けたとしよう。しかし倒すのは不可能だ。

   何故なら、奴は2つのスキルを持っているからだ」

 

ミカヤ「『月光』と『回復』ね。

   『月光』は純粋な攻撃用スキルだから今は関係ないけど、『回復』は……凄く効果的に働いてるわね」

 

アイク「『回復』スキルは回復の地形効果と同様の効果が常に発動する代物だ。

   そのユニットのターンが回ってくる度にHPの1割を回復する。

   漆黒の騎士の場合、6点だな」

 

ミカヤ「あなたが与えたダメージの倍回復されてるわね」

 

アイク「敵のターンに反撃して、自ターンに殴って……とやれば2回ほど攻撃できるが……差し引きゼロだな。

   最大限鍛えただけの俺が勝てる確率はゼロだ」

 

ミカヤ「身の程を弁えなさいって感じね。

   下級職じゃあどんなに頑張っても騎士様を倒すのは不可能って事よ」

 

アイク「いやいや、そんな事は無い。

   スキルを使えば与ダメージを増やせるし、支援効果とかも積めばやっぱり与ダメージが増やせる。

   尤も、『理論上倒せる』という話だから倒す前に殺されるだろうけどな」

 

ミカヤ「やっぱり身の程を弁えなさいな感じね」

 

アイク「大体そんな感じだな。

   ただ……そうだな。負けっぱなしというのも嫌だから『パラメータをフルカンさせ、スキルを有り得ないくらい積んで、支援効果もおかしな積み方をした俺』で漆黒の騎士に挑んだ場合のシミュレーションでもしてみるか」

 

ミカヤ「……具体的には?」

 

アイク「以下の通りだ」

 

・以下のスキルを習得させる。

 見切り  戦闘中、敵のスキルを無効化

 連続 技%の確率で連続攻撃

 怒り HPが半分以下の時、必殺率+50%(漆黒の騎士の必殺無効を貫通する)

 勇将 HPが半分以下の時、力・技・速さが1.5倍

 キャンセル 攻撃命中時、技%の確率でその戦闘時の相手の攻撃行動を封じる

 待ち伏せ 常に先制攻撃を行う

 祈り 死亡するような攻撃を受けた場合に幸運%の確率で発動。そのダメージを『現在HPの半分のダメージ』へと差し替える。

 

・以下の支援効果を付与する。

 ミスト(水属性) S支援(4段階支援)

 攻撃力+2、守備力+2、回避+20

 

アイク「以上だ。命中率は面倒だから常に100%で仮定しておくぞ」

 

ミカヤ「え~っと……色々とツッコミたい所があるけど……」

 

アイク「これでも自重してるぞ。天空、月光、太陽、翼の守護を入れなかったし、支援効果も5回以内だ」

 

ミカヤ「天空くらいは入れても良かったんじゃ……いや、問題点はそこじゃないけど」

 

うp主注記

蒼炎ではS支援は無いけど一部の作品ではS支援=結婚だよ!

FEの一部の作品は近親恋愛上等って言われてるから仕方ないね!

 

なお、攻撃力と防御力が上がるっていう意味で今回の支援相手は水属性が最適でした。

エリンシア様やミカヤさんが水属性だったら迷わず選んでいたのですが、残念ながら天と闇なので除外。

 

アイク「そうだな。問題点はそこじゃない。実際に軽くシミュレートしてみたら見切りがあんまり要らなかったという点だ。

   見切りの代わりに傷薬1個で事足りた」

 

ミカヤ「そこでもないわよ!

   で、結果は?」

 

アイク「俺が死ぬ前に殴り倒せる確率の方が高いらしい」

 

ミカヤ「えぇぇぇ……?」

 

アイク「面倒だったから最初からHPを半分にして勇将と怒りを発動し、相手のターン中に殴られる所からスタートしてみたらしい。

   そしたら63%程度の確率で俺が勝つようだ」

 

ミカヤ「さっきまでは奇跡が起きてもゼロだったのに……

   スキルの力って凄いのね」

 

アイク「全くだな。習得にかなり大きな制限がかかってるからバランスブレイカーにはあんまりなっていないのが救いか」

 

ミカヤ「少しはなってるのね……」

 

アイク「解釈の仕方には個人差が出るけどな。

   さて、これで講義は終わりだ。次回は普通の講義だからまた頼むぞ」

 

ミカヤ「ええ。任せなさい」

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