FE蒼炎の軌跡 最強クリミア軍育成録   作:天星

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第十五章 辺境の獣

 FE恒例の砂漠マップを攻略するプレイ動画は~じま~るよ~

 

 いつもの(ストーリー解説)

 皇帝様から依頼された何ら後ろ暗い事の無い清廉な依頼をこなしたアイク君。そのまま流れで次の仕事を引き受けます。

 砂漠地方に潜む盗賊団の討伐だとか。

 

 盗賊というとアレですよね。戦場の民家を駆けまわって金目の物を根こそぎ奪い取って行ったり、

 人の砦や城に勝手に忍び込んでお宝を根こそぎ強奪したり。そんな連中の事ですね。

 全くもって許せませんね。そんな社会のゴミは根こそぎ駆逐してやりましょう。

 

 アイク君もそんな風に思った……訳では無く、前回と同じ理由(ヒマ+皇帝への貸し作り)で意気揚々と砂漠に攻め込みます。

 すると何か怪しげな人物に出くわしました。盗賊を始末しに来たと正直に告げると『俺たちは盗賊団なんかじゃない。元老院のイヌめ!』みたいな事を言われます。

 これはアレですね。『私は犯人じゃありません!』って言うのと同じですね。犯人は大体そう言うんですよ。

 

 

 では、いつものその2(システム的な解説)

 

 今回は砂漠マップです。全面が砂地なので普通の歩兵や騎兵は移動にかなりの制限を受けます。

 特に騎兵は酷い有様です。パラディンですら2マスしか動けないという。

 逆に盗賊や魔導士、僧侶はスルスル動けます。盗賊が動けるのは……まぁ、イメージ通りですね。

 魔導士や僧侶、要するに魔法系の人たちはその人が使役している精霊が気を利かして足元の砂を払ってくれるから普通に歩けるのだとか。なお、某サギ野郎の証言です。信用するかどうかは皆さんに任せます。

 ミストちゃんはクラスチェンジで僧侶から騎兵になりますが、そのせいで移動力が逆に減るという悲しい事になります。素の移動力は3も増えているのに。

 あと、飛行系のユニットは平然と動き回ります。まぁ、当然ですね。

 

 砂漠には埋もれた財宝が点在しています。特定のマスやその近くでユニットが待機すると拾えます。

 マップ上では一切ヒントは無いので攻略サイトを見ながら進めていきます。

 指定された場所に待機しても拾えなかったりする事が結構あるので、位置は多少ランダムなのかも。もしくは拾得自体が確率なのかも。

 盗賊補正はある気がします。確定拾得っぽいのが。それでも見つからない場合は周囲のマスを隅々まで探索してみましょう。

 

 ではメンバーの選定を。

 騎兵は全員クビで良いでしょう。ミストちゃんは……断固として入れておきます。だってミストちゃんだし。

 飛行系のコンビは入れておきます。何かと便利そうです。

 盗賊2名も入れておきましょう。緑風さんも余裕があれば経験値を稼がせます。今回の相手は全員ラグズなので化身していない隙を突けば安全に稼げます。

 獣牙族の2名のうち1名は絶対に入れましょう。ツイハークさんみたいにラグズで会話して説得するユニット……は居ないのですが、似たようなイベントが存在します。

 

 ではスタート。相手にも飛行系(鳥翼族のラグズ)が居るので緑風さんとかの弱い人が襲われないよう気を付けましょう。

 マニアックモードだと敵の大半が化身の石(使用回数1回)を持っています。本プレイでは片っ端から盗んだけど最終的には輸送隊を圧迫して売り払う羽目になったので別に盗まなくても大丈夫です。

 

 ラグズは上級職扱いなので経験値が多いですね。うっかり変なところでレベルアップしてしまわないように気を付けましょう。

 言い忘れてましたが今回の勝利条件は敵将の撃破です。しかし敵将は一切動かないのでうっかり殺してしまう心配はありません。安心して戦えますね。

 

 

 

 

 

 はい、大幅にカットしましたが残りは敵将だけです。倒す前に財宝を回収していきます。

 キャンセルの書に白の宝玉にブーツに……ここでしか手に入らない貴重品が目白押しです。

 そして砂漠の右上の方のあるマスに獣牙族で止まると……はい、出てきました。

 隠者の真似事をしていると自称するソードマスター、ソーンバルケさんです。

 ファンの方からは『砂漠に埋まってる人』『奥義の書引換券』『ソンケル先生』などという呼び名で親しまれています。

 ちなみにうp主は『ツイハークさんの下位互換の人』と呼んでいます。え、酷い? 妥当な評価です。

 あくまでも乱数調整を駆使して極まった育成をした場合の話ですが、彼の方がツイハークさんよりも明らかに弱いです。数章先に雑談の機会があるのでその時にミカヤさんが解説してくれるでしょう。

 

 ちなみに、獣牙族以外でこのマスに止まると彼の持っている剣だけをくれて去って行きます。

 ヴァーグカティという名のこの世に2つと無い名剣です。装備するのに剣熟練度を最大のSまで上げる必要があります。

 肝心の性能は……微妙です。純粋な威力は後の市販品である銀の剣にすら負けます。

 ただ、この剣は装備しているだけで守備が3も上昇します。市販品の完全下位互換という悲劇は避けられますね。

 あと、必殺が35もあります。『強い剣』として見ると少々物足りないですが、『強いキルソード』として見ると納得です。

 本作は敵が固めであり、槍兵が多い関係で剣が不遇だと言われています。必殺特化の剣は本作と少々相性が悪いですね。

 

 あと、セネリオ君でソンケル先生を発掘しようとするとちょっと変わった会話が見れます。

 その場合は先生は残念ながら仲間になってくれないのでリセット前提の時に行くと良いでしょう。

 

 しっかし、これをノーヒントで見つけられた人がどれだけ居るのでしょうか……

 一応、北東の方で怪しい人影を見たという話は聞けるのですが、特定のユニットで止まると仲間になるという事まで見抜けた人はそうそう居ないでしょう。

 先駆者の方には本当に感謝です。

 

 

 では、最後に敵将に止めを刺すとしましょう。はい、ザクっと。これでクリアです。

 ではでは。また次回。

 

 

 

 

 

 私の名はソーンバルケ。砂漠の片隅で隠者の真似事をしている。

 今日は珍しい客人がやってきた。ガリアの獣牙族だとか。

 

 ここベグニオン帝国では法律上はラグズへの差別は禁止されたが、未だに根強くラグズ差別は残っている。

 そんな中、わざわざ外国から、わざわざこんな辺鄙な場所まで足を踏み入れる者はまず居ない。100年に1度あれば良い方だろう。

 私は……いや、我々は前から興味があった。ガリアの住人達に。その理由は……そうだな、運命の導きがあらば語るとしよう。

 

 話を聞くとなにやら戦闘中らしい。それ故にのんびりと話している時間は無いそうだ。

 であれば仕方ない。私も手伝うとしよう。そうすれば早く話が聞けるだろう。

 

 彼らの指揮官である青髪の青年。私が見た事の無い独自の剣技を使っているようだ。

 面白い剣だ。だが、動きに迷いがある。修行半ばで師を失ったか。

 あの剣技、完成すればどこまで高みへと至るか。興味があるな。

 

 そしてもう1人、とても興味深い少女を見つけた。

 どういう訳か、戦闘用ではない杖を振り回して戦っている。にも拘わらず前線で他の兵と遜色無い働きを見せている。

 そして時折見せる技、あれは上位の重歩兵の中でもごく一握りが使いこなす『月光』と酷似している。

 明らかに体重の軽い彼女に向いた技では無さそうだが、それでも『1撃の威力を最大限高める』という技の目標は概ね達成しているようだ。

 酷く歪な武技だ。しかし、これが洗練され完全に整った時……一体どうなるのか。見ものだな。

 

 

 

 

 

 後日、改めて彼らに話しかける事にした。

 少女の方よりも青年の方が先に見つかったのでまずはそちらに。

 

「少し、良いだろうか?」

「あんたは……誰だ? いつの間に俺の団に居るんだ?」

「私は砂漠の戦より参加している。名はソーンバルケ。

 挨拶が遅れて申し訳ない」

「そうか……よく分からんが、手を貸してくれるなら有り難い。

 それで、俺に何か用か?」

「砂漠でお前の剣を見させてもらった。独自の技を操るようだが動きに迷いが……っ!?」

 

 突如、こちらに向かって猛烈な殺気が放たれるのを感じた。目の前の青年からではない。どこか別の場所から……

 

「隙ありぃぃっっっ! お兄ちゃん覚悟ぉぉお!!!!」

「なっ、ミスト!? ぐわっ!!」

「や、やった! ついにお兄ちゃんをギャフンと言わせる事ができた!!

 ありがとう! いつも応援してくれる妖精さん……じゃなくて女神さん!!」

 

 突如現れたのは例の少女。彼女の殺気だったようだ。

 しかしこの少女……青年の妹らしいが、彼の顔面に容赦なく月光を放ったな。

 中々に複雑な人間関係のようだ。

 

「やはりお前たちは面白い武技を使う。その技を発展させる手助けをさせてはくれまいか?」

「イテテ……どういう意味だ?」

「お前の剣、基礎は固まっているものの動きに迷いがある。私の教えを受ける事でより高みへと至る事ができるだろう。

 そしてそちらのお前……ミストと言ったか? 非常に斬新な技だ。斬新過ぎるが故に確実な成長を与えると言う事はできないが、その技の基礎固めの手伝いをするくらいは可能だろう」

「あんたは一体……」

「私の事を知ったとしてもやることに違いはあるまい。どうする? 全てはお前たちの選択次第だ」

「……分かった。それでこの剣を完成に近づける事ができるのなら、あんたに教えを乞おう」

「うん私も! まだまだ強くならなくちゃいけないから!

 妖精さんじゃなくて女神さんもあなたは悪い人じゃないって言ってる気がするし」

 

 妹の方の発言は少々理解に苦しむ。私は女神は嫌いなのだがな。

 まぁ、このくらいでなければ逆にあの歪な武技には至れないという事なのだろう。

 

「では、確か……アイクだったか。お前の方から行くとしよう。

 さぁ、剣を構えろ」

「ああ!」

「お兄ちゃん頑張ってね! お兄ちゃんを倒すのは私なんだから他の人に負けちゃダメだよ!」

「ああ!」

 

 ……やはり複雑な人間関係のようだ。

 だが、剣を教えるのにそんな事は関係がないか。

 さぁ、私に見せてくれ。その剣技の完成形を。







うp主が割と好きなイベントを元に最後の茶番を書いてみました。
アイク君がソンケル先生に教えを乞うのは原作でも存在するイベントです。断る事もできるけど。
先生が言う『アイク君の完成した技』とはほぼ間違いなく『天空』の事。
先生から連続攻撃の技法を学び、ティアマトさん辺りから『太陽』を覚え、そして漆黒の騎士から『月光』を盗み取って技を完成させたとか妄想するとエモいです。
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