アイク「ふぅ、今回も疲れた」
ミカヤ「お疲れ様。大変そうだったわね」
アイク「ああ。だが、緑風の育成が終わったからかなり楽になった」
ミカヤ「あの子、地味に大変なのよね……
今回の講義はあの子の持っているスキルについてよ。
はい、どんっと」
【スキル『大器晩成』】
ミカヤ「蒼炎の軌跡ではあの子……緑風ことサザの専用スキルね。
対応するスキルの書が無いから最初から覚えている事以外で習得できないスキルよ」
アイク「うp主が散々苦しめられてたらしいな。具体的にどういうスキルなんだ?」
ミカヤ「ザックリした説明はこんな感じよ」
・取得経験値が減る代わりに成長率が増える
アイク「良いスキルじゃないか。
成長率が上がるなら乱数調整もしやすくなるし、100%を超えるなら更に鍛えられるだろ?」
ミカヤ「スキル自体は極めて優秀と言っても良いでしょうね。
『乱数調整なんてしない普通のプレイ』かつ『自由に着脱可能、あるいは指定した人に習得可能』なら」
アイク「後の方のやつはまぁ無理として、前の方も気になるな。楽にはならないのか?」
ミカヤ「……大器晩成スキルのかなり詳細な説明はこんな感じよ」
・取得経験値が2/3になる
・成長時のパラメータ成長判定が以下の通りになる。
それぞれのパラメータの成長判定時に成長しないという判定がされた場合、1度ずつだけリトライを行う。
例:成長率70%の場合
70%の確率で普通に成功。
30%の確率で失敗するが、その後再び70%の確率で成功。
30%を2回連続で引いた場合、失敗。成長しない。
結果、成長率は91%となる。
ミカヤ「……以上」
アイク「なんだ、20%も上がるのか。良いスキルじゃないか」
ミカヤ「普通のプレイならね。
でもこれ、乱数調整してるのよ」
アイク「どういう事だ?」
ミカヤ「確かに、完全成長のパターンは増えるでしょうね。それも劇的に。
だけどね、都合の良い乱数配列は全てツールを使って検索しているのよ。
これは『都合の良い8個の乱数列を検索する』という機能がメインで、それ以外の機能はあんまり無いわ。
大器晩成スキル持ちの成長は最大で16個もの乱数を使う。そんな特別な検索をかける機能は一切無いわ!」
アイク「……ああ、そういう事か。結局成長率が上がる意味が無いと」
ミカヤ「意味がないどころか邪魔なのよ!!」
アイク「うわっ、急に大声出さないでくれ」
ミカヤ「ごめんなさい。ちょっと気が動転してたわ。
さっきも言ったようにうp主は乱数配列をツールを用いて検索しているわ。
で、カンストした能力値がある場合は『その部分の乱数はどうでもいい』っていう設定にして検索をかけてるのよ」
アイク「成長しない部分は成長判定に成功しても失敗してもどうでもいいと。
その分乱数の選定が楽になるな」
ミカヤ「ええ。成長率が全部50%とするなら1つにつき候補数が2倍に増えるわ。
だけど、大器晩成持ちの場合は違う。
どうでもいい所であってもしっかりと判定して、失敗したらリトライしやがるのよ!
そのせいで、乱数がズレるわ。うp主はその辺の仕様を誤認したせいで十数回の乱数調整が無と化したわ」
アイク「……苦労したんだな。うp主」
ミカヤ「結局、常に『全能力が成長する乱数』を検索するハメになったらしいわ。
サザの素の成長率がそれなりに高めだったからまだ楽だったけど、ボーレ先輩とかだったら発狂してたでしょうね」
アイク「……と言うか、そこまで苦労するなら外せば良かったんじゃないか? そんなデメリットしか無いスキル」
ミカヤ「それも考えたらしいわよ。けど、各ユニットの個性であるスキルを外すのは躊躇われたとか何とか。
たった1人の成長の際に我慢すれば良いだけだからとりあえず頑張ったらしいわ。
……まぁ、次にやる時があったら絶対外すとも言ってたけど」
アイク「その方が良いだろうな」
ミカヤ「そういう訳で、うp主は大器晩成の事を『史上最凶のクソスキル』と呼んでいたわ」
アイク「理不尽だな。スキル自体は強いはずなのに」
ミカヤ「あなたとかに付けられたら神スキルだったでしょうね。勿論、通常プレイならだけど」
アイク「ああそうだ、サザだと役に立たないのか?」
ミカヤ「あの子、クラスチェンジしないのよ。
だから成長回数も少ないし上限も味方ユニットの中では最低よ。
わざわざ苦労して成長させる意味が皆無なのよ」
アイク「……何で任〇堂はサザにこのスキルを付けたんだ?」
ミカヤ「……ネタ、としか言い様が無いわね」
アイク「…………」
ミカヤ「今日はこれでおしまい。それじゃ、また来週」