ミカヤ「今回はストーリーの補足回だったけど、講義も行っていくわ」
アイク「ファイアーエムブレムのタイトル回収回だったな」
ミカヤ「そういう訳で、今回のお題はコレね」
【
ミカヤ「ちなみに『ファイヤーエンブレム』ではないわ。
発音はそれでも良いけど筆記でこう表現するのはニワカね」
アイク「細かいな」
ミカヤ「他のFE作品だと『炎の紋章』は権力の証であり、特別な効果を持つ物である事が多いわね。
うp主はニワカだから他の作品にあんまり明るくないんだけど……蒼炎の軌跡や暁の女神、テリウスシリーズの炎の紋章ほどの危険物があるという話は聞いたことが無いそうよ」
アイク「……スマブラではチェーンソーみたいな炎の紋章を振り回して戦ってる奴に遭遇した事があるんだが」
ミカヤ「別の意味で危険物ね……いやアレはチェーンソーじゃなくてギザギザしてるだけの剣だけど」
アイク「炎の紋章にも色々あるんだな」
ミカヤ「他作品の事は置いておいて、テリウスにおけるものについて話しましょうか
ちなみに、作中で『炎の紋章』という呼び名を使っている人はごく僅かよ。
『エルランのメダリオン』あるいは単純に『メダリオン』という呼び名の方が一般的ね」
アイク「うちの母さんの形見のメダリオンだな」
ミカヤ「『膨大な負の気の塊』であり、『持ち主の負の気を増幅させ、暴走に至らせる』という効果があるわね。
厚手の布越しに触る分には全く問題ないみたいだけど、直接触ると危ない危険物ね」
アイク「……だったら厚手の布で袋を作った上で口を縫い付けてしまえばかなり安全になるんじゃないか?
どうして親父は触れるハメになったんだ。安全管理ができてなかったんじゃないのか?」
ミカヤ「身も蓋もない事を言うわね」
アイク「そんな危険物だって分かってるならもっとしっかりした安全対策は取れたはずだ。
少なくともむき出しの状態でミストに預けるというのは楽観的過ぎる。せめて袋くらい作ってやってほしかった」
ミカヤ「確かにそうかもしれないけど、そのせいで暴走した人はグレイルさんくらいしか居なかったから許してあげましょうよ」
アイク「よく考えたらアレってただの円盤だからポケットに穴があいてたら大惨事になりかねないぞ!
せめて首にかける紐くらいは用意してやれよ!」
ミカヤ「落ち着きなさいアイク。きっと……そう、アレよ。
ちゃんとした布はあの世界では高価なのよ。だからあえて古ぼけた青銅のメダリオンを見せつける事で盗賊とかの被害を防いでいるのよ!
そういう事にしておきましょう!」
アイク「……まぁ、仕方ないか」
ミカヤ「は、話を戻しましょう。
負の気を増幅させて暴走させるっていう特性上、極端に正の気に偏っている存在は触れても問題ないわ。
サギの民の皆さんとミストちゃん。あとあなたたちの母親のエルナさんも同じ体質だったみたいね」
アイク「そうなのか。
……ちなみに、あんたはどうなんだ?」
ミカヤ「私? そうね……実際に触ってみないとなんとも言えないけど、『大丈夫な可能性がある』くらいかしらね。
うp主自身も負の気についてちゃんとした知識を持っている訳じゃないし」
アイク「そうなのか?」
ミカヤ「ええ。負の気が多い人は性格が悪いなんて事も無いし、正の気に偏っている人は攻撃能力が無いっていう事も無い。
ティバーン様は『自分は負の気が強めらしい』って自己申告してたりするけど暴走する場面は無い。
結局負の気って何なの? っていう感じらしいわ」
アイク「……そんなんで良くこの講義を始めようと思ったな」
ミカヤ「あくまで分かってる範囲で語るってだけね。
物凄いガッツリやっちゃうと続編のネタバレにもなっちゃうし」
アイク「……妖精さんが出ている時点でもう気遣いは投げ捨てているものと思っていたが」
ミカヤ「そこは気にしないでおくわ。
さて、この炎の紋章には『膨大な負の気を纏う何か』が封印されている訳だけど、この封印を解く条件は2つあるの。
いずれかを満たせば封印が解かれて邪神が目覚めるわ」
アイク「2つ? いや、邪神の復活に条件なんてあるのか」
ミカヤ「そりゃあるわよ。無かったらすぐに目覚めちゃうじゃない」
アイク「そりゃそうか」
ミカヤ「まず1つ目は、膨大な量の負の気を集めて力技で目覚めさせる事」
アイク「ちょっと待て。アレ自体が膨大な負の気の塊なんじゃなかったか?」
ミカヤ「それとは別口で集めたらって話ね。
アレは大陸中の戦禍から撒き散らされる負の気を吸収する性質があるわ。
だから、とにかく戦争を起こしまくれば目覚めるわね」
アイク「危ないな。そしてメチャクチャ邪神らしい復活条件だな」
ミカヤ「ちなみに、大量の負の気を『一度に』集める事が条件よ。
累計じゃないからそこは安心ね」
アイク「そうか。俺が邪神復活に加担したんじゃないかと少し心配だったんだ」
ミカヤ「今回の戦争に関しては大丈夫よ。
大陸中を、永世中立国であるゴルドア王国まで巻き込むくらいの戦争じゃないと復活しないから」
アイク「分かった。それじゃあ2つ目の条件は?」
ミカヤ「こちらは正攻法で封印を解除する方法ね。
封印の鍵となっている『解放』の呪歌を歌う事よ」
アイク「呪歌……確かリュシオンとかが使うサギの民の固有技術だったな」
ミカヤ「ええ。『解放』に限らず呪歌を使うには3つの条件を満たす必要があるわ。
・正しい『歌詞』と『旋律』を知っている事。
・使用する呪歌を扱う『才能』がある事。
・歌を聞かせる『対象』が歌の届く範囲内にある事。
以上よ」
アイク「適切な術者が正しい歌を特定の物や相手に聞かせる必要がある訳だな」
ミカヤ「ええ。ちなみに、歌詞を知ってる人は現在は片手で数えられるくらいしか居ないわ」
アイク「2進数でカウントすれば31人近く居る事に……」
ミカヤ「5人未満よ! 多分そのくらいよ!
で、この呪歌を扱う才能があるのはこの世に1人だけね。
勿論、対象となるメダリオンもこの世に1個だけよ」
アイク「本当に少ないんだな。いやまぁ、不用意に目覚めないなら助かるんだが」
ミカヤ「……ええ、そうね。
さて、今日はこんな感じよ。
また来週」
アイク「ああ分かった。じゃあな。
……しっかし、何でわざわざ鍵なんて用意したんだ? 封印しっぱなしなら失伝させた方が良さそうなものだが。
……まぁ、考えていても仕方ないか」