アイク「天っ空っ!!」
ミカヤ「……私の新しい奥義開発の参考になるかと思って『天空』を訓練用のカカシ相手に見せてもらってる訳だけど……」
アイク「いやに説明口調だな」
ミカヤ「う~ん、やっぱり謎ね一体全体どういう理屈で体力の回復や守備の半減をしているのよ」
アイク「俺も半分くらいしか分かってないんだよな……」
ミカヤ「……ちょっと待ちなさい。半分は分かるの?」
アイク「ああ。多分」
ミカヤ「じゃあそれを説明しなさいよ!」
アイク「分かった。俺が理屈を理解できてるのは『月光』の方だ。
『天空』における2段目の攻撃は相手の守備の半分を無視する効果がある」
ミカヤ「そんな事は分かってるわ。一体どういうからくりなのよ」
アイク「結論から言うとだな、特に手の込んだ理屈は存在しない」
ミカヤ「……は?」
アイク「大抵の敵は攻撃を受けた直後に間髪入れずに攻撃を喰らう事なんて想定していない。
神速の2撃目は『結果的に』相手の防御が整ってないタイミングで打ち込まれる。
だから『月光』と同様の効果が得られるんだろう」
ミカヤ「……ちょっと待ちなさい。それだったら『連続』でも同じ効果が得られるんじゃないの?」
アイク「あれは『相手に反撃されないようにもう1撃入れる』っていうスキルだろう。
間合いの取り方とか、相手の呼吸の隙を突いた立ち回りとか、そういう要素を組み合わせて攻撃しているだけであり、防御の体勢が取れないわけじゃない」
ミカヤ「う~ん……まあ確かに、連続って『速い』っていうイメージは無いわね。
ちなみに『流星』は?」
アイク「あれは一撃の威力を犠牲にして攻撃回数を増やす奥義だろう?
結果的にダメージ半減と表現されているが、実際にはもっと威力が減っているはずだ」
ミカヤ「な、なるほど……」
アイク「あんたの場合は『陽光』を再現したいんだったよな?
だったら、速い方の意味の連続で攻撃を叩きこめば2撃目は同じような効果が得られるはずだ」
ミカヤ「目から鱗だったわ。う~ん、連続でねぇ……」
アイク「俺は魔導書については詳しくないんだが、やはり難しいのか?」
ミカヤ「難しいわ。難しくなかったらやってる人は今頃大勢居るわ。
例えるなら……そうね、弓で連続攻撃するようなものかしら。
剣とかなら最悪振れれば何とかなるでしょうけど、弓なら攻撃の前に絶対に『弓を引く』っていう動作が必要でしょう?
魔導書も似たようなものよ」
アイク「そうか……弓であれば2本番えてやれば……いや、狙いが恐ろしくブレる上に『片方がほぼ外れる同時攻撃』にしかならんか。
2張ほど持って同時に引いて別々に離せば……いや、そんなので正しく射れる訳も無いか」
ミカヤ「……アイク、それよ」
アイク「?」
ミカヤ「そうよ! 弓は射る際の型がある程度決まっているし両手を使う必要があるから仕方ないけど、魔導書は魔力を上手く流せさえすれば発動自体は何とかなるわ!
いや、言うほど簡単じゃないけど理論的に不可能ってわけでもない。
1つの魔導書で何とかしようとしてたのが間違いだったのね。理論上行ける。行けるはず!」
アイク「何だかよく分からんが……ヒントになったのなら良かった。
しかし、俺が説明できたのは『月光』の方だけだぞ? 『太陽』はまだ説明できてない」
ミカヤ「私が目指してるのは『太陽』じゃなくて『暁光』だから問題ないわ。
あんなの光魔法の発光力を強くした上で敵の目に突き刺せば良いだけだもの」
アイク「……それもそうか」
ミカヤ「あなたのおかげで活路が見いだせたわ。
ところで、『太陽』の方については説明できるの?
与えたダメージの分だけ自分が回復するとかいう謎の技だけど」
アイク「俺も確証は無いんだけどな。多分、『気のせい』なんじゃないかと思う」
ミカヤ「……え?」
アイク「太陽というのは元々騎兵の奥義だ。
騎手と馬の呼吸が完璧に合う事で発生させられる現象なんだと思う」
ミカヤ「……つまり、どういう事?」
アイク「完璧に呼吸が合ったっていう『喜び』みたいなのが体力回復に繋がっているんだと思う。
あるいは、決められた一連の動作……『ルーティーン』を成功させた事がコンディションにかなり良い影響を与えていると言った方が良いか?」
ミカヤ「……そんなので刀傷や落雷による火傷が治ったら苦労はしないでしょうに」
アイク「それを言ったらライブの杖を一振りするだけで回復するのもおかしいだろう。
アレに比べたら全然大したことは無い回復なんだし、精神力だけで似たような事ができても不思議ではないだろう」
ミカヤ「うーん……それこそそんな理由だったら他の奥義でも発生しそうなもんだけど」
アイク「そこが謎なんだよな。だから俺も『太陽』に関しては確証がある訳じゃない。あくまでもこうかもしれないってだけの話だ」
ミカヤ「……まあいいわ。私が目指す奥義には関係のない話だし。
それじゃ、特訓を始めるわ。手伝ってくれるわよね?」
アイク「ああ。勿論だ」
おまけ この空間の彼らのパラメータ+茶番パートのミストちゃんのパラメータ。
なお、この空間はデバックルーム的な空間なので任意のアイテムが無限に取り出せます。ブーツの使用だけは自重したけどそれ以外のドーピングアイテムやスキルの書は使いまくった状態です。
あと、『蒼炎の軌跡』と『暁の女神』のシステムが都合よく混ざった空間をイメージしてます。うp主的に良いとこ取りした感じの妄想パラメータになっております。
| クラス | Lv | HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 移動 | 体格 | 属性 | |
| アイク | 40 | 60 | 26 | 20 | 27 | 28 | 40 | 24 | 22 | 7 | 10 | 地 | |
| ミカヤ | 21 | 60 | 15 | 29 | 27 | 27 | 40 | 20 | 30 | 6 | 6 | 闇 | |
| ミスト | 40 | 57 | 20 | 26 | 24 | 26 | 40 | 20 | 29 | 7 | 6 | 水 |
| クラス | 固有スキル | 兵種スキル | 奥義スキル | 一般スキル | 武器レベル | |
| アイク | - | - | 天空 | 祈り | 剣S、斧A | |
| ミカヤ | 癒しの手 | 軽器装備 | - | 祈り、見切り、安定 | 光S、杖A | |
| ミスト | 蒼の杖撃 | - | 月光 | 祈り | 剣S、杖A |
| クラス | 所持品 | |
| アイク | ラグネル、エタルド、ハンマー、ナイトリング、特効薬 | |
| ミカヤ | セイニー、リザイア、バゼラード、リブロー、ナイトリング、特効薬 | |
| ミスト | 蒼炎の杖、リブロー、(炎の紋章) |
補足など
・アイク君
この空間のアイク将軍もといアイク君であれば堅苦しいロード服は脱いでいるはず。
ネタ的にも斧が使えた方が面白そうなので『暁の女神』仕様である
パラメータ自体は『蒼炎の軌跡』での実プレイと一緒。レベル以外は。
(なお、レベル表記は下級職からの合算表記にしてある。つまり『40』=『上級職20』)
システムに一応則っているパラメータなのでこの3人の中ではある意味一番まともだったりする。
・ミカヤさん
賢者のパラメータをベースに魔力、技、速さをマイナス1、魔防を+2した状態。
合計値だけで見れば普通の賢者に負けているので、選択装備の杖と軽器を両方持たせた上で杖の限界をBからAに引き上げてみた
(杖賢者の杖は本来はBまでしか上がらない。上級職でありながらBが限界になっているという唯一のケース)
なお、暁の女神の上級職ミカヤさんと比べるとチートと言えるほど強い。
比較した時の上記のパラメータはHP+20、魔力-1、技+5、速さ+3、守備+5
魔力がやや落ちているものの生存能力が飛躍的に上昇している。適当に突っ込むだけで無双できるだろう。これは暁の巫女様ですわ。
蒼炎の軌跡の上限パラメータは割と雑だという事がよく分かる。成長率的にそもそもここまで上がる事が想定されてないだけだと思うけど。
ネタでバゼラードを持たせてみたが、ラグネルと同等の威力があるダガーなのでそこらのアーマーの装甲を普通に抜ける。恐るべき魔導士キラーと化し、2回必殺を出せればミストちゃんも仕留める事が可能。
スキルがたくさん付いているが、見切りと安定は奥義を覚えた際には外す予定。キャパシティは25になるようにしてある。
なお、ちょっと前にアイク君にぶっ放していた『暁光』は一時的に外してある。
倒す敵がアイク君くらいしか居ないのでレベルは上級職1のまま。但し、ドーピングしてるから全く欠点になっていない。
・ミストちゃん
移動以外のパラメータ自体は実は実プレイと同じ。HPの成長が足りなくて最大値の60に届いてないのも同じ。
だが、それ以外が色々と魔改造されている。
馬に乗っていないので移動力-1。アイク君と同等。
奥義スキルは『太陽』ではなく『月光』。また、固有スキル『蒼の杖撃』を捏造。
蒼の杖撃
所持している杖を剣として使用可能。
武器の威力は一律ゼロとして扱われるが、命中率、必殺率は杖によって異なる。
所持品に『蒼炎の杖』を追加。また、今は盗まれている為無いが『炎の紋章』を装備できる。
蒼炎の杖
分類:杖 威力:0 命中:150 重量:2 耐久:∞ 必殺:50 射程:1
ライブの杖が返り血と戦場の負の気を吸収して変質した杖。
その杖は赤黒く染まり、本来の力を失った魔石は青白い炎のようなオーラを漂わせている。
威力そのものは貧弱だが、因果を歪めて敵対者に不幸を齎す。
(ミスト専用)
炎の紋章
この世界における戦乱の中核を成す炎の紋章。戦場に漂う負の気を吸収する。
その章における戦死者の数(敵味方、その他の軍含む)に応じて様々な恩恵を与える。
但し、その恩恵を受けられるのは紋章が宿す負の気と自身の気を調和させられる者のみである。
N人:成長率がN%増加する。但し、100%を超える事は無い。
10人以上:ターン開始時、HPが10回復する。
20人以上:必殺率が5%増加する。
30人以上:戦闘時、敵の地形効果を無効化する。また、女神の加護による守りを無効化できる。
40人以上:必殺率が更に5%増加する。また、通常の支援効果を与えている相手にも必殺率を5%増加させる。
50人以上:敵の攻撃を無効化する。但し、正の女神アスタルテの加護を受けた攻撃は無効化できない。
以上。こういう魔改造ネタを考えるのは本当に楽しい。
力のパラメータとかを直接いじれるなら簡単に強くなれるけど、それだとミストちゃんじゃないと思うので自重。
……え? もっと自重すべき所がある? 気のせいでしょう。
おまけのおまけ クラスチェンジによるクラス表
アイク君:
ミカヤさん:
ミストちゃん:
上級職だけじゃなくて暁仕様の最上級職まで一応考えたけど使う機会があるかは不明。
もしかしたら後で変更するかもしれないし。