FE蒼炎の軌跡 最強クリミア軍育成録   作:天星

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第二十八章 歪んだ魔塔

 ついに最強クリミア軍が完成するプレイ動画は~じま~るよ~

 

 いつもの(ストーリー解説)

 何やかんやあってイナ将軍が仲間になりました。騎士様を倒せていればナーシルも仲間になったのですが残念ながら居ません。

 (ナーシルが仲間になった場合、イナ将軍もストーリー上は仲間になるけど、自軍ユニットとして加入するのはどちらか1名のみです。残念)

 彼女はデイン軍の内情をある程度知っているのでその知識を有効活用させてもらいます。

 

 数章前にシレっと誘拐されていたリアーネ姫(リュシオン王子の妹)を助けに行きます。何かヤベー雰囲気の塔に囚われているそうです。

 元々クリミア領のハズなのに魔塔扱いされる建物とは一体……

 

 この塔は『なりぞこない』の薬を発明したマッドサイエンティストであるイズカの根城となっております。

 章が終わった後に分かる事ですが、地下には夥しい数のラグズの死体があったそうです。原型を留めていないような惨いものも。

 ……しつこいようですがここは旧クリミア領のはずなんですけどね。デインに占領されてからプレイ時間はせいぜい数日でも実際には1年以上は経っていると思うので決して矛盾という程ではないのですが、何か違和感があります。

 

 そもそも何で研究施設がこんな所にあったのかは謎です。普通はデイン国内にあるもんなんじゃないですかね? 旧クリミア領を占拠した直後だとごたついてるから研究施設なんてデリケートな代物を用意しておく余裕など無いでしょうし。

 一応、獣牙族の国であるガリア王国に近いので実験体が手に入りやすいというメリットが無くはないです。デイン国王である狂王アシュナードにとっても割と重要な研究でもありますし、最大限の警護を付けた上で最優先で移転したという可能性も十分にあります。そして短時間で夥しい量の死体を積み上げたと考えればイズカの狂気性が増すのでそういう表現もアリかもしれません。

 ただ、わざわざ移転するメリットがある程にガリアから獣牙族を拉致ってたらガリアの古老たちも防戦寄りの戦いではなく苛烈な反撃をしていたんじゃないかと思います。

 解釈次第ではどうとでもなるので決して矛盾ではないんですけどね。

 まあとにかく、こんな所に姫様を置いておくわけにもいかないのでサッサと救出しましょう。

 

 

 

 システム的な解説。

 今回はストーリー上の都合でエリンシア姫がお休みです。

 出撃制限がかけられるのは実に久しぶりですね。姫様は既にカンストしているはずなので大丈夫ですが、一応気を付けておきましょう。

 

 勝利条件は『制圧』です。但し、敵将は貴重な武器を持っているのでサッサと仕留めたいです。

 そこらへんのモブの中からレベルが高い人を見繕って制圧地点に押し込んでボスチクしてやりましょう。

 育成が必要なのは今回仲間になったイナ将軍と残り数名だけです。

 枠に余裕があるので自由に編成が組めますね。終章の前哨戦と思って思う存分暴れてやりましょう。

 

 本マップは多数のなりぞこないと、あとデイン兵達が襲ってくるマップです。

 ラグズソード等のラグズ特攻武器があればそれなりに便利ですが……まぁ、勿体ないので使いません。

 間接武器持ちが少ないので事故率はそこそこ低めです。しかし飛行系ユニット(鳥翼族のなりぞこない)も結構居るので気を付けておきましょう。

 

 敵将は遠距離武器の『サンダーストーム』に加えてこの世に1冊しか無い『レクスボルト』(ドロップ品)を持っています。

 死にゆく敵将にはどちらも勿体ないので俺のサンダーストームを返してもらった上で一撃で仕留めて俺のレクスボルトを頂きます。

 

 注意点がまとまった所でスタートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、ボスチク手前まで進みました。

 道中はせいぜい竜麟族のなりぞこないが無駄に硬かったくらいで山も谷も無く進みました。

 後はカンストさせるだけですね。前回より鍛える対象が少ないので作業量は少ないです。

 そこら辺を歩いていたスナイパーに協力していただいてサクッと終わらせましょう。

 

 

 

 これにて本プレイの目標である『終章までに鍛えまくる』というものが達成されました。

 後は終章を自由に遊ぶだけです。

 それでは、また次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の名はイズカ。天才科学者だ。

 心無き者は私の事をマッドサイエンティストだのイカれたハゲだのなんだのと言うが、所詮は凡人共のやっかみよ。屁とも思わんわ。

 

 む? 私の研究成果が知りたいのか? ふむ……凡人に理解できる内容とも思えぬが、まあ良かろう。

 私の研究の目標は究極生物を作り出す事だ。そこで目を付けたのがラグズ達だ。

 化身中の連中は我々ベオクと比べて遥かに強大な力を持っている。ただのベオクを素材にするよりはずっと容易に目標に近づけるであろう。

 

 さて、化身中のラグズは強力だが、ラグズという種族には欠点がある。半獣という呼び名が示すように獣で居られるのは半分だけ。常に化身している事はできないという事だ。

 化身していない状態のラグズであってもその肉体の強靭さは十分優れているが、武器を扱えない為戦闘力はほぼゼロ。かと言って武器を常備させると化身中の動きを阻害する。

 ではどうすれば良いか。ここで私の天才的な頭脳が天才的な閃きを紡ぎ出した。

 化身していない時が弱点となるのであれば、化身が解けないようにすれば良い……と。

 

 何? 無理だ、だと? これだから粗野な凡人は。

 初めから無理と決めつけていては何もできないではないか。

 

 その後、私の目標へ近づく為の薬の試作品が完成した。経緯? 凡人には説明した所で到底理解できまい。

 薬の説明の途中だったな。この薬をラグズに投与する事で常に興奮状態、緊張状態にさせる事が可能だ。そしてそれにより常に化身した姿となる。

 この黄金比を導き出すのは天才の私でも流石に苦労した。ある者は極限の興奮状態に陥り一瞬で絶命し、またある者は興奮状態のレベルが低かったのか化身せずに暴れ狂うだけに終わった。

 そのような様々な困難を乗り越えて現在の薬、常に化身状態を維持した上で味方に襲い掛からない程度には調教できるような状態を維持できるものが仕上がったという訳だ。

 

 しかし、この薬は未完成だ。この薬と、そして投与された実験体に『なりそこない』と名を付けたのは未完成である事を忘れぬようにするための私への戒めだ。

 確かに戦闘力は素晴らしい。しかし代償として短命になってしまう。

 私の目指す究極生物はたかだか寿命などに縛られるようなものではない。薬にはまだまだ改良が必要という事だな。

 ……しかし、常時化身というのは謂わば生命力を無理矢理引き出している状態。短命になるのを防ぐには根本的に生命力を強化する他あるまい。

 元々強靭な竜麟族であれば多少はカバーできるが、素材の強靭さのみに頼るというのも美しくは無い。

 何か別のアプローチを試みる必要があるのであろうか?

 

「イズカ様! 一大事です!!」

「む、何だ! この私の天才的な思考を邪魔する事がどういう事か分かっているのであろうな!?」

「国王様より預けられていたサギの民の姫君が失踪しました!!」

「な、何だと!? 何故それを早く言わぬ!!」

 

 デイン国王アシュナードは天才である私のパトロンである。

 私がいくら天才であっても研究費が虚空から湧いて出てくる訳ではない。天才的は発明にはそれ相応の費用が嵩むのだ。

 だというのにパトロンから不興を買うような事があれば、研究費が捻出できない。そればかりか相手はあの狂王だ。私の命は無い。

 

「あと、クリミア軍が攻めてきてます! 対応をお願いします!!」

「むむむむむ……」

 

 偶然……であるはずが無かろう。恐らくは既にサギの民の女はクリミア軍に奪われている。

 であれば……

 

「これは一大事ではないか! サギの民の姫はこの天才である私自らが探そうぞ!!

 クリミア軍はなりそこないを解き放って対応せい!」

「イズカ様……そんな事言って1人で逃げる気じゃ……」

「な、ななな何を言うか! そそそそんな訳が無かろう!!」

「ですよね! ちょっと言ってみただけです!」

 

 ふぅ、危ない危ない。この私の天才的な発想がバレる所であった。

 さぁ、サッサと逃げるとしよう。貴重な研究データは全て私の灰色の脳細胞の中に詰まっている。持ち出す必要があるのはこれだけだ。

 

 

 

 

 逃走中、振り返ると確かにクリミア軍が攻め込んできていたようだ。

 連中め、この天才である私が手塩にかけて育てたなりそこないどもを蹂躙しているようだな。

 一体どういう理屈であれだけの強さを……むむ?

 

「縦横縦縦縦横……よし、やれイナ!」

「何度見ても変な動きですね……ですが確かに強くなれた気がします。

 具体的には体力と力と魔力が上がり、技のキレやフットワークの軽さ、敵の物理攻撃や魔法攻撃の捌き方が向上。ついでに幸運も上がったような気がします」

 

 あの珍妙な動きは一体……

 む、アレはまさか、移動のフェイントをかける事で空気の揺らぎを読み取り、その些細な情報を分析する事で因果律を分析し、最高のコンディションになる瞬間を狙って自身を鍛える事で通常の成長の倍以上の効果を得ているというのか!?

 なんという……なんという事であろうか! あのような方法があったとは!

 天才である私も敗北を認めざるをえない。あの手法を編み出した者は私をも超える大天才に違いあるまい!

 ……いや、あの手法に巡り合えた事も私の才能だな!

 

 しかし、アレをなりそこない共に適用するのは困難だろう。アレは極めて繊細な観測と極めて繊細な鍛錬が必要となる。薬で理性を失った化け物であるなりそこないには土台無理な話だ。

 私の研究は根底から間違っていたというのか……

 ……仕方あるまい。思い切りの良さも私を天才たらしめる才能の1つであろう。

 また新たな実験を始めていくとしようか。

 

 

 

 ……その後、彼が『希代の天才指導者』として名を馳せるか、それとも『イカれたハゲの狂人』と呼ばれるか、それは神のみぞ知る事である。







 あの外道マッドサイエンティストを単純に救済する形にはしたくなかったので視聴者の皆さまの想像に委ねる形に。

 イズカはラグズの事を見下してはいるけど『半獣』という呼称と『ラグズ』という呼称はしっかりと使い分けている模様。
 学術的な用語として種族を呼ぶ場合には『ラグズ』、獣と見下す時は『半獣』という感じで。

 イズカの最終目標はうp主の適当な捏造です。『なりそこない』と名付けたのはイズカというのも捏造です。
 このマッドサイエンティストの内面を描写するような話は原作にはほぼ無いのでこういう説もあるかも……程度の話です。
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