とある海軍の火山活動   作:ネシエル

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4、あなたの返事を待っている

御坂美琴は御坂美鈴と一緒に公園で

遊んでいた。

 

美琴はブランコに乗って、

美鈴をそれを押して楽しく遊んでいる。

 

その姿はまさしく、

幸せな家族の姿そのものだ。

 

遊び終わった、美琴はすぐに

滑り台向かった瞬間に魔の手が迫ってくる。

 

「ま、ママああああ」

 

「美琴!!!」

 

突如として黒い袋で顔を隠す不審者が

美琴を持ち上げ、白昼堂々と誘拐を行ったのである。

 

急いで、美琴を取り返しに行く美鈴。

 

「邪魔だ。」

 

バンという音とともに美鈴は倒れた。

 

美鈴が倒れた瞬間に足から血が出てきた。

 

どうやら、拳銃に打たれたらしい。

日本では銃刀法違反に当たるが

犯罪者は犯罪者だ。

 

ルール何て知らない。

 

足から激痛が走り、

立つこともままならない状態にあるのに、

美鈴はそんなことは気にしないで

立とうとするが、そんな努力もむなしく美琴は

黒ずくめの男たちの車に連れ去られた。

 

 

バンという音を聞いたのは心陽だった。

心陽は知っている。

 

銃だ、しかも、近い。

ここから、そこまで遠くない。

 

見聞色の覇気を使って

距離を測り場所は分かった公園だ。

 

美琴と美鈴が遊びに行った場所だった。

 

それを理解すると心陽は居ても立っても居られない

状態になり、急いて飛び出した。

 

 

公園に着くと大勢の人がいた。

人が退くとそこにいるのは

足から大量な出血をした美鈴がいた。

 

「母さん、どうした。

一体何があった。」

 

「心陽、美琴が誰かに誘拐されたの。

相手は黒い袋で顔を隠し、拳銃も持っていたの

そのまま、美琴を車に連れ込みどこかへ連れ去られたの。

お願い、心陽、警察を呼んで美琴をたすけて」

 

「母さん!!!」

 

美鈴は話している途中に気絶したであろう。

これだけの出血だ、このまま、死ぬ可能性がある。

 

心陽は急いで美鈴の応急手当をした。

 

誘拐事件。

 

大体の誘拐事件は身代金を目的に

やっていることが多く。

 

心陽も前世で身代金目的で王族の誘拐事件が発生した。

 

だか、ここは日本で大海賊時代のあの世界ではない。

 

もしかしたら、身代金目的ではないかもしれない。

 

 

 

美鈴の応急処置を完了し、

救急車がやってきた。

 

応急手当を終わった心陽は手持ちの携帯電話を使って

救急車を呼んだのだ。

 

警察も同時に呼び出したが事情聴取を終わるのに

1時間かかるので心陽はどさくさに紛れて脱出した。

 

 

 

脱出した心陽は美琴を探すために

マグマグの実の能力を使った。

 

原作のサカズキも使っていない技である。

 

心陽は原作のサカズキよりも強くなるために

自分の技の数を増やした。

 

その中に一つ

 

火礫蟲 (かれきちゅう)

人面と人間の手足を生やす蝉のような巨大な虫を生み出し、

触れると大音量の奇声を発し、相手が怯んだところで大爆発を起こす。

 

火礫蟲 (かれきちゅう)は心陽と視覚情報と聴覚を共有しているため

探索にも使える技だ。

 

見聞色の覇気と一緒に使えば莫大な範囲を探索できる。

 

 

合計、1000匹の火礫蟲 (かれきちゅう)を生み出し、

この街に解き放った。

 

これで、わかるはずだ。

美琴の場所を彼らに任せよう。

 

 

自分は自身が感じる視線の正体を潰す。

 

 

 

 

御坂美琴は誘拐された。

 

口と目はガムテープで封じ、

手も足も同様に縛られた

 

『ママ、お姉ちゃん。

怖いよ、おうちに帰りたいよ。』

 

 

美琴は暗闇の中で聞こえる

男たちの話も無視してただ願うだけ

家に帰ってただいまを言いたい。

 

家に帰れなかったら姉に対してただいまも言えなくなる。

例え、何も返事がなくても。

 

何度も言ってやる。

いつかきっと返事が返ってくると信じている。

 

 

 

ここは、神奈川県のとある山奥にある倉庫

 

誘拐犯は今、口論になっている。

人数は六人、その中の三人が二人を責めた。

 

なぜなら、誘拐犯が本当に誘拐したかったのは

御坂美琴ではなく、御坂心陽だったのだ。

 

つまり、御坂美琴を誘拐したのはただの勘違いだった。

 

誘拐犯が間違いに気が付いたのは簡単だったのだ。

 

 

誘拐犯は御坂心陽を誘拐するために

ドローンを使って公園を撮影したのだ。

 

誘拐犯に対するセキュリティが強化されるように

誘拐犯も最新の機械で誘拐をする。

 

いつも、公園で遊んでいるという情報があるので

ドローンを仕掛けて心陽を待つ誘拐犯たちであったが、

実際に来たのは美琴である。

 

母親が来たのは保護者として

当然と思ったから特に気にしないで作戦を実行したのだ。

 

しかし、動画で撮影された少女とは

印象もかけ離れているので、

ドローンを見返したらそこには心陽がいたのだ。

 

そこで、間違いを犯した責任をお互いに押し付けたのだ。

御坂美鈴を拳銃で撃った二人はドローンでよく指示を出していなかった。

三人に責任を押しつけたが、指示を任された三人はドローンでよく見えなかったから

一番によく見える実行犯に責任を押しつけた。

 

口論は一切終わる気配はなく、

痺れを切らした、最初に間違いに気づいた誘拐犯のリーダー格である。

 

この仕事の20年のベテランの

小林一郎が全員に話しかけた。

 

 

「今は責任を押しつけあっている場合じゃねえぞ。

俺たちはどうやってこいつを誘拐するかでしょうが。」

 

「頭、でもガキは警察に保護されているはずだよ。

どうやって、捕まえるのよ。」

 

「簡単な話だ。

こいつを利用するんだ。

こいつを売っても大した金にならない。

せいぜい、実験動物になるしかねえだろう。」

 

男は美琴の頭をやさしくなでる。

それは、愛情のこもった手ではなく

商品の品質を確かめる手だった。

 

「こいつよりも姉のほうを誘拐したほうがいい。

あいつはたぶん原石さ。」

 

原石。

 

学園都市のような人工的な手段に依らず、

超能力を発現させた天然の異能者。

偶発的に周囲の環境が『開発』

と同じ効果をもたらした場合に発生するとされる。

 

学園都市の開発によって作られる

異能者を人工ダイヤモンドとするならば、

こちらは天然のダイヤモンドにあたる存在であり

人工的なスタンガンと天然の雷とも比喩される。

 

学園都市が能力開発関係の技術を独占しているため、

原石の才能をサンプルに異能者の開発を進めようと

する者は後を絶たない。

 

故に、原石の価値は高く

研究機関などに売れば

莫大な金を得られる。

 

ことの発端は心陽がとった動画だ。

 

男の子たちの暴力を振るった証拠として

先生に見せたのだが、動画には致命的なミスがあった。

 

心陽が子供たちの攻撃を先が分かったように軽々とよけ続けたのだ。

 

身体能力に優れているという話で終わるはずだけど

完全な死角からの攻撃からも対応して避けているため。

 

これを見た

保育園の先生は勝手にSNSなどに投稿したのだ。

 

それを見た、誘拐犯たちは

心陽のことを世にも珍しい原石と呼ばれる能力者として

勘違いしたのだ。

 

 

 

「こんにちはお嬢さん。

お兄さんのお願いを聞いてくれる?」

 

小林一郎は御坂美琴の目と口のガムテープを外した。

 

そのまま、美琴に優しい口調で話した。

その中には何の優しさのかけらもないことも

美琴は理解した。

 

「お兄さんたちは君のお姉ちゃんに用があるけど

間違えて君を連れてきたのだ。

でも、このまま返すのはできないけど

お兄さんのいうことを聞いてくれたら君を解放してあげる。」

 

そのまま、男のポケットから一つの携帯電話を出した。

そして、紙を取り出し何かを書いた。

 

見覚えがある。

お姉ちゃん、心陽の電話番号だ。

 

「電話でお姉ちゃんを

ここに呼んでくれる。

電話番号を知らないとは言わせないよ。

だって、ここに書いておるのだから。」

 

心陽を呼び出すことで

美琴が助けられる。

 

つまり、心陽をだまして

美琴は自分だけ助かることを意味している。

 

「いいでしょう。

お姉ちゃんを呼べば君は助かる。

聞けば君たち姉妹は仲が良くはないではないか。

いいかい、大嫌いなお姉ちゃんを見捨てれば

君は助かる。」

 

男は美琴の耳のもとに行きこう話した。

 

 

「これも、君のお姉ちゃんを狙うために

やったことだ。君は巻き込まれた。

この機に大嫌いなお姉ちゃんを俺たちに渡し、

幸せに生きたいでしょ。

これは、ギブアンドテイクだ。

呼べよ、早く、呼べ。」

 

 

心陽は美琴に冷たい

挨拶しても、返事は帰ってこないし。

 

遊びたいと言っても一回も遊んでくれない。

 

お姉ちゃんぽくもないし、

はっきり言ってお姉ちゃんとしてどうなんだろうと思ったのは

一回きりではなかった。

 

でも、それでも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




評価もよろしくお願いします。
そうすれば、創作意欲も出てくると思います。

それでは、とある海軍の火山活動をお楽しみください。


次回の更新は5月4日です。

リメイクを希望しますか。皆さんの意見をお願いします(正直に言って書き直したいと思っております)

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