とある海軍の火山活動   作:ネシエル

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6、本当に家族を想うちょるんなら “生き恥”をさらすな……!!!

「どうしたのだ、このガキは。

果物なぞ、食いやがって。」

 

 

「きっと、死ぬときに

最後はおいしいものを食って

死にたいからに決まっていますよ。」

 

「そうか、ははは、

もうこの街に用はない、

すぐに、船を用意して出港しよう。

いざ、偉大なる航路へ金銀財宝が俺を待っているぜ。」

 

ははは、と笑っている

はな船長たちはこの後、消し灰になるのにも

関わらず呑気に笑っている。

 

自分たちが殺している

少年はまだ、息があるというのに。

 

少年は立ち上がる。

頭に拳銃の球を打ち込まれているはずなのに

何事もなかったかのように立ち上がった。

 

それに、気づいた海賊たちは驚いた。

 

「おい、イソプ。

どうして、こいつ、生きているのだ。」

 

「わ、わかりません。はな船長。」

 

「ええい、もういい、もう一度、

球を打ち込めばいいだろう。」

 

再度、発砲した。

だけど、効果ない。

 

球は少年に直撃したのにもかかわらず、

何も効かなかった。

 

違う、効かないのではなく

すり抜けている。

 

球は少年を貫いたにも関わらず、

傷口は赤いマグマのような液体で覆い

服と一緒に再生した。

 

少年はこっちに向いた。

体をこの惨劇を生み出した海賊に向かせる。

 

「ひい。」

 

間抜けな声を出しながら。

 

男たちは少年を見た。

 

「おい、どうしたのだ。

海賊、さっきまでのテンションはどうした。」

 

「こ、この化け物め。」

 

何回も何回も発砲したが

少年の体を貫通するがすぐに修復される。

 

その後、カチカチと銃からは球を発射しなくなった。

 

「くそ、弾切れが。」

 

「おい、終わったが、

くそ野郎。」

 

腕は赤くなり、

そのまま、はな船長の右腕に振り下ろす。

すると、はな船長の腕は豆腐みたいにスパッと

切り落とされた。

 

「腕が腕が。」

 

「はっはっはっ、

楽しいな、楽しいよ。

お前たちのような、屑どもをこの手で

殺すことができるからな。」

 

サカズキが食べたのは海の悪魔と

呼ばれる食べたら能力を得られる

特殊な果実、悪魔の実。

 

その中で最強種とされるのが

自然(ロギア)系悪魔の実のマグマグの実。

 

体中をマグマに変えたり

拳型の火山弾を放つことができ、

その威力は鉄や岩盤を瞬時に溶かし、

巨大な氷山すらたちまち

蒸発させてしまうほど火力を持っている。

 

この能力により岩盤を溶かし、地中を移動することができるため非常に機動力が優れている

 

 

また、肉体を遥かに凌駕するほどの量の

マグマを生成することが可能で、

溶岩の雨を降らせることも可能な、

まさに自然災害級の火力を有するが

今のサカズキはそれができない。

 

マグマを生み出すには莫大な体力が必要であり、

今のサガズキでは

マグマを一滴すら、生み出せない。

 

サボが最近、能力者になったにも関わらず、

火をあれだけ生み出せるのは最初から高い実力を持っているから。

 

しかし、今のサカズキは超人的身体能力も

異常なタフさも、何日も戦い続ける異常な体力

も持っていない。

 

体積を増やして、火山弾を撃つところが、

腕をマグマ化にするだけで精いっぱい、

だが、これだけでいい。

 

いま、こいつらを殺すのに

これだけで十分だ。

 

「や、やめろ、やめてくれ。」

 

「やめてくれだと、

さっきまであれだけのことをやって

今度は自分の番になると

命乞いか、ふざけるな!

てめえに生きる資格はねえ。」

 

再び、腕を振るって、

反対側の腕を切断した。

 

「熱い熱い。」

 

「楽には、死なせないよ。

お前には死よりつらいものをしてあげるのだから。」

 

「ひい。俺を助けろ。

イソプ。」

 

腰を抜けて、

動けないはな船長。

 

危機的状況で配下のイソプに

助けを呼んだか。

 

「いやあああ、助けて。」

 

イソプと呼ばれる奴の配下は

まるで、ネズミのように逃げていた。

 

その姿は家族を見捨てた男とよく似ている。

はな船長も信じられたものに裏切られたのだ

 

まあ、全く同情できないが。

 

「逃すと、思うのか。」

 

サカズキは家族の仇の一人を逃すはずもなく、

そのまま、追う。

 

今まで鍛えたお陰で、

並みの大人と同じ身体能力を持っていたサカズキは

自身の足の速さと背中をマグマ化し

爆破することで加速しイソプに追いついた。

 

そのまま、手刀でイソプの心臓を刺した。

灼熱のマグマはイソプの心臓を燃やし尽くし、

絶命した。

 

 

階段で倒れたイソプの死体を確認した後、

階段を降り、はな船長の両足の膝部分を切った。

 

「ぎゃああ、お願いします。

許してください。金もある。

それで勘弁してください。」

 

「無理じゃ。」

 

「そこをなんとか。」

 

「無理じゃ。」

 

「なんでしますから。

許してください。」

 

「無理じゃ。」

 

そのまま、膝部分から少しずつ切り落とした。

 

 

 

その後、海軍がこの村にきて、

凄惨の場面を見た。

 

そのには、村人も海賊もみんな死んでいた。

 

死因は様々だ。

 

まずは、村人は銃や剣で殺されたのに対し、

海賊たちは顔や体も何者かに切り落とされたが、

しかし、傷跡は焼け焦げていた。

 

とある一軒家では、

地下に見るに堪えない死体がいた。

 

身元を確認するとこの街を襲撃した海賊団の船長。

通称、股間のはな船長。

 

奴は残忍で無慈悲。

特に若い女を少しずつ拳銃で致命傷を外し、

苦しませてから殺すことに快楽を感じる凶悪犯罪者。

 

まさしく、外道にふさわしい海賊だ。

 

死んでも誰も同情しないが、

その死体を見た海兵は思わず、

同情された。

 

 

はな船長は身体を20等分に切断されたのである。

死体には恐怖に歪んだ表情から、生きたまま切断されたと思われる。

 

ここまで、やる人物はどこにいるだろうか。

 

海兵たちはここをくまなく探すことになった。

 

 

 

 

 

 

男は逃げる。

無様にも走り続ける。

 

後ろから全身をマグマに変える悪魔に追われる。

 

男の名前はソウマ。

 

特に何にも特徴がない中年男性。

 

自身の命のために妻と息子を海賊に売り渡し、

自分だけが生き残ることを望んだ男。

 

しかし、その決断は最悪の事態になってしまった。

 

 

「うわ」

 

男は足元が滑り、

足にけがを負った。

 

それでも、逃げなければならない。

 

と思い、後ろを向き、

敵との距離を測ろうとするが。

そこには誰もいなかった。

 

振り切ったのかとソウマは

思ったがそれは、後ろの視線を感じ取り

振り向くとそのには、自分の息子がいた。

 

「サカズキ。」

 

「なんだ、屑。

もう、走れなくなったのか。」

 

男は目の前にいる少年は

自分の息子なのかと思った。

 

元気で無邪気な様子はもうどこにもいない。

 

今の姿は無慈悲の殺戮者そのものだ。

それを、変えてしまったのは自身のせいなのにも

気づかず。

 

ソウマは息子に頭を下げて謝罪する。

 

「サカズキ。すまない。

ホントに済まない。

あの時は気が動転し、話してしまったのだ。

しかし、あの時はお前たちは捕虜になるだけで

殺されてしまうなんで、思わなかったのだ。

海賊にお前たちを話しておくことで、

捕虜になる間、助けを呼ぼうとしたのだ。

決して、君たちを見捨てようと思っていないのだ。」

 

ソウマは謝罪を言い渡し、

その後、沈黙は3秒を与えたのだ。

 

「言いたいことはそれだけなのか。」

 

「え?」

 

「貴様が助けようとしようか、

見捨てようとしたのかは、私には関係ない。

一つ言えることは貴様が地下室のことを言い

母さんは殺されたのだ。

最後まで貴様の名前を言いながら、

死んでいったのだ。

それが、どれだけ貴様を愛したのかは

私は知らない、だか、わしは許さん。

その気持ちを踏みにじり、

逃げようとしたお前を絶対に許さん。」

 

口調は完全にサカズキになった。

過去の自分と区別し、

無慈悲の殺戮者になる。

 

腕を赤化し、灼熱の刃に変える。

 

「サカズキ・・・」

 

「本当に家族を想うちょるんなら “生き恥”をさらすな……!!!」

 

「ぎゃああ。」

 

灼熱の刃は男の首を断ち、

男の生涯は閉じた。

 

 

 

サカズキは考えた。

 

自身はこの島を襲った海賊を殺したにも関わらず

服には何の返り血を浴びなかった。

 

灼熱の刃は対象の傷跡も焼け焦がし、

絶命する。

 

球も剣も決して効かず、

首を刎ねられようが蜂の巣にされようがすぐに元通りになる。

 

最初は銃などに効かないにもかかわらずいちいち反応するが

すぐに、慣れたため今は拳銃など怖くなくなった。

 

サカズキはすべての海賊を殲滅し、

この海を見る。

 

いつか、この先にはまだ、見る世界はあるだろう。

 

面白い冒険も見たこともない景色もあるだろう。

 

しかし、この世界は醜いものが沢山ある。

 

漫画にある、海賊の悲劇は至る所にある。

それを無くしたい。

 

ただ殺すだけではだめだ。

 

海賊を滅ぼすのではなく

海賊を誕生させないようにしよう。

 

海軍に入隊し、

大将になっていろいろやろう。

 

まずは、海賊を誕生させにくい

世界にすればきっと何かはよくなる、

それでも、出てくるのなら

それら、殲滅しよう。

 

滅ぼそう。

全ては絶対的正義のために。




評価もよろしくお願いします。
そうすれば、創作意欲も出てくると思います。

これからも、
とある海軍の火山活動をお楽しみください。

リメイクを希望しますか。皆さんの意見をお願いします(正直に言って書き直したいと思っております)

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