本にする妖怪   作:覚め

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私、この後の展開が気になります!
って人が小数点以下いるので投稿します。
0.1人とかもう胎児じゃね?


第11話

 

命蓮寺

 

「よう、そこの道行く兄ちゃん姉ちゃん。」

 

「随分と荒いの拾ってきたなぁ。」

 

「うーむ…どこかで…見たような…?」

 

「嘘つけ、俺は平安時代だぞ。テメェは生きて江戸だろうが。全く」

 

「お、そんなに若く見えるかの?一応神子とは同期なんじゃが。」

 

「…すまん、許して。」

 

「良い良い、良いのじゃよ。」

 

「ねえねえ」コソコソ

 

「ん?」

 

「マミゾウって何歳なの?」

 

これ、答えて良いのか?不味いな、あいつから何言われるかわかったもんじゃないぞ。こう、スープレックス的なアレで尻尾ごと空へさよならだ。俺尻尾ないけど。いや、ここは思い切って言うべきか。こいつは恐らく水の霊だろ。多分。雰囲気的に。じゃあ良いだろ。

 

「えーっとな…2000年の時点で1400くらい。俺はその時で1200くらい。とんだご長寿ですよ…」

 

「ええ!?え、ええ!?うっそマミゾウっておばさんじゃなくてお婆ちゃんでもなくて曽お婆ちゃんってレベルじゃなくない!?」

 

「ちょっと待てお主何吹き込んだ?村紗に何を吹き込んだのじゃ?言ってみろ。ほれ、言ってみんさい。」

 

「許してくださいよ先輩、可愛い子のお願いに弱いのは男全体の共通なんですよほんと。」

 

「このままお前の姿に化けて町中裸で歩いてやろうか?」

 

「慧音先生に埋められて終わりだよ。」

 

「…まあ、その、なんだ。人との関わりは…な。」

 

「お、男じゃん!」

 

「うわ、貧乏神じゃん。」

 

「それは姉さんの方!私は姉さんよりマシなんだから!それに、一目で財布の紐硬そうな奴くらい分かるわよ。」

 

「財布なんて持ってねえぞ」

 

「持て。」

 

最近の子ってこんなのが良いのか?顔が良ければ良いのか??す、助平だ…皆助平だ…!!なんだ、もしかしてこの水の霊ももしかして外見は澄ましてるけど本当は助平なのか…!?し、信じられん…!!

 

「人里皆んな顔が良いのか…?」

 

「あんたもその顔なら声の一つや二つ掛けられたことあるんじゃなーい?」

 

「いやー俺はもう寺子屋にずっといるからな。下手したらお父さんが教師だぞ。」

 

「それは怖いなやめとこう。うんやめとこう。」

 

「全く、配慮したまえよ。ムカつくクソ亡霊でもあるまい。」

 

「亡霊?」

 

「なんでもないよ。さあ俺はここから逃げたいんだが」ガシッ

 

「…見たところ鍛えてはいないように感じたのですが、見た目によらずまあまあと言ったところ…一年後には腹筋を割らせてあげますよ。」

 

「ひぃっ!」バギッ

 

「いだっ!?」

 

「あ、すまん。またお前か。」

 

「またお前ってなんですか!!なんで私なんですか!!もぉぉおぉぉぉぉ!!!!」

 

「やっぱ牛じゃねーか」

 

「牛じゃないです!!!!!!!!!!!!」

 

そこから月日は流れない。俺の能力を使えば一年後に意識を飛ばすこともできるが、そうするとそれまでの間何してたのかすんごい気になるし、一回やったことがあるがその時は場所を移動してなかったし。意識飛んでるから当たり前だけどね。

 

「つーか聖さん。俺の本返してください。」

 

「ダメです。これはお経のために使います。」

 

「待ってそれはダメだってねえ」

 

「なぜですか?貴方の瞬間移動の基では…」

 

「それ俺の体だから。人生計画表だから。やめなさい、返しなさいよ。」

 

「では破るとどうなるのですか?」ビリッ

 

「おまっ」

 

「…聖、もしかしたら記憶が消し飛ぶんじゃないですか?」

 

「あら大変。テープでくっ付けたら直りますかね?」

 

「直るわけないでしょ。何言ってるんですか。」

 

「…」

 

数分後

 

「あ…」

 

「おや、お目覚めになりましたか。ここは命蓮寺と言い、ここに貴方は上白沢慧音という方に入れられました。」

 

「もしかしなくてもてめえ紙破いたな?」

 

「そうですね。破りましたが、何か?」

 

「あーもう怖い。」

 

何この人。俺の体ちぎっておいて『何が?』って。何この人。なんなのよこの人。変な人。バカ、牛、馬、上白沢慧音に言い付けてやる。もうやだ〜!って駆け込んでやる。上白沢慧音の本に『干酢都を甘えさせる』って書いて甘えてやる。覚悟しろ上白沢慧音。

 

「…もうやだ帰りたい。」

 

「まあまあ。ちなみに服は既に着替えさせましたので、仏教の」

 

「おらっ!」ドンッ

 

「ぉうっ?」

 

「逃げろ!」タッタッタッ

 

「まーた同じ展開だよご主人。」

 

「まあ、記憶がないので仕方ありませんが。」

 

数時間後

 

「なんでだよ!」

 

「もう一回紙ちぎりますよ。」

 

「しかし、今回は随分と苦労しましたね。」

 

「身体は覚えている、と言う奴なんだろうね。聖に対して攻撃的すぎる。一番初めに聖が一番やばいって学習したんじゃないか?」

 

「そ、それはなんとも…」

 

「何故私がやばい奴認定されるのですか…?」

 

「うおびっくりした」

 

「心臓に悪いな本当…力が全ての時代を歩いてきたからじゃないか?」

 

「平安ってそんな物騒でしたっけ?」

 

「知らないよ。まあ、マミゾウが言うには城を持ってたらしいけどね。」

 

「お城を!?」

 

…俺の後ろで俺の過去の話をするのはやめろ。後マミゾウって誰だマミゾウって。魔魅のことか?ならそいつとは避けて行かなきゃな。あいつ何言い出すかわからねえし。全く、これなら風見幽香に突撃して撃沈してた方が良かったよ。

 

「つーか城の話はやめろ、恥ずかしい。」

 

「立派なことではありませんか。」

 

「立派じゃない!思い返すだけで鳥肌が立つ。人間が俺自慢の城ぶっ壊しながら迫ってくるのが出てくるし」

 

「自慢の城じゃないですか。」

 

「そのあと俺を殺した奴の領主?って奴が自分勝手に改造して恥ずかしいんだよ察せ。」

 

「…」

 

「星、そればかりは分かってあげるしかありません。」

 

 

 




大嶽丸は城を持ってたそうです。
徹底的にいじります。
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