そう思ってやろうとしてたんですけど、前回命蓮寺にいましたね。
命蓮寺
「全くよう、お経とかなんて無理なんだぞ。」
「煩悩を払えば良いのです」
「煩悩なんてない200%純粋な心だぞ。失礼だろ。」
「嘘をつかないでください。」
「嘘じゃねえって。本当だって。ここで俺の心を見せれないのが残念なくらいに本当だって。」
「八雲紫から時折貴方のことを聞きますよ。」
紫が俺のことを噂するのか。まあ考えて見れば俺は本さえ有ればほぼ無敵な奴だから?チートとか、なんとか呼ばれてんだろ。それに俺あいつより歳上だし。前回1200歳とか言ってたけど、本見たら全然1200年じゃなかったし。紀元前だったし。
「式神の尻尾に顔を埋める癖に私の体には顔を埋めないとよく愚痴っておりました。」
「ちょっと待って。八雲紫呼んでくる」
「呼べるのですか?」
「まぁね。こう、空間と空間を掴んで、引き剥がせば!」バリッ
「…お見事。」パチパチ
「無理やりスキマ空間に入れる。こうして紫を呼ぶんだ。」
「何かしら?」
「お前よくも俺をクソみたいな感じに言いふらしたな。お陰で俺は小児性愛者だぞ!そりゃな、尻尾に顔は埋めたさ。でも良いだろ別に!あいつの式だって今頃やってるよ!」
「…やってませんよ。変態。」
…変態呼ばわりして帰って行ったぞあいつ。おい。俺どうなんだよこれ。何?泣いて詫びれば良いの?スキマも閉じたし。現実逃避に本を開こう。うん。本が出てこない。破かれた後本ってどこいったんだ?ちょっと聞いてみますかね。あれ、いないですね。…は?
「な、なんだかよくわからんが逃げろ!」
妖怪の山
「…こんくらい離れたら良いだろ…良いよな?」
「文々。新聞は今なら無料〜お一つどうですか〜?」
「うおっ…天狗か。ってことは妖怪の山か?」
「ところで、貴方侵入者ですよね?」
「今度も天狗か。犬みたいな天狗がいるもんだ。」
「犬じゃありませんよ。」スッ
「首元に剣を出されて怯えない俺じゃないぜ?助けてください。」
「な、なんですかそれ…」
「ふざけているのか?此処は妖怪の山ということは」
「うるさーい!」
「っ!?」
「チョップ!」ドッ
「椛!?…椛が一撃ですか…」
「全く命蓮寺から逃げてきて必死だったんだからさ…サービスで見逃してくれたって良いじゃない?」
「ダメですね。」
ダメだったかー。うーん、ダメだったかー。まあ、良いか。どーせ俺負けないし?いや、相手が美鈴って人並みに強かったら俺負けるか。んじゃ俺負けるし?どーせ負けるから本気でやっても手加減してもどっち道だし?まあ、要するに負けても良いんじゃないかなって
「ほがぁっ!?」
「手加減しているのですか?舐められたものですね…」
「おいおい…あれは火事場の馬鹿力って奴でよ…俺は封印を解いたらすごく強くなるとか、瞬発的にクソ強くなるとか、妖怪に強い武器とか、そんな隠し物は」
「お喋りする暇があるんですか?」バゴッ
「箱で防御〜…いや箱大好き。俺箱と結婚するわ。」
「この!」ブンッ
「やめろ。」
「え?」
「この大嶽丸がそう何度も許すと思うなよ。」
「お、大嶽丸?なんですかその妖怪は?しかし、そうですか。妖怪でしたか。全く、思い上がった妖怪は」
「雑魚が思い上がらぬよう、正しい罰を与える。この場合の雑魚は…貴様だ。」
「はぁ?だから、大嶽丸だなんて妖怪、聞いたことが…ぁ?」
「哀れ爆発四散。」ゴギュッ
「あぎっ…がっ…ぁ…!」
「うわ気持ちわっる…人間の姿してるならもう少し頑丈に作りなさいよ。血とか出て汚いじゃない。」
「全くですよ…殺すなら息くらい確認しては」
「うわ白狼天狗か…もう目覚めたの?偉いねぇ。」
「え、えへへ…って違います。侵入するなら名前くらい名乗ってください。大嶽丸…は聞いたことがありませんが。」
なんてことだ。幻想郷には大嶽丸という名前は広まってないらしい。まあ知ってるやつが紫とその周り…くらいだしな。しゃーなし。いや、あの冥界にいる亡霊も…あれは幻想郷か?紫の友達だから少しの面識しかないけどな…うん、多分冥界じゃない…か?
「知ってるやつ自体少ないからな。天魔って奴がいたろ。そいつなら知ってんじゃねーの?」
「…まあ、聞いてみますよ。」
数十分後
「ぶ、部下がとんでもない粗相を…!お許しください!」ドゲザ
「な、なんで土下座してるんですか?」
「どうやらあの人、とんでもない人だったらしいですよ。」
「大嶽丸ってそんなに偉いんですか?」
「え、偉いってレベルじゃない!鬼神魔王と呼ばれていた事だってあるんだぞ!?」
「鬼神魔王!?」
「そんなの、人が呼んでいた程度でしょう。実力なんて並みの鬼と同格くらいでは?」
「萃香様と同レベルと言えば分かるか?」
「こ、これは申し訳ございません!」
「…すいません、無知なことが災いしたので…」
「白狼天狗ちゃんは気に入ったぞ!命蓮寺に連れて行く!」
「ど、どうぞ!貴方様の言う事なら天魔様も口を出せないでしょう!」
「えっえぇ?」
「椛、どうかご無事で…」
「えぇ!?」
「…なんか見てると可哀想になってきた…」
「えぇ…?」
なんか、自分が生き残るために他人を道具にするところは…なんと言うか、妖怪らしいと言えばらしいんだが…大天狗も天狗のような縦社会で責任を負いたくないのか…それとも追っ払った手柄にしたいのか、わからないけどどんなことでもしますって顔に書いてあるし。こわっ。
「…とりあえず人里とかで美味い茶知らない?」
「それだったら外の世界のお茶を調べて出来たと話題になっている場所に行きますか?」
「マジ?」
河童は外の世界の茶を調べ、茶葉を作り出すことに成功した。
しかしそれはクローン的なもので、本当の茶とは少し違う。