なんてことはありません。前回とは繋がってません。ごめんちゃい
人里
「うわ、不老不死だ」
「何だ、悪いか?」
「いや、悪い。なるべく会いたくないから仕方ない」
「どうでも良いが、不老不死と言うな。妹紅と呼べ」
「それよりも壁に両手両足でくっついて移動してることに何も言わないの?」
「どーせ妖力で壁に手を押し付けてんだろ。知ってるわ」
「…ま、そうだけど」
「おやおや、これは欲のない人が」
ああ、人里が不老不死の集まりになってしまった。と悲観していると、何の欲を察したのか二人とも少し離れていく。馬鹿な、なぜ二人とも離れていく。と思っていたら後ろから変な奴が出てきた。失礼失礼と手で会釈をしながら通る薬屋一人。あそこの主人も不老不死だったか。
「…勘弁してよ。嫌いなものに追い詰められるって…」
「は?」
「嫌いな物?囲まれる??」
「屠自古、貴様もしや無意識に電流を」
「ねえわ。お前こそ、無意識のうちに持ってる松明に火をつけてたりとかしねーのか。あっちだって火だぞ」
「何だと?」
「お前ら血の気多いな。怖いわ」
「お前が言うか」
「…?」
耳が生えた…いや、変なけもみみが生えた女はこちらを凝視している。不老不死のクソアマに見られるとは、侮辱されている気分だ。無論、ここは人里。ここで何かしでかせば出禁は逃れることができない。片方の付き人は既に何かしそうだが。
「あ、あー!貴方一時期命蓮寺にいませんでしたか!?」
「あ?…ああ、居たわ。お前が聖徳太子と呼ばれるかの有名な馬んとこ生まれの」
「ちょっと待って、私の出生話どうなってるの?」
「とにかく、俺は不老不死が嫌いだ。命蓮寺の住職も、藤原妹紅も、てめーも、あと…誰がいるっけ」
「知るか」
「とにかくだ…まあ、良いや。逃げよ」
「彼、本気で焦ってたな」
「不老不死にアレルギーがあるから仕方ないだろ」
「え?なにそれ。超知りたい」
「あら」
「んなっ」
「これは、お久しぶりで」
「ええ、お久しぶりで」
「…」
「さらば!」シュバッ
「捕まえました」シュバッ
「遅い!」シュバッ
「!?」
「まったく、不老不死の3人に会うとは。今日はすごい運の悪い日だな」
「分かるわ〜!いや、やっぱね!生き物は生きて死んでいくのが良いのよね!」
「お、分かる貧乏神だな!…ちょっと待ってろ」カキカキ
「?」
「ああ、女苑…」
とりあえず俺の本には散財しないと書き込んでおこうか。その後は、うーん…ないか。こいつの本は回収して…おかないで良いか。適当にパラパラと自分の本を読むが、やはりなんとも。大体の日数に慧音が出てくる。これはもうカレカノ、とやらの関係ではなかろうか。
「…よし」
「女苑、離れていなさい」
「は?」
「そうですよ。下がっていた方が自分のためです」
「な、なによ!?」
「自分のスリーサイズとか言われますよ」
「自分の下着の色と種類言われますよ」
「あいつ何者よ!?」
「…いやー、何年も同じ袋付けてると廃れてくるよな」ドロンッ
「は?」
「…これでどうだい」
「!さてはマミゾウですね!」
「マミゾウ?誰だそりゃ。俺は誰がどう見ても正真正銘、ただ一人の人間。干酢都様よ」
「その姿はどう見たって聖だろ!?」
「あ、そろそろ時間切れだ」ドロンッ
「はぁ!?」
「…じゃな!」
「じゃ、って…いや、じゃな!じゃねーし!?」
「俺も、人と妖怪って来てんだから神様目指してみっかなー…そう簡単に慣れるかね?」
「この守矢の力を使えば何と皆様の所にも奇跡が!」
「…いや、いやいやいやいやいやいやいやいやいや、うん。あれは違うな」
「そこの貴方も!どうですか!?」
と、手を差し出された。いや、差し出されたと言うよりも向けられた。俺も手の方向に従ってそっちを見たが、誰もいない。つまり俺だ。俺に向けられたことで聞いてた奴らの視線がこちらに。やめろ!俺を見るな!とは思うが、面倒だ。何か芸をすれば良いのだろうか?
「さあ、どうです!?」
「お前見てると神様の存在を疑いたくなるよ」
「えぇ!?な、なんで!?」
「ん、そう言うこと。じゃっ」
「んなぁ!?」
「今日は布教してる奴らが多いなー。路面商売なんてもうやってない奴が多いのか」シュンッ
スキマ内部
「ねっ」
「急に呼び出してごめんなさいね」
「何の用事?」
「いやぁ、宴会やるんだけど。その時に私の従者として」
「藍ちゃんの従者なら良いよ」
「なんで!?」
「だって、どーせ藍ちゃん出ないでしょ?」
「出るわよ」
「それならもう藍ちゃん以外いないじゃないの!!」
「え、えぇ…?」
「藍ちゃん出ておいでよ〜」グワッ
「…今橙とお勉強中なので失礼します」
「あ、そう?ごめんね。橙ちゃん、お詫びのマタタビ!」
「ちょっと、橙を」
「藍ちゃんには油揚げ」
「許しましょう」スッ
「嵐のように去っていったわね」
「じゃあ帰るわ」
「ちょ、ちょ〜っと?」
「藍ちゃんの部下、イコールお前の部下。それで良いだろ」
「じゃあ、良いってこと!?」
「宴会なんて初めてだしな」
やったー、などと喜んでいる紫を置いてスキマを開き帰る。出てきた先は博麗神社。ここ、幻想郷での宴会といえば博麗神社なのだが。聞いてみれば宴会を開く予定は当分ないと言う。つまりあの死に損ないの場所で宴会をやることになるのだろうか。それとももう一つの神社?
「…とにかく、宴会とかやるのは異変が終わった時か、何もない日のどっちかだから、あんまり予定なんてアテにならないわよ」
「へー。紫の奴に騙されたわ」
「あんたが騙されるの?」
「俺の能力を完全に無効化する奴に俺の能力は無力ってことさ」
「私には?」
「むっちゃ効く」
「ふんっ」ブンッ
「んなっはぁ!」
最後の一部分は霊夢がキレて襲いかかり、干酢都が仰け反って避けてます。
仰け反って避ける?妙だな…