本にする妖怪   作:覚め

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お金はおっかねー。
そんな話ではありませんが始まります


第28話

人里

 

「慧音先生」

 

「なんだ?」

 

「なんか、空赤くね」

 

「青いぞ」

 

「…流石に騙せねえか」

 

「ホラ吹きの言うことは信じるなと教える側だからな」

 

「先生に嘘を吐く奴がいたんですねぇ…ん?俺か?」

 

「そんなことより、またお前は変なことをやって来てくれたな」

 

はいはい、俺が何かやらかすのはもう定番でしょ。冠番組よ。今度の俺は何を…タンマ。んー、何?俺ぜっっっったいこんなことやってないけど?いや、やったけど、さぁ。一体どこから漏れた訳?いや、慧音先生もそんな目で見ないでくださいよ。違いますから。ほんと。

 

「お前…いや、君にはそんな趣味があったとはな」

 

「いや、誤解ですって。純狐と養子縁組はしましたよ?ええ。バブバブ言ってねえよ。バブみなんて求めてねえんすよ」

 

「いや、良いんじゃないか?こう、わたしには…理解しづらい趣味だがな」

 

「ねぇなんで敬語なの?先生?」

 

「な、なんにしろ。私には君が少し特殊な人間に見えて来たよ」

 

「なんか口調違くない?先生?」

 

「誰にも言わないって。な?安心しろ」

 

「新聞で書かれてんだよこっちは!」

 

「筆者は八雲紫から話を聞いた…」

 

「嘘じゃん!」

 

なんで紫を情報源にしたあのブン屋ぁ…!て言うことは何?紫に聞かれてたってこと?え?…え?いや、待てよ。話したのは紫ってだけで、聞いたのは別の誰か…と言うこともあるぞ。うーん、あの場には…ヘカーティアだな。いやしかし、紫と仲が良いわけではない。

 

「誰からだ…?」

 

「『彼本人には気付かれなくて、お母さんとその友人には気付かれてたのよ〜』…らしいぞ」

 

「紫の首取ってくる。博麗神社も大喜びだろ」

 

「そんなメデューサみたいな」

 

「お母さんに頼もう。そうしよう。まず新聞屋ぶっ殺そう」

 

「やめろやめろ。ちょ、やめろ」

 

「…紅魔館行ってくる」

 

「ああ、行ってこい」

 

紅魔館前

 

「こんちはー」

 

「はいこんにちは。赤ちゃんプレイがしたければ帰っていただけます?」

 

「ついさっきその話したばっかだからやめてくれる?慧音先生が酷かったからさ」

 

「そうでしたか。で、今回は何の御用で?まさか、あか」

 

「主人さんの妹さんに。ちょっと頭ぶっ壊してくれないとスッキリしないから」

 

「…能力はいつ?」

 

「お前の本に。説明受けてたんならわかるだろ」

 

それではどうぞと通され、中に入ると、なんと。ナントですよ。十六夜咲夜がおしゃぶり持ってたんですよね。俺を見て、何を急いでいるのか知らないけどせっせと動きが早まった。一体何をやるんだろうか。おしゃぶり、俺を見て焦る、なんだろう。嫌な考えがよぎった。

 

「あの、赤ちゃんプレイは初めてなので至らぬ点があるとは思いますが」

 

「フランって子呼べ」

 

「…まさか子供の姿をしている妹様に赤ちゃんプレイを…!?」

 

「ぶっ飛ばしますよ。顎から下引っこ抜きましょうか?永遠亭なら治せますよ多分」

 

「冗談です。では、まずはお嬢様に」

 

「良いわよ。赤ちゃんプレイ趣味の奴なんて」

 

「500歳のお子ちゃまがよく言うねぇ。喉元潰されて永遠に贓物吐きたいかい?」ゴキュッ

 

「ぃぅ、ぃぅ」

 

「ギブ、ギブだそうです」

 

「このっ」ブチッ

 

「ごはぁっ…やってくれたわね…客人のくせに」

 

「お、フランちゃん」

 

「何してるの?」

 

「俺の頭ぶっ壊してくんね?」

 

「…良いけど」

 

「フランに手を出さないで!」

 

「肘ぃっ!!」グチャァッ

 

「へぶぁっ!?」

 

「お嬢様っ!?」

 

「お姉様…バカね、自分と相手との差すらわからないの?」

 

「とにかくやってくれ」

 

「わかったよ!えいっ」ボギャッ

 

ヘカーティア宅

 

「あースッキリした」

 

生まれ変わる度にここに来るのはどうにかしたい、そう思う1日だ。ヘカーティアに紫のこと聞いてみるか。ヘカーティアなら指プッツンで紫消せただろうにさ。全く。なんで世に出回るんだか。多分、文と紫の間で何かの取引があったな。

 

「と言うわけなんだが」

 

「ああ、面白そうだからよ」

 

「心臓一つぅっ!?」

 

「…心臓一突き。本当のこと言っちゃうと、貴方の凄い近く、胸元らへんに小さいスキマを開いて聞いてたのよ。どうにも出来ないのよん」

 

「なんつーこった…紫やってくる」

 

「行ってらっしゃい」

 

八雲邸

 

「ゆーかりちゃん♪」

 

「何かしら?赤ちゃんプレイが」

 

「こっち来いよお前クズが」

 

紅魔館

 

「クズが…」

 

「紫!?八雲紫じゃない!?」

 

「汚い…」

 

「ぐっ…ふっ…!いきなり何をするのかしら…私は、幻想郷の賢者よ…私が消えれば一体幻想郷はどうなるか…」

 

「だからこそ8割だ。腹八分目に医者いらずって言うだろ?」

 

「無茶苦茶よ…この!」ブンッ

 

「残してやった腕を粗末にするんじゃ…ありません!」バギィッ

 

「〜!!!」

 

「ボロボロね」

 

「何で生きてるの〜?」

 

「それはな。俺が不死身だかりゃっ」グチャァッ

 

「…不死身?」

 

「フランちゃん、いきなりはないって。それはきついって」

 

「そう?」

 

全く、最近の子は加減を知らない。だから何回もやるんだ。調子に乗らないよう、こっちも一応シメとくか…いや、やめておこう。後が面倒臭い。色々とやりすぎると面倒になるし、風見幽香を自分の配下に置いたとしても絶対風見幽香死ぬ。

 

「呼んだかしら?」

 

「うわっ風見幽香」

 

「…誰?」

 

「何の誤用で?」

 

「…庭に植えてある花が綺麗だから褒めてあげようと思っただけよ。門番さんはねてるし」

 

「ああ、俺だ」

 

「道中妖精が散らばってるし」

 

「ああ、俺だ」

 

「主人は吹っ飛んでるし、紫は倒れてるし」

 

「俺だな」

 

「紫様〜?」

 

「やばっ」

 

「…また何かしたのですか。すいません。今回収します」

 

「紫って人望ないの?」

 

「俺からすればな」




賢者(笑)な紫様です。
妖怪にも寿命があるとしたら、賢者っていつか全員死にますよね。
死を退かせる奴もいますけど。
全員消えたら幻想郷どうなるんでしょう?
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