そんな話ではありませんが始まります
人里
「慧音先生」
「なんだ?」
「なんか、空赤くね」
「青いぞ」
「…流石に騙せねえか」
「ホラ吹きの言うことは信じるなと教える側だからな」
「先生に嘘を吐く奴がいたんですねぇ…ん?俺か?」
「そんなことより、またお前は変なことをやって来てくれたな」
はいはい、俺が何かやらかすのはもう定番でしょ。冠番組よ。今度の俺は何を…タンマ。んー、何?俺ぜっっっったいこんなことやってないけど?いや、やったけど、さぁ。一体どこから漏れた訳?いや、慧音先生もそんな目で見ないでくださいよ。違いますから。ほんと。
「お前…いや、君にはそんな趣味があったとはな」
「いや、誤解ですって。純狐と養子縁組はしましたよ?ええ。バブバブ言ってねえよ。バブみなんて求めてねえんすよ」
「いや、良いんじゃないか?こう、わたしには…理解しづらい趣味だがな」
「ねぇなんで敬語なの?先生?」
「な、なんにしろ。私には君が少し特殊な人間に見えて来たよ」
「なんか口調違くない?先生?」
「誰にも言わないって。な?安心しろ」
「新聞で書かれてんだよこっちは!」
「筆者は八雲紫から話を聞いた…」
「嘘じゃん!」
なんで紫を情報源にしたあのブン屋ぁ…!て言うことは何?紫に聞かれてたってこと?え?…え?いや、待てよ。話したのは紫ってだけで、聞いたのは別の誰か…と言うこともあるぞ。うーん、あの場には…ヘカーティアだな。いやしかし、紫と仲が良いわけではない。
「誰からだ…?」
「『彼本人には気付かれなくて、お母さんとその友人には気付かれてたのよ〜』…らしいぞ」
「紫の首取ってくる。博麗神社も大喜びだろ」
「そんなメデューサみたいな」
「お母さんに頼もう。そうしよう。まず新聞屋ぶっ殺そう」
「やめろやめろ。ちょ、やめろ」
「…紅魔館行ってくる」
「ああ、行ってこい」
紅魔館前
「こんちはー」
「はいこんにちは。赤ちゃんプレイがしたければ帰っていただけます?」
「ついさっきその話したばっかだからやめてくれる?慧音先生が酷かったからさ」
「そうでしたか。で、今回は何の御用で?まさか、あか」
「主人さんの妹さんに。ちょっと頭ぶっ壊してくれないとスッキリしないから」
「…能力はいつ?」
「お前の本に。説明受けてたんならわかるだろ」
それではどうぞと通され、中に入ると、なんと。ナントですよ。十六夜咲夜がおしゃぶり持ってたんですよね。俺を見て、何を急いでいるのか知らないけどせっせと動きが早まった。一体何をやるんだろうか。おしゃぶり、俺を見て焦る、なんだろう。嫌な考えがよぎった。
「あの、赤ちゃんプレイは初めてなので至らぬ点があるとは思いますが」
「フランって子呼べ」
「…まさか子供の姿をしている妹様に赤ちゃんプレイを…!?」
「ぶっ飛ばしますよ。顎から下引っこ抜きましょうか?永遠亭なら治せますよ多分」
「冗談です。では、まずはお嬢様に」
「良いわよ。赤ちゃんプレイ趣味の奴なんて」
「500歳のお子ちゃまがよく言うねぇ。喉元潰されて永遠に贓物吐きたいかい?」ゴキュッ
「ぃぅ、ぃぅ」
「ギブ、ギブだそうです」
「このっ」ブチッ
「ごはぁっ…やってくれたわね…客人のくせに」
「お、フランちゃん」
「何してるの?」
「俺の頭ぶっ壊してくんね?」
「…良いけど」
「フランに手を出さないで!」
「肘ぃっ!!」グチャァッ
「へぶぁっ!?」
「お嬢様っ!?」
「お姉様…バカね、自分と相手との差すらわからないの?」
「とにかくやってくれ」
「わかったよ!えいっ」ボギャッ
ヘカーティア宅
「あースッキリした」
生まれ変わる度にここに来るのはどうにかしたい、そう思う1日だ。ヘカーティアに紫のこと聞いてみるか。ヘカーティアなら指プッツンで紫消せただろうにさ。全く。なんで世に出回るんだか。多分、文と紫の間で何かの取引があったな。
「と言うわけなんだが」
「ああ、面白そうだからよ」
「心臓一つぅっ!?」
「…心臓一突き。本当のこと言っちゃうと、貴方の凄い近く、胸元らへんに小さいスキマを開いて聞いてたのよ。どうにも出来ないのよん」
「なんつーこった…紫やってくる」
「行ってらっしゃい」
八雲邸
「ゆーかりちゃん♪」
「何かしら?赤ちゃんプレイが」
「こっち来いよお前クズが」
紅魔館
「クズが…」
「紫!?八雲紫じゃない!?」
「汚い…」
「ぐっ…ふっ…!いきなり何をするのかしら…私は、幻想郷の賢者よ…私が消えれば一体幻想郷はどうなるか…」
「だからこそ8割だ。腹八分目に医者いらずって言うだろ?」
「無茶苦茶よ…この!」ブンッ
「残してやった腕を粗末にするんじゃ…ありません!」バギィッ
「〜!!!」
「ボロボロね」
「何で生きてるの〜?」
「それはな。俺が不死身だかりゃっ」グチャァッ
「…不死身?」
「フランちゃん、いきなりはないって。それはきついって」
「そう?」
全く、最近の子は加減を知らない。だから何回もやるんだ。調子に乗らないよう、こっちも一応シメとくか…いや、やめておこう。後が面倒臭い。色々とやりすぎると面倒になるし、風見幽香を自分の配下に置いたとしても絶対風見幽香死ぬ。
「呼んだかしら?」
「うわっ風見幽香」
「…誰?」
「何の誤用で?」
「…庭に植えてある花が綺麗だから褒めてあげようと思っただけよ。門番さんはねてるし」
「ああ、俺だ」
「道中妖精が散らばってるし」
「ああ、俺だ」
「主人は吹っ飛んでるし、紫は倒れてるし」
「俺だな」
「紫様〜?」
「やばっ」
「…また何かしたのですか。すいません。今回収します」
「紫って人望ないの?」
「俺からすればな」
賢者(笑)な紫様です。
妖怪にも寿命があるとしたら、賢者っていつか全員死にますよね。
死を退かせる奴もいますけど。
全員消えたら幻想郷どうなるんでしょう?