このままでは魔理沙のスカートが危ない!急いで本を返すんだ、小鈴!
博麗神社
「…見るなボケ」
「残念だったな。ケツなんぞ見たところで」
「だー!こーゆーの嫌いなんだよ!霊夢、どうにか出来ないのか!?」
「無理ね。私も関わりたくないし」
「何で丸出しなんだよ!おかしいだろ!?」
「小鈴が返しに来るのを待つかね」
「取ってこい!」
えー、だってもう渡したんだし、良いじゃん。そう思い、我々は鈴菜庵へと向かった…訳がなく、スキマ越しに魔理沙の現状を見せつけ、次は自分にやってくださいねと言い(?)本を返してもらった。魔理沙は今擬似藍ちゃんなのだが、髪色のせいか違和感がない。なぜだ。
「…小鈴、やるのは良いがな。他人に見せびらかすなよ。狐の嫁入りだって大騒ぎだからな」
「何で嫁入り?」
「もしかして私も危なかった?」
「わかってますって!取り外し可能にしてくださいね!」
「いや、それはわかってるんだが」スーッ
「おぉ!私に狐の耳が!九尾の尻尾が!素晴らしいですよこれ!」
「藍ちゃんの霊力とか持たせようとしたら尻尾大きくなっちゃったしな。多分紫に認知されてるぞ」
「え?」
そう言ったら紫が出てきた。おっかなびっくり。出て来て早々に藍はどこだと言い出す。何故かセクシーポーズをとっている小鈴を見て、全てを察したのかは置いておくが、なるほどねと言ったような顔をしてどこかへ消えた。謎だ。
「いや〜!すごい便利ですね!」
「お前よく屑だとか言われないか?」
「しかも髪色まで変わるなんて!耳が…ひゃ〜!こそばいですよ!」
「アレが異常なんだよな。私が正常なんだよな」
「何言ってんの。あんなの嫌に決まってるでしょ」
「模倣品としては、風見幽香とか、八雲紫とか、西行寺幽々子だとかあるけど?」
「きもいなもう」
「二度と近づかないで」
「でもだ博麗の巫女さん。お前本当に人間か?」
「はぁ?」
「お前がだよ」
「お、バレた?」
「ったく…」
「でも俺はつい最近入ってきた妖怪だからな。別に良いのさ」
「結界張れますよ!ちょっと家にあった妖怪が封印されてる本、片っ端から読んできます!」
「封印される程度の妖怪じゃ、八雲藍には勝てんね」
「だいだらぼっちもあった気がするぞ」
「読ませてる場合じゃねえ!」
「だいだらぼっちの何が怖いのよ」
「馬鹿、外の世界で一番高い山を作ったり国引き伝説があるくらいの妖怪だぞ。怖がらなくてどうする」
うぉぉぉぉぉおぉぉ!!急げ!急げ!スキマなんぞ使うな!今の小鈴が藍になってるとした場合に、小鈴の場所に行こうとしても無理だからただの時間のロスに繋がる!!走れ、走れ!!空飛んでたらやばいぞ!八雲藍の速度でいってたらダメだもう間に合わねえ!世界の終わりだ…
「…終わった…」
「紫から預かり物」
「オラ出てこい小鈴!」
「ぎゃっ!」
「…何でお前ここにいるの?」
「紫さんに紛らわしいからさっさと元に戻してきなさいって言われました〜!」
「良い判断だ」
「しかし便利な能力だな」
「私もほしいくらい」
「俺自身何度でも死ねる代わりに弱くなってるからな」
「何度でも死ねるのね」
「それじゃあこれで良いか」
「お母様」
「何かしら?」
「うげ、純狐だ!」
「だから何よ。夢想」
「ふんっ」バギィッ
「…は、その程度で私を」
「貴女、名前は?」
「こ、小鈴って言います…」
「そう…貴女はまるでさっきまで二人居たみたいね。面白いわ」
「あ、そ、そうですか」
「お母様はお帰り」
「もう!いつも牽制に呼ばれてばかりじゃない!お母さんも思う存分やりたいのに!」
「お黙りなさい」
お母様は置いて、俺自身戦う体制になってしまったのは面倒臭い。人間相手だからやりやすいとは言えだ。こんなもんほぼほぼ0.5対200000くらいだからな。俺の完敗、自尊心を崩壊させて終わりよ。簡単だったな。
「マスタースパーク!」
「壁」スパァンッ
「弾いても」
「質量のある物理的な距離!」パシンッ
「ぶっ」
「夢想封印!」
「残念ながら効かないね」
「!?」
「そんなことより寿司食わねえか」
「寿司!?」
「どこにそんな余裕が」
「少し前に相手の思いを売っていてな。相手から自分への好感度を1から100にする仕事だ」
「嫌な仕事ね」
「というわけで寿司食え寿司」
「もごっがっ」
「魔理沙は特別にワサビ入りをくれてやろう」
「…っ!!!!!」
「涙が滝のようだ」
「わさびを食べれないんじゃ、お子様ね」
「わさび単体で食べないでくれる?」
「何よ。毒があるわけじゃないし」
「あ、そう…まあ良いや。俺は麺食うから」
「あ、ずるい」
「お前の下着全部晒すぞ」
「え、何?私が悪いのこれ?」
「魔理沙、プライバシーなんてそいつの前じゃないことを知りなさい」
「はぁ!?」
「お、依姫。ようやく来たか」
「面倒なものだな。地上は体が重いから動くのにも慣れなければ」
「月は地上の6分の一らしいからな。そうなるとお前、体重って激増じゃ」
「うるさい!」ゲシィッ
「ガッ」
「体重の話したわよあいつ」
「いくらデリカシーがないからってなぁ?」
「殺すな殺すな。んじゃ帰るぞ依姫」
「わかった」
…いや、実際死んでたんだけど。俺が何をしたと言うのかね、全く。月でも地上でも人は変わらんな。クソが、少しくらい変われよ。変わって楽をさせてくれよ。そろそろ地獄の閻魔様が来そうな気はするが。お、俺は悪くねえ!八雲紫だ!八雲紫が俺の本にこんなことするよう書き込んだんだ!
「よう、死神だ」
「小町か」
「そろそろ死んでくれないと、映姫様が怒るからね」
「どーでも良いけどよ、ここ男湯だぞ」
「…!?な、なんて破廉恥な男だ…」
「そういうことで、行くなら女湯に行け!」ブンッ
「はーげしー!」
女湯には依姫さんが入っています。
後はわかりますね。
顔面エラーですよ。