本にする妖怪   作:覚め

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落ち着いて聞いてください。
シンウルトラマンクッソ面白かった。
落ち着いて。


第39話

冥界

 

「御二方…いつでもどうぞ」

 

「半人前ですが…二人組を組ませて頂きます」

 

「半人前でもいないよりは良いです。動きは私に合わせてくださいね!」ブンッ

 

「わかりました!」ブンッ

 

今、冥界で妖夢と依姫の剣をひたすらに避けるっていう劇やってる。自分の模造品の本に全部避けるって書いたらもうあとは暇なだけだ。ちなみに作り方だが、死人の本に模造品にしたい奴の名前を書き込むだけだ。簡単だろ?

 

「はーい無駄」

 

「ならば!」ブンッ

 

「十字ではどうですか!」

 

「…遅い」

 

「化け物だな」

 

「俺が強いからな」スカッ

 

「…っ」

 

「じゃあ次は妖夢ちゃんの方だけを向いて避けてみようか」

 

「私に背を向けて避けれると」

 

「愚問」

 

「大した自信ですね!」ザンッ

 

「外の世界には蝶のように舞い蜂のように刺す人間がいてな」

 

「妖夢ちゃーん、頑張ってー」

 

「幽々子、当てれると思ってないでしょ?」

 

「まあ本音は」

 

「そいつは無茶くそ弱かったんだが」スカッ

 

「このっ!」ブンッ

 

「おい片方飛んだぞ」

 

「ああっ!?」

 

「隙あり!」スカッ

 

「いやん」

 

とは言っても、そいつは人間の中じゃ強い部類なんよ。すごいよ普通に。あの人は。無論俺はかなり面倒いので本に書いて終わりだがね。目隠しをしても、頭が無くても避けきってしまうのが俺の怖いところだな。どーでい。みんな、驚いただろ?

 

「ほいっと」

 

「仕留めたぁ!」ブンッ

 

「スカだ」グサッ

 

「…あ、私の刀」

 

「妖夢ちゃん、それはないぜ…」

 

「ご、ごめんなさい…?」

 

「私たちの勝ちだ。団子奢れ」

 

「20本あげるわ」

 

「私も欲しー!」

 

「私もー!」

 

「幽々子達もか…」

 

「やってみれば良いだろう?」

 

「やってみるかぁ」

 

数分後

 

「最強最悪のクソみたいなコンビだな」

 

「そんな私達の弾幕を避け切ってるあなたは何よ?」

 

「攻撃してないんだからな。幽々子、お前は即死のモン出すのやめろ」

 

「攻撃して来ても良いのよ?別にっ!」スカッ

 

「承知の助け侍!」

 

「あらあら」バシィンッ

 

「このまま首とらせてもらうぜ」

 

「出来るの?」

 

「愚問だね」ゴギィッ

 

「出来ないじゃない」

 

「お前のとは一言も言っとらん。幽々子、お前首とられても死んでるんだから関係ないだろ」

 

「あら、バレてた?」

 

「ほーれスカ続きだぞ」

 

「…紫様は何をやっているんだ?」

 

「20分以内に当てれたら好物」

 

「私もやってくる」

 

えっうそ、藍ちゃんも参戦するの!?やめてよ、面倒臭い。白黒画像で傘回してたら良いのに、本当なんだよこいつら。こいつらなんなんだよ本当に。とんでもなく面倒だよ。好物って無尽蔵に出すわけじゃねーからな。おいやめろその目!

 

「よよいのよい」

 

「なんで当たらないんですかね」

 

「何故かしら」

 

「私は限界。もーむりー」

 

「俺もそろそろ限界だし楽するぞ」

 

「げっスキマ開いて」

 

「お返し」

 

「いやぁぁぁぁあぁ!?」

 

「…この件とは別で、稲荷寿司を…」

 

「良いぞ」

 

「藍の立場ずるーい!私とほとんど違わないくせにー!」

 

「帰るぞ依姫」

 

「了解」

 

人里

 

「妹紅」

 

「ぁんだよ」

 

「裸で家に居るのはやめてくれないか」

 

「かーっ。最近は妖怪も態度悪いねぇ!」

 

「依姫、輝夜か耳のナゲー方のうさぎ連れて来て」

 

「連れて来たぞ」

 

「流石月。どっち?」

 

「ウサギの方」

 

「も、妹紅さん…?」

 

「よし。目を合わせろ妹紅。その荒んだ心をもっと荒らせうどんげ」

 

「ええ!?」

 

「ちょっと、それは酷いんじゃない?」

 

「義姉様!?」

 

「どうしました?」

 

「もうそろそろ帰らないと胸元のタイマーが勝手に送信しちゃうわよ。それは嫌でしょ?だからもう帰って来て」

 

と言って帰っていった。なんだあいつ。腹立つな。と思いつつ妹紅の奥歯を2本抜いたところで耳の垢取りに意識を向ける。黙ってキリッと決めているか、そこらへんで泣きじゃくって重い女演じとけば結婚式場で一番モテそうなんだがな。

 

「ほーれ、耳かきだ」

 

「さっき2本奥歯抜きてなきゃあな」

 

「ここが肋骨だ」

 

「ちょっ」

 

「左の胸四つに裂いて骨見てみようか。鈴仙ちゃん」

 

「え…」

 

「ほらすーっと」

 

「痛い痛い痛い痛いぃいぁぁぁ!!!!」

 

「骨は本当に白いんだねぇ。この奥に肺、心臓と大事な部分が入ってるんだねぇ」

 

「ぃい…っ」

 

「再生した部分から切られてる…」

 

「燃えるな燃えるな。胸の上で線香花火するぞ」

 

「ここに来たのはここに服があるからだよ」

 

「…おお、そうだった」

 

「え?今私のもありました?」

 

「着替える?」

 

「着替えませんよ怖い!」

 

「妹紅は着替えてるけど」

 

「あんなモンただの裸ですよ!裸んぼから服着るのと、服着てるのに着替えるのでは訳が」

 

「作ったの永林先生だけど」

 

「着させていただきます…って、てゐのあるじゃん!私こっち着る!」

 

「じゃあ俺は外で待ってるね」

 

数分後

 

「悪戯ぁ!」ゴギィッ

 

「鈴仙ちゃんもあのクソウサギみたいに頸動脈引っ張って欲しいの?それとも切って欲しいの?言えよ」

 

「ごめんなさい、ごめんなさい」

 

「馬鹿だな、死ぬに決まってんじゃん」

 

妹紅、お前はしれっと慧音の服着てるのな。まあお前のサイズに合った服はないが。仕方ないという奴だ。そればっかりはな。ちなみにてゐの服は鈴仙にとってはブカブカで、かなり胸元が危ない、というらしい。黙れ、お前が着たんだ。俺は知らん。

 

永遠亭

 

「よう」

 

「どうしたのよ鈴仙…ストレス?」

 

「れいせ…だーはははは!!!鈴仙、何その格好!?」

 

「俺が着せたんだが」

 

「似合ってるよすごく」

 

「うそでしょ」

 

「妹紅は…人里の教師じゃない!白髪だから違いが」

 

「この服は燃やすわけには行かないんだ。すまんが干酢都」

 

「血で濡れてんのに何言ってんだお前」

 

「…」




てゐにとっての干酢都
戦いたくない、戦ったら負けが確定している、死にたくない、嫌
つまりメフィラスからしたゾーフィ。
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