組員は1名!
干酢都のみぃ!
畜生界
「このクソッタレた世界に組を立ち上げるのって楽しいな」
「…本気だったんですね」
「冗談。数日で潰す」
「そうですか。それは良かった」
「このクソッタレた世界にお似合いな組の名前考えたんだよ」
「それはどんな名前ですか?」
「畜生会」
誕生会ですかと聞き返す八千慧は置いて、これは嘘だと宥め本当の名前を言う。紅茶会。いかにも俺らしい、素敵な名前だろう?と聞くと、飲んだことある?と聞かれた。うん、ないよ。まあそれはスルーしてと。まあ紅茶の集まりなんて一人っきりの時もあるでしょうに。
「そんな思いを込めて作った」
「紅茶会…私の飲んでるお茶は紅茶なのですが」
「お、入る?」
「貴方の会の名前と同じって言うのは気に入りませんね。今度からは緑茶を飲もうと思います」
「緑茶はにげーぞ」
「コーヒーではありませんので」
「まぁ、そんなわけで。一先ず会は作れたわけで。とりあえずで噂流してくんね?」
「…何故?」
「ま、勝手に作られて組員1名はどう考えてもボコしに来るでしょ」
「良いでしょう。貴方は死ぬことないでしょうし。ただし殺さないでくださいね」
おっしゃこれで紅茶会を広げることが出来るぞー。名前だけだけどね。俺も良いことしたもんだ。勘違いした四季映姫とか向けに紅茶用意しとくか。純粋で健全な紅茶を愛する者が集う会です。と思っていたら1匹直ぐに来た。
「…早くね?」
「噂と言うのは立てようと思った時には既に蔓延しているのですよ」
「うらぁ!テメェどこのモンだ!」
「空気砲」シュゴンッ
「ぐぎゃっ!?」
「紅茶を愛する会に下賎なクズは近寄らなくてよろしい。これなら四季映姫も文句は言えんだろう」
「良くもまぁそんな言葉が出てくるものですね」
「好き事には邪魔が入る。天気然り、風然り」
「賢く言ってるように見せてますけど、全然賢くありませんよ」
「やっぱか」
「さて、四季映姫もそろそろくる頃でしょう。私は退散しま」
「まあまあそう席を立たずに」
「一緒に紅茶を楽しみませんか?」
「…!?」
「距離を操るクソ部下が居るんだ。会長が俺だと分かっていれば逃げる事は出来んよ」
「また貴方は気分によって相手を変え、場所を変え。影響を受けた者を考えもしない」
「ヘカーティアにも言えよそれ」
「彼女は…上司なので…」
「四季様、上司に弱いですもんね」
なんだ、上司に弱いのか。そんな奴が閻魔様努めてられるのか?努められんのか?お?努力したって叶わねえ願いだってあんだぞ?自分の身を知り目標を知るんだぞ?過ぎたるは及ばざもう良いや忘れた。全くこいつも変な役職に就いてらっしゃる
「さあさあ閻魔様。紅茶を楽しみましょう?」
「ええ、そうですね。しかし、彼女を呼び捨てとは」
「これでも恋心は長く続く方なんでね」
「…え?」
「そこの死神は依姫のことも知ってんのだっけ」
「なんだ、浮気か?」
「もう帰ったよ。たまには顔見せろって言ったらもう来ませんって行ってしまった」
「フラれたねぇ」
「まぁそんな事は良いんだ」
「良くないと思いますが…って小町!鬼傑組組長は!?」
「え?…え?」
「見張る気を失くさせたか。でもまぁ最近は可愛い系にハマってさ」
「ほう」
「小町?」
「ほら、勁牙組の組長!あの子可愛いんだよね!」
「手篭めにすると」
「男を知らんどころか、そう言うことに疎過ぎんだよ。だからそこも余計なぁ」
「ほー。なんだかワンちゃん系の可愛さなんだねぇ」
「だからペットにした」
「は?」
「嘘だよ嘘。このスキマ越しにずっと撫でてる」
「いつのまにそのスキマを!?」
恐ろしく速いナデナデ…黒駒ちゃんでさえ撫でられたことに気がついたのは手を置かれて2秒経った後…こいつは俺のだ!なんて思う気持ちもあるにはあるが。片耳スキマに突っ込んで聞き耳を…ん?あれ、これ…んー…?
「…ちょっと待て」
「なんだい、どうしたんだい?」
「何か問題でも?もしや入浴中に」
「お前誰だ!?」
「ひどーい!折角私の頭撫でさせてあげてたのに!」
「紫か…黒駒の頭撫でたいんだよ。邪魔だお前」
「なんですってぇ!?」
「おー、この帽子は紛れもなく黒駒ちゃん」
「ちゃん付け」
「とりあえず八雲紫は帰ってください」
「嘘、そんなにいらない?」
「紅茶会には不要だ。美しくも残酷に去ね」
「っ!?」
「去ね…って…w」
「なんでその言葉知ってるのよ」
「さあ?お空に浮かんでるのはやめたら?」
「…チッ分かったわよ!もう!」
「さて、黒駒ちゃーん!」
「完全に一人の世界に入りましたよこいつ」
「もう帰りますか」
勁牙組
「黒駒ちゃーん!」
「うぇあ!?え、何!?何!?」
「また撫でに来てやったと言うのだ。すまんなぁ胡散臭い婆さんとお前のこと間違えちまったよ」
「あ、そう…?」
「組長!なんか大声が…組長!?」
「んッ…あっ…」
「クッ何者だ貴様ぁ!」
黒駒ちゃんの婚約者、と言ったら黒駒ちゃんが驚いて赤面、組員はそんな組長を見て何を察したのか、襲い掛かってきた。バカめ、俺に対して数など無意味に等しいことを知らんようだな。と思うが、こればかりは俺が悪いので甘んじて受け入れる。しかし撫でるのはやめない。むしろ抱きつく。
「わ、わ…」
「黒駒ちゃんも戸惑うんだね」
「おじさん構文みたい…」
「ちょっと傷つくぞそれ」
「ごめんなさい」
「よーしよしよし。んじゃまた次会う日まで!」
「…なんだったんだろ…」
鬼傑組
「置いていきやがって」
「良いでしょう?どーせ黒駒早鬼の頭撫でてたくらいでしょうし」
「当たr」ゴパァンッ
「せめて外れてほしかった」
「いった!!!」
干酢都の鼻に拳がぁぁッッ!!