本にする妖怪   作:覚め

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月の権力者を嫁に持ち、友人に幻想郷の権力者を持ち、畜生界の組長と世間話をして、地底にいる鬼をぶっ飛ばす主人公
あれ、意外とおかしいな。


第53話

人里

 

「…なんだ?」

 

「お客だ」

 

「クラウンピースが客を取るか…天変地異が起きるな。これは」

 

「ざけんな!」ポイッ

 

「松明はやめろってあちぃっ!」

 

冗談を冗談として受け取れない奴は、この世を面白く生きていけないだろう。ピースを見てそう思った。しかし、やはりと言うか。この家に来るような馬鹿はそう居らんので。扉を開け、客人を確認する。慧音だったら嬉しいな、なんて思ってみたら…

 

「…久しぶりね」

 

「あら、口調を変えたのね。姿も変わったんだし、良いと思うわよ」

 

「パチュリーかよぉ!」

 

「ハズレみたいに言わないで」

 

「ていうかお前なんでここに来てんの。動かねえんだろ大図書館さん?」

 

「…用があるのは私じゃないわ」

 

「は?」

 

「私!」

 

「…えーっと、ふ〜…?」

 

「フランドール!」

 

「ああOK。クラウンピース、お前だ」

 

「ちーがーう!貴方!」

 

「…だとしてもどうしてノーレッジさんが?」

 

「私が紅魔館の中で一番暇だから」

 

「そんな、名誉な事を」

 

「読書で忙しいのに」

 

「結婚しろ」

 

「私を嫁にもらう人がどこにいるのかしら?」

 

確かに。そう納得してフランを入れさせ、ノーレッジさんは入れさせると言うよりお姫様抱っこで入れる。本人曰く、『もう疲れた、動けない』だそうだ。体力は無に等しいらしい。クラウンピースは謎に警戒している。

 

「んで、用事はなん」ドガァンッ

 

「…やっぱり、なんで生きてるの?」

 

「なんでって…お前アホか」

 

「?」

 

「俺が強すぎるか」ドパァンッ

 

「でも、ちゃんと壊れてるじゃん」

 

「俺の死体で家が埋め尽くされちまうよ。身代わり一杯だろうと、何回も死んでちゃ」パァンッ

 

「お、お前ぇ!あたいの弟分に何すんだ!」

 

「弟分?なーんだ、じゃあそっちも」ガシッ

 

「やめろゴミクソ娘」

 

「やられたら困るの?」

 

「知るか馬鹿」

 

「急に知能が下がったの?罵ることしか出来ないなんて」

 

「やめなさいフラン。死にたいなら別だけど」

 

「死ぬ?やってみてよ。私に」

 

「おいノーレッジ、お前これ教育どうなってんだ?」

 

「長い間の監禁状態は人を歪ませる、そういうことよ」

 

「どういうことだよ…全く、面倒だな。もう本に絶対服従って書いちゃう」

 

「え?」

 

「フラン…ご愁傷様」

 

「え?え?」

 

「お、弟分〜!」

 

「…姉より胸あるくせに姉より器小せえのな…」ボソッ

 

「はぁ?」

 

いや〜びっくりしたぁ。だって、ねぇ。うん…な、なぁんか…器と胸の大きさは比例の関係にあるのかね。ということは…八雲紫は器がクソ小さい…?スキマで曖昧にしているだけ…!?いや、あり得る。後で覗いてみるか…?

 

「この家の中でお前は能力使えんぜ」

 

「へ〜?…あれ?」

 

「ちなみに…君はこの本がないといづれ細胞単位での力がなくなり、植物人間になります」

 

「これどうやって収束させんの?」

 

「あぁ?もうそろそろ保護者来るだろ」

 

「御明察でございますわ」

 

「…ほら。時間止まったらどうしようもないじゃん」

 

「そうっぽいわね」

 

「月の技術で時間を止められるようになるのがいつなのか。待ち遠しいぜ」

 

月の都

 

「むっ!彼が私を呼んでいる気がする…!」

 

「依姫、大丈夫…?」

 

地上

 

「ま、結局はそれもどうとでもなるんだよな」サワサワ

 

「…何を、サワサワしているのかしら」

 

「畜生界組長の甲羅」

 

「貴方良い加減にしてくださいよ?いくら昔に良い仲だったとしてもですね、そういうことは…」

 

「どんな関係だったっけ?教えてくれよ」

 

「被害者の会ですか?」

 

「いいえ、今回に限っては私とこの子は加害者ね」

 

「…そうですか。それじゃ」パシィンッ

 

「ほぁっ!?」

 

尻尾のビンタを喰らい、怯んだ瞬間に逃げられてしまった。なんとかして触り心地の良い物を触り続けることはできないのだろうか?…そうだ、手の甲をあいつの甲羅にしてしまえば良いんだ!そうだそうしよう!そうと決まれば善は急げってんだ!

 

「こりゃ永遠に触ってられるぜ」

 

「彼女がかなり可哀想」

 

「咲夜、もう帰ろ」

 

「わかりました」

 

「あ、私も…置いてかれちゃったわ」

 

「帰れ」

 

「ありがと」スッ

 

「…八雲邸行きだっけ、あのスキマ」

 

「えぇ…?」

 

「何か、面白いこと起きないかなぁ」

 

「…慧音とやらに会えば良いのでは?」

 

「慧音はなー…多分会ったら酒だし。あ!マミゾウ!マミゾウのところ行くわ!」

 

命蓮寺

 

「マ!ミ!ゾ!ウ!」

 

「なんじゃうるさい…うぉっ貴様なんじゃ!?」

 

「俺だよ!大嶽丸!」

 

「…驚かすでない…儂も色々と歳だから」

 

「嘘つけ、年寄り扱いするとキレてくるくせに」

 

「お?言うのう。ふーっ」

 

「うわっけむったい!やめろよマミゾウ!」

 

「…なんか、仲良いですね」

 

「マミゾウの方が生まれた年代は上…らしいのですが。これは一体?」

 

「うわぁ聖!?」

 

「マミぞ〜、膝枕してくれよ〜」

 

「嫌じゃ」

 

「なんだよ〜、年寄りを自称するなら姿形をもう少し老させてから」

 

「脳髄に煙撒くぞ」

 

なんつー脅しだ。怖いわ。怖いっつーか、死ぬわ。脳髄に煙撒かれたら…恐らく、脳髄の神経が狂ってまともに動けなくなって死ぬと思う。それだけ?と思う奴は一度思い通りに動けなくなってからもう一度言え。二度と同じこと言えねえから。

 

「あのー」

 

「なんじゃ聖」

 

「一体何を」

 

「戯れてる」

 

「蹴落としてる」

 

「ちょ、マミゾウのばっちゃん!それは」

 

「誰がばっちゃんじゃ!ぶっ飛ばされたいのか!」ドスッ

 

「飛ぶほどではないにしろ痛い!骨の間はやめ、痛い!」

 

「と言うより、お主、嫁さんはどうしたんじゃあ!」ゴォンッ

 

「へぶぅぁ!?」




マミゾウ<儂はばーさんじゃない!!!!
こう言う感じです。
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