本にする妖怪   作:覚め

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大嶽丸は阿修羅にもらった刀の内一つを奪われてます。
やべーぞこいつ


第54話

冥界

 

「よ、ほ、は、たぁ」

 

「くっ!このっ!せいっ!はぁっっ!!」

 

「て言うか妖夢さ、なんで刀で俺と戦うわけ?」

 

「相当な手練れと聞いたので!」ガギィンッ

 

そりゃ、お前あれだよ。あの時代刀使う奴が一杯だったから、偉い人からもらった刀でイキリたくて…って違う。3本中1本ないけど、それは人間の手によってお宝になったって話だし。二刀流と二刀流の戦いって、変だな。

 

「うお、斬撃飛んできた!?」パシィンッ

 

「目眩しです!」スンッ

 

「真剣白刃取り〜…力が強すぎるとこんなこともできちゃうのよね」

 

「もう一本!」スカッ

 

「峰打ち」ゴァンッ

 

「っ…!」ブンッ

 

「俺も飛ぶ斬撃やってみようかなぁ!」ガギッ

 

「至近距離での飛ぶ斬撃は…隙!」ザスッ

 

「身代わりの術」スパァンッ

 

「ひぃっ!?」

 

「はい勝ち〜。お前の負け〜!」

 

「お、大人気ない…」

 

「剣術一本のやつが、さまざまな武道を学ぶ奴に勝てると思ってんじゃねーよ」

 

「ですが剣道は他の物より三倍の段で」

 

やば、なんか慧音に見えてきた。シッシッ。俺は説教はお望みじゃねーんだ!と思っていたら、どこからか門番の仕事を放棄した美鈴さんがやってきて、次は私ですと言わんばかりに棒術で攻めてきた。棒が曲がってるように見えるのは速さ故だろうなぁ。

 

「ふんっ!」ブワァッ

 

「秘技!!」

 

「秘技ですか!スカート捲りとかじゃないでしょうねぇ!」ゴンッ

 

「偏重心!」

 

「…割と真面目な名前ですね」

 

「スカート捲り当てられたから考えた」

 

「ふんっ!」ゴギィッ

 

「重心の低い今の俺に打撃で動かすことなど不可能!」

 

「…かめはめ」

 

「伸びろ如意棒ー!」ズゴゴゴゴゴゴドガァンッ

 

「…い、良いんですか今の!?」

 

「良いんだよ。必要な犠牲さ」

 

「違いますよ!!ほら、本家のオッスオラの人に怒られませんか!?」

 

「全ては…美鈴さんのせいです!」シュンッ

 

「消えた!?」

 

永遠亭

 

「ちょ、おまっ」

 

「うどんげのトラウマ週間ね。簡単に言うと、生理と一緒」

 

「生理無くしてそうなババアに言われてもねぇっ!?」ゴリュッ

 

「鈴仙。一振りで森を微粒子にする扇子があるからそれで片付けなさい」

 

「たんま、たんま!」

 

「待て、鈴仙」

 

「!」

 

「依姫!?」

 

「前、呼ばれた気がしたから…」

 

…呼んだっけ?でもナイスタイミング!鈴仙どうにかして落ち着かせて!俺死にかけてるから!二刀流の刀冥界に置いてきちゃったし!どうにかして助けて!お願い依姫様!…いや、これ逃げた方が賢明だわ。逃げるぞおい!

 

人里

 

「結局家が一番」

 

「…あ、どうも」

 

「ありゃ?家間違えたかね…」

 

「今のは…『聞こえる、聞こえる…君の感情が…』とか言っていた…」

 

「やめてあげなさい。ここ別荘になったんだなきっと」

 

「隣は確か寺子屋だったな」

 

「そそ。午前が終われば慧音先生に怒られないように静かにしなきゃね…」

 

「さっきの家の隣は寺子屋だったな」

 

「神子、どけ」

 

「ん、バレたか!」

 

「誰と飯食ってんだオイ、誰とだよほん…」

 

「こっちは初めて見る顔…か?」

 

「ん、なんだお前ら。人の家にズカズカと上がり込んで」

 

「依姫、良いか。この家は実は売ってたんだ。そうだ、宿なしだったのを忘れて」

 

「ここは貴方の家だが…座標もバッチリ合っている」

 

「ですよねオラどけぇ!」

 

「うわぁっ」

 

「何をするか!」ガギィンッ

 

「やめてもらおうか?」

 

「帰れ!」

 

「…おい」

 

「あ、いや、こころ。その、な?まー、大体いないんだしちょっと住んでも良いかなって」

 

「良くないだろぶち殺すぞ」

 

「薙刀!?」

 

わーすごい。こころって子とは話が通じそう。微かな希望を感じつつ、部屋から二人共を追い出す。終始言い訳をしていたが、最終的には開き直って来たのはタチが悪い。太子、屠自古が泣いているぞ…後布都も。邪仙は泣かないか。

 

「はーったく…俺の家なのにどーして他人がいたのかね」

 

「戸締まりはちゃんとするべきだったな。さて…」

 

「浮気調査か?残念だったな。俺の家に女の髪の毛なんぞ」

 

「あった」

 

「嘘っ!?」

 

「月に持ち帰ってDNA検査…金髪の知人は大量にいるから、そいつら全員から」

 

「やめてやめて、幻想郷滅んじゃう」

 

「…浮気している相手が大量にいるのか!?」

 

「違う、そうじゃなくて」

 

「まさか…特殊な」

 

「穢れすぎだろお前ぇ!」

 

「知るか。私は浮気の物的証拠を掴んで帰るぞ」

 

「離婚したいのか?」

 

「…」ピタッ

 

「図星かよ」

 

「仮にも夫婦なんだ、浮気をされては困る」

 

「そこは惚れたって言えよ」

 

「貴方が言えば良い」

 

「ところで」

 

「なんだ?」

 

「定番を行くのはわかるけど、布団の下に隠してたら直ぐ分かるだろ」

 

「…この内側にあるか?」

 

「巧妙すぎる、隠し方が」

 

「ん…?っ!なんだこれは!?」

 

「え、何!?」

 

「この見覚えしかない謎の空間は…!!」

 

「となるとあの髪の毛も紫か…もう殺しちまおうぜあいつ」

 

「同意だ」

 

なんで話をしてたら、八雲紫がタンマタンマと言いながら乱入してきた。左胸に太刀が刺さってる姿はなんとも笑える姿だ。つーかなんで死なねえんだよこれで。阿修羅の刀のはずなんだけど。マジでお前何者?依姫、頭を鞘で叩くな。なんで俺を叩くんだ。

 

「木魚じゃねえんだよ」

 

「で、なぜこれが?」

 

「弱みを握って、便利に」

 

「弱みは握れたのか?」

 

「いえ…」

 

「…殺そう」

 

「今弱み握ってたら殺さなかったよね?」

 

「気のせいだろう」

 

「嘘つけ、なあ、嘘つけ」

 

「本当だ。貴方の弱みを握って何かいいことがあるのか?」

 

「知らねえよそれは」




紫<なんだかんだで、そんなもんかと、なんだかんだで婚約者♪
とか言いそうだよね。普通に。らんま1/2を最近って思ってるよ絶対。
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