本にする妖怪   作:覚め

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驚きだなとか言って自分の攻撃から出てきたらびっくりするの本当に全力だったんだし、通じると思ってたんだなと。



第58話

神霊廟

 

「おいおい既婚者連れて嫌な所に連れて行くねぇ慧音先生!」

 

「うるさいぞ。そして私は慧音じゃない神子だ。知ってるだろ」

 

「おや?そうだったかね。忘れてた」

 

「忘れないでくれるかい!?」

 

「んで。いつものアレやらずに何の用?」

 

言っておくが、そう言う欲は地球が腐った末路の植物たちより2倍枯れ果ててるから。自慢じゃねーけど。神子は戦闘をするでもなく、欲を聞くつもりがない。すると…お前何がしたいんだ。ヘカーティアと飯と睡眠以外の欲が大体消えてる俺に何したいんだ。

 

「その…だな」

 

「言ってくれねえと伝わんねえぞ。マミゾウ呼んでくるか?」

 

「いやいや!それには及ばん!」

 

「じゃあ早く言いなさいよ」

 

「ぐっうぅ…」

 

「ほれ、早く」

 

「か、カリスマガード!」

 

「…地震でも起こったか…?」

 

「ち、違くてだな!?その、人里では権力者がこれをやると言うから」

 

「肩凝りを解消してやろうか?」

 

「良いんだよそういうのは!!私のカリスマガードはどうだったかと聞きたいんだが!?」

 

「…そもそもそんなの見たことねえよ」

 

そう言うと、神子は動きが10秒ほど静止してしまった。布都が取りに来た。屠自古が謎の品を持ってきた。青娥は俺の足元だ。この品はなんなんだ…と思いつつ、開けるのを躊躇うと足元から声がする。青娥か。

 

「その箱は開けない方がいいですよ〜」

 

「中身何?」

 

「笛です」

 

寺子屋

 

「聞いたか干酢都」

 

「なんだ?」

 

「神霊廟、と言うところで…とは言っても知ってるか」

 

「知ってるぞ。」

 

「うーん…ついさっきだがな、結構な粉塵が舞ったらしい」

 

「マジかよ。見舞いに行ってこようかな」

 

「怪我人はいないらしい」

 

「…チッ、死んでくれれば良いものを」

 

「そう言うか…。」

 

「この笛って高価なのかね」

 

「急だな…これは多分だがそんなに高くはないと思うぞ」

 

「ほーお。ゴミ押し付けられたか」

 

「いや、外の世界では普及していると聞くだけだ。八雲紫が言っていた」

 

「八雲が言っていたか…」プ~

 

「汚い音だな」

 

「え!?…えぇ…?そん、口つけちまったな…」

 

「そもそも何でできているんだ?」

 

「知らん」パンッ

 

「拍手する様な感じで潰すな!」

 

「貰い物だから尚更だな」

 

「わかっているならやるんじゃない!!」バシッバシッ

 

「痛い、痛い、特に痛くないけど!」

 

「関節決めぇぇぇ!!」

 

「卍固め!?無理無理、死ぬ死ぬ!ぁぁぁぁあああ!!!」

 

フンッと鼻を鳴らした慧音先生は俺の腕を200度ほど回して机に向かってしまった。なんと言うか、関節決めは全員に決まるんだなと。関節が柔らかい人は良いだろうなぁ。これがあんまり痛くないんだろうし。偏見しかないけど

 

「うわっ!?」

 

「どうした?」

 

「びっくりした…誰かに触られたと思ったわ」

 

「そうか」

 

「…ドロップキック」スパァンッ

 

「静かにしろ」

 

「じゃあこの豊郷耳どうにかしてください」

 

「豊郷耳…豊郷耳!?」バッ

 

「私のカリスマガードに対する感想を聞いてなくてね」

 

「スラッと尊厳破壊したな?」

 

「そうだぞ神子。こっちは人里の中でもぶっちぎりで人気のある慧音先生を盾にするんだぞ」

 

「ダメだろう、それは」

 

「ふむ…それは困った。なら私は君の欲を…ごめんちょっと受け入れなかった」

 

「受け入れてくれよ」

 

「なんだ君達は」

 

「さて、草原で寝てみたい」

 

「風見幽香と友達なんだろう?その周辺で寝かせてもらえ」

 

「あいつが近くにいると誰も寄ってこないから」

 

「私のカリスマガードはどうだったかな?」

 

「カリスマガードなんて流行ってんの?」

 

「ああ。どうやら今回は紅魔館発祥らしいぞ」

 

紅魔館?なんで??紅魔館でカリスマガードとか言う奴…フランか…いや美鈴ちゃんもいるな。この2人くらいがカリスマガードとか言いそうだけど…おい、どう思うよ神子。つっても心を読むわけではなく欲を聞くだけだったな…

 

「私に何か聞きたいのかね?」

 

「紅魔館行くぞ神子」

 

「えっ」

 

「…飴玉いるか?」

 

「おう、いるいる。婆ちゃん、ついでに麦わら帽子も」

 

「婆ちゃん?」バキッ

 

「おいおい筆を折るだなんて物理的な意味で使うんじゃ」

 

紅魔館

 

「そういえばだが」

 

「なんだ?」

 

「君の家には鬼がいたね」

 

「鬼か…そんなことよりこの顔に何も言わないのか?」

 

「凹凸がどれだけ多くなっても君は君だ。それに…」

 

「それに?」

 

「女性に対してお婆ちゃんなど」

 

「1400歳がよく言うぜ」

 

「私の前で痴話喧嘩やめてくれる?」

 

「うるさいカリスマガード!」

 

「んなっ!?」

 

「バカを言え大嶽丸。この館の主人である彼女がカリスマガードなんて幼稚なことはしないことは君も知っているはず」

 

「しかし、そこから来る『ぎゃっぷもえ』なる物がございます」

 

「…嘘だよな咲夜さん」

 

「貴方達は調べる方法がありますでしょう?それで」

 

「それもそうだ寄越せレミリアぁ!」

 

「ちょ〜っと調べるだけ…」

 

「な、何よ!?私が何をしたって」

 

調べた結果…誠に意外ではございますが。彼女がカリスマガードの発祥と言うことでした。今神子が本人から学んだ方がいいからとカリスマガードやってくれと言い出しました。現場は阿鼻叫喚の凄まじい状況です。残念な人たちですね。

 

「カリスマガード!これは確かに権力者の可愛らしい部分を一つの動作で表せるな!」

 

「お前は何を言ってるんだ」

 

「私が何をしたのよ!うー!」

 

「出た!!カリスマガードだぁ!!」

 

「…なぁ、これって」

 

「お客様との戯れ…私は嬉しゅうございます」

 

「何?初めて友達連れてきたお坊ちゃんに対する執事みたいな反応してさ」




咲夜<私は嬉しい、客人も嬉しい。win-winの関係ですわ
とか言いそう。
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