本にする妖怪   作:覚め

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こんな設定思いつきました。
子供の本って長持ちする。
どうですかね。ほら、主人公の体を適当に貯蔵庫的な何かにすれば…
ダメですかね。


第61話

八雲邸

 

「ほい、ほい」

 

「にゃ!にゃぁ!」

 

「空中二十回転!」グルルルル

 

「!?」

 

頭にマグロを乗せ、空中で20回ほど回る。俺でなきゃマグロが空中分解するね…と思いつつ、何故こうなったのか考えてみよう。紫の所為。橙ちゃんの特訓だと言い張っているが、涙目になっているこの子をどう処理すれば良いのか。

 

「…休憩だ」

 

「にゃ〜」

 

「強くしてやろうか?」

 

「ダメです」ズイッ

 

「藍ちゃんがいる前じゃダメだねぇ」

 

「強くなったらどうなるんですか?」

 

「…自我を失うか、一歩踏む感覚であたり一面が一掃される…」

 

「力を完全にコントロールできるならやろうか」

 

「はい!」

 

「いやだからダメだって言ってますよね!?」

 

「んじゃ契約な」

 

「けい…やく?」

 

「ちょっと待ってくださいって」

 

「んにゃぁ!?」ドロンッ

 

「ありゃ…橙ちゃんと呼ぶにはあまりにも大人になっちゃった」

 

「橙、自我はあるか!?私が誰かわかるな!?」

 

「はい!」ブルンッ

 

「尻尾でさえも凶器になるのか」ガシッ

 

「ふにゃぁっ!?」ゲシィッ

 

「そうだもんなぁ。精神年齢変わんないもんなぁ」

 

そのせいで今俺が2mほど飛んだのは良かろう。油断した俺が悪かった。蘭ちゃんにやった時こうなったもん。そして手合わせ願いたいと橙ちゃんが言ってきた。これも藍ちゃんと一緒。やっぱり式だねぇ。でもやだ俺死にたくない

 

「回転蹴りぃ!」バギィンッ

 

「にゃぁ!」ゴワッ

 

「橙、やめなさい!」

 

「楽しいから嫌です!」バギッ

 

「っ!?」

 

「コサックダンスだって踊れちゃう」トットットッ

 

「しゃぁっ!!」

 

「スカ!からの卍固め!」

 

「にゃっ!?グッ…!ゴロロ…!」

 

「今変な声入ってなかった?」

 

「に、にゃっ!」ゴギィッ

 

「腕折られたんだけど!?」

 

「っ!」ガギィンッ

 

「俺の刀は舐めると痛いぞ…」

 

「しゃっ!だっ!」

 

「ほらっ」スパンッ

 

「橙!!」

 

「やっぱり過ぎた力って要らないね」

 

「にゃ、にゃ〜」ドロンッ

 

「も、元に戻ったか!」

 

「…さっきのないすばでーな方が良かったです…」

 

「俺もそっちの方が好みではある」

 

「驚きましたね。蔑視します」

 

「べっしー」

 

「とはいえ、姿だけならどうにかなるかも…」

 

「本当ですか!?にゃっほーい!」

 

「本当に姿だけなんだな?」

 

「ふんっ!とおっ!」

 

「…にゃにを?」

 

「姿を変える腕輪」

 

「腕輪って…」

 

「指輪の方が良かったか?」

 

「はい!はい!指輪なら私が」

 

おっと、要らんやつが出てきた。橙ちゃんにはこの腕輪をプレゼントしよう。名付けて…超ミラクルデリシャススーパーアルティメット(以下略)腕輪!と言うと、とても形容し難い目線が向けられた。子、子供ってこう言うの好きじゃん…?

 

「名前はともかく…」

 

「良いものもらいました!」ドロンッ

 

「ボンキュッボンのナイスバディだぜ姉ちゃん」

 

「えへへん」

 

「まずい…!」

 

「紫様、どうしたのですか?」

 

「中身子供で外見が大人の女は殿方の心を射止めるのよ」

 

「ちなみに俺はこの腕輪はめたら年取るぜ」

 

「嘘まだ子供だったの!?」

 

「副作用なし!正真正銘、容姿がピークの時代までひとっ飛びできる腕輪です!」

 

「霊夢のところにプレゼントしてくるわ」

 

「やめてください、やめてください」グググ

 

「これって妖精につけたら」

 

「妖精に年齢って概念がないからな。着けたら最後、その妖精は年老いて死ぬことになるからやめときな」

 

「なぁんだ」

 

「と!言いたいがな。これは姿だけを変える。つまり誰にでもつけられる!不老不死でも!」

 

「おお!」

 

というわけでね。橙ちゃん。今から藤原妹紅に着けてみようと思います。スキマ越しにガチッと…おや、どうやら発展途上だった模様。髪の毛は何故か変わらなかったけど…こいつもまた綺麗な…。しかし妹紅が不老不死になったのっていつなんだろうか?

 

「よう」

 

「はいは…うぇっ!?誰ですか!?」

 

「誰って…私だ、妹紅だ」

 

「…妹紅さんの、お姉さん…?」

 

「妹紅本人だ!」

 

「しょうがないよね店長〜」

 

「で、ですよね〜、だって不老不死だから姿が変わるなんて」

 

「にゃ!」

 

「この声はちぇ…ん?橙のお母さん…?」

 

「橙本人だ」

 

「えぇ!?」

 

「…まだ成長する余地があったんだなぁ」

 

「この腕輪のおかげでな」ケラケラ

 

「…」ズーン

 

「不老不死なんだから成長するわけ」

 

「お前だけは口から全身燃やし尽くして灰にしてやる!!」ガシッ

 

「ま、待っ」

 

翌日

 

「つーわけ!慧音先生もおひとついかが?」

 

「断る。全身火傷で死にかけたと言っていたから来たというのに」

 

「いやー、妹紅ってば冷静だよな!死にかけで止めて火傷残そうとするんだもん!」

 

「どーせお前が妹紅の精神を逆撫でしたんだろ」

 

「正解」

 

「…当たって欲しくないんだがな」

 

「詳しくは妹紅にもこたんって言いながら成長について聞いてみろや」

 

「ああ、大体わかった」

 

…それでわかるって意外と失礼だと思うんだよなぁ。と思い酒を飲む。やっべこれ鬼殺しだ、美鈴ちゃんが持ってきたやつまだ持ってた。嘘だろ俺…ちなみに俺の膝には成長した橙ちゃんが座ってるぞ!慧音先生はあんまり気にしないのは何故だろうか。

 

「なあ」

 

「ん?」

 

「私の成長した後って、その、どうなんだ?身長とか」

 

「バカいえ、素がダメなんだから成長しても」

 

永遠亭

 

「で、こうなったと」

 

「すいませんでした」

 

「…内臓が全て気化、そして皮膚が爛れて…ね。大人しくするってことが出来ないの?」

 

「もっともです」




永林先生<怪我したらウチに来てください。治します。
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