とか神子に言わせたかったな。
ヘカーティア宅
「ヘカーティア〜お母さん〜!」
「どうしたの!?」
「なんかね、なんか、俺が食った子供たちが一人歩きしはじめちゃった」
「???」
「要するに貴方の体が分離した、と」
「そう!多分!」
「…何人?」
「大体五桁乗るかな…」
「万行っちゃうの!?」
「捨てられた子供たちだったし…」
で、さらに不味いのが。その子供達は今博麗神社に向けて出発したと言うことだ。八雲紫に伝えようにもスキマを開けるほどの力がない。死に戻ることでしか移動できない。だからここに来たわけね。というわけでヘカーティアさん!お願いします!
「分かったけど…後で貸しは返してもらうわよ?」
「お母さんを頼ってくれて嬉しいわ!従わなかったら私が消すね!」
「お母さん、それやめてね」
八雲邸
「紫様」
「彼の力が一人歩きしたわねぇ。不味いわねぇ。そして彼の保護者が来たわねぇ」
「そういうこと。やってくれる?」
「不味いわ…非常に…」
「もはや力の塊ですね」
「早くしないと博麗の巫女殴りに行くぞ〜」
ちなみに俺の分身は今、巫女が自分達を救わなかったからこうなったと駄々を捏ねている。恨みとして扱って良いのか悩むレベルだ。一生人恨むなよてめーら。分かってんのか!!と、とにかく。このままでは色々とやばい。邪魔する妖怪皆腕の一振りで死んでるもん。
「俺の能力のせいで生きていたのがダメだったか」
「どういうこと?」
「本のページにして吸収、肉として食す。一つで2倍美味しい」
「ああ、そう」
「で、どうすんの!?」
「…私が行こうかしらん?」
「お遊びで山吹き飛ばしそう」
「そんな野蛮に見えてるの?」
「私は」
「壊せる?」
「確かに無理ね」
「友人の私から言わせてもらうと、ただの親バカだから無理ね」
「…」シュン
「どうしよう」
「今のこれの力って、以前より下がってる?」
「そうだなぁ、大天狗くらい」
「それなら」
「…大天狗くらいなら余裕」
「しもしも?永林?」
「そうだその手があった!」
「ダメらしいわ」
「いかんぜよ」
「!!聖と神奈子、私を含めたら勝てるのでは!?」
「どーでも良いからさっさとしろ!」
「そうよ早くしなさいよ」
「親バカじゃない」
博麗神社
「というわけで来たわよ」
「来ました」
「…私来る必要ある?」
「なんで来たの?」
弾幕ごっこならお前ら強いだろうけどな!!しゃーねーだろあいつ弾幕ごっこしねえんだから!身体能力で殴ってくる貴女達様の方が頼りになるんだって!!ほんと!!俺もうこれに懲りたら中級妖怪10体くらいで勘弁する!!そうしないとまたこれ起きる!!
「とりあえず、来たわよ」
「アホみたいな姿ね」
「空飛べないとか思ってるだろ。空気蹴って来るからなこいつ」
「え」バギィッ
「ほら見ろ!!だから俺は依姫呼ぼうぜって言ったんだ!!」
「言ってないでしょ!」ゴンッ
「-÷〒~=♪☆〒%○」
「記号喋りはじめたぞおい!」
「ふんっ」バゴンッ
「¥♪っ…♪☆☆☆☆☆☆☆」
「依姫来て!!頼む!夫死にそう!」
「クズね」
「クズだ」
「クズですねぇ…」
「なんで!?」
「全く情けない」シュッ
「依姫ぇ!」
「と、私」
「豊姫様ぁ!」
「…とりあえずぶっ殺しますか」
「義理の弟なんだもの、助けなきゃだめよね!」バギィッ
「〒☆-☆!?」ズドォンッ
「さすが豊姫様!!」
「さて…死ぬか」スンッ
「切った!!」
「これ私たちいる?」
「いらないな」
「帰りますか」
「博麗の巫女しか狙わないから守るくらいはしといた方がいいかと」
「そういうことなら早く言って!紫、さっさと私を」ズゴォンッ
ほら見ろ。霊夢が地面に埋まった。こいつどんな攻撃でも最終的には巫女に当てる気満々だからな。舐めんなよ。死ぬからな。本当に舐めんなよ…ん?あれ、俺の分身どこ行った?まさか振り返ったら拳振り上げてる最中だったりしないよね?
「ま、まさか!そんな」バゴォンッ
「ギャグ漫画みたいな言い分で死ねると思うな」
「ありがと依姫」
「とりあえず圧倒的に邪魔だからどっか追いやるね」パチンッ
数十分後
「うおっ、なんかようやく出れた?」
「そうよ。全く、邪魔でしかなかったのに出しゃばるんだから」
「あの後どうなったの?」
「あの後は…もうあの肉の塊が『死なば諸共、巫女だけは』って感じで自爆したわ」
「で、巫女は?」
「…結構やられたわね。今は片腕がないの」
「でも永林先生がどうにかしてくれんでしょ?」
「代わりの腕があればね。どうしたものかしら…」
「俺が代わりになってやろう」
「その言葉を待っていたわ!」
「…とりあえず俺に中級妖怪5匹吸収させてくれ」
「良いわよ!」
少年?食事中…
「美味かった」
「さて…で、腕」
「これを切り取るだろ」ボトンッ
「ふんふん」
「この腕から本を取り出して、誰の腕かを書く」
「取れたのは右腕ね」
「…左腕取っちまっただろうが!」
その後、なんやかんやあって巫女の腕は復活し、お母さんは俺を赤ちゃんのように抱っこして持ち帰ろうとしたりした。いかにも大決戦を制しましたみたいな終わりではあるが、実際はただの子供の躾みたいなものだったりする。あー、依姫そんな目で見ないで
「赤ちゃんプレイが好きなのか…?」
「違う、そうじゃない」
「本当に赤ちゃんだものね〜♪」
「へぇ」ガタッ
「待って豊姫」
「義姉さん…じゃないかしら?」
「ま、待って義姉さん!」
「赤ちゃんプレイについて学ばせてほしい」
「良いわよ〜♪」
「嘘でしょお母さん」
「嘘でしょ依姫」
「本気です。姉様」
永林「催眠とか、洗脳とか、そんなちゃっちい物じゃねえ…意志や覚悟のようなものの片鱗を感じたわ…」