本にする妖怪   作:覚め

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主人公の力、大半なくなっちゃいました!
きゃぴっ


第69話

紅魔館

 

「物語が終わりに近づいてるのを俺は感じている」

 

「紅魔館に侵入した輩の気配を私は目の前で感じている」

 

「これがwin-winの関係か…」

 

「咲夜、処せ」

 

「はい」

 

「なにし」グサッ

 

「おお、フランよ。ここで死ぬとは情けない」

 

「咲夜…嘘よね。私が出てくる場所を狙ったんじゃなくて、手が滑った先に私がいた…んだよね?」

 

「はい」

 

「そう」

 

あ、この紅茶少し味が薄い。少しに薄いを付け加えたら、それはもう薄いの中でも薄い方なのではないだろうか。日本語であそぼ。とりあえずフランは下ろす。頭を撫でて。レミリアさんがなんか変な槍持ってる。ウケる

 

人里

 

「あそこまでしなくても良いじゃんか。普通」

 

「侵入者を見つけた紅魔館の主人と同じ気持ちを私は感じている」

 

「あら、お客さんですか?私が対応しますけど」

 

「自分で自分を対応するのか。すごいな」

 

「…あ、俺か」

 

「その通りだ。で、何をしにきたんだ?」

 

「いやぁ、物語の終わりが近づいてる気がしたので、挨さ」

 

命蓮寺

 

「それで?」

 

「ボコされました」

 

みんな優しさってもんがないんだ。容赦なく俺を打つし、容赦なく吹っ飛ばす。レミリアなんて、体にぶっ刺しやがったぞ。そこから上にスパンって。まあ治るけどね。治るけど、きついからやめてほしいな。痛いし死ぬ。

 

「全く。仏教を学ばないからこんなことに」

 

「ああいやそれは良いです」

 

「…でも聞きたいでしょう?」

 

「いえ、本当にいいんで」

 

「そうですか」

 

「そうです。後村紗って子はまた呑んでましたよ」

 

「は?」

 

「…呑んでないよ!?」

 

「ほれ、ブン屋に頼んだ証拠写真だ」

 

「…へぇ?」

 

「ちょ、待ってよ聖!嫌!来ないで!うわぁん!干酢都なんて嫌い!」

 

「嫌いで結構。こけこっこー」

 

神霊廟

 

「はいどーん!」

 

「なんだね」

 

「あれ、2人は?」

 

「屠自古は産休だ」

 

「へー、あいつも結婚すんのか」

 

「…え?」

 

「ん?」

 

「き、君との子では…?」

 

「あれ嘘だぞ」

 

「…わ、私はなんで勘違いを…」

 

「ところでさ、俺に関してなんか気づかない?」

 

「ん?…んー…欲が少ないね」

 

「じゃあ本当に消えたんだあいつら!あーよかったー!」

 

「ん?どういうことだ?」

 

「裏切ったやつは切り捨てた方がいいって話」

 

「????」

 

「要するに、金くんね?」

 

「そうか、そうか。私の剣の錆になりたいと」

 

そうは、言ってない。素手で太子の剣を掴むと、その力を後押しする形で邪仙が現れた。待て、あんたのそれはまずいって。やだ、やめて。キョンシー呼ぶな!きついきついきついって、待ちぃなお前ぇ!あ、胴体切れた!

 

「こう、胴体で切ってくれると良いんだけどねぇ…焼き切れるとどうもその部分の再生をしなくちゃならんのでね」グチュッ

 

「うわ繋がった」

 

「何度でも切りたい放題、ですわ♪」

 

「あー…そう言った捉え方はやめてね。死ぬから」

 

「では、死ぬまで切りましょう」

 

「賛成だ」

 

「スキマワープ!あ、足切れた」

 

「惜しいですわ」

 

「はぁ…とんだ勘違いをしてしまった。屠自古に謝らねば」

 

「そんなとこだけ律儀ですねぇ」

 

博麗神社

 

「なぜだろう。今なら誰からでも襲われる気がする」

 

「そんな気起こすな」

 

「だって、命蓮寺に神霊廟、寺子屋に紅魔館は襲われたよ」

 

「寺子屋…寺子屋!?アンタ何したの!?」

 

「慧音先生にちょっと侵入した」

 

「殴られて当然ね」

 

「慧音先生の下着があんなに大人なものだった、なんて」

 

「命を削る覚悟はいい?遺言は?頭を垂れて謝罪する準備は?」

 

「やっぱり襲って来るじゃん!やだ僕もう人間信用しない!」

 

「あっそ」ボンッ

 

しかし、人でなくとも信用ならんので。妖怪の山まで飛びつつ、妹紅さんを探す。いねーかなー。いねーかー。いねがー!…いないっぽいです。何故でしょう。いないって言うのだから仕方ありませんが。しゃーなし。まああの人妖怪じゃないけど

 

「っと」

 

「おお、これは。力を失った干酢都さん!」

 

「喧嘩売ってんのか。これでも大妖怪並みにはまだあるぞ」

 

「こわ、近寄らんとこ」

 

「何言ってんだお前」

 

「とにかく!ちょうど良かったんですよ!取材をしたくてですね!」

 

「おい大天狗」

 

「飯綱丸だ。で、なんだ?」

 

「飯綱丸さんの羽を少し触らせてもらえませんかね」

 

「な、なんですと!?ダメです!大天狗様、ダメです!代わりに私が!私が触るので!」

 

「典…」バサッ

 

「うおっしゃぁ!」

 

「微妙に感じるご主人の手入れの行き届いてない場所から溜まった匂いが!私の鼻にゴフッ!」

 

「…え?」

 

「私もあるんでしょうか…?」

 

「触り心地だけでいいからな。嗅覚は消え去っているさ」

 

「うわ、ずるい」

 

「ずるい!?じゃあお前直で嗅いでみろや!」

 

「いや、きついです」

 

「だろうが!狐は狐らしく生きてろ!」

 

「…じゃあ、九尾みたいに…」

 

「身の丈に合った生活しろ」

 

さて、大天狗の尻尾も触りまくったし。満足かな!これにて俺の物語終了!…あれ、終了!…あれ?どうやらまだ続くらしいですね。何よ!力を失って、また新しい力を譲ってもらって、そして後日談!そしたらもう『これからも俺の生活は続く!』とかで良いじゃない!

 

「じゃんけんぽん!」

 

「急に何を?」

 

「音速で飛べるくせに反応は鈍重も良いところだな!」

 

「…いや、だから何?」

 

「じゃんけんぽん!」

 

「私はパーを出しました」

 

「まだだ!管牧の耳を見ろ!」

 

「…?」

 

「ちょっとだけ、チョキに見えるだろ!」

 

「まあ、はい」

 

「これが俺のチョキだ!」

 

「えぇ!?」




管牧「じゃんけん最強ですね。私」(自分以外グーだと言うことに気がついていない)
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