持ち前の末脚を使って重賞レースを全て総なめしてやりたいウマ娘の話   作:りのちゃん

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作者「このままのペースで行くとクラシック期編だけで(現実時間的にも話数的にも)バカ長くなるのでは……? と危機感を感じ始めた作者です。文字数と更新ペース上げたい……」


第五十六話 ダブルティアラか二冠か①

 

「ちゃんと来てくれたようでよかったわ、サン」

 

「……どうしたの? こんなところに呼び出して。……ノース」

 

 私が出走するレース、オークスの当日。髪の毛を風に任せながらやってきたのは、トレセン学園の屋上。私が朝起きると、私の部屋のドアにここに来るよう手紙が挟まれていた。ノースの字で。

 

 同室の子が読んだらどうするつもりだったのかは知らない。

 

 ノースは学園のグラウンドを見つめながら黙っており、どうしたいのかがイマイチ分からない。

 

「……分からないわ……自分で何をしたいか」

 

 グラウンドの方を見たまま、ノースは悲しげに呟く。何をしたいのかわからない……とはなんなのだろうか……。

 

「私は、あなたに負けたあの日(京都ジュニア)から、あなたの事をライバルとして意識してた。だからなんだというわけじゃないけど……なんか……ね……えっと……」

 

 顔は見えないが相当困った顔をしているのだろう。呼び出したのは自分自身なのに……。

 困ったちゃんだなぁ、などと思っていると、ノースはこちらを振り向き恥ずかしそうな顔をして何かを言いたそうにしていた。

 

「……どうしたの?」

 

 しかしいつまでたっても何も言わない為、一言だけ声をかけてみる。それでもノースは何も喋らない。私もこれ以上どう声をかければよいのかわからない為、黙ってしまい、沈黙の時間が訪れる。

 

「……あぁもう! 察しなさいよ! あなたの事を応援してるの! 私のライバルとして、もっともっと強くなって私の壁をもっと大きくしなさい!」

 

 しばらくしてノースの方がこの空気に耐えられなくなったのか、叫んだ。

 

「……え? もしかしてそれを言うために呼び出したの?」

 

「えぇそうよ! だってあなた桜花賞の時に負けてあんな状態になったのよ!? もう嫌よあんなの見るの! だから必ず勝って普通の状態で戻ってきなさいって意味よ!」

 

「……なーんだ、そんなことかぁ! あははははは!!」

 

 思わず吹き出してしまった。この前トレーナーさんに対して負けないと言い切った矢先にこれだから、笑ってしまう。みんな私の事を応援していてくれて、涙が出てきた。

 

「ちょ……そんな泣かなくても!」

 

「いや、これはくっくくく……うれし涙だよノース! もうっ! もう……! ホントさぁ、みんな優しすぎだよ……私、目標レースの一歩目から負けたウマ娘なのにさ……」

 

 ひとしきり笑うと、落ち着いてきて、暖かさに涙の量がさらに増える。トレーナーさんといいノースといい、みんな私の為に考えすぎだよ。

 

「スーッ……はぁぁ……。あ~もう。……うん、わかったよ、ノースのその気持ち、しっかり受け取ったから。ノースもしっかり見ててよ?」

 

「……言われなくても」

 

 最後にその会話だけをノースと交わし、トレセン学園の屋上を去った。きっと今頃トレーナーさんが東京レース場に行くための車を用意して駐車場で待っていることだろう。待たせるわけにはいかないから、急がなくては。

 

 オークスに向けたウォーミングアップも兼ね、小走りで駐車場に向かうと案の定既にトレーナーさんがいた。

 

「ん、来ましたね、それじゃあ行きましょうか。……サン? 何かありましたか?」

 

「……んーん! なんでもないよ!」

 

「……そうですか。それじゃあ改めて、出発しますよ!」

 

 私はトレーナーさんの車に乗って、東京レース場へと向かった。

 

 

 

「さて、見えてきましたよ」

 

 しばらく車を飛ばしたのち、トレーナーさんにそう言われて、車の窓から外を覗く。すると今日は出走レスがあるからだろうか、いつもより雰囲気が違う東京レース場が見えてきた。

 

 レース場について、車を降りてからでも、その圧倒的な違和感、雰囲気は消え去っていなかった。

 

「うわ~、今日なんか風強くない?」

 

「確かにそうですね……やたら風が吹くような……」

 

 トレーナーさんも感じているようにやたら風が強い東京レース場、G1が開催されるため人だかりができる景色は、もう私たちのいつもの光景になっている。などとシャインも言うだろう。

 

 今日、この東京レース場で行われるレースは……わざわざ反復して言わなくても忘れるわけないか、私の目標だし。当然、オークス。私が大敗したトリプルティアラの一番目のレース、桜花賞の次のレースにあたるものだ。あの時は負けたショックからシャインやノースやクライトにきつく当たってしまったが、今はもう反省している。

 

「あの約束、忘れませんからね」

 

「あの約束?」

 

「落ち込むサンを全力で引き止める、という約束です。もし負けてしまっても、絶対にサンをあの時みたいにはしません」

 

「……あはは、負ける気なんてさらさら無いからそんな約束忘れちゃってたよ」

 

 トレーナーさんもしっかりその約束を覚えていてくれたようでよかった。

 

 正直な事を言うと、まだツインサイクロンの武器が分かっていない。私の強靭なスタミナを持ってしてもツインサイクロンの武器に敵わなかったらと思うと、恐怖で足がすくむ。だけど今ここでトレーナーさんが言ってくれたように、私の事を支えてくれる人たちがいる。

 

 もし私がこのオークスで負けたとしても、私は二度とあのような状態にならないことを誓い、レース場内へ歩く。

 

 

 

「スタ公~、フードコートで大暴れしてないで、サンの奴のパドック見に行くぞ~。ノースも早く来いよ~」

 

「まっへ! まっへ! んぐっ……。あ! あのドーナツもおいしそう! 穴デカッ!!」

 

「……はぁ」

 

 両方の頬に目一杯ご飯を詰めこんだシャインさんを見送りながら、私は手に持ったカレーの容器を見つめてため息をついてしまう。

 

 なぜ私がこんな状態なのか。理由は、単純……いや、単純というには複雑だろう、かといって複雑といいきっても大げさな気がする。……不安だ。サンがオークスに勝てるのかどうか、心配でままならないというのが私の本音だ。だから私はフードコートの真ん中でカレーを見つめてため息をついてしまっている。

 

 ……改めて自分を客観的に見てみると、とてつもなく恥ずかしいので申し訳程度に壁に寄りかかる。

 

 先の桜花賞、サンが負けてしまい落ち込んでいたことを思い出す。もし今回のオークスで負けたら、またあの状態に逆戻りするのではないか。そのような心配が、常に頭の端っこに存在している。

 立ち直り方を見るに、心配はないだろうが、それでも不安なものは不安だ。周りの声を聴くと、桜花賞でサンを負かしたツインサイクロンの事を応援している人が殆どだ。

 

「やっぱりプロミネンスサンが勝つんじゃないか? ツインサイクロンにリベンジだろ」

 

「バカ言え、ツインサイクロンの圧勝だよ、桜花賞の走り見ただろ? プロミネンスサンはぼろ負けだったじゃないか」

 

「それもそうか、じゃあツインサイクロンを応援するかな」

 

「……っ! あなたたちねぇ! サンは必ず勝つわ! ツインサイクロンなんてぶっ飛ばすわよ!」

 

 ふとそのような声が聞こえ、思わず体が動き、叫んでしまう。その男性二人は、私の事を驚いたような目で見た後、すぐに軽蔑するような表情に変わり何も言わずどこかに去ってしまった。

 

「うん、まぁ、ノースの気持ちもわかるよ」

 

 私が男性二人に叫んだあと、大きな音を出したことによって周りの視線が私に集中してしまい、気まずさからどうしようもなくなってると、後ろからトレーナーさんが話しかけてきた。

 

「トレーナー……。トレー……ナー……。ごめんなさい……アルビレオの信頼にもかかわるわ……」

 

「うん? いやぁ……信頼についてはもともと無名だから気にしなくていいよ。まぁ、とりあえず、今日のオークスでどうなるか、まずは見届けようじゃないか。いや、むしろ友人の為にそこまで叫べるのはいい事だと思うよ。ほら、そこで売ってたソフトクリームでも食べて落ちつ……うぉっ」

 

 トレーナーさんが私にソフトクリームを渡そうとしたら、誰かがたまたま捨てていた東京レース場のチラシに足を滑らせてしまい。そのままの勢いで誰かにぶつかってしまった。しかもソフトクリームが顔面にクリーンヒットして。

 

 ちょ……! 

 

「きゃあああ! ちょっと何!?」

 

「あ、いや、その、すいませんごめんなさい……」

 

 するとトレーナーさんが謝るためにその女性の方を向く。しかし焦っているのか本能的に逃げたいのか、はたまたその両方なのかトレーナーさんが後ろに下がってきた。

 

「ちょ、ちょっとトレーナー! ぶつか……あっ!」

 

 後ろに下がってくるトレーナーさんをとっさに避けれず、ぶつかってしまいカレーをトレーナーさんにぶちまけてしまった。私の手にもかかってしまい、カレーの熱が皮膚を介して直に伝わってくる。かなり熱い。

 

「あちぅぅ……!」

 

「え? なんか背中があつ……? いやあつい! あっつ! うわあっつ!」

 

 するとカレーの熱で驚いたトレーナーさんがまた跳ねる。そしてまた誰かにぶつかる。

 

「うわああ! なんだよいきなり!」

 

「あっすいませ……あっつ! 熱すぎる! やばい! やばすぎる! ノース、水!」

 

「そんなこと言われても私だって熱いわよ──ーっ!!」

 

 

 

『東京レース場、やや風が強めですが天気は晴れのまま、良馬場となっております。本バ場入場を済ませたウマ娘達が次々とゲートに入って、オークス発走の瞬間が刻一刻と迫っています』

 

「まったくさぁ……」

 

 ゲートの前で少しだけ愚痴るようにつぶやいてしまう。やれやれ本当にまったくとしか言いようがない。

 

「サン、いますか?」

 

 ふと、本バ場入場をする前の瞬間が映像のように私の頭に流れてくる。

 

 私がメインレースが始まるまで安息のひと時を過ごしていると、控室をノックしてトレーナーさんが入ってきた。

 

「どうしたの? オークスまでは……おっと、もうそろそろかぁ」

 

 時計を見ると、あと20分もすればオークスのパドックが始まるような時間だった。休憩していたとはいえ、時間には気を使っているつもりだったのだが、緊張しているのだろうか、全くオークスが迫ってきていることに気付かなかった。時計に、気を配る余裕がなかった。

 

「サン、今日のオークスはサンに走りを任せます」

 

「え?」

 

 トレーナーさんが何を言いたいのか、私には分からなかった。走り方を私に任せると言う事は、トレーナーとマンツーマンで綿密に作戦を考え、スケジュール通りに走るという事は出来ず、完璧に私のレースセンスのみが頼りになる。トレーナーさんはそのことを分かっているのだろうか。いや、そういう事を分からずに言う人ではない。

 

「ツインサイクロンの武器はまだわかっていないことが多すぎます、なのでサンに走りを任せたいんです。京都ジュニアステークスの時、ノースブリーズの武器を一瞬で見破ったサンのレースセンスを信じたいんです。今日のオークス、くれぐれも無茶はしないでくださいね」

 

 と、いう具合に、今日のオークスは完璧に私のセンスのみで走ることになったのだ。いや、信頼されているのは嬉しいんだけどね? せめてG2とかでやろうよ。と思ってしまうのは私だけなのだろうか。いやそんなわけない、名だたるG1ウマ娘であろうとしっかり作戦は練るはずだ。

 

「ええい、もうどうにでもなれだ!」

 

 私は半ばヤケクソになりながらゲートに足を踏み入れた。私の番号は8枠17番、ツインサイクロンは1枠2番という何とも広がったウマ番となってしまった。

 

『全ウマ娘、ゲートインが完了したようです。東京競馬場、トリプルティアラ二冠目のレース、オークスが今……』

 

 ゲートインする前にトレーナーさんの言葉を思い出しヤケクソになっていた気持ちも、ゲートの横を見て、遠くの方に私の宿敵であるツインサイクロンの姿がしっかりと目に写ることでやる気が出てきた。

 

「……よしっ! どーんとこい!」

 

『スタートしました!』

 

 高らかな声での実況と共に、オークスを開幕するゲートが開かれた。

 

『スタートしてすぐに8枠17番プロミネンスサンがいつもの逃げ足で先頭を走っています。その後ろ──』

 

 今日の走りが私に任されているとはいえ、いつもとやることは変わらない。ゲートが開いてすぐに先頭に躍り出て、他のウマ娘にプレッシャーを与える。

 

 このままでは逃げ切られる。このままでは負けてしまうといった事を考えてしまうような存在感を見せつける。

 

「そうだ……それでいい……サン、その走りを自分のものに……」

 

 きっと、トレーナーさんだってこの走り方をするのを望んでいるはずだ。私の逃げ足を見せつける走り方をしろと、トレーナーさんも思っているはずだ。

 

 後続をどんどんと離し第一コーナーがやってきた。後ろの方のウマ娘の位置を探ると、かなり話しているように感じるので、このコーナーで少しだけ休み、スタミナを回復することにした。

 

「隙が生まれたね」

 

 私がコーナーで少し速度を落とし、休もうとしたその瞬間。後ろの方から急激に速度を上げて走り込んでくるツインサイクロンが見えた。何故? ツインサイクロンまで逃げウマ娘ならばまだ分かるが、レース映像を見る限りツインサイクロンは先行バのはず。以前ホープフルステークスにて同じ先行バのシーホースランスがシャインに対し逃げの作戦で挑戦したことが脳裏によぎるが、ツインサイクロンの走り方は逃げの作戦を打っているとも感じられない走りだった。()()()()()()()()()()()のような……そんな走り方だ。

 

『第一コーナーを回り一度速度が落ちたように見えたプロミネンスサンでしたが、後方から上がってきたツインサイクロンに押されるように再び速度を上げた!』

 

 そんなツインサイクロンの走り方を見て嫌な予感がした私は、速度を落としてスタミナを回復するのをやめ、先ほどのようなスピードで走り始めた。

 

「隙を無理やり無くした……でもそれじゃあ君のスタミナは持たないね」

 

「まだまだ! スタミナを回復する術はいくらでもある!」

 

 コーナーを回りきる前に、私は大きく息を吸い込み、そしてゆっくりと吐く。

 

「サン……」

 

「そんなに心配しなくても、サンは先頭で走り続けるわ、サンのトレーナーさん。ほら、彼女を見てごらんなさい、まったく、どこであんな技を覚えたのかしらね」

 

「……すごい、一度見たことがあるとはいえ、あの技は教えてないはず」

 

 

「それは……ノースブリーズの」

 

 そう、これはノースが京都ジュニアや青葉賞にて使っていた深呼吸のスタミナ回復術だ。これならばある程度速度を保ったまま、走りきる分のスタミナを補充することができる。

 

「よしっ! これでこのまま走りきる!」

 

「なかなか面白い風が吹くねぇ……」

 

 そのままコーナーを回りきり、向こう上面を走っている最中。後ろの方を見てもツインサイクロンはいない。先ほどコーナーを回る際にしっかりと振り切れたようだ。

 

「逃がさない!!」

「絶対に抜かす!」

 

 ツインサイクロンを振り切ったからと言って、私に休んでいる暇はないようだ。残り1400mの地点から、ツインサイクロンではない他の先行バ達が私を捉えるためにスピードを上げてきた。

 

 シャインのような威圧感を使ってくるウマ娘もいれば、各々自分の武器で加速してくるウマ娘もいる。

 

 前者はギリギリで持ちこたえながら、後者は自分の速度をさらに加速させて耐えている。

 

 今日もなんだかんだでずっと速度を上げており、疲れてきた。基本的にスローペースになると言われているオークスだが、私のせいでハイペースになっていると考えると、レースを掌握したみたいで楽しいものだ。

 桜花賞の時のように焦っているような状態でもない、冷静に背後のウマ娘達を対処していけば、きっと……! 

 

「チャオ……☆」

 

「…………え?」

 

 突然耳元で声がする。

 

 その声は紛れもない、ツインサイクロンの声だった。

 

『第三コーナーに差し掛かったところで外からツインサイクロンがプロミネンスサンを捉えた! 桜花賞の時と同じくツインサイクロンがプロミネンスサンを捉えた! ここから先頭が変わるのか!』

 

「東京レース場のこのコース、1200mの地点から坂があるんだよね。風と坂に身を任せると、こんなにもスピードが出るんだ」

 

「なんで……そんなスピードで上がってきてるなら、背後を見ていた私の視界に必ず入るはず……」

 

 私とほぼ同じ位置で横一列に走る彼女の顔は、ただ前を見つめて笑みを浮かべていた。

 

「残念、気付いてないのかい? 君は後ろを見る時、必ず()()()()()()()()()()()()()()。つまり君は自身の左半分、良くて右斜め後ろまでしか見えていないんだ。だから大外からやってきた私に気付かなかった。……さぁ、もうそろそろラストスパートだよ」

 

そう言われ前を見ると、既に第四コーナーを抜けようとしていた。そうだ、第四コーナーを抜けてしまえばあとはもう600mなんだ、ツインサイクロンとの差は現時点でハナ差程度、ここで持ちこたえれば勝てるんだ。

 

「私が勝つんだあぁぁぁぁ!!」

 

いつの間にかツインサイクロンが私と同じ位置に上がってきていることに一度は驚いたものの、そんなことお構いなしと言わんばかりに私はスパートをかけ始める。2400mの内、1800mを走ってもなお余分に余っているスタミナを使って行う()()()()()走りを使えば、ツインサイクロンだって追いつけないはずだし、私のスタミナだってトレーナーさんとのトレーニングを介して桜花賞の時よりスタミナは増えているはずだ。

 

「サン!勝てぇぇ!んな奴ぶっ飛ばしちまえ!!」

 

「うわあぁぁぁツインサイクロンが並んでるよ!!サンがスパートかけてるよ!!もう見てられないよクライト!!」

 

「オホホホホホ! まだわからないのね!ツインサイクロンの能力を見抜けていないのに勝つなんて不可能なのよ!」

 

「あの遠くの方で笑ってる人は誰かしら?」

 

「……甘利トレーナーですよ、ツインサイクロンのトレーナーです」

 

「ツインサイクロンの能力って……一体……」

 

「サンがもしツインサイクロンの武器をまだ看破できていないなら、このレース、まずいかもしれない……」

 

 

「……風が吹き始めた」

 

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