持ち前の末脚を使って重賞レースを全て総なめしてやりたいウマ娘の話   作:りのちゃん

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作者「文字数は基本6000文字くらいをキープしているけど、倍の12000文字くらい書いてペースアップしたいと思います。と言ってもいきなりは無理なのでだんだんと文字数を増やせて行けたらいいなと思います。今の私の体力やスケジュールだとこれが限界に近いので……」


第七十一話 隕石

 

「一体……一体どういう事だ!?」

 

 トレ公から吐き出された事実が信じられず、俺は思わず飛び起きて叫んでしまった。トレ公は困ったような顔をしており、俺自身トレ公に当たってもどうしようもないと言う事を分かっているため、一言だけ謝って俺はベッドに座りなおす。

 

「順を追って説明しよう」

 

 俺が叫んでしまったせいで凍り付いていた空気の中、特に叫んだことを怒るでもなくトレ公は切り出した。

 

 まず、宝塚記念を走り終って、俺が気絶したところまでは予想通りのようだった。みんな焦っていたらしいが、今こうしてピンピンしてるからとくに関係は無い。問題はその後だ。

 レコーダーを手に入れた橋田は、すぐにトレ公らと一緒に原田の所へ会いに行き、完璧に勝ったと確信したらしい。話を聞く限りはまだ問題はない。まだ俺たちに有利な状況だ。それがどうしてスタ公のあの発言になるのか。

 

『私はもう、タルタロスのウマ娘だから。今更、戻る気はないよ』

 

 先ほどトレ公から教えられた言葉を脳内で繰り返し考える。なぜスタ公はこのような発言をしたのだろうか……あれほど戻りたがっていたと感じたのに、なぜこのような状態に……。

 

 俺はベッドで前傾姿勢を取りながら眉間にしわを作っていたが、とりあえず事の顛末を聞かない事には詳細が分からないので、冷静にトレ公の話の続きを聞く。

 

「一度こそ原田の奴には若干追い詰められかけたが、そこはスロウムーンが一つ策を打ってくれていたみたいでな」

 

 原田は一度、レコーダーに入っているデータのバックアップをばらまいてやると橋田に吠えたらしい。

 

 まさかバックアップまで取っていたなんてな……。

 

 そしてスロウムーンの打った策、というのも俺は驚いた。

 なんとスロウムーンが打った策は、タルタロスのトレーナー室の空気成分の調査だ。今回、タルタロスのレコーダーを手に入れるというメイン作戦において、サンの野郎がタルタロスのトレーナー室に向かったのは全員が知っていることだ。しかしそれはサンの野郎にレコーダーを手に入れさせるためではなく、原田の野郎に勘違いをさせることに加えて、空気の調査も兼ねていたらしい。

 

「そして、サンが手に入れた、タルタロスのトレーナー室の空気に溶け出ていた成分というのが、これだ……」

 

 トレ公が内側についた胸ポケットから取り出したのは、透明な袋に入った白い粉だった。

 

「これは……?」

 

「お前が考えている通りのもんだ。これは違法薬物、正真正銘のな」

 

 なんとなく、恐らく使っているのだろうな、と思っていたものが目の前に差し出され、俺は無心になる。過去のトレーナーがここまで最低な人間だったとは思わず、また過去にそのトレーナーを選んでいた自分が憎くなっていた。

 

「効果としては一般的によく言われる快感、あと痛覚の麻痺ってところか。まさか違法薬物なんてものが出てくるとは俺も思わなかったな……」

 

 思えば前々からおかしかった。ウマ娘の力で腕をつかんでいるのに一向に離れないほどの腕力。あれは痛覚を感じていなかったからこそ、人間の限界を超えた力を発揮できていたのだ。

 

「でも……でもなんでそっからスタ公の発言に繋がるんだよ!」

 

 我ながら間抜けな声でトレ公に聞いてしまった。

 でも俺の気持ちもわかるだろう。話を聞く限りどう考えても俺たちの完全勝利だ。それなのになぜ、どうしてあのようなスタ公の発言に繋がるのかわからない。俺たちの綿密な作戦がなぜひっくり返されたのか。

 

「……原田は完全に敗北を認めた。今は学園の方で色々と事情を聴取されているが、確実に逮捕はされるだろうな。シンボリルドルフから鬼みてぇなオーラ出てたぞ」

 

「……それで?」

 

「ん、それでな。橋田も喜んでシャインちゃんの所に行ったんだよ。お前も分かるだろ? 原田も敗北を認め、もうこれ以上タルタロスに縛り付けられる理由がなくなった。完全にシャインちゃんが戻ってくると思うだろ」

 

 思う、俺も思う。と全身で表現しながらトレ公を見る。しかしというかやはりというか、そうはいかなかったようだ。

 

「その後にさっきの発言が出てきたわけだけどな……シャインちゃんに理由を聞いたんだ。なぜそのような事を言うのかをな」

 

「……」

 

「シャインちゃんはさっきの言葉に加えてこう言ったんだ。『私はタルタロスで強くなれるから、今更戻りたくない』ってな。……これがお前が気絶している間の出来事だ」

 

「くっ……!!」

 

 俺は信じられなかった。あれほど橋田の野郎が大好き野郎だったスタ公がそのような発言をするなど信じられなかった。俺は外の風を浴びて気を紛らわせようとトレーナー室を飛び出した。

 

「お、おいクライト……」

 

「なんで、なんでだよスタ公……スタ公……なんで」

 

 目頭が熱くなりながら、俺は思いつくままに歩いた。俺の宝塚記念は、勝負に勝ち戦いに負けるという、悲惨な結果に終わった。

 

 もう一度、もう一度元気なスタ公と話がしたいだけなのに……あの普通のスタ公と会いたいだけなのに……。

 

 

 

「おーいクライトー」

 

 ドアの向こうからくぐもった声でサンの声が聞こえてくる。

 俺はすぐに立ち上がりトレーナー室のドアを開けた、するとすぐにいつもの見慣れたウマ娘が入ってきた。

 

「おう」

 

「もう体調は大丈夫なの?」

 

 心配そうにサンの野郎は聞いてくる。俺が気絶した宝塚記念から数日、すっかり体調がよくなり、俺は何一つ問題の無い生活を送っていた。

 

「見てこれ! 植物の種が植えてあるんだ! 最近トレーナーさんが植物にハマってて、トレーナー室にいろんな植物が植えてあるんだよ。その一つを持ってきたの! ここに飾ってみて!」

 

「……何の植物に育つんだ? それ」

 

「ううん、わかんない! 確かこれ私がなんか適当に拾ったの!」

 

「拾ったもんを鉢植えに植えんなバカ」

 

 宝塚記念が終わり、しばらくの暇をもらった俺達ウマ娘は、各々トレーニングをしている時期だ。逆を返せば、トレーニングが終わったウマ娘達が暇を持て余している。だからサンの野郎は最近よく遊びに来るのだ。

 

「シャインとはもう話したの?」

 

「いや、まだだな。一応同じ教室だからすぐに話しかけられる距離に入るんだが、なんて話しかければいいのかわからなくて……」

 

「……橋田さん、落ち込んでたね。でもなんだか作戦を実行してから、吹っ切れて度胸とかが付いたのかな、次の作戦を考えるのに熱心な感じだったよ」

 

「そうか」

 

「生徒会もシャインを助け出したいって考えてるみたいだけど、やっぱり限界があるみたいだね。私達だけで何とかするしかないのかな……?」

 

「さあな」

 

「むぅ……なんか今日のクライト、クライトらしくないなぁ……言葉に鋭さが無いよ」

 

「待て、どういう意味だオメー」

 

 サンの言葉にツッコミながら俺は外を眺める。宝塚記念が終わった後の事を少し思い出す。確か最初に学園を通してトロフィーを貰ったんだ。それで橋田の野郎に会いに行って。あの時の橋田の顔は何とも言えない、どんな言葉でも形容できない表情だった。悲しみを感じるのに悲しさを周りに感じさせまいとする様子がうかがえた。

 

 しかし以前の橋田とは違い、メソメソした態度じゃなくなった。スロウムーンにもしっかり謝罪と感謝を述べていたし、先ほども言ったように悲しさを周りに感じさせまいとしていた。

 

 以前の橋田なら『俺、悲しいです』みたいなオーラをぷんぷんにおわせるような言動ばかりしていたのにだ。それは橋田の成長なんじゃないかと、年下の俺が偉そうに言える事じゃないが、ふと思った。

 

 そんなことを考えしばらくすると、サンが遊びに来たのを察知したのか偶然なのか。先ほど買い物に出かけたトレ公が帰ってきた。

 

「あら、サンじゃ~ん。アイス買ってきたけど食べる?」

 

「あ、頂きます~」

 

「……」

 

 やっぱり、足りない。いつもと数が足りない。

 

「スタ公がいないだけで、スタ公が戻る可能性がなくなるだけでこんなに寂しくなるんだな……」

 

「クライト……」

 

 俺は相変わらず窓の外を見ているから二人の姿はわからないが、サンとトレ公が俺の方を見ているのがなんとなくわかる。分かってるさ、そんなことを言ってもどうにもならない事なんて。これからスタ公を助け出すために再び作戦を考えないといけない事なんてわかってるさ。

 

「(でも……宝塚記念に勝つために色々頑張って、その間泣き言いうの我慢したんだからさ、今くらいはスタ公を助け出せなかった悲しみに浸らせてくれよ……)」

 

 奇しくも以前の橋田みたいになっている自分がいる事に怒りを覚えるが、それどころじゃないくらい今は悔しいし悲しいし、何より寂しい。

 

「こんにちは! 速水さん!」

 

「あ、たづなさん、ども~」

 

「はい! どうも~!」

 

 スタ公のいない寂しさを噛み潰していると、サン・トレ公と続いてたづなさんまでもがトレーナー室の来客として訪れた。トレ公が馴れ馴れしい挨拶をかますと、たづなさんは苦笑い一つせずに笑顔で返していた。対応力の化身かよ。

 

「今日はどうしたんですか?」

 

「夏合宿について説明しに参りました!」

 

 夏合宿、確かトレセン学園が7月ごろに行っている一大イベントだ。そういえば最近トレ公とたづなさん・理事長などが離しているのを見たことがあった。その時に夏合宿がどうとか……みたいなことを言っていた気がする。先生も『トレーナーさんと相談してください』としか言わないし、それの担当ウマ娘を交えた最終確認的なものだろうか。

 

「確認するものでもないと思いますが……夏合宿の基本的な事についてご紹介しますね!」

 

 トレーナー室のホワイトボードをたづなさんに明け渡し、夏合宿の説明がそのまま始まった。

 俺も椅子から立ち上がり、たづなさんの前まで移動して話を聞く態勢に入った。

 

 トレセン学園の夏合宿。

 7月から8月にかけて行われるイベントで、ウマ娘達は旅行を楽しむと同時に普段とは違う自然と隣り合わせのトレーニングを行う事が出来る。トレーナーと共に気分のリフレッシュにもなるため、毎年この時期に行われるそうだ。

 

「と、夏合宿はトレセン学園の伝統的なイベントです!」

 

「自然と隣り合わせのトレーニングか……クライト、今からでも色々調べてみるか?」

 

「調べるつもりならもっと前から調べさせろ、よっ!!」

 

「だって宝塚記念で忙しそうだったんだもん!」

 

 トレ公と取っ組み合いになりながらも、相変わらずサンはお茶を飲みながらまったりしているし、たづなさんはニコニコしながらこちらを見ていた。

 もはや俺とトレ公のこの絡み合いが普通みたいに扱われていてなんだかモヤっとする……。

 

「マックライトニングさんはこの部屋に泊まります。一応部屋割りに関しては現地でも確認はしますが、スムーズに物事を進めるために覚えておいてくださいね」

 

「へ~い」

 

 他にもいろいろな注意事項をたづなさんに説明され、一通り説明したころを見計らってたづなさんはトレーナー室から去っていった。

 

「それでは失礼します!」

 

 もうすぐ夏合宿、という事実が頭に追加されたのはいいのだが、次の目標レースなどあまり考えてもいないからイマイチ何をするべきなのか分からない。

 

「トレ公、夏合宿どうする?」

 

 俺がなんとはなしにトレ公に夏合宿の予定を聞いたちょうどその瞬間だった。たづなさんと入れ替わるようにトレーナー室に入ってくる人物がいた。

 

「スロウムーン!」

 

「久しぶりね……原田トレーナーとの事でいろいろあってなかなか話す機会を設けられなかったけど……元気にしてたかしら……?」

 

 入ってきたのはスロウムーンだった。こいつこんなに口調優しかったっけ? 

 

「スターインシャインの事については……私の考え不足だったわ……。まさかタルタロスにすでに洗脳されていたなんて思いもしなかった……」

 

 スロウムーンはそういって深く頭を下げてきた。別にこいつ一人で背負う必要はないんだけどな……。申し訳程度にスロウムーンの手を取り、そのまま立つ姿勢を直してやる。

 

「スタ公の事は、俺たちにだって予測は出来なかった、寝てた俺が言うのもなんだけどな。それに、オメーの作戦が無かったら原田の野郎を追い詰めることだってできなかったんだから、別に俺たちは感謝しかないぜ。……原田の野郎は?」

 

「クライト……。……原田トレーナーは、今薬物の取締法違反で留置場にいるわ……スターインシャインは原田と面談した弁護士を通してトレーニングメニューを聞いているみたい……。よくそんなことが通ったと思うわ……」

 

 留置場に佇む原田の野郎を想像すると滑稽だ。スタ公の姿が隣にさえなければな……。

 スロウムーンはスタ公を助けられなかったことに相当責任を感じているようで、今こうして話している間にも表情が曇って行くのが分かる。別に気にする必要はないのにな……。

 

「私は、スターインシャインをどうしても助け出したい……あの強さを正面から叩きのめしたい……。だから、私は夏合宿でスターインシャインにレースを申し込むわ……」

 

「しかし、シャインちゃんがそんな勝負を受けるのか? 今のシャインちゃんはトレーニング一本って感じだけど……」

 

「強くなろうとトレーニングに奮闘するウマ娘が多くいる夏合宿ならば、模擬レースは頻繁に開催されるでしょう……。きっとそのうちのどこかの模擬レースにスターインシャインは参加する……。悪く言えば『自分の実力を見せつけたい』……そんな性格でしょう……? 今波に乗っている彼女を倒せば、少しは目が覚めるはずよ……」

 

「……確かに、シャインちゃんならおかしくはないか。悪く言う言い方がちょっといただけないけど……」

 

「そーだそーだ! シャインはそんな性格かもしんないけどそんな性格じゃないもん!」

 

「あくまでも悪く言った場合よ……私自身はそんなことを思っていないわ……。あとプロミネンスサンは日本語を見直しなさい……」

 

 トレ公が話しに入ってきたことで、俺はスロウムーンが話す対象ではなくなった。そのまま椅子に戻り再び窓の外を見ながら二人の話に耳を傾ける。

 

 窓の外を見ていると、ふと誰かのしっぽが端っこに見えた。ウマ娘が俺達の話を聞いている……? 

 

「おいテメー、そこでいったい何して……」

 

 窓を開け、身を乗り出して外を見るとそこにはスタ公が立っていた。

 

「……スタ公……」

 

 俺が久しぶりに正面から見たスタ公の姿は、どす黒く、まがまがしいような雰囲気をまとったスタ公だった。宝塚記念の後、サンの野郎から聞いた『タルタロスのトレーナー室で見たシャイン』と完全に一致していた。宝塚の後も教室で姿を見ていたはずなのに、まさか表情を正面から見るだけでこんなに印象が違うとは思いもしなかった。

 

「聞いてたのか」

 

「……あたりまえ」

 

 スタ公は静かにそう答えた。前のように元気な発声が聞けずがっかりだ。後ろの方ではまだスロウムーンとトレ公が話していて、こちらに気付く様子はない。

 

「……なら話は早い、夏合宿、お前模擬レースに出るのか?」

 

「気分次第かな。でも私には勝てないと思うよ」

 

 突然スタ公は俺の事を挑発してきた。思わぬ挑発に少しイラッと来たが、そこは抑えつつ会話を続けようとする。しかし、スタ公は以前からこんなに自信満々な性格だっただろうか。いや、自信家ではあったが、ここまで故意に自信を見せつけてくるような奴だっただろうか。スタ公がおかしくなっている今、『だろうか』などと言ってもどうしようもないのだが、なぜかスタ公のこの発言だけはおかしく感じられた。

 

 何か新たな武器があるような……それ以上の武器があるような……。

 

「……言うじゃねぇか、やってやるよ」

 

「久しぶりだね、一緒に走るのは。楽しみにしてるね」

 

 顔だけは明るくしているつもりなのだろうが、明らかに感情は笑っていない。どうしてこれほどまでに人が変わるのだろうか。それもこれもタルタロスの影響なのだろうか。

 

 最後の一言を言ってスタ公は去って行ってしまった。恐らく一騎打ちをしようとしていたスロウムーンには悪いが、俺も模擬レースに参加するという事を伝えなくてはならない。

 

 そう思い後ろを向くと、トレ公とスロウムーンがこちらを見ていた。

 

「うおっ……どうしたんだよ二人とも」

 

「ねぇクライト……あなたのトレーナーすごいわね……トレーニングの発想が斜め上を行ってるわ……」

 

「クライト、スロウムーンってすごいんだな……とんでもなくキツいトレーニングを目が見えない状態でこなしてるんだぜ……?」

 

「……な、なんか俺が知らない間に仲良くなったようでよかっ……た?」

 

「ふふ~ん♪ 早く育つといいな~、謎植物。名付けて謎子ちゃん!」

 

 ……キグナスのウマ娘と言う事で未だにみんな警戒しているものかと思っていたが、意外とスロウムーンがサンやトレ公と馴染んでいて、驚いた。

 

 来る夏合宿、早くスタ公を救い出せるといいのだが……。

 

 

 

「……」

 

 クライトのトレーナー室を離れて数分、学園内を歩いていて私は虚無感に襲われていた。

 

 タルタロスにて行われた死にそうなトレーニング。それを乗り越えて私はさらに強くなった。強くなって、『誰にも越えられない記録を作る』という目標に近づいたはずなのに、とてもさみしい、心に穴が開いた気分だ。

 

 前のトレーナーさんを、私は心で捨てきったはずなのに……もうタルタロスで生きていくって決めたのに……誰にも越えられない記録を作るために私は更にトレーニングしないといけないのに……。

 

 どうして、こんなにも心が痛いのだろうか。

 

「私は強くなれる……強くなれるんだ……もっともっともっと……」

 

 もう一度……走り込みをしてこよう……。

 

「そうすればきっと、きっと気持ちが埋まる……」

 

 この穴が開いたような虚無の感情が、きっと埋め尽くされるはず。トレーニングをした充実感で……。

 

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