持ち前の末脚を使って重賞レースを全て総なめしてやりたいウマ娘の話 作:りのちゃん
「……あ、こっちこっち! トレーナーさぁぁぁん!!」
「ここにいましたか、サン」
人が多い中、目を細くして探していたトレーナーさんをしっかり呼び止める。自分でも自慢の大声に気付いたトレーナーさんはこっちに手を振って来てくれた。
「ごめんね~こんなわがままに付き合ってもらっちゃって! 私の気分がお食事の時間でさ~」
「構いませんよ、最近こんなこともしてませんでしたし」
トレーナーさんは相変わらずの爽やかスマイルで返事をしてくれる。
私のわがまま。今日は本来トレーニングのはずだったのだが、私の気分的にどうしてもトレーニングの気分になれなかった。だから今日はトレーナーさんに最近気になっていたスイーツ食べ放題のお店に連れて行ってもらうのだ。
……トレーナーさんに次走はまだ明かされていないが、絶対レースは近いだろうからあまり食べられないけどね。
「それじゃあ行きましょうか、案内はよろしくお願いしますよ」
「うん!」
トレーナーさんの前を先導しながら目的のお店へと向かう。先ほどもトレーナーさんが言った通り、最近このように二人でお出かけすることは無かった。そのため久しぶりのお出かけとなり、私もテンションが上がっている。
歩いている最中、トレーナーさんは何かの資料を確認していた。こんな時でもレースについての研究だろうか。私は別に構わないが、会話が無いと言うのは少し気まずかった。
「……あ、いけませんね。せっかくのお出かけなのに紙を見てばかりでは。気を付けます」
「全然いいのに!」
「今日はお出かけを全力で楽しまないと、モヤモヤしてしまいますから」
「……そっか! ありがと!」
しばらく歩いていると、目的のお店が見えてきた。街中を歩いている時に定期的にお店を見ていたが、そのピンクで覆われた外見を目の前にしてみると、やはり圧倒的なキャピキャピ感だ。改めてトレーナーさんの方を見ると、少し苦笑いをしているのが見える。
「ご、ごめんね? トレーナーさん。でもここのスイーツ食べ放題おいしそうでさ……」
「い、いや……一応話は聞いていましたが、まさかこんなにも男性が入りにくい外見だとは思わずつい……。大丈夫ですよ、こんな程度でお出かけを取りやめにはしません。入りましょうか、サン」
「大丈夫……?」
「……ええ」
来てしまったのは仕方がないと言わんばかりに、トレーナーさんは頑なに行こうと答えた。
店内に入ってみると、私が事前に予約した席以外はやはり埋まっていた。とても人気なお店のようで、予約でもしないとこうやって席が埋まり、とても長い時間待つことになるのだ。
「おいしいね!」「うん!」
「このスイーツおいし~い!」
「パクパクですわ──ッ!!」
「マックちゃん……12個目だぜ?」
そして……どの席に座っている客も女の子ばかりだ。男性は一人もおらず、今この店内にいる男性は私のトレーナーさんだけだ。絵面としては、とても異様だ。
あとなんか端っこの方にお腹をめちゃくちゃ膨らませてもなおスイーツを食べ続けるウマ娘の人が見えたけど、目を合わせないでおこう。
「えー……っと、一応持っかい謝っとくね?」
「か、構いませんよ……サン」
このような空間に連れてきてしまった事に対し謝ると、トレーナーさんはぎくしゃくした笑顔を浮かべながらもそう返事してくれた。
「(男がふさわしくないような空間にいてなにがおかしいんですか……私はサンと一緒にスイーツを食べに来た……ただそれだけです……私がこの場にいてはいけないような圧力になど負けません……!)」
店内の奥に進み、私があらかじめ予約していた席に座ると、店員さんにお店のルールを説明されたのちに店内にある食べ物表のようなものを貰った。
「あ、スイーツだけじゃなくて一応しょっぱいものもあるみたいだね」
「……まぁ、スイーツを食べに来たんですし、今日はいいですかね」
「甘いものばっかりできつくなったらちゃんと言ってね?」
「大丈夫ですって」
私のトレーナーさんがずっと心配で過保護気味になってしまっているが、立場で言えば私が保護される側だし、トレーナーさんだって大の大人だ。大変だったら大変だと言うだろう。そう思いそれ以上は何も言わなかった。
トレーナーさんと一緒にスイーツを取りに行くと、そこには大量のスイーツがあった。
モンブラン、ショートケーキなど王道のスイーツもあれば、なかなかお目にかからないようなスイーツもあった。私はその中から何個かをさらに取り、トレーナーさんもそれに続いてお皿に取る。
見たところ一つ一つがかなり大きいようだし、おおよそ3,4個食べればお腹いっぱい食べれるだろう。
「この大きさでこの値段なら、かなりお得ですね」
「そうだねぇ! トレーナーさんの財布にも火がつかなくて済むね!」
「橋田さんじゃないんですから……」
席に戻り、トレーナーさんと一緒にスイーツを貪りながら他愛のない会話をする。スイーツの出来は至高に近く、これは満席になってもおかしくないと言える出来だった。
トレーナーさんもその出来に驚いているようで、先ほどまでのこの空間に対する気まずそうな表情が一瞬にして消えて、スイーツをキラキラとした目で見つめていた。
……てかトレーナーさん、鼻にクリームついてる。おもしろ。
「そうだサン。今日はお出かけを楽しむと言っておいてあれなんですが、一応次走についてこの場で話してしまいますね」
「うん」
スイーツを二個ほど堪能したあたりで、トレーナーさんが鼻にクリームを付けたまんま私にそう言ってきた。一回気づいてくれないかな。面白すぎて笑いこらえるのに必死すぎる。
「次走は……ローズステークスです」
「ローズ……ステークスかぁ」
ローズステークス。
阪神レース場で行われる1,800mのレース。そして私の最後の目標、秋華賞のトライアルレースだ。
「……」
恐らくは私の宿敵、ツインサイクロンも出走するのだろうと確信し、思わずスイーツを食べる手が止まり黙ってしまう。
「ローズステークスでは、少しやりたいことがあります、協力して貰えますか?」
「……うん」
「へぇ、こんなところに意外な風」
突如私たちが座っている席の後ろから、声がかけられた。その『風』を強調した特徴的なしゃべり方、そしてその声は、紛れもない私の宿敵ツインサイクロンだった。
「……なに?」
「いや、なんだか風が私をこっちに導いて……。何やら次走について話していたみたいだね」
「そうだけど……アンタは次は何を走るの?」
ツインサイクロンが何をしに来たのかはわからない、だが引いてばかりではその分押されてしまう。負けじと攻めた質問をツインサイクロンに投げかけてみた。
その質問を受けると、ツインサイクロンはしばらく顎に手を添えて考えるような動きをした後、こちらを再び向いて言葉を放つ。
「……君たちがローズステークスに出走するのは、偶然ながら聞いてしまった。だから私も答えよう。……私も、ローズステークスだ」
やはり、ツインサイクロンはローズステークスに出走するつもりだった。
あの風神ともう一度、戦う事になる。そう思うと私の脚はあの時の感覚を思い出して震えだした。風がまとわりついてくるあの感覚。相手がとてつもなく大きなものだと実感させられたあの漠然とした恐怖。
テーブルが大きくてよかった、脚が震えているのはツインサイクロンに見えていなかったはず。
「アンタとはもう一度戦う事になるんだね」
「秋華賞で私たちの決着が付くまでもなく……ローズステークスで各付けが済みそうだね」
いつも気ままな雰囲気のツインサイクロンが、珍しく私に挑戦的な発言をしてきた。そこらへんの精神はキグナスのウマ娘なのだろう。
「キグナスのウマ娘と言うのは皆鼻に付く言い方しかできないのですか?」
「……少なくともクリームはついているかもしれないけどね……」
私がツインサイクロンの挑戦的な発言にキグナス精神を見出していると、トレーナーさんが対抗するようにそう言って、サイクロンを威圧した。幸いサイクロンがテクニカルな返しをしたから喧嘩にならずに済んだが、トレーナーさんは明らかに敵意むき出しだ。
「……ていうか、さ。アンタもこういう店来るんだ」
ツインサイクロンの次走が分かったところで冷静になった私は、何故このウマ娘が一人でこんなところに来ているのか純粋に疑問になった。格別悪いウマ娘と言うわけでもなさそうだし、質問してみた。……トレーナーさんを落ち着かせる時間も欲しいし。
しかし、ツインサイクロンはその言葉を無視した。なぜ?
「……君たちと関わるつもりはない」
そう思っていると、ツインサイクロンは何かを手に持ちながら、もう片方の手で持っているものを指さしながらそう答えた。発言と行動が噛み合わないことに疑問を抱くと、ツインサイクロンは無言で手を動かし始めた。
「……手話……?」
その動きは、小さい時に学校でちらっと見た手話の動きだった。私は手話を完璧に覚えているわけではないが、ツインサイクロンもそれを理解してくれているのだろう、ある程度オリジナリティを加えた動きで状況を説明してくれた。
ツインサイクロンが手話で私たちに伝えてたいこと、それはこうだった。
『これを持たなければならない。君たちとその会話をすることはできない』
ツインサイクロンが示す
「これ……う~ん? えっと……」
「……」
流石にそれを手話で説明されても分からなかったので悩んでいると、どうやら内容を理解したのであろう顔をしたトレーナーさんが持っていた紙を渡して、筆談で教えてもらった。
『これはキグナスのボイスレコーダー、キグナス内で持つことを義務化されている。キグナスに敵対している君たちと仲の良さげな会話をするのは出来ない。データを確認されて私の自由が奪われる。流石に勘弁だ』
「……(なぁるほど)」
ツインサイクロンが私の質問に答えようとしなかったのは、そのような理由があったからみたいだ。わざわざ担当ウマ娘の会話を全て録音しようとしているキグナスのトレーナーさん……シャインに聞いた名前は確か氷野トレーナーだっただろうか、氷野トレーナーはなかなかすごい人のようだ。もちろん悪い意味で。
「ローズステークス、君は私の力に勝てるかな?」
一通りのやり取りが終わると、ツインサイクロンは改めて私に挑戦のような言葉をかけた。そして私の回答を待たずして自分の席にに歩き去ってしまった。
「……トレーナーさん」
「はい?」
「私さ、頑張るね」
「……はい」
キグナスの異常さ、ツインサイクロンの強さ、次走への緊張。その要素をこの短時間で受けて高まった、私の気持ちをトレーナーさんに精いっぱい伝えると、トレーナーさんは笑顔で静かに答えてくれた。
「そういえば、なぜあのような質問を?」
「え?」
ツインサイクロンが立ち去り、再びスイーツを食べる手を動かしていると、唐突にトレーナーさんがそう聞いてきた。あのような質問……私が『こんな場所に来るんだ』と言った質問だろうか。
「ううん、別に? 気になったから聞いただけ。どうしたの?」
「いえ……サン、サンはツインサイクロンに桜花賞・オークスと来て連敗している。そして相手はウマ娘を消すと言うキグナス。サンはツインサイクロンに敵対心や恐怖心を抱いていないのですか? あのような、中を深めるような質問を……」
トレーナーさんは、珍しく真剣な表情でそう聞いてきた。その表情は明らかにツインサイクロンへの敵対心が見え、私が質問した内容には、私の心理が分からないといった疑問を抱いているのだろう。確かに、トレーナーさんからしてみれば、自分の担当ウマ娘を消されてしまうのかもしれないのだ。そう思っても仕方がないだろう。
「う~ん……なんていうかね……。オークスの最後の方に、ツインサイクロンの話を聞いたことについては話したっけ?」
「ええ、確か台風でツインサイクロン以外が亡くなった悲惨な事件について……ですよね」
「その事件の話を聞いてからさ、サイクロンののほほんとした表情がなんだか『亡き家族を想う表情』っていうの? に見えてきちゃって。ずっと気になってるんだ、孤独なんじゃないかって」
「孤独……ですか……」
とても大きな台風が来てサイクロン以外が亡くなった事件。生き残ったから気に入られたのか、気に入られたから全員殺されたのか。分からない。でもどちらにしろ、サイクロンは家族や友達を風にすべて奪われている。
きっと彼女の心の中は今もなお孤独に囚われているのではないだろうか。さっきだってそうだ、キグナスのボイスレコーダーが無かったら私達とお話しくれたと言う事ではないのか。きっとサイクロンは敵としての戦いではなく、ライバルとしての戦いを望んでいるはずなのだ。
「ツインサイクロンは、ノースやランスのように、キグナスに支配された思考ではなくまともになると?」
「ううん、それも違うと思う。ツインサイクロンのキグナスに対する忠誠は本物だよ。あの子が支配されてるのは、自分の武器……」
「自分の武器……風神……ですか?」
「そう、あの子は風神に支配されてる……。じゃなかったらあんな、あの子が時折見せる、あんな目をしないはずだよ。まるで『自分の武器を捨ててしまいたい』って言ってるみたいな目……」
私がそう言うとトレーナーさんは顎に手を当て、考えるそぶりをしながら否定できなさそうな顔をしていた。トレーナーさんも無意識下に薄々感じていたのだろう、ツインサイクロンの支配されたような雰囲気に。
ツインサイクロンは風神に支配されている。台風が来て、あの子の知り合いが全員亡くなったその日から、風神に遊ばれている。
『自分ではない者に勝たされ、葛藤する様を見る』ために。
あの子と同じレースに出て、あの子より前に出た子はもれなく風に押し返される。それは紛れもない風神の力で、サイクロン自身の力ではない。その事実に何度あの子が葛藤したのかわからない。
きっとそんな様子を見るために風神は遊んでいるのだ。
「なるほど……ツインサイクロンの心情については、あまり考えていませんでしたね……」
「でしょ? 考えてみると結構考えさせられない?」
トレーナーさんも私の話を聞いて納得した様子でスイーツを食べている。っていうかまだクリーム気付いてないし。
「そうだ、ローズステークス……、当然分かっていると思いますが、メンタルで負けちゃダメですよ。キグナスは気持ちで負けたウマ娘に止めを刺す形で消す。そのためにいろんなことをキグナスにされるかもしれませんが、絶対にメンタルで負けてはいけません」
「うん!」
スイーツを食べながらも、トレーナーさんは念を押すようにそう言ってきた。当然私もキグナスに対してメンタルで負けるつもりが無いので元気に返事をすると、トレーナーさんは笑顔でうなずいてくれた。
「さぁ! 緊張しながら話すのはもうやめにしましょう、ここからは純粋にお出かけを楽しみましょうか、サン」
「りょ~かいっ! ところでトレーナーさん、鼻」
「え?」
「……プロミネンスサンは、ローズステークス。ツインサイクロンもローズステークス。秋華賞を前にして、決着が付くみたいだな」
「うふふふ……私のサイクロンがあの小娘を倒すところ、しっかり見ててね? 氷野さん♥」
「……ツインサイクロンはキグナスのウマ娘だ、甘利」
キグナスのトレーナー室……のはずの部屋で、イライラしながら会話をする。何故この女はずっとこの部屋にいるのだ……。
……まぁいい、いくら会話をさせられても、仕事をする分は俺の手を動かせばいいだけだ。
「ねぇ、なんでプロミネンスサンがローズステークスに出走するって分かったの? まだ出走表は出てないでしょう?」
「……タイミングが合ってな」
「……へぇ」
何故プロミネンスサンがローズステークスに出走するのが分かったか、それは簡単だ。
今日たまたま鉢合わせたからだ。
キングスと共に最近できた飲食店に行ったところ、偶然プロミネンスサンとそのトレーナー……木村と言っただろうか、その二人が次走についての会話をしていたのだ。
こちらには気づいていない様子だったので、次に何を走るのかだけを盗み聞きその場は退いた。
まぁ鉢合わせなくともツインサイクロンが接触していたようだし、ボイスレコーダーからわかったことではあるんだが。
おかげで、プロミネンスサンを全力で潰すための舞台が分かった。どうせローズステークスで衝突するのなら、ローズステークスでメンタルをボロボロにしてやればいい。
これでやっと、あの三人のうちの一人が消える。
「そろそろご退室願えないかな? トレーナー君とはこれからの調整について話しあいたいのでね」
俺が甘利をどうしようか迷っていると、同じ部屋でソファに腰掛けていたキングスが甘利を威嚇するような態度でそう言い放ち、甘利は不機嫌そうにしている。
「……ふん、何よ。孤児のくせして偉そうに……」
「何か言ったかな?」
「いえ、何も言ってないわよ!」
「君もトレーナー、ウマ娘の聴力を知らない訳じゃないだろう?」
「二人ともやめろ、……甘利、今日の所はもう帰ってくれ。用事もないようだしな」
どうやらこのまま放っておくと甘利との契約関係に棘が生えそうなので、一度キングスと甘利を落ち着かせる。
甘利には帰るよう伝えたが、どうしても帰りたくないようで、未だソファに腰掛けようとしている。どうしたものか、どうすればこの女はかえ──
「ねぇ、そんなことよりもこの写真に写ってるウマ娘、あなたのチームにいないわよね? 誰かしらこの小汚い服装の子」
「黙れ!!」
「ひっ……」
「……トレーナー君、一度外の空気を──」
「お前に何が分かるんだ甘利! 人の写真をバカにしている暇があるならばツインサイクロンのトレーニングメニューでも考えてきたらどうだ!? お前の仕事はそれだけだろう!! 出て行け!!」
「……わかったわよ」
少し熱くなりすぎた。冷静を保つことをいつも心に置いているつもりなのに、今回ばかりは頭に血が上った。ドリームの写真を……馬鹿にされるのは……耐えられなかった。
「……珍しいね、君が声を荒げるなんて。そんなことは過去一度もなかった。それほどまで……彼女が大事なのかい」
「ああ……」
ヤツが触った写真立てを丁寧に戻し、自分のデスクに座りなおす。
少々疲れているのかもしれないと思い、引き出しに入れてある冷えピタを一枚取り出して額に貼りつけた。
「君は……彼女との目標を叶えると言うが……。いや……なんでもない」
「……余計な口を開く暇があるなら、次のレースについての事を考えろ」
「……了解した」
「兎に角、まずはローズステークス……覚悟しておけ、プロミネンスサン」
「ひっさしぶりの、レース場だぁぁぁぁぁぁ!!」
「本当に久しぶりだなぁ。やっぱ夏合宿の期間があると懐かしく感じるもんだね、クライト」
「レース場には来ていないはずなのに、何度もレースした気がするけどな、スタ公」
レース場にある駐車場にて車から降り、第一声からレース場への再開記念を叫ぶ。
「風が……また吹くのか」
そう声が聞こえ、声が聞こえた方向を向くと、ツインサイクロンが一人で空を眺めていた。
「……サイクロン」
「……?」
「覚悟してよね! 今度は私が勝つ時間だよ!」