ふむ、これを読みに来るとはお前さん達相当の暇人だにゃ?
まぁいい、聞かせてやろう。俺と御主人と『神』によって彩られたモンスターハンターの物語を。
猫と共に暮らし、狩り、食い、飲み、乙るハンターのバタバタ奮闘劇だと思って欲しい。
因みにちょいエロかもしれないにゃ!そうでなくても、基本甘々の生活にゃ。もうベッタベタの餡子に練乳をかけるようなストーリーの予定にゃ。何がそんなに甘いか?もちろん俺の御主人愛に決まってる!
語り始める前に、お前さん達に言っておくことが少しある。この物語の舞台となるのはユクモ村。つまりMHP3にゃ。
なぜモンスターに飛び乗らないのか?等と聞かれても困るにゃ!色々な事情によって御主人にはそんなアクションは出来ないと思って欲しい。
あと、作者の執筆力は笑って許してほしいにゃ。
最後に貴様ら、絶対に笑ってはいけない事がこの世界にある。
俺の名は「回復もった?」だにゃ。元々俺にも誇り高き名があったにゃ!しかし、しかし御主人の、あまりにもうっかりな忘れ物を連発するお陰でこのような屈辱的な名をつけられたにゃ。ご主人はオトモ猫の名をメモ帳かにゃにかと勘違いしてるにゃ。
もし名前の事で笑ったら、貴様ら一晩ふとんの中でニャーニャー啼かせてやる!忘れるな!
では、語ってやろうかにゃ。俺の勇気と愛と御主人の物語を。
山を切り開いた丘に、湯気の立ちこめる村があった。
≪ユクモ村≫と呼ばれるこの地は、ドンドルマのような流通の要には及ばないものの、村の外から訪れる者で賑わっていた。
この村を覆う湯気の正体、それはこの地の看板でもある温泉である。ここは湯治場として、年中雪が見れると言う≪ユクモ村≫や海辺の≪ジャンボ村≫からも客が訪れる、辺境としては珍しい場所である。そしてそれだけ人が集まると言う事は、それを目的とした行商人達や酒場、宿屋もにぎわいを見せていた。
そんなこの村にも悩みはある。村の中心で目玉でもある公共温泉、そこに続く坂の下で椅子に腰かけ溜息をつく女性がいた。
見た目の頃は30代半ばと言ったとこだろうか。その女性こそ竜人族であり、この村の運営を一手に担う村長その人である。30代半ばとは言ったが、竜人族は基本的に長命で、老いるのも人のそれとは違う。しかしその年齢を聞こうものなら、村の入り口で煮えたぎる卵と一緒に、じっくり煮込めれることを覚悟した方が良いだろう。
その彼女が息を重くする理由は、この村が抱える問題に関してだった。この村には人の交流が多いものの、慢性的にハンターが不足しているのだ。
ハンターには所属した村を拠点に活動する者と、フリーで大都市を転々とする者に分かれる。フリーの彼らは、高価で取引される素材を集めたり、パーティーを組んで安全マージンを十分に取れる依頼のみを受ける者達に分かれる。稼ぎや名声、で言えばもちろん後者なのだが、彼らには決まった家もなく帰る場所も無い。さらに色々な都市を巡る道中で否応なしにモンスターと接敵し命を落とす者もある。
前者に関しては、村の生活を支える一部として狩りをしなければならない。薬草の採取や鉱石の運搬等、「ハンター」「狩人」と呼ばれ、夢見た者とは全く違う現実を見ることになる。
しかし彼らには村という迎えてくれる、帰る場所があるのだ。
このユクモ村には、現在一人のハンターが常駐している。この村で必要となる腕前は十分に持っているのだが、どんな優秀なハンターであれ一人で複数の依頼をこなすことは出来ない。
つまり彼らが狩り場に出ている間に村で何かあれば、もはやそれに対処出来る者がいなくなるのだ。村長の理想としては4人のハンターを雇用したいと常々思っている。
考えたくはないが、この村の防御を考えた時の人数が4人なのだ。切り立った高い山を背後にもつこの村は3方向からのモンスターの侵入を防ぐ事が出来れば良い。
1方向に一人ずつ、そして遊撃戦力として一人。また天災とも言われる古龍種の接近に際しても、4人のパーティーで対処できるというのは非常に安心感がある。
そんな事を考えていると、視界の端の家から出て来る人影があった。彼が現在唯一の村専属ハンター「ばちぇ子」さん。変な名前だとは思うが彼の生まれ故郷では、普通なのだろうか?
彼はこの村自慢のユクモ装備一式に双剣を掲げ、何かオトモと口論を交わしているようだ。さ、今日は何をお願いしようかしら。と村長は楽しい方へと頭を切り替えた。
※ 当小説は、現在ニコニコ生放送で絶賛放送中の『ばちぇらのカクカクゲーム放送室【MHP3】』
を題材にしたものです。リアルを元にしているので、もし不愉快な描写、不適切なキャラクターの扱いがあった場合は、即時修正もしくは削除いたしますのでコメント等でご連絡下さい。
題材コミュニティ⇒ http://com.nicovideo.jp/community/co2307380?zeromypage_nicorepo