デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~   作:ライノア

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これまでの~破壊者の食べ歩き~は...?

「今度からここぴーの話をちゃんと聞く!」

「お友達なら意見を合わせなきゃ...!」

「これが正式に使えるとなったら、使い物にならないジェントルーは用無しだな」

「お前の祖母ならいっぱい格言を遺していた筈だ!」

「若し、耐え難いストレスを抱えればディケイドは消滅し、代わりに私が完全体となって蘇るのだ!」

「『味が違えば違う程良い』って、お婆ちゃん言ってた!」

「迷惑な存在は消毒だ。ドラゴバディ・アンガー!!」



第十品:泣かないでレシピッピ…誕生!ハートジューシーミキサー/プリンの味を返せ!時を越える新必殺技!!

 

半分の力を取り戻しコメコメが成長し喋れる様になった後日。

 

コメコメ「コッメ、コッメ、コメ〜!」

 

ゆいの家の庭でよちよち歩きをしているコメコメは自力でゆいと俺の方へと抱き寄る。

因みに俺はディケイドエグゼイド レベル1に変身している。

 

ゆい「凄い!頑張ったね!」

ディケイド「よくやったな!」

コメコメ「たのちいコメ!」

ディケイド「ぐはあッ!?」

 

天使極まりない笑顔の矢で射抜かれ、卒倒寸前となった俺は倒れ伏す。

同時に胸部装甲に表示されているHP『ライダーゲージ』が三分の一になる。

ディケイドエグゼイドのライダーゲージはオリジナルとは違ってゼロになると死亡する訳ではなく、カメンライドが解除されるといったものとなっている。

 

「「可愛い〜!!」」

ディケイド「それな、同意はするぜえぇぇぇぇーッ!!」

 

俺はここねと華満の意見に同意し、両腕を突き出しながら本音を青空に向かって叫ぶ。

その様子を見ていたローズマリーは感涙していた。

 

ローズマリー「こんなに大きくなって...!いっぱい食べて、いっぱい遊んだお陰ね...」

 

クソ犬とドラジカはティッシュ箱をスタンばっている状態。抜け目が無いな。

 

パムパム「泣くほどの事パム?」

ディケイド「大人になると、小さな幸せでも泣けてくるモンなんだよ。まさに''泣けるで!’’」

 

俺は立ち上がりながら腰を落とすと、ある人物の口癖を真似て握った左手を(あご)に当て、首を(ひね)って鳴らす。

そういや、あいつら今頃何してんだろな。最低最悪の魔王様から聞いた話によると、ライダーの力を時盤に渡して変身不能になっていたけど、歴史が作り直された事によって再び変身出来る様になった可能性は決して低い訳でもない。

いつか何処かで会えるだろう。未来で...。

 

ゆい「小さな幸せかぁ...あっ、お婆ちゃん言ってた。『小さじ一杯 大事な一杯』!」

らん「うむ。小さじ一杯の塩でググッと美味しくなるしね」

ここね「小さじって大事なんだ...」

ローズマリー「ゆいのお祖母様って、素敵な言葉を沢山持ってらっしゃるわね。お目に掛かりたかったわ...」

らん「『ご飯かパンだけで悩むな。迷った時には饂飩(うどん)もある』って言葉好きだな〜」

ここね「『力も出汁も合わせるのが味噌(みそ)』もインパクトある」

 

ゆいが思い出した格言を振り返る華満とここね。勿論、俺もある。

 

メンメン「ゆいちゃんと咲夜はお婆ちゃんの言葉でどれが一番好きメン?」

 

ドラジカの問い掛けに俺は背を向けながら言う。

 

ディケイド「『嘘をつく事は顔に出る証拠』...」

パムパム「かなり突き刺さってるパム」

ディケイド「うぐっ!?」

 

クソ犬の指摘でライダーゲージが半分になる。

 

ゆい「どれも好きだからな〜...でもやっぱり''ご飯は笑顔''かな?」

コメコメ「笑顔コメ!」

ゆい「ふふっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の破壊者 ディケイド。次の旅の行先は右か?左か?

 

限定OP『Climax Jump DEN-LINER form』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DIEND SIDE

 

ディエンド「キュアスタが更新されていない...?」

ジェントルー「どれも使えない情報だ...」

 

ブンドル団アジトにてジェントルーは凍結状態のキュアスタは使い物にはならないと判断して、スマホの電源を切るとある人物が背後に映る。

 

ナルシストルー「やぁ、ジェントルー。いいね。その不機嫌な顔」

ジェントルー「...何か?」

 

背丈の男性————ナルシストルーは相変わらず傲慢ぶった態度で気障(きざ)に言い回す。

その態度にジェントルーは警戒心を強めた視線で彼を冷たく睨んだ。

 

ナルシストルー「そう警戒するなよ。良い事教えてやろうと思ってさ」

ディエンド「良い事だって...?」

 

ナルシストルーは紫の炎を発しながら捕獲箱を取り出す。

 

ナルシストルー「捕獲箱(こいつ)もう一つ(秘密)の使い方...こいつに自分の力を注ぐんだ。そうすれば、あ〜ら不思議!今までとは(けた)違いのウバウゾーに完成だ。これで邪魔なプリキュアも一掃出来る」

ジェントルー「...」

 

悪魔の(ささや)きとも言える言葉にジェントルーは小さく唾を飲み込む。

 

ナルシストルー「真面目なジェントルー君は、ゴーダッツ様の為にレシピッピをちゃあ〜んと捕まえて来る...違ったかな?」

ジェントルー「無論。全てはゴーダッツ様の為に!」

 

ディケイドとプリキュアを倒して、全ての料理をゴーダッツに捧げると云ったジェントルーの目的は変わる事はなかった。

 

ナルシストルー「さて、壊れ掛けの操り人形には...精々良い顔で踊ってもらおっか」

ディエンド「......」

 

小さく呟いたナルシストルーの言葉に僕は一時足を止める。

 

ジェントルー「何を立ち止まっている?ディエンド」

ディエンド「御免。ちょっと考え事」

 

たわいもない会話を済まし、僕はレシピッピ捕獲と同時にディケイドを肉薄(にくはく)する事に専念するべく足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

俺達は洋食ストリートに出歩いている。

 

ローズマリー「''ご飯は笑顔''って素敵な言葉よね」

ここね「美味しい物を食べると笑顔になる...」

らん「笑顔で食べると余計に美味しいよね〜」

ローズマリー「美味しく食べると、レシピッピが喜ぶしね」

ゆい「やっぱり?ああ...ご飯の話したら、ますますハラペコった〜...」

咲夜「相変わらずだな」

らん「は〜い、此方は卵が奏でるコンサート。ロック!ポップス〜!演歌まで...スーパーステージが楽しめるオムライス屋さんだよ〜!!」

 

華満が独特の表現で紹介したのはオムライス店。

ゆいが初めてプリキュアになった切っ掛けでもあり、始まりの場所でもあった。

 

ゆい「此処のオムライス美味しいよね〜」

ここね「良い香り...」

 

ゆい達に続き、俺達はオムライス店へと入って行った。

 

 

 

 

 

DIEND Side

 

 

ジェントルー「やはり簡単には見つからないか」

ディエンド「その様だね。(かく)なる上は...」

 

雑踏(ざっとう)の中、中々レシピッピを見つける事が出来なかった僕達は路地裏で場所を変える。

ジェントルーは紫の半仮面を外して菓彩あまねの姿に、僕はゼロディエンドライバーのフォアエンドを下げてディエンドのカードを抜き取ると纏っていた装甲が幻影となり、外側に広がる形で変身を解いた。

 

「「腹が減っては戦は出来ない()」」

 

店員の呼び掛けと共に来店した僕達。

ジェントルーは何れにするか迷っているそうだ。

 

???「デリシャスマイル〜!!」

「「!?」」

 

声がした方角へ向けると、偶然に入店していたアキノリ、オカマさん、和実少女、芙羽少女、華満少女の五人の姿を見掛ける。

 

客A「すいません」

店員「は〜い」

 

そんな中、客の呼び掛けに店員は対応する。

 

透冀「食事の時は使命を忘れた方が良い。返って怪しまれるから

あまね「...そのようだな。オムライス二人分、注文をお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

らん「んん〜!」

「「ピピピ〜!」」

ゆい「あっ!」

「「ピピピッピ〜!!」」

 

店内がほかほかハートで満ち溢れる中、何処からかオムライスとプリンのレシピッピが現れた。

 

らん「ほわわ〜!」

ここね「...可愛い」

オムライスのレシピッピ「ピピピ〜!」

 

オムライスのレシピッピはゆいに近寄って来る。

 

パムパム「『この前は助けてくれて有難う』って言ってるパム」

咲夜「此方こそ、どう致しまして。無事で何よりだ」

 

オムライスのレシピッピは、俺が初めてこの世界に来た時に助けた個体。

戦いに思い出を振り返ってみるのも悪くはないな。

 

「「コメ(ピ)?」」

 

一方、コメコメはプリンの個体のレシピッピと氷水が入っているグラスで睨めっこをしていた。

プリンのレシピッピは、コメコメがお使いの途中で見掛けた個体だっけな。勿論、俺もだけど。

 

コメコメ「コメ〜!おもちろいコメ〜!」

プリンのレシピッピ「ピピピピピピピピ〜!ピピ〜!」

ここね「...W(ダブル)可愛い」

咲夜「確かに」

ゆい「ひょわ〜!スタンプカードにもまだ載ってない子だ!」

 

互いに笑い合ってる様子を、華満は写真を撮りまくる。

 

メンメン「らんちゃんは連日連夜レシピッピスタンプを書き写しては、まだ見ぬレシピッピ達に想いを()せているメン」

ゆい「らんちゃん凄いね!」

ローズマリー「ええ。情熱特盛り!」

らん「はにゃ〜。だってこんな不思議で素敵な存在、知れば知る程ワクワクして...毎日がマシマシに充実しちゃうよ〜!」

ここね「...私も」

ゆい「ここねちゃんも!?」

ローズマリー「書き写してんの!?」

「「そんな(んな)ない(ねー)パム(やろ)

 

呆れた表情で俺とクソ犬は突っ込む。

 

ここね「これまでは見てるだけでも嬉しかった。でもこうして触れ合えると、もっと嬉しい...有難う」

オムライスのレシピッピ「ピピピ〜!」

パムパム「喜んでるパム」

らん「はわ〜!」

 

優しく突きながらお礼を言うここねにオムライス個体は周りながら喜ぶ。

 

ゆい「レシピッピって''ご飯は笑顔''みたい」

咲夜「だな」

ローズマリー「えっ?それって如何いう事よ?」

咲夜「それは————」

???「ご馳走様。美味しかったよ」

店員「有難う御座いました」

 

俺がレシピッピが''ご飯は笑顔''みたいの理由を話そうとすると、店内を去って行こうとする男女二人組を見掛ける。

一人はジェントルーの正体でもある黒味がかった長髪の少女、菓彩あまね。もう一人は俺と瓜二つの少年、海詠透冀。

 

 

 

 

 

 

 

Touki side

 

らん「はにゃ。生徒会長?それに海詠君まで...」

ゆい「えっ?」

ここね「ん?」

 

食事を終えて僕は華満少女の席のテーブルにいるオムライスとプリンのレシピッピが話ている姿を目撃する。

 

「ピピピッピ」

あまね「それは...!」

らん「あ。会長と透希さんもレシピッピが見えるんだよ」

ゆい「すごーい。見える人達に又会えた!」

あまね「!?」

透冀「!」

ゆい「会長と透冀さんは今までどんなレシピッピに会ってきたんですか!?」

 

同じく目を付けたジェントルーは左手を隠しながら捕獲箱を構える。

だが和実少女が問い掛けながら手を握られ、捕獲箱を即座に仕舞った。

 

らん「確か会長のお家は『フルーツパーラーKASAI』ですよね!?」

咲夜「『フルーツパーラーKASAI』...?ああ、あのグミの製造店か。通りで見覚えがあった訳だ」

透冀「...彼女にそんな事を聞いて如何するの?」

 

畳み掛ける和実少女と華満少女に僕が冷たく(あし)らうとグラスに入っている氷が振動し、カランと小刻む様な音を立てる。

 

ゆい「えっ?」

咲夜「......」

あまね「...レシピッピの種類を、気にした事がない」

 

静寂な空気が漂う中、アキノリが腕を組みながら警戒の目で此方を睨み付けている。

一時硬直した和実少女の手を退かしたジェントルーは誤魔化(ごまか)すべく嘘偽りを話した。

 

ゆい「えっ?」

らん「ええ〜っ!?でもでも、とっても気になりませんか〜?」

あまね「気にすべきはもっと沢山ある」

 

オカマさんは慈悲深き表情でジェントルーを見つめている。

『絶対嘘だ』と内心で思っているのだろう。それはアキノリも同じ気持ちだった。

 

透冀「それじゃあ、僕達はこれで失礼するよ...」

ゆい「でも...あたしは気になるんです」

透冀「''気になる''...?」

ゆい「『美味しい』『嬉しい』『有難う』って笑顔になると、この子達は現れる。レシピッピって''ご飯は笑顔''そのものだなって!」

あまね「''ご飯は笑顔''...?」

ゆい「あたしの大好きな言葉です」

あまね「...失礼する」

 

その言葉をジェントルーは首を横に振りながら反芻(はんすう)するが、特に言及する事もなく店を出た。

使命を全うする彼女にとっては届かない言葉だっただろう。

待てよ。そう云えばナルシストルーが前に言ってたな。

 

 

 

 

『壊れ掛けの操り人形には...精々良い顔で踊ってもらおっか』

 

 

 

 

 

要するにジェントルーと同じく、ナルシストルーやセレクトルーの叔母さんも洗脳されている可能性が高いとすれば、彼女の洗脳が解けかかっているのも中々否めない。

 

透冀「......」

ゆい「透冀さん?如何かしたんですか...?」

透冀「いや、単なる考え事さ。''ご飯は笑顔''...その言葉を、いつかは未来の子供達に語り継げられるといいね。和実少女」

 

僕はジェントルーの後を追うべく、オムライス店を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

ここね「ああ言う人もいるのね」

咲夜「せっかく見えるんだ。何かの切っ掛けでレシピッピの事を知る気になってくれるといいが...」

 

黙秘していた俺は不満そうに口を開く。

 

ローズマリー「レシピッピは''ご飯は笑顔''...案外、真理かもしれないわね」

咲夜「そうかもしれないな」

らん「ね!」

ここね「うん」

ゆい「えへへっ...」

 

 

 

 

 

 

DIEND SIDE

 

路地裏で菓彩少女はジェントルーに、僕はディエンドへと変身していた。

 

あまね(青)『駄目!』

ディエンド「!」

 

ジェントルーは捕獲箱を取り出した刹那(せつな)、変身前の青い瞳を持つ菓彩少女の人格と思われる物が制止する。

 

ジェントルー「全ては...ゴーダッツ様の為に!ブンブンドルドル・ブンドルー!!」

「「ピピピ〜!ピピ...!」

 

又もや頭痛に襲われるジェントルーだが、それを振り切り、改めてレシピッピを二体捕獲する。

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

レシピッピが二体捕獲されたのを目撃した瞬間、ハートキュアウォッチから助けを要請(ようせい)しているレシピッピの姿が。プリンは初として、オムライスは捕まるのが二回目だ。

数秒後、俺達は路地裏でジェントルーとディエンドを追っている。

 

ジェントルー「くっ...!」

 

路地裏を抜け出し、ジェントルーは捕獲箱に自身の力を注き込み、黄色い縦線ラインが入った悪魔の角を模した紫の捕獲箱へと変化させる。

 

ジェントルー「出でよ、ウバウゾー!!」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

 

フライパンを宿したウバウゾー。

唯一の違いの点は、半仮面が丸っこい紫だったのに対して此方は赤。ブンドル団のマークが描かれている額の下には黄色い下三角形。

鬼の様に尖った角が牛の様な形状になっている事。

 

ローズマリー「こら!又フライパンちゃんに酷い事を...えっ?前と違う...!」

 

ローズマリーもその点に一理気付いている様だ。

 

ローズマリー「デリシャスフィールド!」

 

俺とディエンドが掛け合いをしている間に俺達は既にデリシャスフィールドに転送されていた。

 

ゆい「行くよ、皆!」

「「「「「「「うん(おう)(コメ)(パム)(メン)!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No side

 

場面は変わり、時の砂漠を駆け抜けているのは赤い新幹線を連想とさせる時の列車『デンライナー』。

次の行先は過去か未来に行くかは我々にも分からない。

だが、そんなデンライナーではあるトラブルが起こっていた。

 

???「あーん...んだこの味は!?とても食えたモンじゃねーぞ!!」

 

紫のオーラを纏っているプリンの味に苛立っている赤鬼の名はモモタロス。

契約者である仮面ライダー電王の変身者、野上良太郎が思い描く『桃太郎』の鬼をイメージに具現化されたイマジンと呼ばれる存在の一人だが、今は仮面ライダーの一人として、時の運行を守る為に戦っている。

 

???「先輩、如何かしたの?若しかしてこのプリン賞味期限切れ?」

 

モモタロスを煽る様に対応している青色のイマジンはウラタロス。

彼も同じく良太郎の『浦島太郎』に登場する海亀をイメージが具現化したイマジンだ。

 

モモタロス「寝ぼけた事言ってんじゃねーよカメ!このプリン、急に味が変わちまってんだよ!!」

???「味が変わっとるなら、捨てた方がええやないか」

モモタロス「クマ!お前もか!?」

 

親指に顎を当てながら捻っている金色のイマジンはキンタロス。

此方は別の契約者が思い描く『金太郎』の熊のイメージから来ている。

 

???「三人共食べないなら僕が食べるね。あーん...!?」

キンタロス「どうやリュウタ?何も味が変わっとる訳ないやろ?」

???「味が変わってる...!」

「「えっ(ん)...!?」」

???「モモタロスの言ってた通りだよ。ほら、カメちゃんもクマちゃんも食べてみて!」

ウラタロス「どれどれ?...本当だ。味が変わってる...!」

キンタロス「とても食えるどころやないな...」

モモタロス「だろだろ!?これじゃあ、一生プリン食えねえのと同じじゃねーか!!」

 

ヘッドホンを付けている紫の龍のイマジン リュウタロスの言葉に応じてウラタロスとキンタロスは試しにプリンをスプーンで口に運んでみると、モモタロスの言葉通りだった。

 

???「如何やら、何らかの原因で味が変わってしまった様ですね...」

 

黒い服を着たデンライナーのオーナーは、チャーハンの中心に置いた旗を立て直しながら状況を推測する。

 

モモタロス「じゃあ、如何すりゃ味が元に戻んだよ!?」

オーナー「...一つだけ方法があります。ディケイドにデンライナーごと呼び出してもらうのです」

「「「「ディケイドに!?」」」」

オーナー「それについてはご安心を。既に仕組んでおきましたから...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメコメ「コメ!」

 

ゆい「にぎにぎ!」

 

コメコメ「コメコメ!」

 

ゆい「ハートを!」

 

コメコメ「コメコメ!」

 

 

 

 

 

 

 

パムパム「パム!」

 

ここね「プリキュア!デリシャスタンバイ!パーティーゴー!オープン!」

 

パムパム「パムパム!!」

 

ここね「サンド!」

 

パムパム「パムパム!」

 

 

 

 

 

□ 

 

メンメン「メン!」

 

らん「プリキュア!デリシャスタンバイ!パーティーゴー!!くるくる!」

 

メンメン「メンメン!」

 

らん「ミラクル!」

 

メンメン「メンメン!」

 

 

 

 

 

 

「「「シェアリンエナジー!!」」」

 

 

 

 

 

 

コメコメ「コメ〜!」 

 

 

 

 

パムパム「テイスティ!」

 

 

□ 

 

メンメン「ワンターン!」

咲夜「ブフォッ!?」

 

 

 

□ 

 

コメコメ「コメコメ!」

 

パムパム「パムパム!」

 

メンメン「メンメン!」

 

プレシャス「熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」

 

スパイシー「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!」 

 

ヤムヤム「煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!」

 

「「「デリシャスパーティ♡プリキュア!」」」

 

 

 

 

 

 

咲夜「変身!」

【カメンライド ディケイド!】

 

ディケイド「全てを束ね、全てを創る!仮面ライダーディケイド!旅の語らい...始めようか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディエンド「今回は見学させてもらうよ。ウバウゾー、お願いね」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

ヤムヤム「バリカッターブレイズ!!」

強化ウバウゾー「ウバ!」

 

強化ウバウゾーにエネルギー状の刃を放ったヤムヤムは岩壁に着地して距離を取る。

 

メンメン「命中メン!」

プレシャス「あれは...!」

 

ドラジカは喜びの声を上げる。だが砂煙が晴れると、強化ウバウゾーは平然としながら立っていた。

一瞬だが、闇のオーラが見える。

 

ヤムヤム「ひょえ〜!全然聞いてない!?」

ローズマリー「やっぱり強くなってる...!」

プレシャス「っ...!」

ディケイド「チッ...!」

 

とてつもないオーラに俺は舌打ちをする。

 

プレシャス「はああーっ!やぁーっ!!」

【アタックライド スラッシュ!】

ディケイド「ディケイドスラッシュ!らあっ!」

強化ウバウゾー「ウ...ウバーッ!!」

 

プレシャスは岩壁で助走を付けながらのラッシュで畳み掛けている隙に俺は刀身に十枚の残像を付け足しながらライドブッカーを振るう。

だが強化ウバウゾーの両腕によるカウンターを貰い、殴り飛ばされるが直ぐに体制を立て直す。

 

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

スパイシー「二人共!」

 

両目から黒味がかった紫のエネルギー波を放たれ、スパイシーはメロンパン型のエネルギーを展開。

顔からして見れば、強大なパワーを持っているのは確かだ。

 

スパイシー「凄いパワー...!」

ヤムヤム「はああーっ!やぁっ!」

 

その隙にヤムヤムが背後から右拳(うけん)を突き出した事でエネルギー波は止まるが、強化ウバウゾーは灼熱の如く全身から熱気を放つ。

 

ヤムヤム「うっ...あちゃっ!あちちちちちちち...!」

 

湯気が吹き出し、熱気に耐えらなかったヤムヤムは強化ウバウゾーから距離を置く。

超大型巨人にも程があるってんだ。

 

ローズマリー「全身高熱になるの...!?」

ジェントルー「諦めろ。プリキュア、ディケイド」

ディエンド「尻尾を巻くなら今しかないけど?」

プレシャス「嫌だ!」

ディケイド「断じてお断りだ!」

ローズマリー「皆、四方に別れて同時に行くのよ!」

「「「「うん(おう)!」」」」

【フォームライド キバ ドッガ!】

 

ヤムヤムは右側、プレシャスは左側に移動。

スパイシーは内側で待機し、俺も同じく前方で待機しながらライダーカードを装填し、キバ ドッガフォームへとフォームチェンジする。

 

スパイシー「ピリッtoサンドプレス!」

ヤムヤム「バリカッターブレイズ!」

 

スパイシーがサンドプレスで表面と裏面を挟み撃ちで固定し、ヤムヤムのカッターブレイズで両足の体制を崩す。

 

プレシャス「500キロカロリーパーンチ!!」

ディケイド「......(固定完了!)」

 

カロリーパンチで仰向けに殴り倒すプレシャスに続き、俺はドッガハンマーのトゥルーアイを露出させて強化ウバウゾーの動きを封じる。

 

ローズマリー「ヤムヤム!お願い!」

ヤムヤム「任せて!プリキュア・ヤムヤムラインズ!!」

 

ヤムヤムの浄化技が強化ウバウゾーを包み、後は浄化するのを待つだけ。

 

パムパム「やったパム!」

 

誰だ今さっき負けフラグ立てようとした奴は。

 

強化ウバウゾー「ウババババババババババ!」

ローズマリー「えっ...!?」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

ヤムヤム「そんなぁっ!?」

ローズマリー「ヤムヤムラインズが効かないっていうの!?」

 

話を戻して、ジェントルーが自身の力を捕獲箱に宿す。

それにより強化ウバウゾーはヤムヤムの浄化技を打ち破ったのだ。

 

ディケイド「...(不味いッ!!)」

【カメンライド...】

 

取り出したライダーカードを装填してハンドルを閉じようとするが間に合わず、俺は強化ウバウゾーのエネルギー波に巻き込まれてしまう。

 

「「「うああああああああッ!!」」」

ディケイド「ぐああああああああッ!!」

 

敗北寸前にまで叩きのめされた俺達。プレシャス達はさっきの攻撃で倒れている。

俺はドッガフォームの鎧の屈強さでカメンライド解除で何とか持ち(こた)えたが、その代償としてダメージは大きかった。

 

パムパム「スパイシー!」

メンメン「ヤムヤム!」

コメコメ「プレシャス...!」

ディケイド「ぐっ......!」

ローズマリー「皆!」

 

ローズマリーは俺達の無事を確認するべく、駆け寄って来た。

 

ジェントルー「ふん。たかがレシピッピの為に愚かな意地を張るからだ...」

???『止めて!』

ディケイド「!」

 

俺の目には青い瞳を持つ菓彩あまねの幻影が映る。

 

ジェントルー「黙れ!私は...!」

「「ピピ〜!!」」

 

ジェントルーは左手で頭を抑えていると、捕獲箱にいるレシピッピが悲痛の声を上げる。

 

ローズマリー「今度は何...!?これは...!」

 

同時にハートキュアウォッチのアラームが鳴り響き、ローズマリーは状況を確認するべく液晶画面には苦痛を上げるプリンとオムライスのレシピッピの姿が映っていた。

 

パムパム「凄い苦しんでるパム...」

メンメン「メン...」

ディケイド「ウバウゾーの力が増幅しているのか...!?」

ジェントルー「レシピッピが...」

ディケイド「泣いている...」

あまね(青)『''ご飯は笑顔''...』

 

レシピッピは泣き出し、捕獲箱を開けたジェントルーは再び頭を抱える。

 

ローズマリー「あの箱のせいなの...?」

 

ローズマリーが呟きと同時に、今度は額にブンドル団のマークが額に付いている猫の様な顔の人物が映る。

 

ディケイド「今のは...!?」

 

ブンドル団の首領 ゴーダッツと思わしき猫らしき人物がジェントルーに干渉すると、捕獲箱の(ふた)が自動的に閉まる。

 

コメコメ「コメ〜...」

 

良心に責め苦しめられる俺達。

だが、こんなところで屈する訳にはいかない。

 

ディケイド「やれやれ。如何やら俺達は、こんなとこでくたばる訳にもいかないみたいだ」

プレシャス「ウォッチから...伝わってくる...!」

 

プレシャスは液晶画面に映っているレシピッピ達を覆い隠しながら立ち上がる。

 

ヤムヤム「苦しんでる...!」

スパイシー「『助けて』って...言ってる!」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

 

スパイシーとヤムヤムも立ち上がる様子に強化ウバウゾーは闇のオーラを纏いながら再び襲い掛かる。

俺達はローズマリーを通り過ぎながらこれまでの事を振り返りながら前に出る。

 

スパイシー「優しい時間をくれたレシピッピを...!」

ヤムヤム「マシマシなワクワクをくれたレシピッピを...!」

プレシャス「大切な思い出をくれたレシピッピを...!」

【フォームライド 電王 プラット!】

ディケイド「新たな旅の一歩を踏み出してくれたレシピッピを...!」

「「「「絶対(必ず)助ける!!」」」

 

俺はライダーカードを装填すると黒い軽装甲を纏い、電車の線路を模した頭部を持った時の守護者 電王 素体の姿(プラットフォーム) へと姿を変えると、ライドブッカーから一枚のカードを取り出す。

 

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

ディケイド「モモタロス...デンライナーの皆。もう一度...俺と一緒に戦ってくれ!!」

【アタックライド デンライナーゴウカ!】

 

アタックライドのカードを装填すると、デリシャスフィールドの上空から空間が出現する。

 

ローズマリー「何あれ...電車!?」

ヤムヤム「はわわ〜!空飛ぶ電車だ〜!!」

スパイシー「咲夜達仮面ライダーの中にも、こんな物があったのね...!」

ディケイド「ああ。時の列車 デンライナー...オーナーに頼んどいて正解だった!」

プレシャス「オーナー...?」

 

其処からレールを生成しながら出現した四両車の赤い新幹線 デンライナーゴウカが2号車『ドギーランチャー』を犬の顔の様に展開し、超音波を含んだ咆哮(ほうこう)で強化ウバウゾーを捕捉させながら残りの3号、4号車を展開させる。

 

ディケイド「お前ら、一旦此処から離れろ。巻き添え食らうぞ!」

 

俺の掛け声で全員を非難させると、弾幕というべき豪雨を強化ウバウゾーへと迎撃(げいげき)するデンライナーゴウカ。

丁度良いところで迎撃が収まると停車し、1号車の出入り口が開く。

其処には見覚えのある異形が四体出て来た。

 

ディケイド「お前は...!」

モモタロス「へっ、やっぱ予想通りだったな。オーナーのチャーハンだけじゃなく俺達のプリンの味まで狂わせるとはとんだはた迷惑な野郎だ」

ディケイド「モモタロス!来てくれたのか!!」

モモタロス「あん?...って、良太郎!?何でこんなとこいんだよ!?」

ディケイド「お前が知ってるディケイドは士さんだろ?俺の声聞けば分かる筈だ」

モモタロス「確かに。どっかで聞いた事あるような...」

ウラタロス「先輩。このディケイドは僕達の知ってるディケイドじゃないよ?」

 

海亀を模した青いイマジン ウラタロスは、自分達の知っている契約者ではないと指摘する。

 

キンタロス「言われてみれば、ベルトが違うだけやしな」

リュウタロス「この喋り方覚えてるよ!アキノリだよね!?」

モモタロス「アキノリだってぇ!?言われてみれば...お前、声変わったか!?」

ディケイド「やっと気付いたかバカ桃」

モモタロス「誰がバカ桃だ、この野郎!ハナクソ女じゃあるまいし...でもまぁ、俺のプリンの味を台無しにさせた落とし前をキッチリ付けとかねーと気が済まねえしな!」

ジェントルー「何だ...こいつらは?」

 

急なタイミングで乱入して来たモモタロス達に、ジェントルーは困惑する。

 

モモタロス「よぉ。てめーが俺のプリンの味を狂わせた奴か?」

ジェントルー「そうだ、私はジェントルー。ゴーダッツ様の為にレシピッピを奪う為に行動している。君達の様な(やから)が何人増えようと結果は同じだ」

ディケイド「如何かな?こいつらはタダモンじゃないぞ。モモタロス!あのオカマに取り憑け!」

モモタロス「えっ?オカマ?」

【カメンライド ディケイド!】

ディケイド「行って来い!」

モモタロス「うおわあああッ!?」

ローズマリー「ええっ!?ちょっと咲夜ァ〜!?」

 

俺はディケイドに戻りながらモモタロスを強く蹴飛ばして、ローズマリーに強制憑依させる。

 

ローズマリー「......」

 

憑依してから暫く経ち、ローズマリーは(うつむ)いたままだった。

 

プレシャス「マリちゃん...?」

ローズマリー「!」

「「「!?」」」

 

プレシャスが声を掛けるとローズマリーは頭を上げる。

赤い瞳に赤メッシュ。イマジンの憑依が完了した。

 

Mローズマリー「つぅ〜!何しやがんだアキノリ!何もオカマに取り憑かせるこたあねえだろ!?ああ、気色わりぃ!!」

ローズマリー『ちょっと!私の美しさの秘訣に文句は無しよ!』

Mローズマリー「オカマもクソもあるか!変身!」

『SWORD FORM』

 

モモタロスは赤・青・黄・紫のボタンが付いてる変身ベルト『デンオウベルト』を腰に巻き、一番上の赤いボタンを押して黒いパス『ライダーパス』を(かざ)す事で電王 プラットフォームに変身。

其処から胸部には赤い装甲を、背部には屈強な黄色い装甲が装着され、頭部の線路を通る様に桃を模した仮面が二つに割れる。

これが電王の基本形態『ソードフォーム』だ。

 

挿入歌『Climax Jump DEN-LINER form』

 

電王S「俺、参上!」

プレシャス「ええーっ!?」

スパイシー「マリちゃんが...!」

ヤムヤム「変身した!?」

電王S「ジェントルーだか何だか知らねーがよ...言っとくが俺は、最初から最後までクライマックスだぜ!」

ジェントルー「やれ、ウバウゾー!」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

電王S「行くぜ行くぜ行くぜーッ!!」

 

強化ウバウゾーに立ち向かう電王は走りながらデンガッシャーをソードモードに組み立て、ウバウゾーが突き出した右拳の上を突き進む。

 

電王S「でえりゃあっ!!」

強化ウバウゾー「ウバッ!?」

ジェントルー「何っ!?」

 

袈裟(けさ)切りを喰らい、少し後方へと下がる強化ウバウゾーにジェントルーは動揺する。

 

ウラタロス「先輩。次は僕ね」

電王S「カメ!もうちょっと暴れさせろ...うおあっ!?」

『ROD FORM』

 

モモタロスからウラタロスへと乗り移り、赤と黄色の装甲が反転。

黄色い装甲が展開し、海亀を模した仮面が六角形のオレンジの複眼を現す。

オールラウンダーな戦闘スタイルで戦う電王 ロッドフォームへとフォームチェンジを果たす。

 

電王R「お前、僕に釣られてみる?」

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!」

ローズマリー『不味い!アレが来るわ!』

電王R「大丈夫。自ら掛かろうとする獲物は釣られ易いものだから...ねッ!!」

 

ロッドモードにしたデンガッシャーの釣り針を強化ウバウゾーの片足に引っ掛けたところを勢い良く引っ張り出し、仰向けに倒れさせる。

瞬時に方向が大きくズレ、エネルギー波が上空へと放たれた。

 

キンタロス「カメの字、交代や!」

電王R「キンちゃん早過ぎるって!うわあっ!?」

『AXE FORM』

 

青い装甲が折り畳まれると分厚い黄色い装甲となり、頭部を斧から漢字の『金』を象徴とする四角形の仮面となる。

 

電王A「俺の強さにお前が泣いた!どっせぇい!!」

強化ウバウゾー「ウバッ!?ウバババババ...!!」

 

パワーと防御がメインの『アックスフォーム』となった電王は親指を顎に当てながら首を捻ると、強化ウバウゾーが振り上げた左拳を突っ張りで押し返して行く。

 

リュウタロス「クマちゃん。次、僕ね!」

電王A「ちょっ、リュウタ。少し急かさんといても...」

『GUN FORM』

 

黄色い装甲から珠を持った腕を模した紫の装甲へと変わり、頭部もドラゴンを想起とさせる紫の仮面へと変わる。

 

電王G「お前倒すけど良いよね?答えは聞いてない!」

強化ウバウゾー「ウバババババ....ウバウゾー!!」

 

ガンフォームとなった電王は強化ウバウゾーを軽やかなステップで翻弄(ほんろう)しながらガンモードに組み立てたデンガッシャーで銃撃する。

 

モモタロス「小僧!最後は俺に決めさせろ!」

『SWORD FORM』

電王S「行くぜ、俺の超必殺技!」

『FULL CHARGE』

強化ウバウゾー「ウバウゾー!!!?」

 

リュウタロスが追い出される形でソードフォームに戻った電王は再度ベルトに翳したライダーパスを投げ捨てると、赤い稲妻が走るフリーエネルギーを右脚に集中させた飛び蹴りを放つ。

 

スパイシー「凄い...!」

ディケイド「これが時の運行を守る為に戦った仮面ライダー...電王の力だ。俺達もローズマリーに...いや、モモタロス達に加勢するぞ!!」

プレシャス「うん!だって...''ご飯は笑顔''だから!!」

 

プレシャスの言葉に応じたのか、ハートキュアウォッチから眩いピンク色の輝きを発する。

 

プレシャス「えっ...?」

ヤムヤム「あっ...!」

スパイシー「何...!?」

強化ウバウゾー「ウバッ!?」

 

液晶画面から三つの光が流星の様に俺達に降り注がれると、ほかほかハートが溢れている虹色の別空間へと移動されていた。

宙に浮かんでいるのは、これまでの戦いで救出したレシピッピの姿が多数あった。

 

電王S「何処だ此処は?」

ウラタロス「妖精とか、そういうのなんじゃない?」

キンタロス「そうと決まりゃ、俺達に伝えたい事でもあるんやな」

リュウタロス「うわあ〜!可愛い!」

ヤムヤム「ほわわ〜!」

スパイシー「レシピッピが...!」

ローズマリー『何が起こってるの...!?』

「「ピピピ〜!」」

 

野菜スープとカレーパン個体は何かを伝えようとしている。

 

プレシャス「皆...」

「「「ピピ!」」」

 

ハンバーガー、餃子(ぎょうざ)、ハートパン個体も何かを伝えている。

 

リュウタロス「若しかしてこの子達、仲間を助けてほしいって言ってるのかな!?」

プレシャス「えっ?」

ウラタロス「そうか。さっきの''ご飯は笑顔''に反応して、僕達を此処へ呼び寄せたんだ...!」

 

俺の代わりにウラタロスは状況を察すると、レシピッピ達は発した光を束ねて何かを四つ生成する。

生成したのは、ダイヤルが存在する少し濃いピンク色のミキサーの形をした武器。

 

電王S「何だありゃ?」

ディケイド「ハートのミキサー...?」

アイスクリームのレシピッピ「ピピ...」

パムパム「''ハートジューシーミキサー''パム!」

アイスクリームのレシピッピ「ピピ!ピッピピ〜!」

ディケイド「これで仲間を助けてほしいって言いたいのか...?」

ローズマリー『レシピッピ達の奇跡が、プリキュアとディケイドに爆盛り新たな力を...!?』

電王S「そういう事なら、話は早え。プレシャスとか言ったな。やるなら今しかねーぞ!」

プレシャス「分かった。やってみる!」

ディケイド「こうなりゃ自棄糞(ヤケ)だ!」

 

 

 

 

 

 

俺とプレシャスはハートジューシーミキサーの中央にあるダイヤルを三角が描かれた方へと90度回転させる。

 

プレシャス「キュアプレシャス!」

ディケイド「ハートジューシーミキサー!」

プレシャス「シェアリン!」

ディケイド「エナジー!」

「「ミックス!!」」

 

其処から三回先端のレバーを押し込み、エネルギーをチャージする。

 

コメコメ「コメ〜!!」

 

コメコメの掛け声で最後にもう一度レバーを押し込み、ハートジューシーミキサーを銃の様に構える。

 

「「プリキュア(ライダー)・デリシャスプレシャス(ディケイド)ヒート!!」」

 

ハート型のトリガーボタンを押し、強化ウバウゾーにピンクとマゼンタの螺旋状のエネルギー波を放つ。

 

強化ウバウゾー「お腹一杯!」

「「「ご馳走(お粗末)様でした!」」」

「「ピピ〜!!」」

 

 

直撃した強化ウバウゾーは浄化され、消滅に伴って二体のレシピッピが解放された。

 

スパイシー「凄い...!」

ヤムヤム「ハートジューシーミキサーマシマシ〜!!」

プレシャス「おかえり...!」

 

レシピッピ達はハートキュアウォッチに格納される。

 

プレシャス「皆有難う!」

ジェントルー「キュアプレシャス...ディケイド...」

電王S「てめえ...まだやる気か!?」

ジェントルー「...済まない」

 

モモタロスを含め、俺とプレシャスも最初は警戒していたが、次に出たのはレシピッピへの扱いに対する謝罪の言葉だった。

 

ディケイド「!」

プレシャス「えっ...?」

ジェントルー「レシピッピを傷付けて...」

プレシャス「何言って...!?」

ディケイド「......」

 

プレシャスは問い掛けるが、ジェントルーはふらつきながら早々と姿を消した。

やっぱり、洗脳が解け掛けているのか...?

 

 

 

 

 

 

DIEND SIDE

 

僕はオーロラカーテンを展開しながら立ち去ろうとしたが、偶然に陰に隠れていたナルシストルーを見掛ける。

如何やら先程の戦闘を見物していたそうだ。

 

ナルシストルー「ああ、楽しかった...苦しむ顔って最高だね。でも、もう少し遊ぶには...操り糸を結び直した方が良さそうだ」

 

ディエンド「......」

 

彼が冷笑を浮かべた言葉を聞いた僕は、オーロラカーテンへと潜り抜けて行った。

 

ナルシストルー「...お前もそう思わないか?ディエンド」

 

後に呟いた言葉も聞かずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

ローズマリー「本当にお疲れ様!」

 

ローズマリーの労いの言葉を受けながら、俺達は新しい力を手に入れた記念としてバケツを使った巨大プリンを作っている。

勿論一緒に戦ってくれたタロスズの皆にもお裾分けしてもらいたいが為に、オーナーの許可を得てなごみ亭に待機してもらっている。

 

ゆい「出来た〜!巨大プリン!」

モモタロス「ウヒョ〜!美味そう!!」

キンタロス「こりゃ相当のデカさやな」

ウラタロス「この大きさ、オーナーにとってはかなりの高難易度かも...」

リュウタロス「それより皆。早く食べようよ!」

咲夜「そう急かすなリュウタロス。それじゃあ野郎共、今回の勝利を祝って...!」

『乾杯(コメ)(パム)(メン)!』

ゆい「あーん。んんっ!デリシャスマイル〜!!」

モモタロス「くぅ〜!美味え!!やっぱ戦った後のプリンは最高だぜ!」

「「ピピピ〜!」」

 

乾杯と同時に巨大プリンを口にしたゆいとモモタロスは感想を述べると、ほかほかハートが溢れる食卓でオムライスとプリンのレシピッピが姿を現す。

 

ゆい「よかった。元気になったんだ...!」

「「ピピピ〜!!」」

キンタロス「こういう時は、乾杯するのが一番や!」

メンメン「皆が無事で良かった記念メン!」

パムパム「それにしてもあの怪物、鬼みたいで怖いパム〜...」

モモタロス「あん?誰が怪物だこの野r...ギャアアアアーッ!!!?

『!?』

 

モモタロスがクソ犬の姿を見ると怖気づき、そのまま素っ頓狂な声を上げながら中庭に逃走する。

 

モモタロス「何で犬が二匹もいんだよ!?こっち来るんじゃねえ!しっし!」

コメコメ「コメ?」

パムパム「パム?」

ウラタロス「ああ、御免ね。この人見た目は怖い顔してるけど、犬は苦手みたいなんだ」

 

そういや忘れてた。モモタロスの姿って確か、良太郎の思い描く『桃太郎』の鬼をイメージされたんだっけ。

その為、犬が嫌いなのも納得出来る。

コメコメは狐...謂わば犬科なのでそう判断出来るモモタロスは案外凄いと思う。

 

咲夜「けど、モモタロス達に呼び出し喰らわせていなかったら完全に敗北していたから、きっと何かの縁だ。新しい力も手に入ったみたいだしな」

ゆい「だったらハートジューシーミキサーでジュース作る?」

ここね「作れる...?」

らん「やってみよ〜!変身して出すね〜」

ローズマリー「止めて止めて!壊れる〜!!」

コメコメ「赤鬼さんコメ〜!」

モモタロス「おい!誰でもいいから、こいつを引っぺがしてくれ〜!!」

 

食卓内で笑いが弾む中、ゆいは何故か浮かない顔をしていた。

恐らく、ジェントルーの事を気に掛けているのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DIEND SIDE

 

ジェントルー「如何なってしまったんだ、私は...!」

 

僕はブンドル団アジトに戻ってから、未だに頭を抱えていたジェントルーがその場から立ち去る光景を見ていた。

如何やら、まだ裏切るタイミングじゃなさそうだ...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電王S「今日はナオミのスペシャルコーヒー!何で俺が宣伝してるかって?頼まれたんだよ!」

 

オリジナルED『吉武千颯 /DELICIOUS HAPPY DAYS♪』

 

 

 

 

 

□ 

 

次回、デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~

 

らん「勉強って何の為にするんだろう...?」

 

ジェントルー「君達が来る事は分かっていた」

 

咲夜「もう苦しむのも時間の問題だジェントルー。いや......菓彩あまね

 

第十一品:ジェントルーの罠!ゆいとらん、テストで大ピンチ!?/隠し味のイメージ!?明かされる衝撃の真実!

 

 

 

 

 

 




次回、ジェントルーの正体が...!?
第二章まで...あと3話。



















如何でしたでしょうか?今回の話でプリン繋がりのサプライズとしてタロスズ及びオリジナルキャラクターを登場させました。
咲夜君のハートジューシーミキサーは第一章の終盤で進化させる予定です。



ディエンドが召喚したライダー

無し








初使用したカメンライド

電王(ディケイド、タロスズ)

KAMEN RIDE
-昭和-
V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO、J
-平成1期-
ファイズ
-平成2期-
ダブル、鎧武、ゴースト、ジオウ
-令和-
ゼロワン
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)、ミライダー(シノビ、クイズ、キカイ、ギンガ)

オリジナル幹部は...

  • 登場させる
  • 登場させない
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