デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~ 作:ライノア
これまでの~破壊者の食べ歩き~は...?
「コメコメ達エナジー妖精は、沢山のほかほかハートの結晶体から生まれた存在よ」
「そろそろとっておきのアレ...試しちゃおっかな?」
「前から気になっていた事があります。ディエンド、貴方は...セカンドロイミュードですか?」
「若し何か悩みがあるなら言って、生徒会に問題があるなら皆で解決しよう!」
「俺達と一緒に戦ってほしいんだ。レシピッピを...この街に居る皆の思い出を守る為にも!」
「...済まない。私にはその資格がない」
□
Sakuya side
先程会長に店内で話さないかと言われたが、俺は別の場所で話す事にした。
ゆい「咲夜君、さっきからドアで立ち止まってるけど、如何かしたの?」
咲夜「しっ!もうちょっと静かにしてろ」
俺は声を掛けるゆいを制止させながらライダーパスを左手に持ちながら時計を見る。
咲夜「......よし、今だ!」
15時15分15秒と、同じ時計の数字が並んだ瞬間にドアを開けた。
其処には空が七色に輝く砂漠でデンライナーゴウカが停車していた。
あまね「何だ?此処は...」
???「あっ、アキちゃん。久しぶり〜!早速だけどコーヒー
咲夜「ナオミさん。今の俺は咲夜だって何度も忠告してるでしょう?まぁ、今回はこっちで話がしたいと思いまして......」
未来風の制服を着ている女性乗務員のナオミさんは、無邪気な笑顔を見せながら俺達をデンライナーに招待してくれた。
勿論、ライダーパスは見せている。一応礼儀だからな。
自動的にドアが開くと其処にはタロスズやオーナー、白と黒の服を着ている女の子 コハナが居た。
コハナ「あれ、アキノリ?あんた、さっきデンライナーに乗ったばかりでしょ?」
咲夜「悪い、直ぐに話を終わらせたいんだ。ナオミさん、七人分のコーヒーお願いします」
ナオミさんがコーヒーの上に俺達のイメージカラーに合わせたクリームを上から派手に盛り付ける。
ウラタロス「あれ?あのバグスター、あの時のだよね?」
リュウタロス「ホントだ!何で何で!?」
モモタロス「てめぇ、妙な真似したらただじゃおかねーからな?」
咲夜「大丈夫だモモタロス。こいつはもう俺達に敵意はない様だ」
そう。Cはあの時、Jにカメンライドしてジャンボフォーメーションでベリーマンを一発で捻じ伏せてみせたのだ。
やっぱジャンボフォーメーションは伊達じゃないな。色んな意味で。
ローズマリー「あら、クリーム山盛りね。とても可愛いわ!」
ナオミ「ふふっ。有難う御座いまーす!それでは端と召し上がって下さーい!」
らん「これって飲めるのかな....?」
あまね「わ、割と派手だな.....」
モモタロス「つべこべ言わずさっさと飲め。ナオミのコーヒーは美味いぞ?」
咲夜「モモタロスの言う通りだ。まだ食った飲んだ事もないモンに決めつけはなしだからな」
デンライナーのテーブルに置かれたコーヒーを見て全員が渋そうな顔をするが、モモタロスと俺の一言でゆい達は試しにコーヒーを一口飲んだ。
ゆい「クリーム山盛りだけど、デリシャスマイル〜!!」
咲夜「うん、美味い」
ここね「美味しい......!」
らん「クリームの甘味とコーヒーの苦味が合わさった究極のフュージョン......甘〜い露天風呂に入った気分〜!!」
ベリーマン「甘い果物の味を思い浮かべるのも悪くはないべな」
ナオミ特製コーヒーのレシピッピ「ピピピ〜!」
らん「あっ!新しいレシピッピ〜!」
デンライナーの食堂内にほかほかハートが満ち溢れ、ナオミさん特製コーヒー個体のレシピッピが現れると華満はハートキュアウォッチで連写する。
ローズマリー「ところで咲夜。何で、あまねさんと話したい場所を
雄大「店の中でプリキュアの事を誰かに聞かれたら不味かったんだと思います」
ローズマリー「そういう事だったのね.....」
雄大がゆい達をデンライナーに乗せた理由を察する。
咲夜「なぁ会長、生徒会長を辞退するって言ったのはジェントルーになった事と関係があるのか?」
俺の問い掛けに、既にクリームが溶けていた会長のコーヒーカップに波紋が広がる。
あまね「私は余りにも多くのレシピッピを、人を傷付けた。レシピッピに関わって言い訳がない......」
ゆい「そんな......それはジェントルーがした事だよ!?」
あまね「分かってる!!分かってるんだ。でも、頭でも分かっていてもジェントルーの犯した罪が自分の肌に染み付いている様で忘れられない。私は......私を許せない!!」
会長が吐露したのは自分の意志とは関係なく、怪盗としての使命を無理やり与えられ、心も体も蝕まれ、徹底的に自由を奪われ、自分自身も失おうとしている様な重い言葉だった。
会長には何の咎めもないが、自分のしてきた事は確かに許されないだろう。そんなトラウマから解放するには、誰かの救いの手が必要だからな。
ここね「若しかして、だから生徒会長を辞めようと......?」
あまね「ああ。私では生徒の代表に相応しくない。プリキュアと仮面ライダーはレシピッピを守れる唯一の存在、そしてほかほかハートはお料理への感謝の気持ちから生まれる...そんな神聖な物に相応しい筈がない」
咲夜「そうか。だが、本当にそれでいいのか?」
あまね「えっ...?」
咲夜「お前は幼い頃、人々を笑顔に出来る様な存在になりたいと願った。違うか?それとも、お前は人々を笑顔にする事を諦めるのか?」
指摘された会長はそのまま去って行こうとした矢先、ハートキュアウォッチの警告音がデンライナーの食堂内に鳴り響いた。
液晶画面にはフルーツポンチ個体とウザッピが映っていた。会長はハートの結晶体を持っているから何の影響もなかった。
ローズマリーの言葉で我に返った俺は、直ぐにデンライナーから降りてレシピッピが奪われた場所へ赴いた。
オーナー「その前に、一つだけお渡ししたい物があります」
咲夜「渡したい物...?」
ゆい「ナルシストルー!」
咲夜「ソルトルー!」
俺達の声で体を向き直すナルシストルー達。社長さんと浅倉も居るな。
ソルトルー「貴方方とはよく会いますねぇ。若しや、ワタクシ達に興味があるのかと?」
「「んな訳
ナルシストルー「おやぁ?誰かと思えば、ジェントルーじゃないか。同じ裏切り者のベリーマンが居ないのはちょっと不自然だけど、まぁ良いや」
あまね「ナルシストルー...レシピッピを返してくれ!」
俺達が対峙している間に後を追っていた会長がナルシストルーにレシピッピを返す様に堂々と言う。
ソルトルー「ふん。返してと言われて返す馬鹿が
ローズマリー「思い出を奪われていない...まさか、あの子を守っているの!?」
ゲンム「丁度いい。君達にも私が隠し持っていた力を見せていなかったな」
ローズマリー「隠し持っていた力...?」
『ガッチョーン!』
突き放したハートの結晶体が会長を守っている事を示唆するローズマリー。
ゲンムはガシャコンバグヴァイザーと黒いベルト『バグスターバックル』を重ね合わせ『バグルドライバー』に合体。
ゲーマドライバーと付け替えて不気味な変身待機音が鳴り響く中、白いガシャットを右側に突き出す様にプレイングスターターを起動する。
『デンジャラスゾンビィ...!』
ナルシストルー「得とご覧あれ。桁違いにパワーアップしたモットウバウゾーの誕生だ!混ざれ、モットウバウゾー!!」
ゲンム「グレード
『ガシャット!バグルアァァ.....ップ!』
ガシャットを裏返し、ガシャットスロットに差し込んで左側の赤いボタン『バグルアップトリガー』を押すゲンム。
液晶画面『ハイフラッシュモニター』には新たな姿を象徴とされる赤い絵柄が浮かび上がる。
モットウバウゾー「モットウバウゾー!!」
『デンジャー!デンジャー!(Genocide!)デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!(Woooo...!)』
誕生したのは前に戦った寸胴のモットウバウゾーかと思いきや、幾つかの相違点があった。
鬼の様な角、ナルシストルーのイメージカラーに沿った角張った仮面。そして何より注目すべきポイントは右腕には泡立て器が付いている事だ。
ゲンムの前に這い上がるゾンビが映っている等身大のパネルが現れ、背後ではゲンムを黒い霧で包み込んでいる。
数秒足らずにゾンビのパネルを突き破ったのは、刺々しい白い左手。パネルが完全に破壊されると、ゲンムは新たな姿となっていた。
骨を連想とさせる左右非対称の白い装甲。赤いゴーグルの左側は割れており、さながらオッドアイの様にも見える。
ゲンム「私は...仮面ライダーゲンム レベル
ナルシストルー「随分と刺々しい姿になったなゲンム。如何だいジェントルー?ブンドル団だった頃を思い出した?」
あまね「くっ......!」
ナルシストルーの言葉に会長は言葉を失う。ゲンムがいきなりレベルXになるなんて、高難易度にも程があるぜ...!
咲夜「お前な、トラウマ
ゆい「あまねさんはジェントルーじゃない!マリちゃん!!」
ローズマリー「ええ!デリシャスフィールド!!」
ナルシストルー「......せっかくだから、もっと楽しませてよ」
「「!!」」
デリシャスフィールド発動直前にモットウバウゾーの伸縮した左腕が会長を襲った。
ローズマリー「嘘......!?」
モットウバウゾー「モットウバウゾー」
ゆい「あまねさん!」
俺達が転送すると、ブンドル団側も転送してきたが、その左腕には会長が人質に取られていた。
ゆいが名前を呼び掛けた直後に銃声が鳴り響く。現れたのは、俺達のクラスメイトである海詠透冀。
右手にはシアンカラーの変身銃 ゼロディエンドライバーVer.0.3が握られていた。
ナルシストルー「やっと来たか。ディエンド」
『!?』
ゆい達は衝撃の言葉に驚愕する。
らん「ほえっ!?海詠君?何で此処に居るの!?」
ローズマリー「ちょっと待って!そのドライバー、ディエンドが持っていたのと同じよ!」
らん「ホントだ!それじゃあ、まさか......!」
透冀「御免ね、今まで
ゆい「そんな...!」
ここね「海詠君がディエンドだった何て...!」
ローズマリー「皆、変身よ!」
□
「「「プリキュア・デリシャスタンバイ!パーティーゴー!!」」」
□
ゆい「にぎにぎ!」
コメコメ「コメコメ!」
ゆい「ハートを!」
コメコメ「コメコメ!」
□
ここね「オープン!」
パムパム「パムパム!」
ここね「サンド!」
パムパム「パムパム!」
□
らん「くるくる!」
メンメン「メンメン!」
らん「ミラクル!」
メンメン「メンメン!」
□
「「「シェアリンエナジー!」」」
コメコメ「コメ〜!」
パムパム「テイスティ!」
メンメン「ワンターン!」
咲夜「ブフォッ!?」
□
コメコメ「コメコメ!」
パムパム「パムパム!」
メンメン「メンメン!」
プレシャス「熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」
スパイシー「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!」
ヤムヤム「煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!」
「「「デリシャスパーティ♡プリキュア!」」」
□
「「変身!」」
『SWORD FORM』
電王S「俺、参上!」
クウガ「口上はカットだ。行くぞ!」
□
プレシャス達はモットウバウゾーを、電王は王蛇を、そしてクウガはゲンムを相手に向かって行く中、俺は海詠と対峙する。
透冀「こういう雰囲気も悪くはないね。でも、そんな事は長く続くかない......」
咲夜「デリシャスフィールドに入った状態でオーロラカーテンを潜ってみたが、やはりデリシャスフィールドの中でしか瞬間移動出来なかった」
透冀「試したんだ。つまりそういう事だね?」
咲夜「そんな感じだ。話はこれくらいでいいか?とっととやろうぜ」
俺は未装着状態のゼロディケイドライバーにライダーカードを装填しながらオーロラカーテンを展開。
海詠もそれに合わせてゼロディエンドライバーにライダーカードを装填させながらフォアエンドを前に突き出す。
【【カメンライド......】】
咲夜「変身!」
透冀「変身...」
そのまま俺達は、敵意の目を向けながらオーロラカーテンを潜り抜けた。
□
NO SIDE
プレシャス達の変身が完了したと同時にディケイドオーズ ガタキリバコンボの分身三体が駆け付けに来た。
モットウバウゾー「モットウバウゾー...!」
ガタキリバB「何とか間に合ったな」
プレシャス「ガタキリバ!咲夜君は?」
ガタキリバB「Aは今、ディエンドと交戦中だ。俺がお前達のサポートをする。CとDは雄大達を頼む」
ガタキリバC「いよっしゃ来た!」
ガタキリバD「久々の戦いだ。張り切って行くぞ!」
モットウバウゾー「ウバーッ!!」
モットウバウゾーの展開した右腕からエネルギー波を避ける六人。
瞬時にBはプレシャス達のサポートに向かい、CとDは王蛇達と交戦中のクウガ達のところへ向かって行った。
スパイシー「生徒会長を助けないと...!」
ヤムヤム「よぉし...バリバリカッターブレイズ!!」
ヤムヤムが放った電撃の空刃の一つがモットウバウゾーに直撃し、もう一つが地面に当たった衝撃で
ガタキリバB「ヤムヤム。下手に攻撃すれば会長にも危険に晒されるぞ」
プレシャス「そうだった!」
ヤムヤム「じゃあ、如何すれば...!?ひょええっ〜!?」
モットウバウゾーが背後から右腕から放たれた伸縮自在の攻撃を間一髪で避ける。
スパイシー「ピリっtoヘヴィーサンドプレス!」
モットウバウゾー「ウバ!」
スパイシー「えっ!?」
スパイシーがサンドプレスで横からモットウバウゾーを拘束しようとするが、あまねを盾にした事で挟み撃ちにする直前に解除した。
ナルシストルー「何でやらないの?ジェントルーへの恨み、晴らせるのに...」
ガタキリバB「俺達は晴らす気なんてさらさらない!」
【フォームライド ウィザード ハリケーンドラゴン!】
『ビュービュー!ビュービュービュービュー!』
モットウバウゾー「モットウバウゾー!!」
身体を動かしながら
モットウバウゾー「ウバーッ!」
ガタキリバB「不味いッ!」
『アタックライド ビッグ!』
瞬時にモットウバウゾーは伸縮した右腕をビッグの能力で右腕を巨大化させたガタキリバBが寸胴で防ごうとしたが蛇の様に追尾させ、そのままスパイシー共々吹っ飛ばした。
ヤムヤム「はああーーっ!!」
その隙に背後からあまねを救出を図るヤムヤムだが、右腕から放たれたエネルギー弾を食らってしまう。
ヤムヤム「......えっ?」
ベリーマン「大丈夫だべか?お嬢さん」
ヤムヤムを庇ったのは、改心したばかりのベリーマンだった。
彼も何かしらの方法でデリシャスフィールドに転送されていたのだ。
ベリーマン「まだ若くてめんこい
ゲンム「そうか...私のバグヴァイザーの中に入っていたか。だが、君は私達を裏切った。此処で排除する」
『ガシャコンスパロー!』
ベリーマン「うおおおおーーーーッ!」
ゲンムのガシャコンバグヴァイザーに潜んでいた事を察したゲンムはベリーマンを静粛対象とすると、弓モードにしたガシャコンスパローのエネルギーの矢を放ちながら向かって行く。
ガタキリバC「不味い、ベリーマンが...!」
クウガ「ジュニラム!」
ジュニラム『任セテ!』
王蛇「させるか...!」
『ADVENT』
クウガとガタキリバCはエビルダイバーの相手をジュニラムに任せながらゲンムの方へ向かおうとするが、王蛇が召喚したベノスネーカーが尻尾で薙ぎ払ってタイタンフォームになったクウガを締め付け、メタルゲラスがCに突進を仕掛けてくる。
ジュニラムはクウガを捕縛したベノスネーカーに特攻を仕掛けるが、直後にベノスネーカーが吐いた毒液で機動をずらされ、エビルダイバーの
ジュニラム『雄大!クソッ!オマエ邪魔ダ!』
ジュニラムは溶解されたところを我慢しながらベノスネーカーに特攻していく。
一方、ベリーマンは赤い右腕で特攻しながらゲンムに左腕を振り下げるもゾンビの様な動きで
ガタキリバD「らああッ!」
ゲンム「ふんッ!」
『スッパーン!』
ガタキリバD「ぐぅっ!?」
トドメを刺そうとゲンムはAとBのボタン『アタックラッシュパッド』を同時に押そうとした矢先にDのカマキリソードによる不意打ちを受け止め、鎌モードにしたガシャコンスパローの二刀流で斬撃を与えた。
ゲンム「絶望と共に、闇に追放してやる...!」
『クリティカルデッド!』
アタックラッシュパッドのABボタンを同時に押し、Bボタンを押す事でゲンムの足元に黒いゾンビの幻影が多数出現し、Dを取り囲もうと少しずつ近付いてくる。
直前に決死の覚悟で身を投げ出したベリーマンがDを庇う形で投げ飛ばし、自らが身代わりとなってゾンビの幻影に取り囲まれしまう。
ガタキリバD「おい...お前!」
ベリーマン「とてもみじけぇ間だったが、オラにとっては......あんだは命の恩人だったべ」
自分を助けてくれた恩人への感謝の言葉を告げた刹那、ベリーマンは断末魔と共に爆発に巻き込まれた。
暫く経って爆発が収まると其処にはゲンムの姿が立ってはいたが、ベリーマンの姿は何処にも見当たらなかった。
ガタキリバC「ベリーマン!!」
ガタキリバB「嘘だろ...おい!?」
ナルシストルー「へぇ〜。裏切り者にしては良い散り様だったな」
ソルトルー「所詮は善人になり損ねただけに過ぎなかった決壊品でしたね。一応データは回収しておきましょう」
ガタキリバD「や、野郎......!」
あまね「止めてくれ!!」
『!!』
ベリーマンの散り様を
あまね「お願いだ...もう嫌なんだ!私のせいで誰かが犠牲になるのがっ......!」
プレシャス「あまねさん...!」
目の前で犠牲になった絶望を思い知ったあまねは自分の心情を吐露する。周囲の人々を笑顔にしようと生きていた筈が、ジェントルーとして自分が周囲を苦しめ傷付けた事。
そんな自分を助ける為に、又誰かが犠牲になるのが怖くて耐えられなかったのだ。
ディケイドA「会長!」
ディエンド「行かせないよ」
ディケイドA「
ディケイドの姿に戻ったAがプレシャス達の方へ向かおうとしたところをディエンドの銃撃をオーロラカーテンで防ぎながらプレシャス達と合流する。
其処には地獄絵図と呼ぶべき光景が目に見えた。
モットウバウゾーに人質を取られたあまねを見て立ち
ナルシストルー「ブンドル団だった癖に何を今更...!」
ソルトルー「ワタクシ達が此処で観戦している間に絶望の味がたっぷりと染み込んできた様だね。ジェントルーさん!」
あまね「...その通りだ、私は皆を傷付けた。ずっと皆を笑顔にしたいと思って...生きてきたのにっ......!」
ナルシストルー「はっ!つまらない生き方だな!』
ディケイドA「ナルシストルー!!何度も何度も、お前らは人の心を踏み
【フォームライド オーズ ラトラーター!】
『ラッタ・ラッタ・ラトラーター!』
あまねの人生を侮辱するナルシストルーにAの堪忍袋の尾は完全にふっ切れた。
黄色いメダルのオーラが並び立ち、彼をオーズの新たな姿へと変える。
ライオンの立髪を想起とさせるパーツと青い複眼を持つ頭部、タトバコンボと同じくトラクローが備えられている胴体、そしてチーターの身体の模様を施した脚部。
嘗て800年前の王が光熱放射で邪魔な湖を蒸発させて進軍し、更には消音スキルを効果的に使用する事で敵国に侵入して国王を暗殺したとされる『オーズ ラトラーターコンボ』。
ディケイドA「つまらない人生なんてこの世の何処にあるってんだ!リボルスピンキック!!」
オーズ ラトラーターコンボとなったAはモットウバウゾーの右腕の攻撃に対して、自身の激昂を込めた連続蹴りを繰り出す。
プレシャス「そうだよ。そんな事ない!」
ヤムヤム「生徒会長の想いを馬鹿にするなーーーっ!!」
プレシャスとヤムヤムが加勢するも
スパイシー「生徒会長の想いは真っ直ぐ!」
ローズマリー『そしてお料理も愛してる!レシピッピ愛されてるのがその証拠よ!』
クウガ「彼女は誰かの笑顔の為に使命を全うする事だって出来る強い女の子だ!」
ジュニラム『ソレヲ
クウガ「おいジュニラム。それを言うのはまだ早いぞ」
ジュニラム『エッ?ソウダッタ?』
ナルシストルー「相変わらず虫唾を走らせるカブトムシだな。良いだろう、お前を始末するのは後だ。モットウバウゾー!」
モットウバウゾー「モットウバウゾー!」
ジュニラムに対して静かな怒りを見せながらモットウバウゾーに攻撃の指示を下す。
寸胴の中に赤い液体が溜まって行き、それを右腕でかき混ぜると熱度が増して行く。
ナルシストルー「合体タイプの本気、見せてあげるよ!」
モットウバウゾー「ウバ...!モットウバウゾー!!」
熱度が増した事で身体が赤くなったモットウバウゾーはエネルギーを溜め込んだ勢いで噴火した火山弾の雨をプレシャス達は後退して避ける。
プレシャス「地面が溶けた!?」
ディケイドA「溶岩だからな。喰らえば骨身残さず溶かされるぞ!」
ヤムヤム「マシマシにデンジャラス!」
メンメン「でも、今までにない攻撃だったメン...!」
パムパム「蒸し焼きにされそうパム〜!」
ディケイドA「いや、もうデンジャラスの領域は越してるし、蒸し焼きにはならないぞ」
モットウバウゾー「モットウバウゾー!!」
今度は右腕で火山弾を飛ばすモットウバウゾー。Aはすかさずライダーカードを装填する。
【フォームライド ウィザード ウォータードラゴン!】
『ザバザババシャーン!ザバンザバーン!』
【アタックライド スペシャル!】
【ブリザード!】
ディケイドA「ブリザードテイル!」
Aはブリザードの冷気を纏わせたドラゴテイルで火山弾を薙ぎ払った。
プレシャス「早くあまねさんを助けなくちゃ...!」
スパイシー「でも、
ガタキリバB「大丈夫だ!」
『!!』
あまねを如何やって助けるか悩んでいたが、ゲンム達と交戦していたガタキリバ達が圧を掛ける。
ガタキリバC「何思い止まってんだよ!今此処で止まったら会長は如何なんだ!?」
ローズマリー『自分を信じて、お互いを信じれば道は開くわ!』
電王S「
クウガ「勿論!」
ジュニラム『出来テルケド、一ツダケ言ワセテ。クワガタ!』
ガタキリバD「浅倉達は俺達が如何にかする。だからお前らは会長を助ける事だけに集中しろ!」
「「「「うん(ああ)!」」」」
ローズマリー達の激励を受けて早速四人は作戦通りに動く事にした。
モットウバウゾー「モットウバウゾー!!」
スパイシー「はああっ!」
モットウバウゾー「ウバッ!?」
ナルシストルー「はぁ!?」
モットウバウゾーが再び飛ばした火炎弾をAがブリザードテイルで薙ぎ払う。
上空からスパイシーが空きっぱなしの頭頂部を防いだ。その状況にナルシストルーも驚かずにはいられなかった。
スパイシー「シンデレラフィット!」
ディケイドA「敢えて言うなら雪の女王フィット!」
ヤムヤム「ホワチャー!!」
モットウバウゾー「ウバ!?ウババババ...!」
続けてヤムヤムがモットウバウゾーの動きを拘束させる。これはジェントルーとの決戦前に編み出した技だ。
【フォームライド フォーゼ ファイヤー!】
プレシャス「あまねさん!」
ディケイドA「会長!」
モットウバウゾー「モットウバウゾー...!!」
ヤムヤムラインズを辿ってプレシャスとフォーゼ にカメンライドしたAは人質になっている会長を解放しようと救出を図るが、拘束を解こうとするモットウバウゾーが抵抗すると体の温度が上昇する。
コメコメ「あっちゅいコメ〜!」
ディケイドA「けっぱれコメコメ。もう一踏ん張りだ!」
コメコメは上昇していく温度に苦しそうな声を上げる。「コップ等小さな容器一杯200mlの水と、2lペットボトル一杯の水とどちらが早く沸騰するか」と聞けば理解出来る問題だ。
あまね「プレシャス、ディケイド、もういい。君達が私の為に怪我をする必要はない!」
ディケイドA「お前はそう思ってるがよ...生憎、僕...俺達はタチが悪いんだ。大体こんな愚か者でも、転んで怪我してみないと分からないものだろ!?」
プレシャス「あまねさん優しいね。だからこそジェントルーだった事、許せないんだよね?」
ナルシストルー「ふん。無駄な事を...モットウバウゾー、とっとと振り払っちゃいな」
あまねの心が一瞬にして揺らぐが、ナルシストルーの指示でモットウバウゾーの蓋から溶岩が溢れ出ている。
パムパム「二人共、急ぐパム!」
ディケイドA「分かってるぜクソ犬!後少しなんだ...後少し...!!」
あまね「頼む...逃げてくれ二人共!!」
プレシャス「お婆ちゃん言ってた...『昨日食べた物が今日の自分を作る、今日食べた物が明日の自分を作る』!過去は変えられない…でも!未来はこの瞬間から作っていけるんだよ!」
ディケイドA「お前の中にお前は居た筈だ!心の奥底に...必死で夢を叶え様としていたお前が!!」
あまね「...!」
プレシャス「あまねさん…明日はどんな自分になりたい?」
ディケイドA「はっきり答えを言いやがれ...!
生徒会長 菓彩あまね!!!!」
あまね「私は...私は!皆を笑顔に出来る......パフェの様な人になりたいっ!!」
ディケイドA「...その言葉を待っていた!ローズマリー!」
ローズマリー『ええ!』
【ファイナルフォームライド デ、デ、デ、電王!】
自分のやりたい事を思い出したあまねは感極まりない涙を流しながら叫ぶ。
仮面の下で笑みを浮かべたAはディケイドの姿に戻って、電王のファイナルフォームライドのカードを装填する。
電王S→モモタロス「おいおい、またかよォ!?」
ローズマリー「とぅっ!うおおおおーーーッ!!」
ファイナルフォームライドにより収納された電王の頭部から飛び出したローズマリーは、器用な手先でモットウバウゾーを
ナルシストルー「何だぁ!?」
ソルトルー「ほう...意外ですね」
モットウバウゾー「ウゥ...ウヘヘ...ウバアッハハハハ...!」
ディケイドA「ローズマリーに続けぇぇぇぇッ!!だりゃあああッ!!」
遂にモットウバウゾーの手の内から解放されたあまねをお姫様抱っこするA。
拘束が解除され、メロンパン型の盾ごと噴火による攻撃が再開される中、ローズマリーの胸ポケットからハートの結晶体が飛び出した。
挿入歌『前島麻由/No Man’s Dawn』
ナルシストルー「何だあれは...!?」
その発した光は火山弾を防ぐと同時にあまねを包み込んだ。
□
ふと目を開けると、あまねは謎の空間に居た事に気付く。
あまね「あの時の想いがこれを...!?」
過去がフラッシュバックし、パフェのレシピッピと約束を交わした事を思い出し、自分の思いでハートの結晶体を生み出していた事を知ったあまね。
あまね「お前は...キバーラ!?如何して此処に...?」
キバーラ「ハートの結晶体が光ったのを見計らって貴女の髪の中に入ってたのよ。如何も貴女の事が心配で...」
あまね「そうだったのか...」
謎の声の正体はキバット族のキバーラ。彼女もベリーマンと同じく密かにデリシャスフィールドに侵入しており、その後はタイミングを見計らってハートの結晶体が光を発する直前にあまねの髪の中に潜んでいたのだ。
あまねはキバーラをハートの結晶体と共に両手で
あまね「そうだな...キバーラ。こんな私だが、力を貸してくれないか?」
キバーラ「力は''合わせる''ものよ。人間も仮面ライダーも、お互いに助け合って生きていかないと。そんな事よりも、早くナルシストルーをギャフンと言わせるのが先でしょ?」
あまね「''力は合わせるもの''...か。本当に頼もしい仲間を持ったな」
キバーラ「ふふっ。ありがと!」
談笑するあまねの気持ちに応えたのか、ハートの結晶体が衣を脱ぎ捨てる様に変化した。
光が天に昇り上がり、周囲に花弁が舞い散る。
あまねの手元にはイチゴやブルーベリー、パインやメロンなどのフルーツの装飾が施されているハートキュアウォッチが握られていた。
プレシャス「あまねさん...!」
ローズマリー「
あまねのハートキュアウォッチから発する虹色の輝きに呆気を取られるローズマリー。
プレシャスは明日へ進む決意をした彼女に喜びの声を上げる。
ディケイドA「やはりローズマリーの目に間違いはなかった。会長、覚悟を決めたんだな!」
あまね「ああ。私はもう目を逸らさない。自分の過去からも...自分の願いからも...そして、お前達の悪事からも!」
ナルシストルー「その目、気に入らないな...ジェントルーの綺麗事は分かったが、そろそろお前の意見も聞かせてもらおうかディエンド。ジェントルーを始末しろ。奴をプリキュアにさせるな」
ディエンド「そうだね。僕達を裏切った罪は...死んで償ってもらわなきゃ」
ナルシストルーに指示されたディエンドはプレシャス達の前に立ち止まり、ディエンドライバーのフォアエンドを下げて、ファイナルアタックライドカードを装填し、そのままフォアエンドを親指で突き出す。
【ファイナルアタックライド ディ、ディ、ディ、ディエンド!】
『!?』
ディエンド「......」
そして砲身を胸部装甲に突き付けた。後はトリガーを引く事で自害する...
事はしなかった。ローズマリーが自害するのかと勘違いして駆け出そうとしたローズマリーに合わせて手首をずらし、銃身『ブッカーマズル』を左脇の方へと持って行きながらナルシストルーが立っている岩壁にエネルギー波を放ったのだ。
ナルシストルー「なっ!?」
ナルシストルーは間一髪で岩壁から離れる。
ナルシストルー「何の真似だディエンド!遂に目元が狂ったか!?」
ディエンド「目元が狂ってるのはお前の方だろ?」
ナルシストルー「この口調は...まさか...!」
ディケイドA「そのまさかだよ」
焦燥するナルシストルーに少し変わった態度と口調で話すディエンド。
二人が変身を解除すると、其処にはネオディエンドライバーを片手で持っている咲夜とゼロディケイドライバーを腰に巻いている透冀の姿が立っていた。ジュニラムが隙を見てボロボロになっていた雄大を回収しながら咲夜達の元へ行き着く。
スパイシー「ディエンドが咲夜...!?」
ヤムヤム「ディケイドが透冀君!?」
ローズマリー「如何いう事?」
透冀「オーロラカーテンに飛び込んだ矢先でお互いのドライバーを入れ替えて変身していたのさ。声色を変えるのにも好都合だったよ」
プレシャス「それじゃあ、今のは...!?」
透冀「僕達が敵を欺く為の演技さ」
ナルシストルー「...まさかこの俺様が、お前如きに騙されたなど...!!」
透冀「出来るさ、狐や狸は人を化かす。僕も
透冀の歴然とした態度にナルシストルーは今でも血が上りそうになっていた。
透冀「菓彩少女、君の思い出のレシピッピを助けよう。プリキュアに変身だ!」
あまね「ああ!」
□
あまね「プリキュア!デリシャスタンバイ!パーティーゴー!!」
「フルーツ!ファビュラス・オーダー!」
「シェアリンエナジー!」
「トッピング!」
「ブリリアント!」
「シャインモア!」
□
???「ジェントルに、ゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、この私が飾ろう」
□
DIEND SIDE
プレシャス「キュアフィナーレ...!」
ナルシストルー「ジェントルーがプリキュアだと...!?」
ローズマリー「フィナーレ!最高よ!前兆激突盛りに最高よ!!」
結ばれた金色の長髪が
咲夜「レグレット!」
アキノリは僕に駆け寄る。
透冀「君のやりたい事は大体把握している。行くよ!」
アキノリが僕の右側に並び立つと、直ぐに変身の準備に取り掛かる。
【【カメンライド】】
「「変身!!」」
【ディケイド!】
【ディエーンド!】
アキノリはディケイドに、僕はゼロディエンドライバーを頭上に向けてトリガーを弾いてブッカーマズルから放った銃弾がディエンドのライダーズクレストを思わせるライドプレートが回転。
三原色の影が僕に重なると灰色の鎧を形成させ、頭上から降って来た十枚のライドプレートが頭部に刺さり、灰色からシアンへと変色した。
挿入歌『molfonica/Nameless Story』
ディケイド「全てを束ね、全てを創る!仮面ライダーディケイド!旅の語らい...始めようか!!」
ディエンド「後を
「「全てを破壊し、全てを繋ぐ!我ら!仮面ライダー!!」」ドカーン!
スーパー戦隊の如く背後から地面が爆発する。
ディケイド「目にもの見せてやる。破壊者と怪盗の最強コンビ...今此処に復活だ!!」
王蛇「血迷ったかぁ...レグゥ!!」
ゲンム「ヴェアァァァーッ!」
ディエンド「悪いけど、今は君達の相手をしてる暇はないんだ!」
【カメンライド バッファ!】
【カメンライド ジャンヌ!】
ディエンド「僕の新しい力、たんと召し上がれ」
『Hell!crush out!ZOMBIE...(Woooo...!)』
『Ah~! Going my way!仮面ライダー……蛇・蛇・蛇!ジャーンヌー!!』
『Ready...Fight!』
フィナーレは華麗なステップで躱し、僕は王蛇とゲンムの攻撃を避けながらVer0.4にアップデートされたゼロディエンドライバーに新たなライダーカード一枚を含めて二枚装填してトリガーを弾く。
紫を基調とした水牛の頭部を持つライダー。腰に巻いているベルトの左側にはゾンビの手が飛び出している大型バックルが装填されている。右手にはチェーンソー型の武器、左腕には大きな
もう一体は黒をベースに山吹色と青を加えた色合いの女性ライダー。青い複眼の仮面はコブラの背面となっている。
全てのライダーを倒す力を手に入れる為に戦う『仮面ライダーバッファ』と本当の強さを見せ付ける空手のコブラライダー『仮面ライダージャンヌ』の二体にゲンムと王蛇の相手を任せた。
モットウバウゾー「ウバ!ウバウゾー!!」
モットウバウゾーの伸縮自在な腕による攻撃をフィナーレが華麗なステップで躱しながら地面を大きく蹴り上げる。
フィナーレ「はああああっ!」
モットウバウゾー「ウッ!?ウバウ...!」
そのまま中段回し蹴りを繰り出し、更には伸縮した腕を足場にして強く蹴り上げてモットウバウゾーの攻撃を受け流しながら拳を叩き込む。一発だけではなく何度も。
僕達も後に続き、展開したオーロラカーテンを潜り抜けてモットウバウゾーの頭上に瞬間移動。
イリュージョンで二人に分身したディケイドは、昆虫ライダーのカードを装填する。
ディケイドA「昭和完全解禁だ。行くぞ!」
ディケイドB「ああ!」
【カメンライド カブト!】
【カメンライド スーパー1!】
『Change Beetle.』
A個体はカブトに、B個体は
【アタックライド クロックアップ!】
【アタックライド パワーハンド!】
ディケイドB「レグレット、肩借りるぞ!」
続けてA個体はクロックアップで加速させながら打撃を喰らわせ、B個体が両腕を燃え上がる炎の様な深紅『パワーハンド』に変えながら僕の左肩装甲を蹴り上げて飛び上がった。
勿論、僕も透かさずフィナーレと個体Aに当たらない程度に銃撃した。
スパイシー「戦う姿まで華麗だわ...!それにあのディエンドも咲夜との息がピッタリに合ってる...!」
雄大「当たり前だ。あの二人は初めて会った時から、何度も打つかり合った事もあった...」
ジュニラム『最初ハチョット仲違イダッタンダケド...色ンナ世界デ一緒ニ戦ッテイク内ニ、オ互イヲ信頼スルヨウニナッテイッタンダ。僕モ雄大ト喧嘩シタコトガアッタカラ、何トナク分カルンダ』
スパイシー「そんな事が...」
モットウバウゾー「ウ...ウバウゾー!!」
フィナーレ「はぁッ!」
ナルシストルー「何だと!?」
フィナーレの手刀で体制を崩されたモットウバウゾーにナルシストルーは驚きの声を上げる。
【ファイナルアタックライド ス、ス、ス、スーパー1!】
プレシャス「1000キロカロリー...!」
ディケイドB「スーパーライダーブラッドムーン...!」
「「パーンチ!!」」
1000kcal分の右拳を突き出したプレシャスと、500tもの腕力を誇る赤い拳で放つB個体の一撃でモットウバウゾーをジェット機の如く吹っ飛ばした。
ローズマリー「今よ!フィナーレ、ディエンド!」
ディエンド「言われなくとも!」
【ファイナルアタックライド ディ、ディ、ディ、ディエンド!】
ファイナルアタックライドのカードをドライバーに装填し、ディエンドライバーの銃身に数十列にカードのエネルギーが並び立つ。
□
フィナーレのハートキュアウォッチが光を発し、果実の装飾が入っているレイピアに近い絞り袋型の武器が生成される。フィナーレは迷いなく武器を手に取る。
フィナーレ「クリーミーフルーレ!」
先端を下に向け、捻り部分を回すと、黄色、ピンク、黄緑、紫の順で丸いエネルギー体が浮かぶ。
フィナーレ「ブルーミン・ダンシンフルーツ!」
無限の字を描く様に振りながら先端を向ける。
フィナーレ「プリキュア!デリシャスフィナーレファンファーレ!!」
ディエンド「ディメンションシュート!」
ボタンを押し、丸いエネルギー体と共に浄化技を放つ。そのタイミングに僕はトリガーを引いてエネルギー波を放ち、モットウバウゾーを浄化させる。
モットウバウゾー「お腹一杯!」
ディエンド「此処で一言。スイカとメロンは瓜科だけど、甘い部分が違うらしいよ。それでは大変...」
「 「「「ご馳走様でした(よく出来ました)!」」」」
パフェのレシピッピ「ピピ〜!」
ハートの花火にディエンドの紋章が浮かび上がる。
モットウバウゾーの消滅に伴い捕獲箱は破壊されてパフェのレシピッピが解放されると、フィナーレ専用のハートキュアウォッチに格納される。
フィナーレ「よかった...!」
ディエンド「君の組織とは今日限り縁を切るよ。ゴーダッツに宜しく」
ナルシストルー「面白くなりそうだ...」
ソルトルー「これからはお互い敵同士ですね。又お会いましょう...
坊っちゃま」
ナルシストルーの期待の声とソルトルーの奇妙な声と共に召喚されたバッファとジャンヌは消滅し、ゲンムと王蛇も姿を消した。
ディエンド「......」
プレシャス「フィナーレ〜!」
ディケイドA「レグレット!」
やっとだ。やっとこの世界の地獄から抜け出せた...悔いはない。
□
Sakuya side
モットウバウゾーの撃破に伴い、フルーツパーラーKASAIのパフェの記憶消失騒動は収まった。
ローズマリー「よかったわ...」
あまね「有難う」
透冀「お礼はオカマさんじゃなくて、此処にいる皆だよ」
ゆい「これから宜しくね。あまねちゃん!それと...」
透冀「『レグ』でいいよ。この呼び名の方がしっくりくるからね」
ここね「とても心強い...」
らん「うわあ〜!デザートのプリキュアって夢がある〜!ライダーを召喚出来る怪盗のわだぷーと、ライダーに変身出来る破壊者のアキぽんの最強コンビ結成〜!」
咲夜「''わだぷー''?」
らん「海詠の『わだ』で''わだぷー''!」
咲夜「...!」
華満が付けた渾名の理由に笑いそうになっている俺は口を緩ませまいと抵抗する。
雄大「アキノリ...相変わらず顔に出てるぞ?」
咲夜「...うぐっ!」
あまね「ふふっ」
ローズマリー「でも、あまねちゃんとレシピッピの想いがほかほかハートの結晶体を作ってたなんて吃驚だわ」
パフェのレシピッピ「ピピピ〜!」
ローズマリーの言葉に首に掛けられたハートキュアウォッチの魔法陣からパフェのレシピッピことウザッピが出現する。
あまね「レシピッピ!」
パフェのレシピッピ「ピピピ。ピッピピピ!」
透冀「そのハートキュアウォッチ、果物の飾りも付いてるペンダントみたいだから『ハートフルーツペンダント』ってのは如何かな?」
あまね「ハートフルーツペンダント...?」
パフェのレシピッピ「ピピピ!ピピピピピ〜!」
パムパム「『流石は透冀様!ネーミングセンスもバッチリですわ!』と言ってるパム」
「「''様''!?」」
ゆい「美味しそう〜!」
パフェのレシピッピ「ピピピ、ピッピッピ〜!」
メンメン「『貴女達、頭が高くてよ!』メン」
相変わらずの態度で傲慢振るうウザッピの言葉を翻訳するクソ犬とドラジカ。
パフェのレシピッピ「ピピピピ。ピッピピピ〜!」
キバーラ「『このワタクシ達三人と高貴なるペンダントの前に平伏しなさい!』って、何よこいつ!あたしより偉そうじゃない!!」
透冀「あ、キバーラ。君もブンドル団と縁を切ってきたんだね」
キバーラ「縁を切って来たって...もう既に切ったわよ!
雄大「これから更に賑やかになりそうだな」
咲夜「ああ。その様だ」
パムパム「控えよろ〜パム」
『はは〜っ!』
キバーラ「冗談じゃないわよ!あたし、こんな奴に絶対平伏さないわ!」
俺とレグレット、ここねと菓彩、雄大とキバーラ、そしてタロスズ以外は一斉に平伏し、ウザッピは菓彩に擦り寄ってくる。
笑顔が戻った喜びにレグレットは口を緩めながら言った。
透冀「...アキノリ」
咲夜「何だ?」
透冀「ただいま」
咲夜「ああ。おかえり」
□
フィナーレ「今日はグレープジュース。私と乾杯だ」
オリジナルED『吉武千颯 /DELICIOUS HAPPY DAYS♪』
□
次回、デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~
透冀「まだまだ話したい事が沢山あるけど、これから宜しくね」
あまね「自分一人で考えるより、一緒に考えてもらったらって...」
ディケイドA「派手に盛り付けるぞ!」
第十九品:皆でデコレーション!お兄さんへの贈り物/破壊者流デコレーション!?美味しいバグスターの刻み方
海に詠い、透かない冀望を抱け!
次回、デコレーション開始。
如何でしたでしょうか?遂にディエンドが仲間になりました。透冀君の過去については徐々に回収していく予定です。少し遅くなりましたが、今年も『はかたべ』を宜しくお願いします!
ディエンドが召喚したライダー
バッファ、ジャンヌ
初使用したカメンライド
J(咲夜の発言)、スーパー1
KAMEN RIDE
-昭和-
V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
ファイズ
-平成2期-
補完完了
-令和-
補完完了...?
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)、ミライダー(シノビ、クイズ、キカイ、ギンガ)
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