デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~   作:ライノア

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第二十五話です。オリジナル設定に注意。

BGM『ドラマのアラスジ』


「ふんめぇ〜。文章問題〜!!」

~これまでの破壊者の食べ歩きは...?~

「だ、る、ま、さ、ん、が、転んだコメ!」

「貴方達の実力は本来、こんなものではない筈です」

「コメちゃんやメンちゃん、ここねちゃん達だって貴女の大切なお友達なんだから、素直に話し合った方が少しは気が楽になるわよ?」

「君もなれるのか。英寿と同じ姿に...!」

「次会った時は、''本当の遊び''を教えてやる...! 」

「戴くぜ。根っからの悪党は、手癖が悪いんだ...!」



第三章:歩く道筋に絆あり
第二十五品:新たな怪盗!?にこにこキャンプでごわす!/お化け不祥事案件!?四身一体、クライマックスフォーム!


No side

 

ナルシストルー「後はコレを入れれば...」

 

ブンドル団アジトのとある研究室にて、ナルシストルーはスクリュードライバーの一本を置く。

片手で(つま)んでいた紫の球体を丸い(くぼ)みに嵌め込むと、作成が完了していたとされたロボットが起動する。

 

ナルシストルー「頼んだよ、''スピリットルー''」

???「...ブンドル!ブンドルー!!」

 

''スピリットルー''と呼ばれていたロボットは起き上がると、ブンドル団のシュプレヒコールを行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王蛇バグスター「はっ!ふっ!おらァッ!!」

 

同じくブンドル団アジトの専用トレーニングルーム。

王蛇バグスターは手に持ったベノサーベルで、ライアやシザースなどミラーライダー達を圧倒していた。

巨大火砲『ギガランチャー』を両手に、牛の角を模したアンテナを持つ緑のライダー『ゾルダ』。

メタルホーンを右腕に重量級の装甲を纏った犀のライダー『ガイ』。

ダイヤモンドをも切り裂く手甲鉤『デストクロー』を装備している白虎ライダー『タイガ』。

契約モンスター『ギガゼール』が操る多数のレイヨウ型ミラーモンスターを通じて使役する茶色いライダー『インペラー』。

この六体のライダーは、かつて王蛇が————浅倉威が倒したライダーでもあり、戦っていたライダーでもあった。

 

王蛇バグスター「この感じだ…!死ぬか生きるかの命の奪い合い、生きてるって感じがするぜ!」

 

嘗て自分が倒した相手を見て懐かしく思った王蛇バグスターは、自身の高揚感が最大限に高めながらミラーライダー達へと向かって行く。

影は見えれど、その戦況は彼のみぞ知る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

ゆい「あーん。んん〜!デリシャスマイル〜!!」

咲夜「家で育てた採れたての胡瓜(キュウリ)は格が違う程美味ェ!こんな時、味噌(みそ)があればなぁ...」

ジュブリー「味噌もええけど、マヨネーズや○ューピーも美味いで?」

 

(せみ)の鳴き声が響き、暑い風が漂う夏。

俺はゆいとジュブリーと一緒に、河童に成り切った気分で胡瓜(きゅうり)を一口(かじ)る。

 

らん「はにゃ。美味しそ〜」

コメコメ(人間体)「コメ〜...」

 

ここねは本の読書、華満はキュアスタ(いじ)り、かいちょはコメコメに字の書き方を教えていた。

レグレットはケータッチ21のアップデート及びゼロディエンドライバーの手入れ、雄大はジュニラムに伸し掛からながらの腕立て伏せ100回、冬美はキバーラと一緒に料理関連の雑誌を見ていた。

 

咲夜「何か暇だなぁ...」

ジュブリー「せやなぁ...」

 

俺達の呟きを聞いたゆいは何かを発案すると、俺達全員にある提案をしてきた。

 

ゆい「...ねぇ。せっかくの夏休みだし、皆でぱぁーっと何処かに行こうよ!」

あまね「何処かとは?」

ゆい「ええっと。楽しくて涼しくて...でもって、とても美味しいところ!」

咲夜「全っ然分からん」

冬美「それで、その場所は一体...?」

 

漠然とした即答で返すゆい。

冬美が行きたいところについて尋ねようとしたタイミングで、あきほさんが(ふすま)を開けて一枚の散らしを見せてきた。

 

あきほ「ねぇ、ゆい。こんなの興味ある?あたしの知り合いがキャンプ場を始めたんだって」

ゆい「キャンプ!?」

 

キャンプ場に興味を持ったゆいは、早速目を輝かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の破壊者 ディケイド。幾つもの世界を巡り、その瞳には何を見る?

 

OP『愛美/LIFE For LIFE〜狼たちの夜〜』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速あきほさんに教えてもらったキャンプ場へ向かうべく、一台の赤い車が林道を通行。

後から追跡する様に、俺達はライダーマシンで走行している。

前回のピザパーティーの件で冬美はマシンキバーラに跨っていたが、今後はバイク免許を取るまでの間はジュニラムの背中に乗ることとなった。

ジュニラム本人は『アキノリよりマシな重さだから全然平気だよ!』と平然と言われて、俺がキレかけたのは言うまでもないが。

 

ゆい「マリちゃん、免許取ったんだ」

ローズマリー「んふふ。運転出来れば、レシピボンの捜索にも使えると思って。車は借り物だけどね」

透冀「オカマさんらしい判断だね。デンライナーにもバイクはあるけど、バイク免許(そっち)の方は取らなくていいの?」

ローズマリー「いいえ、(むし)ろこっちの方がいいわ。流石に皆を置いてけぼりにするわけにはいかないし...」

透冀「そっか。なら、無理に言う必要はないね」

 

何とその赤い車のドライバーはローズマリーだ。

本人によれば、レシピッピの捜索にも使えるのかと思って免許を取ったそうだ。(ちな)みにこの車はさっき言った様に単なる借り物らしい。

 

冬美「ひぃえぇぇっ!?」

 

木陰に当たりながら道路を進行していくと、突然冬美は奇声を上げた。

それを動機に俺達も咄嗟にブレーキを掛けてマシンを停止する。

 

雄大「どうした冬美?」

冬美「い、今何か見えなかった...!?」

雄大「えっ?何も見てないけど?」

透冀「僕も見てないよ。あ、分かった。若しかしてお化けだったりして!」

冬美「お化け...!イヤアアアアアアアアッ!!!!」

 

冗談であるのにも関わらず、恐怖のあまり全体重を掛けた笑いのツボを押す冬美。

押した力が強すぎたのか、レグレットはそのまま笑い転けた。

 

透冀「酷いじゃないか冬美...。いきなり僕に、笑いのツボを押すなんて...!!アッハハハハハハハハハハ!!」

冬美「そうじゃない!何度も言ってるでしょ。あたしはお化けが大っ嫌いなの!!」

雄大「...そういえばそうだったな」

咲夜「ああ。あの時はゴーストにカメンライドし難かったからなぁ...」

 

冬美は大のお化け嫌いだ。

ガルル達を見ても平気でいられるんだが、お化けのことになるとかなりのパニック状態に至ってしまう。

それが原因で俺とレグレットは幽霊やお化けをモチーフとした霊属性のライダーを召喚し辛くなっている。

勿論それが妖怪モチーフであろうと、彼女の前ではゴーストにもカメンライドすることも許されないというわけだ。

話を戻して、笑いのツボの効力が消えたレグレットを起点に俺達はニコニコキャンプ場へと辿り着いた。

 

らん「すっごい!自然マシマシ!」

ここね「緑がいっぱいで気持ちいい...」

あまね「ああ」

ゆい「それにこの辺、結構涼しいね!」

 

自然豊かな場所を評価するプリキュア組。

この辺りには清涼な風が漂っており、緑が()(しげ)っている。

 

ローズマリー「チェックインしてきたわよ。先ずは思いっきり楽しんじゃいましょ!」

『オッケー!』

 

チェックインが完了し、俺達は自然を堪能することとなった。

ゆいとかいちょはフリスビー。華満はローズマリーが見守る中でナマケモノの要領で木に捕まり、ここねは木のベンチに座って背伸びをしていた。

俺達ライダー組は川遊びをしながら生物の観察をしていた。

ジュブリー達マスコット組は来ていた人達に見つかれば騒ぎが起きるため、俺が相当な対応をさせてもらった。

キバーラは冬美の胸ポケットに隠れ、ジュニラムはビートチェイサー2000と合体して雄大と一緒に見回りをさせてもらい、ジュブリーはレグレット専用のバグヴァイザーⅢに格納されている。

コメコメの人間体は湊さんの件と同様、『ケモミミのコスプレが好きな女の子』と誤魔化したのは言うまでもなかった。

 

コメコメ(人間体)「カニさんコメ!」

???「何処でごわすー?」

「「「!?」」」

 

川の中にいた蟹に指を差している無邪気な姿を見たかいちょは優しく微笑む。

すると、林の中から怪しげな声が聞こえてきた。

声量はかなり太めに低く、さながら力士。

どうやら道に迷っている様だが、当然その声は俺とかいちょ以外の耳には入ってこなかった。

 

あまね「今、何か言ったか?」

ゆい「え?あたしは何も言ってないよ?」

あまね「...そうか」

 

近くにいたゆいにも聞こえていない。

違う声も含めて再度あの声が聞こえてきた。今度は決して冗談では済まされない物騒な内容でだ。

 

???「完全に迷ったでごわす。逸そ、この林を吹き飛ばすでごわすか!」

???「んじゃあ、核ミサイルでも打ち込んどくか?」

「「核ミサイル!!!?」」

 

某未来世界の猫型ロボットを連想させる毒舌で遣り取りをする様は、まるでコントの様にも聞こえるが、俺の脳内はブラックジョークに置き換えられた。

何故なら、この地点ごとミサイルを打ち込むことは大被害に及びかねないからだ。

 

あまね「いいや!今、確かに声が聞こえた...!!」

らん「あまねんも気にし過ぎだよ」

ここね「鳥か何かじゃない?」

 

奇妙な声を聞いて狼狽(うろた)えているかいちょに平然と返す華満。

ここねにも信じてもらえず仕舞(じま)いだったが、気持ちを切り替えて早速キャンプの用意に取り掛かった。

 

ローズマリー「張り切っていくわよ〜!」

「「「「おおーッ!!」」」」

「「「頑張れコメ(パム)(メン)!」」」

 

俺達は早速それぞれの分担に取り掛かる。

冬美、ゆい、かいちょ、ローズマリーの四人はテントの準備。

雄大と華満は管理(とう)で台車を借りに行き、俺とここねは車から荷物を持ち運ぶこととなった。

キャンプの飯が楽しみでせっかちのあまり急ぎ過ぎたのか、足のスピードを落とすタイミングを逃した俺は転んで荷物の一つを落としてしまう。

ここねも荷物を落としてしまい、丁度通りがかりの者が拾ってくれた...のだが、その相手は人間ではなく、丸っこい奇妙なロボットだった。

 

???「ほい、頑張るでごわす!」

咲夜「ど、どうも」

ここね「有難(ありがと)御座(ござ)います...」

 

ロボットが立ち去る側に一瞬ではあったが、見た目がブンドル団に似ていた。

...少しは警戒した方が良さそうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Yuudai side

 

らん「ふんぬ〜。重い〜!ゆーゆー、手伝って〜!」

雄大「今行くからちょっと待って」

???「おらよ。これでいいか?」

 

俺は管理棟に行って台車を借りて、一緒に来ていたらんちゃんの元へ駆け寄る。

荷物を載せたので車輪が石の間に挟まって動けなかったが、直ぐに持ち上げて後押ししようとしたところを猫の着ぐるみを着た人が突然割り込んで後押ししてきた。

 

らん「あ、有難う...」

???「ふん。礼には及ばねぇよ」

雄大「ロ、ロボット?何か誰かに似てる様な色合いだな...」

 

疑問を感じる俺だが、このまま見ているわけにはいかないので、ロボットの横に並んで台車を後押しした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

ローズマリー「こっちが前よ!」

あまね「いいや。此方(こっち)が前だ」

ゆい「ああ...ちょっと待って!」

冬美「二人共、ゆいが困惑してるから少し落ち着いて!」

ここね「何してるの?」

らん「うわぁ〜!何か楽しそう...!」

咲夜「いや、どう見てもテント貼ろうとしてるだけだろ」

 

ローズマリーとかいちょがテントの向きで一悶着(いちもんちゃく)している様子を華満は遊んでいるのかと勘違いをしてしまっているが、その誤解はテントを貼った後に解けた。

 

ゆい「完成!」

冬美「向きに関してはちょっと手こずっちゃった」

らん「らんらん、てっきり四人がグルグル回って遊んでるかと思ったよ〜」

「「そんな訳ないでしょ!?」」

ゆい「よぉし、早速ご飯作りを...あれ?」

 

ゆいは折り(たた)みテーブルの前に立って早速食材の調理に取り掛かろうとしたが、ふと何かを思い出したかの様に不審な声を出す。

そのことに気付いた俺は即座に問い掛ける。

 

咲夜「...ゆい。若しかしてだが、肝心の鍋忘れてきたんじゃないだろうな?」

ゆい「そ、そうみたい...」

『ええ〜〜〜〜ッ!!!?』

咲夜「何やっとんじゃ食いバカ1号!ちゃんと持ってく物を見直せって、出掛ける前に言ったじゃねーか!?」

ゆい「皆、御免!必ず何とか...!」

 

せっかくのキャンプだというのに肝心な鍋を忘れたという大失態を犯したゆいを一時的に責めてしまったが、今はそんな場合ではなかった。

 

咲夜「仕方がない。此処は瞬間移動で...!」

???「おーい!」

 

俺は人差し指と中指を額の中心に乗せてあきほさんの気を感知してゆいの家に戻ろうとした。

すると、何処からか聞き覚えのある声が飛んできた。ブラックペッパーこと品田だ。

 

ゆい「拓海?そのバック...若しかして!」

拓海「ゆいの母さんに「持ってって』って頼まれたんだ。ったく、大事なモン忘れんなよな」

ゆい「...拓海、本当に有難う!」

 

肩に背負っていた緑のバックから取り出したのは、ゆいが家に忘れたとされる鍋が。

ゆいに礼を言われた品田は、少し視線をずらして(ほお)紅潮(こうちょう)させる。

 

拓海「いや...まぁ、湊さんの配達の車で乗っけてもらえたから」

ゆい「ねぇ、拓海もご飯に食べてってよ!」

拓海「でも、俺明日早く用事あるし...」

あまね「食べるだけなら大丈夫じゃないか?帰りのバスもまだあるだろう」

 

幼馴染みの勧誘にかいちょの提案もあって、品田はその意見に同意してくれた。

 

拓海「それは、まぁ...」

ローズマリー「じゃあ、決まりね!」

咲夜「おっしゃあ、夏のバーベキューじゃい!!」

冬美「バーベキューは後。先ずはパエリアを作るのが先決でしょ?」

咲夜「あ、そうだったな。悪い...つい先走ってよ」

ゆい「早速美味しいパエリア、作っちゃうよ〜!」

 

ハートキュアウォッチに描かれた作り方を参考に、ゆいは玉葱とシーフードミックスを(いた)めた鍋に洎夫藍(サフラン)入りのスープを入れて俺が(ふた)をした。

一方、ローズマリー達はキャンプ用のコンロで点火を試みるも中々点かずにいた。

かいちょが新聞紙、品田が割り(ばし)の点火を試みるが、どちらも解決策にはならなかった。

 

ここね「火を()けるって、案外難しい...」

咲夜「こんな時、ドラジカの熱血モードが役に立つんだがなぁ」

 

上手く点火出来ない悪戦苦闘の不安に対して、俺は心の声を漏らす。

此処でドラジカの熱血モードが役立つのだが『年に一度あるかないか』であり、そう直々に出せるものではない。

 

あまね「普段は当たり前だと思っていた事が、こんなに大変だとは...」

 

かいちょはそう呟くが、その当たり前のことが出来る有難みも含まれていた。

 

ゆい「そういえば、お婆ちゃん言ってた『おむすびはコメだけにしてならず』って。お米だけじゃなく、ご飯を()くお鍋も、火も、お水も、お塩も...全部に感謝しないとって!」

透冀「つまりは生産者、流通、販売、消費者の全てがあって成り立っているって事だね。君の祖母も良い語録を発想するものだよ」

らん「うう〜。もうこうなったら祈るしかない!」

 

レグレットがゆいの語録の意味を察しながら感心する。

華満は自棄になったのか、コンロに向かって『燃えろ燃えろ』とかめはめ波の要領で勝手に祈り始めた。

呆然とした俺は猫背になって手で顔を覆い、雄大は苦笑する。

祈ったところで何も変わらないってのに、せめて着火剤を分けてもらえる人が居れば...。

念のため、レグレットと冬美に『若しコンロに点火出来なかった場合は、着火剤を分けてもらえる人を探しに行ってきってほしい』って頼んでおいた。

 

冬美「皆、注目。着火剤分けてもらえる人、見つかったよー!」

 

丁度良いタイミングでレグレットと冬美は眼鏡を掛けた女性を連れてきた。

 

透冀「喜屋武(きゃん)ヒロ子さん、初心者の方々にキャンプの基礎を一から教えてくれる人だよ。出掛ける前に確認しといて正解だった」

ヒロ子「私のこと知ってるんだ。確か、君は仮面ライダーの...咲夜君?」

透冀「...あの、僕は咲夜じゃなくて透冀ですが?」

 

完全に人違いだとレグレットは右の親指を俺に向けた。

 

ヒロ子「そうなの?御免ね。顔が似てるから、つい双子かと思って。話を戻すけど、着火剤使いますか?」

ローズマリー「まぁ、助かります!有難う御座います!」

ヒロ子「こういう時はお互い様ですよ」

 

こうして念願の着火剤を手に入れた俺達は、疾走感が溢れるリレーで渡していく(因みに順番はローズマリー→品田→ここね→かいちょ→華満→ゆい→冬美→雄大→レグレット→俺)。

 

『やったぁ(いよっしゃあー)!!』

ローズマリー「ありがたや、ありがたや。ありがたや、ありがたや...」

らん「ファイヤー!ファイヤー!!」

 

着火剤で何とか点火に成功。

ローズマリーは謝意を唱え、華満は諸手を上げて喜ぶ。

 

ここね「キャンプって、何だか面白い...!」

ゆい「うん!」

咲夜(あれ?冬美とかいちょが居ないぞ。確かに二人の気を感じられるが、他の気が二つある...先ずは冬美達と合流するのが優先だな)

 

ゆいとここねもキャンプの楽しさに気付けたみたいだが、かいちょと冬美の姿がなかった。

二人の気は兎も角、他に新たな気を二つ感じ取れる。

ブンドル団による新たな手先かどうかは分からないが、一応警戒心は怠らないでおこう。

瞬間移動をする前に、俺はレグレットと雄大に二人の行方を尋ねる。

 

咲夜「なぁ、二人共。冬美とかいちょ見なかったか?」

透冀「僕は見てないよ」

雄大「二人ならお手洗いに行ったよ」

咲夜「大体分かった。サンキューな!」

 

居場所を特定出来た俺は、早速二人の気を感知して瞬間移動した。

 

透冀「ちょっと待って。瞬間移動で直接二人に会うのは...行っちゃったよ」

雄大「まぁ、それがアキノリって感じだな...そういえばレグレット。マリーさんにアレはまだ渡してなかったよな?」

透冀「うん、アレは今もアキノリが預かってる。『合体タイプのモットウバウゾーとは違うタイプのモットウバウゾーが来た時に渡す』って言ってたけど...僕もそろそろ、てんこ盛り(・・・・・)を解禁した方が良いと思ってるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fuyumi side

 

あたしとあまねは近くのお手洗い場で消毒してところ、背後にいた二人の少女の話を小耳に挟んだ。

 

女子A「ねぇ。このキャンプ場、何か出る噂よ。さっきも見た人居るって」

女子B「えっ?何かって、お化け?」

女子A「それがはっきりとは...ただ、丸っこい形をしてたって」

冬美「...今の聞いた?」

あまね「...ああ。冬美も見たんだな?」

冬美「うん。やっぱり噂は本当だったんだ...!!」

 

どうやらあまねもあのお化けを見ていた。

その時、身の毛がよだつ程に身震うあたしの背中を一瞬にして背筋を凍らせた。背後に聞こえる一つの足音によって。

 

冬美「ひぃっ!?嫌ああああああああッ!!!!」

???「ぐえぇっ!!!?」

 

あたしは恐怖のあまりに背後に居た奴の正体を確認せずに、目を閉じながら全身を捻って笑いのツボを押した。

ゆっくりと目を開けると、其処には首の右側を抑えながら左右に笑い転げるアキノリの姿があった。

 

あまね「咲夜?お前、いつの間に居たのか!?」

咲夜「アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャ...!おい、冬美!いきなり不意打ちで押すのは...反則だろ!?アッハハハハハハハハ...!!」

冬美「...もう!お化けかと思って冷や冷やしたじゃない!成る()く声くらい掛けてよね!!」

咲夜「悪かった!悪かったって!アッハハハハハハハハハ...!!」

 

笑いのツボの効果が切れたアキノリに瞬間移動でゆいちゃん達のところへ送ってもらった。

 

あまね「大変だ!丸っこい形をしたお化けを見た人が居るらしい!」

ローズマリー「本当?」

あまね「ああ。車から見たのも、川で聞いた声もお化けだったんだ...!」

 

あたしとあまねは丸っこいお化けについて動揺しながら報告したところ、マリーさん以外がそれを目撃していた事が次々に判明した。

 

らん「丸っこい?違う方なら、らんらん達見たかも」

ここね「私も、咲夜と一緒に荷物を運んでた時に見た...」

あまね「ええっ!?い、一体どんなのだ...!?」

 

あたしと同じく冷静さを失ったあまねは、そのお化けはどういう姿をしていたのかを問う。

 

ここね「お相撲さんみたいな口調で『頑張れ』って励ましてくれた...」

「「えっ...!?」」

らん「それって、若しかして...目がパッチリキョロキョロしてる卵の国の腕白(わんぱく)王子みたいな?」

咲夜「俺とここねが見たのはそんな感じだった。雄大や華満も見たんだろ?」

雄大「いや、俺とらんちゃんが見たのは、猫の着ていたけど...」

拓海「何だそりゃ!?」

 

一人一人の証言が噛み合わない会話を聞いた拓海君は声を上げる。

 

冬美「もう、何が何だか分かんないよ〜!」

ゆい「皆〜!」

 

蹲ったあたし達の恐怖心を、ゆいちゃんの一声によって掻き消された。

どうやらパエリアが完成したみたい。

 

咲夜「先ずは一旦飯でも食って気分を落ち着かせろ」

キバーラ「そうよ。いつもの冬美とあまねらしくないわ」

冬美「...うん。分かった」

 

落ち着きを取り戻したあたし達は完成したパエリアを食べるべく、一先ずは安堵(あんど)した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No side

 

場面は変わってブンドル団アジト。

片手に持っていた白とピンクを基調にした専用の捕獲箱を見て、ナルシストルーは鼻で笑った。

最後のチャンスを与えられている以上、今はまだ出撃する時ではない。

 

ナルシストルー「上出来だ。こいつが完成すれば、これまでとは別次元のウバウゾーが作れる筈...」

セクレトルー「その捕獲箱、期待しています。にしてもあのロボット、方向音痴の様ですが...付き添いのバグスターがそれを(おぎな)ってる感じですね。大丈夫ですか?っていうか、せっかく例の物、使ってるっつーの...」

 

セクレトルーはナルシストルーとの目線を逸らす。

先程渡された物を、ロボットの起動に使用していたことに対して呆然としていたからだ。

 

ナルシストルー「まぁ、見ててご覧よ。あのロボットの方向音痴性を補うために、態々ソルトルーがバグスターを生み出してくれたんだからさ。案外こいつが完成する前に...あの二体がプリキュアとライダーを全員片付けちゃうかもしれないよ?それに、王蛇もまだ暴れ足りなくてトレーニングルームに篭りっきりだし、ゲンムは俺様専用のライダーガシャットとバグヴァイザーⅢの開発に手が離せなくてね」

 

ナルシストルーが言う様に、王蛇バグスターは未だにトレーニングルームから出て来る様子がない。

ラストチャンスと称したアドベントカードの性能を試すべく、彼が満足するまでルーム内の音は鳴り止まない。

ゲンムはナルシストルー専用のライダーガシャットの開発に手が離せなくなっており、まさに自分では手に負えない状態であった。

だからこそソルトルーはゲンムとの共同でライダーガシャットを作る前に、ロボットの方向音痴性を補正するバグスターを態々生み出しておいたのだ。

 

ナルシストルー「せっかく与えられたラストチャンスなんだ。無理に飢えさせるつもりはない...しっかりと準備を整えたその時は、俺様と王蛇が片っ端から潰してやるまでだ...!」

 

一方、キャンプ場の茂みにて二つの影が森を彷徨(さまよ)っている。

ロボットの体に内包されている捕獲箱のレーダーがレシピッピの居場所を感知すると、早速向上心を高める。

 

???「キタキタキター!レシピッピの気配でごわす!!」

???「やっとか。それで、この後はどうするんだ?」

???「決まっているでごわす。さっさと捕まえて、プリキュアとライダーが現れる前にアジトに戻るでごわす!」

???「...よし。そうと決まれば、さっさと捕まえに行くぞ!邪魔立てする奴はこの俺がスクラップにしてやる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

『いっただっきまーす!』

 

パエリアとバーベキューが完成し、俺達は舌鼓を打つ。

透き通る肉の匂いが充満し、コンロの上に置かれたバーベキュー串の具材が良い感じに焼けている。

焼き加減は大体ウェルダンくらいだろう。

因みにパエリアの具材は魚介(ぎょかい)類が多く、猛禽(もうきん)類バグスターであるジュブリーもちゃんと食える仕様となっている。

 

ゆい「あーん。デリシャスマイル〜!!」

ローズマリー「ホント美味しい〜!」

咲夜「意外とイケるな。バーベキューの具材と一緒位食うと丁度いい感じになった」

ジュブリー「空は飛べなくとも、肉は猛禽類にとって主食みたいなモンや」

咲夜「それはそうと、ちゃんと野菜も食えよ?」

ジュブリー「うぐっ!?い、言われなくともわーっとるで...!」

 

俺は品田に聞こえない声量でジュブリーに声掛ける。

野菜の単語に少しだけ怖気(おじけ)付き、マスコット組やエナジー妖精組と一緒に木の上でパエリアやバーベキューの具材を堪能していた。

...が、何やら赤や黄色いピーマンなどの野菜は省いている。俺達が目を離している間に何かあったのか?

ジュニラムは元から金属成分が大好物なため、俺達と再会する前に持ってきたとされるブラックチタニウムなどの黒い金属を取り込んでいた。

ライジングに物足りず、今度はアメイジングを目指すつもりか。まぁ、それも良しとしよう。

 

「「ピピピ〜!」」

 

その刹那、レモンを中心にムール貝・海老・アスパラガスが乗っかっている黄色い飯の個体と、ピーマン・玉蜀黍(とうもろこし)・肉・玉葱(たまねぎ)の順で串に刺された個体のレシピッピが辺りに満ち(あふ)れたほかほかハートにつられてやって来た。

外見的にはパエリアとバーベキューらしいな。

 

ゆい「外で食べるご飯って、何だか特別美味しいね!」

あまね「ああ」

雄大「一人で食べるよりも、皆と一緒に食べた方が格が違うからね」

 

ゆいの意見に同調したかいちょと雄大。

そんな中、パエリアをおかわりしようとした華満が鍋の前で声を上げる。

 

らん「はうっ!?もう空っぽだ!それに写真撮るの忘れてた!皆の初スーパーメモリアルご飯だったのに...!」

ここね「遊んでる時も、みんなと写真撮れば良かった...」

咲夜「良いじゃねぇか、写真が撮れなくても。美味かったんだろ?」

ここね「それはそうだけど...」

 

俺の言葉に不審に思うここねだが、ローズマリーが代弁する様に言ってくれた。

 

ローズマリー「写真がなくても大丈夫。こんなに盛り盛りで素敵な一日、大人になってもずっと忘れないものよ」

ゆい「だと良いね!」

拓海「ご馳走(ちそう)様。俺、そろそろ行くわ。バスの時間あるし」

咲夜「そうか。悪いな品田、俺達の我儘(わがまま)に付き合ってもらって」

拓海「別に...どうってことねぇよ」

ゆい「あたしも、拓海と一緒に食べれて嬉しかった!」

拓海「お、おう...///」

 

礼を言っておくと、品田は頬を少し赤らめた。

品田が帰って行ってから数分後、俺達はバーベキューの肉を堪能しようとした直前にハートキュアウォッチの警報音が鳴り響く。

液晶画面にはバーベキューの個体が映っている。

 

ここね「見て、バーベキューが...!」

らん「はわわ〜!」

 

ここねが差した指の方向には紙皿の上に乗っていたバーベキューの肉や、まだ鍋に残っていたパエリアの米粒などが四角いブロック状に変化した。

俺達は専用のライダーマシンにゆい達を後ろに乗せて跨り、正面にはキャンプ場から立ち去ろうとした二体が俺の声で向き直る。

 

咲夜「おい、其処のお前ら、止まれ!」

???「あぁ?何だテメェらは...?」

 

左右に並び立っている二体が背後に振り返ると、その外見が露わになる。

黄緑を基調とした丸っこいボディのロボット。

両手足は厚みのあるグローブや長靴を模しており、ブンドル団特有のシルクハットとマントを覆っている。

もう一体は猫の皮をパーカーの纏った、子供向け番組に出てきそうなとてもシンプルなバグスター。

毛並みは雨に濡れていたかの如く逆立っており、口には齧歯(げっし)類の前歯が剥き出しとなっている。

まるで自らの正体を隠している様にも見え、その証拠に(ねずみ)の尻尾らしきものが生えている。

 

雄大「君は...さっきの!?」

咲夜「あいつだ!俺らが見た奴ってのは...!」

あまね「あんな奴等、見たことはなかったが...!?」

ローズマリー「でも、何で二体共ロボット...?」

透冀「恐らく、ナルシストルーと王蛇の身代わり的な存在だろうね。皆、気を抜かないで!」

『うん!』

???「チッ、面倒な事になりやがった...おい、スピリットルー。テメェも何か言ったらどうなんだ?」

 

レグレットの言葉で全員が緊張を高める中、呼び掛けていたバグスターが『スピリットルー』と呼ばれているロボットの両目にデータの羅列(られつ)が表示される。

 

???「...データ照合、一致。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおっ!お前らがプリキュアとライダーでごわすか!?」

ゆい「ごわす...?」

透冀「何で、よりによって博多(はかた)弁なの?」

???「やっと動いたか。ボンコツめ」

 

毒舌を吐いた猫のバグスターはロボットの頭を手の甲で叩く。

すると、ローズマリーが首に掛けていたスペシャルデリシャストーンが共鳴したかの様に微光(びこう)を発した。

 

ローズマリー「何で!?まさか、あの石...!!」

???「くっつくでごわす!モットウバウゾー!!」

モットウバウゾー『モットウバウゾー!!

 

ブンドル団共通のマークのエネルギーが鍋に、もう一つは何と調理具ではないスパナを(もと)となったモットウバウゾーを生み出す。

ローズマリーは即座にデリシャスフィールドを展開。ブンドル団のロボットとバグスターは自己紹介を始める。

 

スピリットルー「おいどんはブンドル団の怪盗、スピリットルー。ナルシストルーと王蛇に代わって、手合わせ願おう!!」

ドランジャ「同じく、俺様はドランジャ。スピリットルーの付き添いとでも言ったところか?」

透冀「どうやらジュブリーと同じバグスターの様だね...毎回のお約束だけど、君は何のゲームから生まれたんだ?」

ドランジャ「人間に捨てられた過去を持つ指名手配犯のロボットが、心の優しいロボットと入れ替わった日常謎解きゲーム『ユアロボットネーム』...俺様はその主人公『ジャデン』がモデルとなった...」

 

『ジャデン』か。名前的にはドラダヌキと体を入れ替わったデンジャを連想させる名前だな。

 

あまね「お化けでなければ怖くはない!行くぞ!」

プリキュアトリオ「「「うん!」」」

 

お化けの正体がブンドル団であることを知ったかいちょは一転して強気になる。

 

咲夜「問題其処かよ!?」

キバーラ「お化けじゃなくて良かったわね。冬美、行けそう?」

冬美「う、うん...何か化け猫っぽい見た目だけど、やれるとこまでやってみr「よし、言質(げんち)取ったからな。今更取り消しはなしだぞ!」ちょっと!?「行くぜ野郎共!!」」

冬美以外のライダー変身組「「「ああ(ええ)!」」」

冬美「...ああもう!アキノリ、後で笑いのツボ十回押してやるから覚悟しなさい!!」

 

冬美の警告を無視して、俺達は変身に移行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変身バンクBGM『林ゆうき/竜の戦士』

 

「「「プリキュア・デリシャスタンバイ!パーティーゴー!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

ゆい「にぎにぎ!」

 

コメコメ「コメコメ!」

 

ゆい「ハートを!」

 

コメコメ「コメコメ!」

 

 

 

 

 

 

ここね「オープン!」

 

パムパム「パムパム!」

 

ここね「サンド!」

 

パムパム「パムパム!」

 

 

 

 

 

 

 

らん「くるくる!」

 

メンメン「メンメン!」

 

らん「ミラクル!」

 

メンメン「メンメン!」

 

 

 

 

 

 

あまね「フルーツ!ファビュラス・オーダー!」

 

 

 

 

 

「「「「シェアリンエナジー!」」」」

 

コメコメ「コメ〜!」

 

パムパム「テイスティ!」

 

メンメン「ワンターン!」

 

咲夜「ブフォッ!?」

 

ドランジャ(あのディケイドと呼ばれてるガキ、あのシカ野郎の言葉で吹き出しやがった...まぁ、変身完了まで待ってやるか)

 

 

 

 

フィナーレ「トッピング!ブリリアント!シャインモア!」

 

 

 

 

 

コメコメ「コメコメ!」

 

パムパム「パムパム!」

 

メンメン「メンメン!」

 

プレシャス「熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」

 

スパイシー「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!」 

 

ヤムヤム「煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!」

 

フィナーレ「ジェントルに、ゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、この私が飾ろう」

 

「「「「デリシャスパーティ♡プリキュア!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「変身!」」」」」

 

【カメンライド ディケイド!】

 

【ディエーンド!】

 

キバーラ「チュッ!」

 

『SWORD FORM』

 

ディケイド「全てを束ね、全てを創る!仮面ライダーディケイド!旅の語らい始めようか!」

 

ディエンド「後を縋らず全てを撃ち抜く!新たな旅に悔いなき選択を!仮面ライダーディエンド!僕達の旅の行先は...僕達が決める!」

 

クウガ「ゼロから始まる古代のエナジー!仮面ライダークウガ!皆の笑顔は...俺が守る!!」

 

キバーラ「「世界に輝く女騎士!仮面ライダーキバーラ!貴方(あんた)の野望、止めてあげる(わ)!」」

 

電王S「...俺も少し長めに名乗るか。仮面ライダー電王。俺、参上!」

 

ディケイド「全てを破壊し!」

 

「「「「全てを繋ぐ!」」」」

 

「「「「「我ら、仮面ライダー!」」」」」ドカーン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DECADE SIDE

 

ローズマリー『皆、気を付けて!スピリットルーとドランジャの力は、今までのモットウバウゾーやバグスターとは桁違いよ!!』

プレシャス「どういうこと...!?」

スピリットルー「さぁ、気合で頑張るでごわす。モットウバウゾー!」

 

プレシャスが問おうとしたが、スピリットルーが突然モットウバウゾーに応援を送った。

腹部に嵌め込まれてあった黒紫の玉が光り出し、両腕を(かか)げる。

俺達は警戒態勢に入ったが、数秒後にスピリットルーの能力を知ることとなった。

 

スピリットルー「頑張れー!頑張れー!ウ・バ・ウ・ゾー!ファイトファイトー!ファイトファイトー!ド・ラ・ン・ジャー!」

スパイシー「これって...」

ヤムヤム「応援団...?」

スピリットルー「ほれ!頑張れ頑張れウバウゾー!押せ押せドランジャー!!」

 

日本の象徴である日の丸が描かれた専用の扇子(せんす)を取り出したスピリットルーの応援に、モットウバウゾーとドランジャにオレンジ色のオーラが纏われる。

 

モットウバウゾー『ウバウゾー!!

ドランジャ「...よし。行くぜェーーーッ!!」

 

応援によって強化されたモットウバウゾーとドランジャ。

スパナを模したモットウバウゾーの片腕から充填(じゅうてん)したエネルギーをオーラごと凝縮(ぎょうしゅく)し、そのまま放出。

プレシャス達が攻撃を避けると、背後にあった岩山に直撃した。

俺達もプレシャス達と同じくエネルギー弾を回避していた刹那、ドランジャが鋭い爪を研ぎながら距離を詰める。

 

【アタックライド イリュージョン!】

 

イリュージョンでBとCを召喚した次の瞬間、ドランジャのスピードが上昇した。

俊敏な動きでの引っ掻き攻撃は、まるで妖怪鎌鼬の斬撃を喰らっていた様にも感じる。

 

キバーラ(冬美)「来て。バッシャーマグナム、ガルルセイバー!」

クウガ「超変身!俺が盾になる。冬美とレグレットはその間に!」

ディエンド「分かった!」

【アタックライド イリュージョン!】

【アタックライド ブラスト!】

 

召喚したガルルセイバーを受け取ってタイタンフォームにフォームチェンジした雄大が防御体制になっている間に、レグレットはライダーカードを装填して最大五人に分身。

一斉射撃による銃弾の雨を降らせてドランジャを怯ませ様と(こころ)みる。

更に冬美がドランジャのバランスを崩そうと、バッシャーマグナムから吐き出したアクアバレットの軌道を変化させる。

 

ドランジャ「へっ!そんな茶番戦略、俺様には通用しねぇよ!うおらァッ!!」

ディエンド「があっ!?」

クウガ「ぐっ...!?」

キバーラ(冬美)「ううっ!?」

 

何とドランジャは自身の爪を伸縮自在に伸ばす事でそれらを全て相殺し、落雷にも匹敵する速度で続け様に三人にダメージを与える。

仰反る三人の装甲に深い傷痕(きずあと)が出来ており、喰らったら細切れになるレベルの切れ味だ。

俺達はドランジャの視線が合うよりも早く、取り出したライダーカードを装填する。

 

【カメンライド カブト!】

『Change Beetle.』

【フォームライド ダブル ルナトリガー!】

【フォームライド ジッオーウ!Ⅱ!】

『ジオウ!ジオウ!ジオウ!Ⅱ!』

 

ダブル ルナトリガーにフォームライドしたBはトリガーマグナムの銃口『ガイアマズル』から吐き出した秒間240発もの弾丸をドランジャに向けて発射し、ジオウⅡにカメンライドしたCは時計の針を模したアンテナ『プレセデンスブレード』の長針『バリオンプレセデンス』を回転させる事で未来予知能力を発動させながらファイナルアタックライドのカードを装填する。

 

【ファイナルアタックライド...】

【アタックライド カブトクナイガン!】

【アタックライド クロックアップ!】

 

その間に俺はカブトにカメンライド。

左手に持った甲虫を模した武器『カブトクナイガン』の(さや)『クナイフレーム』を外して『クナイモード』に移行。

直ぐ様にクロックアップを発動し、右手に持ったライドブッカーと合わせた高速移動で、電気を帯びた斬撃でドランジャの爪を細切れにする。

 

『Clock Over.』

【ジ、ジ、ジ、ジッオーウ!】

『トゥワイスタイムブレーク!』

ディケイドC「はああっ!!」

ドランジャ「ちぃっ!」

 

そのまま間合いを詰めて十字に切り付け、未来予知が完了したCはサイドハンドルを閉じてピンクのエネルギーを纏った打撃を放つ。

直前に実体化したジュブリーの(かかと)落としが隙を作った甲斐があったため、ある程度は吹っ飛ばす事に成功した。

だが、ドランジャは相当頭が切れていたのか、瞬時に生え替わった爪を地面に突き刺して反動を抑える。

更には地面から上に突き出す形で不意打ちを仕掛けてきた。

一方ローズマリーはプレシャス側のサポートに入っているが、応援によって強化されたモットウバウゾーにダメージを与えるのは程遠い様だ。

 

フィナーレ「何てパワーだ...!」

プレシャス「あたしの1000キロカロリーパンチがまるで効いてない!」

ローズマリー『やっぱり強過ぎ...!』

電王S「クソッ!あのモットウバウゾー、意外と倒し(にく)くなってやがるな」

 

二体の強さを評価した俺達にスピリットルーは意地を張って見せた。

ドランジャも伸縮した爪を戻すと、着ぐるみに付いた汚れを手で払い除ける。

 

ドランジャ「今のは流石に効いたぞ。だが、まだまだだな。その気になれば、お前らをスクラップにする事だって出来る...」

スピリットルー「お前さんらに勝ち目はないでごわす。レシピッピ集めの邪魔をせんでもらおう!」

プレシャス「邪魔をしてるのはそっちだよ。皆の美味しい笑顔を奪うなんて!」

電王S「おむすび女の言う通りだ。俺達も前にプリンの味を奪われたことがあったからな」

ディケイドA「モモタロス、お前まだそれ根に持ってたのか...」

電王S「当たり前だ!あの思い出の味まで奪われて、未来永劫プリンが食えなくなるのは俺にとっては地獄なんだよ!」

 

抗議しているプレシャスとモモタロスに対して、スピリットルーは不思議に思う。

美味しいとは何か、その思い出とは何か、まるで理解出来ていなかった。

 

スピリットルー「ん?美味しい?ふん、抑も食べる事すら時間の無駄!一分一秒、全身あるのみでごわす!」

ジュニラム『ナンカ、ルールート正反対ナコト言ッテル気ガスルナ。コノガ○ャピンロボ...』

 

食そのものを威張りながら見下すスピリットルー。

若しこの場で食に対する思想が真逆なルールーが居たら、間違いなく対立はしていただろう。

スピリットルーは再度モットウバウゾーとドランジャに声援を送る。

 

スピリットルー「頑張れー!頑張れー!ウ・バ・ウ・ゾー!ファイトファイトー!ファイトファイトー!ド・ラ・ン・ジャー!!」

モットウバウゾー『ウバァーーーーーッ!!!!』

ディケイドA「お前ら、一旦距離を取るぞ!」

ドランジャ「姿を消したか。だが、奴らはその程度のダメージを受けてもくたばらねぇのは明白だ。一定の距離に近付いた瞬間、一瞬でスクラップだ」

 

炎の様に(たぎ)ったモットウバウゾーは両腕から弾幕を四方八方に撃ちまくり、ドランジャはその場で待機している。

それは無闇に特攻すれば、爪による斬撃で切り刻まれるのが落ちであることを意味していた。

展開したオーロラカーテンで岩陰に隠れていた俺達は何とか打開策があるか悩んでいた。

 

ヤムヤム「どうしたらいいの...?」

プレシャス「近くから強いパンチが出せれば...!」

電王S「クソッ、こんな時に''てんこ盛り''になれさえすれば、あの猫野郎をギャフンと言わせられんのになぁ...!」

ローズマリー『てんこ盛り?何なのそれは...』

ディケイドA「モモタロス。お前がお目当てなのはこれか?」

 

愚痴を零したモモタロスに俺はあるものを見せ付ける。

折り畳んだ赤い携帯電話型のツールで、右側に二本の突起が付いている透明なディスプレイ画面。

中には電王のライダーズクレストを模したボタンが見える。

『ケータロス』。モモタロスが言う、『てんこ盛り』と呼ばれる姿になるための強化アイテムだ。

実はかいちょがプリキュアになった日に、手渡し人であるオーナーから『モモタロス君がてんこ盛りを必要となった時に渡してほしい』とのことだった。

 

電王S「ぬおおーっ!これは間違いなく、てんこ盛りのヤツ!」

ディケイドA「悪いな、渡すタイミングがどうしても見つからなくてさ。これならマトモに戦えるだろ?」

 

モモタロスは十五年間も重宝していた代物に目を付けると、童心に返りそうな勢いで手に取る。

 

フィナーレ「これが、モモタロスの言うてんこ盛りになるアイテム...」

ヤムヤム「でも、何で携帯?」

ローズマリー『でも、何だか少し変わったデザインね』

電王S「まぁ、よく見とけオカマ。こっからが俺達のクライマックスだってとこをよ!」

 

モモタロスがケータロスを開き、下から右に3・6・9・#の順に押した後にコールボタンを押す。

 

『モモ・ウラ・キン・リュウ』

ウラタロス『行くよ!』

キンタロス『よっしゃ、行くで!』

リュウタロス『久し振りのてんこ盛り!』

 

変身待機音中にウラタロス達の掛け声と共に、右上の透明ボタン『フォームスイッチ』を押す。

 

『CLIMAX FORM』

 

ケータロスをデンオウベルトに装着すると、収納されてあった突起が飛び出し、さながら鬼の角を連想させる。

転車台を模した赤い『オーラアーマー』の一種『ターンブレスト』が形成され、フリーエネルギーとなって出現したロッド・アックス・ガンフォームの電仮面が右肩、左肩、胸部の順に装着されていく。

 

「「「皮が剥けたコメ(パム)(メン)〜!?」」」

 

黄色いシグナルパーツ『Oシグナル』が分割されると、青い六角形・黄色い菱形(ひしがた)・紫のラブリー矢印が刻印されたものに変わる。

最後にソードフォームの電仮面も左右に展開し、オレンジの複眼『ペルシアスキャンアイ』が露出される。

これぞモモタロスが言う、電王の中間形態『クライマックスフォーム』だ。

 

電王「俺達、てんこ盛りで参上!」

ローズマリー『え、ええ〜!?何よこれぇ〜!?』

プレシャス「マリちゃんとモモタロス達が...」

ヤムヤム「合体した!?」

 

食いバカ組がクライマックスフォームの変身に驚愕(きょうがく)する。

そりゃそうだ。此間(こないだ)湊さんの件で作った巨大パフェのライダー版とでも思っといてくれ。

 

挿入歌『Climax Jump DEN-LINER form(平成ベスト RE-ARRANGE ver.)』

 

ウラタロス『やっぱり、僕達と言えばこれに限るね』

キンタロス『カマの字、ちょいと狭くなるが我慢しとき!』

リュウタロス『でも、これ相変わらず気持ち悪い〜』

電王「馬鹿野郎!つべこべ言わずにやるぞ!!行くぜ行くぜ行くぜーッ!!」

 

無鉄砲にデンガッシャーを振り上げたモモタロス達は、ドランジャの方へと接近していく。

その姿を見たドランジャは、明らかに動揺していた。

 

ドランジャ「その姿は電王か?だが、所詮は俺の敵では...ぐっ、何だと!?」

キンタロス『泣けるで!』

ウラタロス『僕に釣られてみる?』

リュウタロス『答えは聞かないけどね!』

 

切り掛かってくるドランジャの斬撃をデンガッシャーで受け流し、腹部にフロントキックを入れるモモタロス。

続け様に左腕で押し出すキンタロスに、デンガッシャーの剣先で突くウラタロス。

最後に得意のダンスで鍛えた足腰による回し蹴りを繰り出すリュウタロス。

四身一体であるこの形態こそが、モモタロス達イマジンズの最強形態とも言えるだろう。

 

スパイシー「凄い、まるで四人の息が合ってる...!」

フィナーレ「マリちゃんをベースにモモタロス達全員の力を結集させた形態とも言えるな。私達も行くぞ!」

プレシャス以外『おう(ああ)(うん)!』

 

頷いた俺達は、岩陰から駆け出す。勿論、陽動作戦だ。

モモタロス達がドランジャを注意を引き付けている間に、プレシャスの必殺の一撃を叩き込む隙を作る。

 

プレシャス「皆!?」

スパイシー「進む道は私達が作る!」

ヤムヤム「プレシャス、行っちゃえ!」

ブラックペッパー「プレシャス!」

ディケイドA「行くぞ、プレシャス!」

プレシャス「...うん。分かった!」

 

スパイシー達の呼び掛けに俺とプレシャスはモットウバウゾーへと駆け出す。

俺はBとCと共にライダーカードを取り出し、ゼロディケイドライバーに装填する。

 

【カメンライド ブレイド!】

【カメンライド 龍騎!】

【アタックライド メタル!】

【アタックライド ガードベント!】

モットウバウゾー『ウバッ!?ウバァ!!』

 

BとCはブレイドと龍騎にカメンライド。

メタルのラウズカードによる硬質化と、レッダーのボディの中では堅牢(けんろう)な腹部を模した盾『ドラグシールド』を構えて防御体勢に移る。

途中でヤムヤムが進行から抜けることで、モットウバウゾーは正面にいる俺達に集中砲火。

ブラックペッパーは(ひるが)したひらりマント(もど)きによる反射、スパイシーはパンバリアを展開する。

 

フィナーレ「プリキュア・フィナーレブーケ!!」

【アタックライド ブラスト!】

ディエンド「ディエンドブラスト!」

 

レグレットが装填したライダーカードの効果で追尾式のエネルギー弾を、フィナーレがクルーミーフルーレから発生した螺旋(らせん)状のエネルギー波で弾幕を相殺。

俺とプレシャスは徐々にモットウバウゾーとの間合いを詰めていく。

だが、弾幕が偶発的に足元に着弾してしまい、ヤムヤムが怯む。

 

ヤムヤム「うわあっ!?」

プレシャス「!? ヤムヤム!」

ローズマリー『行きなさい!皆の思いを受け止めるのよ!』

ドランジャ「させるかぁッ!!」

 

ローズマリー達と交戦中だったドランジャの両脚の爪が伸縮し、蛇の如く俺とプレシャスを串刺しにしようと迫る。

 

クウガ「お前の相手は俺達だ!」

キバーラ(冬美)「アキノリとゆいには、指一本触れさせない!」

ジュブリー「行ったれ!さくぽん、ゆいちゃん!!」

 

ドラゴンフォームの跳躍力で横槍を入れた雄大は咄嗟(とっさ)にタイタンフォームへ超変身して刺突を防ぎ、ガルルセイバーを持った冬美の唐竹割りが入ったことで事なきを得た。

ジュブリーも二人に加勢しながら俺達の背中を押す。

 

ディケイドA「サンキューな、お前ら。このチャンス、絶対に逃さねぇ!!」

プレシャス「''おむすびは米だけにしてならず''!」

【ファイナルアタックライド ディ、ディ、ディ、ディケイド!】

「「この一撃は!皆の熱い思い!!」」

 

モットウバウゾーとの距離が間近となると、俺達は跳躍(ちょうやく)

俺はディメンションキックを、プレシャスは1000から二倍の2000に変化したカロリーパンチが繰り出す。

 

ディケイドA「ディメンションキック!!」

プレシャス「2000キロカロリーパーンチ!!」

 

渾身(こんしん)の一撃で地面が(えぐ)れる程にモットウバウゾーをめり込ませ、スピリットルーもその威力に驚きを隠せなかった。

 

スピリットルー「何っ!?」

電王「やるじゃねぇか、おむすび女。俺達も決めるぜ!」

『CHARGE & UP』

電王「必殺、俺達の必殺技...クライマックスバージョン!!」

 

ドランジャに頭突きを喰らわせて吹っ飛ばしたモモタロスは、ケータロスの紋章が描かれたボタン『チャージアンドアップボタン』を押し、デンオウベルトにセタッチしたライダーパスを投げ捨てた。

デンガッシャーに虹色のオーラエネルギーが纏われると、通常のエクストリームスラッシュと同様に斬り付ける。

攻撃を防ぎ切っていたドランジャは伸縮した爪による斬撃で対応し、互角の勝負を繰り広げる。

 

電王「ずおりゃああああッ!!!!」

ドランジャ「うおおおおあッ!!!!」

 

激しい鍔迫(つばぜ)り合いの末、見事に押し切ったのは言うまでもないモモタロス達だ。

三人のイマジンの力を上乗せされたことで、エクストリームスラッシュの威力は更に強化されている。

力負けしたドランジャは砂塵(さじん)を巻き上げながら後方に大きく吹っ飛ばされ、ローズマリーはフィナーレにトドメを刺すよう急き立てる。

 

ローズマリー『よし、今よ!』

 

頷いたフィナーレはトドメの準備に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ファイナルアタックライド ディ、ディ、ディ、ディエーンド!】

 

フィナーレ「クリーミーフルーレ!」

 

フィナーレ「ブルーミン・ダンシンフルーツ!」

 

フィナーレ「プリキュア!デリシャスフィナーレファンファーレ!!」

 

ディエンド「ディメンションシュート!」

 

モットウバウゾー「お腹一杯!」

 

ディエンド「此処で久々に一言。着火剤のゼリータイプを使う時は、絶対に継ぎ足しはしないこと。それでは大変...」

 

「 「「「ご馳走様でした(よく出来ました)!」」」」

 

バーベキューのレシピッピ「ピピ〜!」

 

 

 

 

 

フィナーレ「おかえり...」

スピリットルー「プリキュア。中々良い気合いだったでごわす!」

ドランジャ「今日はこの辺で終いか。だが、次はもっと楽しませてくれよ」

 

バーベキューの個体はハートフルーツペンダントに格納され、スピリットルーは満足したかの様にデリシャスフィールドを後にした。

ドランジャも次回も俺達と戦える事を期待し、自身の体を粒子化させて姿を消した。

 

ローズマリー『あの石はデリシャストーンである可能性は高いけど、どうしてブンドル団が...?』

リュウタロス『わーい!勝った勝ったー!』

電王「小僧!勝手に動かすんじゃねー!」

ウラタロス『先輩。やっぱり僕達にはこれがしっくり来るよね?』

キンタロス『てんこ盛りになれるまで、我慢しとった甲斐があったな!』

 

子供みたいなステップで燥ぎ、パントマイムの要領で左右に引っ張られたりと。

クライマックスフォームは常にモモタロスがメインとなっており、電仮面になったウラタロス達に好き勝手に動かされたのだった。

 

フィナーレ「何だろうな。私もマリちゃんみたいにあの姿になっていたら、こうやって振り回されていたのだろうか...?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sakuya side

 

透冀「御免、アキノリ。ちょっと来てくれないかな?」

 

プリキュア組がトランプに興じている間、有言実行した冬美に笑いのツボを押されかけた俺はレグレットに『話したいことがある』と呼ばれたので一時は事無きを得た。

何やら少し薄暗い表情をしている様で、深い森の奥で話すことにした。

 

咲夜「それで、話って何だよ?急に此処に連れて何もないとか言わないよな?」

透冀「...これを見てほしいんだ。偶然に見た速報なんだけどさ、これが予想以上の事件なんだよ」

 

俺はレグレットに態々森の奥深くに連れてきた理由を(たず)ねる。

すると、レグレットは普段の表情に戻しながら取り出したスマホを操作してとある事件の一端を見せる。

焦燥(しょうそう)感が含まれていた声色を聞いてみると、余程ヤバい内容であることが十分に想像出来る。

それを見た瞬間に俺は目を見開く。その記載されてあった内容は————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本中の死刑囚達が警官を含め、突如行方不明になっているということだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディケイドA「元気溌剌(はつらつ)オロナミンC!俺と乾杯だ!」

 

オリジナルED曲2『ココロデリシャス』

 

 

次回、デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~

 

コメコメ「ピーマン怖いコメ!!」

 

咲夜「俺も海の牡蠣(かき)はちょっと...」

 

冬美「嫌いを好きに変えてやるんだから!」

 

第二十六品:ここねの約束!ピーマン大王へ挑戦/嫌いを好きに!冬美の克服大作戦

 

全てを破壊し、全てを繋げ!

 

 

 

 




次回、冬美の苦手克服大作戦...!?









如何でしたでしょうか?
今後の投稿が遅くなる事もありますが、気長に待ってくれると嬉しいです。次回もお楽しみに!
この小説の連載を開始してから二年半になりますが、今年もはかたべをよろしくお願いします。それでは!




初使用したカメンライド

なし

召喚したライダー

なし

~ソルトルーのオリジナルガシャット~

ユアロボットネーム

人間に捨てられた過去を持つ指名手配犯のロボットが、ある日突然心優しきロボットと体が入れ替わった日常謎解きゲーム。









ドランジャバグスター
ICV:水田わさび
身長:211.2cm
体重;129.3cm
特色/力:鋭い爪による引っ掻き攻撃(伸縮自在の攻撃も可能)/ユニオンバグスターの召喚及び使役
モチーフ:ドラえもんの体と入れ替わったデンジャ、ヴェルナー伍長、カッツェンワーゲン(巨大ネコ)
人間に捨てられた過去を持つ指名手配犯のロボットが、ある日突然心優しきロボットと心が入れ替わった日常謎解きゲーム『ユアロボットネーム』から誕生したバグスター。
一人称は『俺様』で、鋭い目付きで相手を睨みを利かせながら両腕の爪で相手を切り裂く戦法を得意とする。
スピリットルーの補佐を担当しており、その様子はまるで漫才をやっている様にも見える。




KAMEN RIDE
-昭和-
X、アマゾン、スカイライダー、ストロンガー
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
補完完了
-平成2期-
補完完了
-令和-
補完完了
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)、ミライダー(クイズ、キカイ、ギンガ)、BLACK SUN、第1号

デパプリ破食で王蛇サバイブの登場は...

  • してほしい
  • してほしくない
  • やな予感しかしない...
  • なんなら思う存分暴れてくれ
  • ジェノサイダーのサバイブ化を期待
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