デリシャスパーティ♡プリキュア ~破壊者の食べ歩き~ 作:ライノア
これまでの破壊者の食べ歩きは...?
「 一世はパムパム達とは桁違いのエナジーを持っていたパム」
「次失敗したら、貴方の居場所は此処にはありません。勿論の事、王蛇もその対象に含まれています」
「おばあちゃん言ってた。幸せの味は、明日への道しるべ!」
「覚えておけ。俺達は、通りすがりの!」
「「「「仮面ライダーだあああああああああーーーーーーーーーッ!!!!」」」」
□
No side
ソルトルー「ナルシストルーさんと王蛇さんは仕事とゲームの違いを理解していなかったようですね」
セクレトルー「っていうか最初から本気出せっての。まぁ、我々は気を引き締めて次の作戦に取り掛かりましょう」
ナルシストルーと王蛇が脱落した一方で、ソルトルーとセクレトルーは二人の進歩はまるで無価値なものだったと断念する。
仕事と遊びを両立させていい理由などなってはならない。その言葉の意味を持って、二人はナルシストルーを
ソルトルー「ええ。全てはゴーダッツ様のために...!」
スピリットルー「仰せのままに。でごわす」
不適な笑みを浮かべるソルトルーに対し、棒読みでセクレトルーに服従しているスピリットルー。
専用の捕獲箱によって起動した事には変わりはないが、開発時にインプットされたナルシストルーの過去は今後の仕事に支障を来たすと察した上で不要と判断。
本当の意味で、スピリットルーは自分の意思では動けぬ感情なき機械と化してしまったのだ。
セクレトルー「では...」
「「「ブンドル、ブンドルー!!」」」
変わらぬシュプレヒコールを終えると、セクレトルーとソルトルーは早速行動に移った。
□
Sakuya side
ナルシストルーが変身したドラーニャ レベルXを倒した俺達。
その後日、俺達はとある人気のない公園に訪れている。
ローズマリー「貴方には、これから
縄で捕縛されながらもひっそりと茂みに座っているナルシストルーと目線を合わせる様に、ローズマリーはしゃがんで悔恨の念を問うが、奴は普段の態度を崩さずに鼻で笑って
ナルシストルー「ふん。俺様の辞書に『反省』の文字などない」
咲夜「そう言うと思ったよ。まぁ良いさ、お前が気絶してる間にお陰で良い収穫が出来たしな」
俺がナルシストルーに見せた物は、ドランジャのデータが内包されているバグヴァイザーⅢとユアロボットネームのガシャット。
一応レグレット専用のバグヴァイザーⅢはあるが、敢えて見せないでおいてある。
ゆい「ねぇ、マリちゃん。その『然るべき場所』って...?」
透冀「クッキングダムに行くんでしょ?実は彼、こうみえて異世界出身なんだ」
レグレットの言葉にナルシストルーは
何せ自分の出身地がバレちまったんだ。驚かない理由もないだろう。
らん「はへ?クッキングダム!?」
ここね「行けるの...?」
ゆい「行きたい!」
ローズマリー「そう言うと思った。せっかくだから、クッキングダムに直接行きたいわ」
透冀「でも、オカマさん。クッキングダムに行く為にはスペシャルデリシャストーンが二つ必要になるけど、貴方のは和実少女がプリキュアに初変身した際に破損してしまったんでしょ?」
せっかくクッキングのジジイの顔を一発殴るチャンスを一つ失っちまったじゃねぇかと、俺は拳を握ってそう思ったが、雄大が気に掛かっていた事を話す。
雄大「...そういえばレグレット。お前、その気になればオーロラカーテンを使えるんだろ?だったら、それを使って直ぐに行けば————」
透冀「そうしたいところなんだけど、『アキノリがクッキングのおじいさんを殴るか心配だなぁ』...って」
咲夜と透冀以外『.........あぁ』
レグレットに俺の目論見を告げられ、雄大達はその意味を納得して軽く
咲夜「いや、何で俺の方に目を向けてんだよ!?」
冬美「だって、拳を握ってた時点で大体何考えてるか想像は付くよ?」
雄大「それに、異世界の王様と王妃様の前なんだ。下手に殴り掛かれば、最悪お前の旅は此処で終わるかもしれないんだぞ?」
咲夜「......」
雄大と冬美に正論を言われて俺は立ったまま口元を引き
咲夜「...話を戻すが、ローズマリーのスペシャルデリシャストーンが駄目なら他に方法はあるのか?例えば、コメコメとか?」
ゆい「コメコメ?」
コメコメ「コメ〜!」
俺の予想は当たったのか、コメコメは嬉々としながら頭を軽く二回叩いて人間体になる。
パムパム「コメコメの先代の————「長いから一世で!」...一世もブローチにエナジーを溜めて、世界を行き来出来てたパム。コメコメも新しい力も生み出せたし、そろそろ行けると思うパム!」
ゆい「ブローチにエナジー?」
メンメン「これだけ溜まってれば、行き帰りするのに十分メン」
コメコメのブローチの内部で、渦巻く赤と青のエナジーが
これなら元の世界と異世界をいつでも行き来出来るな。
ローズマリー「そんな力があったのね!」
ゆい「コメコメ凄い!」
ここね「どうやってエナジーを使うの?」
ここねがエナジーの使用法について問おうとした
コメコメ(人間体)「おむすび百個オムチャデッセイ!」
マスコット組「「『いや、詠唱は可愛いけど何となくダサい!!』」」
コメコメが両手で三角を作ると、空に浮かび上がった握り飯の紋章がピンクの魔法陣を生成した。
そして俺達の体が勝手に浮かび上がり、そのまま異空間を通って行くのだった...。
OP『愛美/LIFE For Life~狼たちの夜~』
冬美「今の内にジュニラムに捕まっと居て良かったぁ...」
雄大「備えあれば憂いなし、だな」
ジュニラム『オ、重タイ...!!』
異空間を通り抜けたゆい達はナルシストルーを筆頭に落下。
一方で俺達ライダー組の雄大と冬美はジュニラムの手足に捕まりながらゆい達が落下した場所に降りる。
ジュブリー「ちょっとさくぽん、叔父ちゃん!僕、培養してないで!?うわぁぁぁぁぁッ...!!」
咲夜「いや、しとけよォォォォッ!!!?」
ナルシストルー「ぐぎゃああああッ!!!?」
一番最後に通り抜けた俺とレグレットもジュブリーの両足を掴むが、本人がバグスター態に培養していなかった為か、そのまま道連れに急降下。
そのままゆい達に伸し掛かると、下敷きになっていたナルシストルーがその重さに苦鳴を上げた。
ゆい「いててて...コメコメ、大丈夫?」
コメコメ「コメ〜」
メンメン「エナジーを使うと疲れるメン」
人間体から元の姿に戻ったコメコメは、ゆいの手の平で目を回す。
クッキングダムに行く為のエネルギーを全て使い果たしたのだろう。
こりゃ、おいしーなタウンに帰って来る際のエネルギーを溜めるのに時間が掛かりそうだな。
けど、それは俺にとっては好都合。クッキングダムでクッキングのジジイをぶん殴るだけでなく、僅かな時間での情報収集。此処はキバーラを活躍させる良い機会でもあった。
らん「アキぽん、わだぷー降りてぇ...。このまま伸し掛かられたら、らんらん達死んじゃうよ〜」
咲夜「...ああ、悪いな。直ぐに降りる」
俺は山積みとなった華満の苦鳴を聞いて我に返り、背中を中くらいに叩いて着地する。
着地による一切の衝撃はなく、感触は柔らかな弾力性があったからだ。
あまね「此処がクッキングダムか...!」
らん「ほえ〜!!」
クッキングダムの城の左右に連なるフルーツケーキを模した大きな山。
異世界でお馴染みの村にはお菓子の色合いを連想させる街灯が配置されており、大根は
ここね「何か、甘い匂いが...」
透冀「ああ、今僕達が立っているのは
咲夜「大体分かった。通りで衝撃がないわけだ...って、そんな事言ったら例の食いバカ二人が...!!」
かいちょとここねが漂う甘い匂いにレグレットが答えると、食いバカ二人が嬉々となって俺達が乗っていた綿飴の雲の一部を千切って食い始めていた。
らん「美味し〜!」
ゆい「デリシャスマイル〜!!」
咲夜「誰か食いバカ共を止めろ!これ以上二人に足場を食わせるな!!」
ローズマリー「そうよ!あんまり食べちゃ駄目!そんなに食べたら...!!」
ローズマリーの忠告を無視した食いバカ二人は遂に綿菓子の雲を全部平らげてしまった。
足場がなくなり、俺達は地面に落下していく。
咲夜「やってくれたなお前らァッ!クソ、このまま落下する程俺は甘かねぇ。『無生物催眠メガホン』!!」
俺は直ぐに四次元ポケットからメガホンの形をした秘密道具『無生物催眠メガホン』を取り出し、これから落下するであろう地面に向けて叫ぶ。
冬美「メガホン!?そんなのでどうする気!?」
咲夜「まぁ、見とけって。お前はどんな衝撃にも耐えられるクッションだ!どんな衝撃にも耐えられるクッションだ!!」
地面に完全落下した俺達の衝撃は
この無生物催眠メガホンは催眠を受けた無生物に催眠を掛ける事で、その物が呼び掛けた物と同じ機能を持つ様になる。
因みにこの後、催眠を掛けた地面はちゃんと元に戻した。
催眠を掛けたままじゃ、畑を
咲夜「...お前ら、今回だけ菓子物を口にする事は絶対に許さんッ!!」
ゆい「ごめ〜ん!」
らん「はへぇ〜...」
俺は食いバカ二人を今回だけ菓子物を口にする事を禁じた。
そしてクッキングダムの城の門に辿り着くと、門の護衛を行っていた部下にナルシストルーを引き渡す。
ローズマリー「しっかり反省するのよ。若し食べられない物があるなら、ちゃんと言いなさい」
ナルシストルーを呼び止める様に、ローズマリーが優しく呼び掛ける。
この時、連行される際に無言で頷くナルシストルーの表情を視認出来たのは、連行に同行した護衛の部下だけだった。
護衛の部下「クッキング様、クックイーン様がお待ちです」
残った部下に案内され、クッキーの装飾が付いた大きな赤い扉がギィっと重い音を立てて開く。
王室はシンプルに言うとゴージャスな装飾で彩られており、
ゆい「凄い...!」
雄大「まるでお金持ちになった気分だな!」
透冀「せめて装飾の一部だけでも持って帰りたいけど、流石に護衛が居るから無理か」
冬美「あんた、まだそんな事言ってるの?今日は此処の装飾品を盗みに来た訳じゃないでしょ」
上部の屋根を支えている柱はチュロスやキャンディが左右に連なり、赤い
ローズマリー「ローズマリー、戻りました」
透冀「スパイ担当、ディエンド。只今帰還致しました」
クッキング「うむ。二人共、よく戻って来てくれた!」
食いバカ二人「「こんにちはー!!」」
玉座に直面したローズマリーがお辞儀をし、レグレットが
二人の帰還にクッキングのジジイは軽く頷くと、食いバカ二人が礼儀知らずに
ローズマリー「ちょっ...!?近所のおじさんじゃないんだから!」
透冀「構わないよオカマさん。クッキング様も承知の上でもあるし」
クッキング「クッククック〜!そうじゃそうじゃ、礼儀など気にせんでよい!」
能天気な食いバカ二人とは違って、ここねとかいちょ、雄大と冬美の四人は軽くお辞儀をする。
咲夜「ジジイ、約束の時間だ!一発殴らせろ!!」
殴り掛かろうとした俺を冬美は笑いのツボを突こうとしたが、冬美より先にジュニラムが背後から両
ジュニラム『ブン殴リタイ気持チハ分カルヨアキノリ!デモ今ハ
キバーラ「そうよ!此処で貴方が捕まったら、あたし達の戦力一気にガタ落ちよ!」
ジュブリー「せやで!其処のマリオのゲームに出て来そうで偉そうにしてるじいさんは、ブンドル団との戦いが終わってからいつでも殴れる!それまで我慢や!!」
マスコット組に宥められた俺は全身を脱力させると、ジュニア組の拘束が解かれる。
咲夜「ぐっ、うう...分かった。確かにクッキングのジジイをぶん殴るのは、ゴーダッツを倒した後からでもやれる。おいジジイ、命拾いしたな。ジュニラム達がこの場に居なかったら、今頃俺はテメェに殴り掛かっていたぞ。こいつらに感謝しとくんだな」
冬美「全く、どの口が言うんだか...」
雄大「ジュニラム達を連れて来て正解だったな」
やはりレグレットから話を聞いていた雄大と冬美の計らいでジュニラム達も連れて来た。
まぁ、あいつらが居ないと今後の戦いのサポート役が不足してしまうからな。
クックイーン「改めまして...お会い出来て嬉しいです、プリキュアの皆さん。それに、仮面ライダーの皆さんも。日頃の皆さんの頑張りにクッキングダム一同、感謝しています」
食いバカ二人「「此方こそ〜!」」
フェンネル「クックファイターを代表して、私からも礼を言う」
ゆい「お礼なんてそんな...!」
あまね「やるべき事をしたまでです」
フェンネルの謝礼にゆいは謙遜するも、かいちょが冷静に接する。
クッキング「頼もしいのぉ。しかし、コメコメに時空が移動出来る力があったとは驚きじゃのぉ!」
コメコメ「コメェ〜!」
クッキング「ところで、そっちの生物はどれも見掛けない顔じゃのぉ。お主らの仲間か?」
クッキングのジジイはジュニラム達に興味を示す。
クッキングダムは異世界でジュニラム達の事を珍しい生き物だと思われているから、不思議がられるのも無理はない。
咲夜「こいつらは俺達の戦いをサポートする仲間だ。ジュニラムはクウガのサポートや接近と空中戦に長けている。キバーラは大した力はないが情報収集はお得意様だ。そしてジュブリーは俺の中のバグスター...
クッキング「ほほぉ。ブンドル団の怪人を味方に付けるとは...!」
クックイーン「ふふ。仮面ライダーの皆さんは、色々と頼もしいですね。今日は心
咲夜「ああ。そうさせてもらう」
フェンネルの左側に居る右目が隠れた銀髪のショートヘアーの少女が興味津々で目を輝かせていた。
フェンネル「セルフィーユ。案内を」
セルフィーユ「はいっ!偉大なプリキュアの皆さんの案内役を仰せ付かるなんて...光栄過ぎて、明日から眠れません!」
フェンネル「光栄過ぎるのは分かるが、
ローズマリー「今日は寝るのね...?」
セルフィーユといった一人の女をフェンネルは
この後、ドランジャのデータが内包されているバグヴァイザーⅢは後でフェンネルに献上する予定であったため、俺は逆にドランジャのデータが内包されていないバグヴァイザーⅢを渡して
おいた。
スロットに差し込まれているユアロボットネームのガシャットは、データが内包されていない空のガシャットを塗装してシールを貼った偽物だ。
仲間になったかいちょとご対面してた時も、フェンネルの発言事態がどうも怪しかったからな。それだけでブンドル団のスパイである可能性を更に匂わせている。
咲夜『ローズマリー』
ローズマリー『?何かしら咲夜』
咲夜『このガシャット、さっきのリプログラミングの影響で起動出来なくなってるんだ。けど、今後のブンドル団との対策にも役に立つかもしれない...一応渡しといてくれないか?』
ローズマリー『...何か秘策があるみたいね。分かったわ、クッキングダムに着いたらちゃんと渡しておくから』
咲夜『...ああ。恩に着るぜ』
この事を考慮して、ローズマリーに『挿さっていたガシャットはリプログラミングの影響で使えなくなっている』とわざと嘘を吐いておいた。これで少しはガシャットが偽物だとバレる時間を稼げる...と言いたいところだが、ブンドル団側には黎斗社長が居る。
あの社長はゲームを愛するネガライダーだから、ガシャットの本物か偽物かを見抜く事は容易い。
だが、仮にフェンネルがブンドル団のスパイと断定するならば、
ガシャットが偽物だとバレ次第、こっちも対処法を考えておかないとな。
レシピッピ「ピピピ〜!」
そんな俺達はというと、クッキングダム内のビーチへ案内される。
バルコニーの近くには
一方で俺はクッキングのジジイに殴り掛かろうとした事で、セルフィーユに縄で縛られ監視対象となっている。
まぁ、ゼロディケイドライバーはレグレットが預かってるから何も問題はない。
記念すべき最初に助けたオムライス個体のレシピッピがゆいの
咲夜「こいつ、俺達が最初に助けたオムライスの個体じゃないか?それに、他のレシピッピも...」
ゆい「元気だった?」
セルフィーユ「皆さんのお陰で、こうしてレシピッピ達は幸せに暮らす事が出来ます」
らん「ふえ〜。レシピッピ達も楽しそう!」
セルフィーユ「私はまだクックファイターの見習いですが、早く皆さんの様になりたいのです」
ゆい「''見習い''?」
セルフィーユはハートパン個体のレシピッピを掌に乗せながら立ち上がり、クックファイターについて話し始める。
セルフィーユ「クッキングダムには現在99人もクックファイターが居て、それぞれブンドル団に吐いての情報を集めたり、任務を熟しています。デリシャストーンはクックファイターの証、ローズマリー様とフェンネル様がスペシャルデリシャストーンを...その他のクックファイターは普通のデリシャストーンを授けられています。私もいつか、クックファイターになって...このクッキングダムの世界中のお料理を守りたいです!」
実に寛大な目標でもあるが、それを受け止めた上で俺はタイミングを見計らって否定する事にした。
これから経験者である俺が試練という名の壁を建設してやるんだ。少しくらいの意地悪でも問題はないだろう?
□
Touki side
透冀「フェンネルさん。スパイから帰ってきた手土産として、是非貴方に見てもらいたい物がある」
フェンネル「ほう?その手土産とは?」
ローズマリー「ええ。それは私達が持っているわ」
僕とオカマさんはフェンネルさんの居る部屋で事情報告の最中だ。
本人が手土産の話で興味を持ち始めたのか、ナルシストルーが持っていたスペシャルデリシャストーン、そしてドラーニャの変身に使用していた『ロボット・ザ・ネーム』のライダーガシャットを見せる。
フェンネル「スペシャルデリシャストーン?これをブンドル団が...!?」
ローズマリー「...といっても模造品、よく出来た偽物ね。それにこのライダーガシャットは透冀が召喚したゲンムって悪の仮面ライダーと、ブンドル団の料理人 ソルトルーが共同開発してたみたいなの」
僕達が見せた手土産に、フェンネルさんは目を細めながら警戒の声を上げる。
フェンネル「ブンドル団には、スペシャルデリシャストーンを造れる技術があるというのか...!?」
ローズマリー「恐らく、完成させているのよ。それを使って世界を行き来して、盗みを働いているのね」
フェンネル「...成る程」
彼が見せた警戒心はまるで焦りを見出しているかの様な表情で、今でも本性が露わになりそうな雰囲気で歯
何せ僕も彼と初対面だった時から、常に警戒心は
何故なら『フェンネル』の花言葉は、「賞賛に値する」「強い意志」「不条理」「不老長寿」「どんな賛美でもあなたを語り尽くせない」など、更には黄色い花を咲かせる事から『裏切り』の意味が付けられた。つまり彼が————
ゴーダッツの正体である可能性が、花言葉をある程度熟知した僕とアキノリの間で
□
No side
クッキングダム内部では、廊下の暗闇に紫の魔法陣が浮かび上がる。
その魔法陣がブンドル団のものであるのを意味する様に現れたのはセクレトルーとソルトルー、ゲンムの三人。
クッキングダム内の潜入に成功した三人だが、偶然に警備をしていたアポロチョコ型の槍を持った二人の兵士に目撃されてしまう。
クッキングダム兵士C「おい!誰だお前達は!?」
クッキングダム兵士D「さては、ブンドル団の手先か!?」
臨戦態勢で槍を構える兵士であったが、セクレトルーが人差し指と親指で摘んだ何かを吹き掛けられる。
突風に中る吹き出したピンク色の煙に包まれた兵士は呆気なく眠りに堕ちてしまった。
セクレトルー「休息は大事です」
ソルトルー「
そう言って二人の身柄を拘束し、剥いだ身包みを装い兵士に偽装した。
□
Sakuya side
あまね「これは...!」
冬美「お結び?」
俺達が次に訪れたのは黄色いお花畑...ではなく、花の中央や山の
セルフィーユ「クッキングダムの人々開発して作ったお結びの花です」
ここね「食べられるの?」
セルフィーユ「勿論!」
ゆい「皆ー!」
ゆいの掛け声で俺達は視線を向けると、食いバカ二人とプラスアルファでコメコメが握り飯を既に
その光景にここねと雄大は苦笑していた。
「「「デリシャスマイル(コメ)〜!!」」」
雄大「あはは...三人共、相変わらずの食いしん坊だな」
咲夜「ああ。ララが見たら、絶対握り飯を山積みにして帰って行くのが容易に想像出来る」
次に案内されたのは虹色の池で、ゆいが専用の釣り堀で釣り上げたのは透明の球体に格納されたトロだった。
ゆい「やった。中トロだ!」
ここね「私はエビフライ...!」
冬美「あたしはステーキ。この池、意外とおかずが釣れたりするんだ」
セルフィーユ「はい。此処はおかず池と言って、色んなおかずが釣れるんです。一応、中にはハズレとかありますけど...」
らん「ウヘェ〜!ステーキ良いなぁ〜!」
パムパム「パムパムにも来たパム!!」
かいちょが釣り上げたステーキを見て羨ましそうに華満は呟く。
クソ犬も釣り堀を上げるが、何と釣れたのは大根の漬物だった。
パムパム「大根の漬物!?し、渋いパム...」
メンメン「生姜焼きメン!」
コメコメ「やったコメ〜!」
パムパム「こ、これくらいはよくある事パム。今度こそ...!!」
逆にドラジカが釣ったのは豚の生姜焼き。
それでも負けじとクソ犬は再度釣り堀を上げるが、又してもハズレを引いてしまう。
パムパム「昆布パム...!?」
コメコメ「ウインナーコメ!」
キバーラ「誰だってこういう時はあるわ。取り敢えず、ハズレな物は後で何かに使っておきましょう」
キバーラに優しく励まされた上でハズレ枠の昆布と大根の漬物は後で何かに使うらしいが、それは又別の話だ。
気合を入れ出したクソ犬は当たりが出るまで釣りを続けた。
冬美「この池もあんた達が作ったの?」
セルフィーユ「はい、長い時間を掛けてクッキングダムの人々が作ったものです」
あまね「何という技術だ...!」
雄大「レグレットだったら、絶対参考にするだろうな...とても貴重なところを見させてもらったよ」
セルフィーユ「いえいえ。クッキングダムにはほかほかハートを活用する独自の技術がありますので、色んな物を作っているんです!」
一つの物を他の物に流用するのはどの世界でもあり得る事だ。
こんな貴重な物を誰かに悪用とかされたら溜まったモンじゃない。
ゆい「うちの家におかず池あったら欲しいなぁ...」
「「いや流石にダメだろ(でしょ)!?」」
セルフィーユ「そう言いたいところですが、クッキングダムの技術は人間界では使えないんです」
ゆい「そっかぁ、残念...」
俺と冬美が突っ込みをかます。
おかず池を活用して食費を削減しようと
厳密にはローズマリーが戦闘以外でデリシャスフィールドを使用してはいるが、其処は敢えて突っ込まないでおこう。
ゆい「セルフィーユちゃんは、どうやったらクックファイターになれたの?」
クッキングダムの景色を眺めながら、俺達は黄色いシートを広げて休憩を挟む。
ゆいの質問に、セルフィーユは即答する。
セルフィーユ「試験に合格すれば、デリシャストーンを貰えます」
ここね「どんな試験?」
セルフィーユ「...例えば」
不安そうな表情である場所に目を向けるセルフィーユ。
その場所へ俺達が赴くと橋の鉄骨がチュロルとなっている巨大な大橋だった。
通路は真っ直ぐである事に変わりはないが、足場は双方の板となっている。
セルフィーユ「お結び丘のマラソンと言って、お結びの丘を制限時間以内に走り切るっていうのがあるのですが...私はいつもこの橋で失格に〜」
俺はその下を覗いてみると、その高度は約数km。
セルフィーユは苦虫を噛む様な表情で立ち止まってしまう。
その証拠に足が小刻みに震えている。
ゆい「えっ、何で?」
咲夜「まさかとは思うが、高度恐怖症か?」
セルフィーユ「は、はい...!訓練で戦うのもまだ怖くて...!どうすれば勇気を持つ事が出来ますか!?」
ゆい「下を見ないで歩くのはどう?」
優しいアドバイスを促したゆいは華満と共にお結び丘を難なく渡り歩く。
セルフィーユ「や、やってみます...!えいやァァァァーーーーッ!!!!」
ここね「無理しないで」
あまね「勇気と無理は違う...!」
両手を掲げて気合を入れるも足は
ここね「それに、怖がないでしようと思えば思う程怖くなる...」
セルフィーユ「じゃあどうすれば?皆さんは怖いものはないんですかぁ〜!?」
成る程な。こいつが一体どういう奴なのか大体分かった。
食いバカ二人は唸っているので中々答えは出ず、呆然と溜息を吐いた俺はセルフィーユが愚図っているのにも関わらず冷酷な言葉を投げ掛けた。
咲夜「...やっぱり、甘いな」
セルフィーユ「えっ?」
咲夜「守りたい気持ちは分からなくもないが、憧れで自分を打ち消す様な言い方をした時点で、お前は甘いと言ったんだ」
セルフィーユ「な、何でですか!?プリキュアの皆さんに憧れるっていうのに、クッキング様を殴ろうとした貴方に悪いなんて言われる筋合いは————「言われる筋合いがないからこそ言っているんだ」!」
セルフィーユは俺が言った言葉の意味に対して、ゆい達は反論としようとしたが敢えて鋭い眼差しを向ける。
咲夜「俺はな、雄大達を突き放してから三百年...意外と第六感が良い時があるんだ。
一瞬だけ雄大達に向けた目線をセルフィーユに戻すと、軽く深呼吸をしてその理由を告げる。
少し言うのも深刻かもしれないが、あいつのこれからの事を踏まえて言うつもりだ。
咲夜「俺がお前にキレている理由、それは...お前が勇気を奮い立たせない事だ」
セルフィーユ「勇気を奮い立たせない...ですか?」
咲夜「そうだ。仮にお前がクックファイターになって、数年後にその座を降りるのも自由だ」
バンドやアイドルユニットは人気が上がれば上がる程に評判が広まる。だが逆にその評判は時間が経つに連れて徐々に薄れて行く事がある様なもの。
それに終止符を打つのも打たないのも、どんな状況でも勇気が必然的だ。
セルフィーユ「た、確かに私はクックファイターの見習いとして此処まで来ました。それの何が『勇気』が足りないと言うのですか!?」
咲夜「ある神は言った、『必要に駆られるから勇気じゃない。自分から踏み出すから勇気なんだ』と...交流を深める時間、磨き上げた才能、そして数々の戦闘経験。お前にはそれが不足している」
言い方は少し厳しいかもしれないが、今後のあいつの事も踏まえてきっぱりと反論した。
確かにあいつがクックファイターに憧れるのは分からなくもない。経験が豊富ではない浅知恵な奴になる資格がないとは言わない。
だが、例え経験不足であったとしても、何事にも自らその足を踏み出せば初めて人は勇気を出せる。
それを出せるかはあいつの気持ち次第だ、俺達が否定する権利はない。
咲夜「そういえば、レグレットはどうした?」
冬美「マリさんと一緒にフェンネルさんと話をしてる最中。話が終わり次第、直ぐに合流するって」
雄大「まぁ、あいつも元からスパイはお得意様だったからな。何か作戦でもあるかもしれない」
咲夜「そうか。なら、次だ」
セルフィーユ「...えっ?」
指摘されて有無言わずのセルフィーユは、俺の掛け声で我に返る。
咲夜「次の案内をしろ、セルフィーユ」
そう言って俺は澄ました表情で、セルフィーユに次の場所への移動を急き立てようとした刹那、ハートキュアウォッチの警報音がけたたましく鳴り響いた。
表示されたレシピッピは白玉団子・中華丼・オムライスカレーの三体。
ゆい「レシピッピが奪われた!?」
あまね「場所は近い...!」
ここね「まさか、ブンドル団がクッキングダムに...!?」
俺達はハートキュアウォッチでローズマリーに連絡を入れながら愛用のライダーマシンに跨ってクッキングダムに向かう。
だが、途中で足を止めたセルフィーユを見て俺はマシンディケイダーを一旦止めた。
セルフィーユ「...怖い。やっぱり私は、駄目...ぐっ!?」
両手に胸に当てて息を整えるが、呼吸は乱れたまま。
これから強大な敵と出会す恐怖に、自責の言葉を吐こうとした直前に何かと打つかって
手元にはクッキングダム兵の
セルフィーユ「いてて...あ、すみません!」
クッキング兵士「いえ、此方こそ...」
透冀「この顔、まさか...!!」
素顔を見せた兵士の顔に見覚えがあったレグレットはマシンディエンダーを止めてセルフィーユの方へ駆け出す。
セルフィーユ「この人、見た事ない...
クッキング兵士「上手く行ったと思いましたが、仕方ありません」
お団子ヘアーの兵士は鎧を脱ぎ捨てると、ブンドル団としての姿を露わにする。
透冀「セルフィーユ君離れろ!そいつは...ぐっ!?」
クッキング兵士B「おっと。ワタクシ達の邪魔をされては困るのですよ、坊っちゃま」
クッキング兵士C「私達のなりすましが後一歩のところで見破られるとは...こうなってしまった以上は、止むを得ない」
レグレットの介入を妨害したのは、足元に銃声と共に散る火花。
バグヴァイザーを片手に持つ二人の兵士はクッキング兵の鎧を脱ぎ捨てる。
ブンドル団一の料理人 ソルトルーと、黒紫のスーツを
透冀「塩谷、やはり貴方だったか...!」
ソルトルー「今のワタクシはソルトルー...塩谷祐平は既に故人同然なのですよ」
黎斗「丁度良い機会だ。此処でクウガのデータを回収する...」
『デンジャラスゾンビ!』
セクレトルー「働きなさい。ゴッソリウバウゾー!」
新たなブンドル団幹部思わしきおばさんは中華鍋を素体としたゴッソリウバウゾーを召喚。
黎斗社長も腰に巻いたであろうバグルドライバーにプレイングスターターを起動させたデンジャラスゾンビガシャットを装填する。
ゴッソリウバウゾー『ゴッソリウバウゾー!!』
黎斗「グレード
『ガシャット!バグルアーップ!デンジャラスゾンビ!(Woo!)』
蠢く白いゲンムが表示されているパネルを突き破ってゲンム ゾンビゲーマーへと変身する。
ゴッソリウバウゾー『ウバー!!』
ゴッソリウバウゾーを目撃したセルフィーユは気を失ってしまい、転倒しそうになったところをゆいとかいちょに受け止められる。
ゆい「セルフィーユちゃん、大丈夫?」
ここね「どうしてブンドル団がクッキングダムに...!?」
咲夜「恐らく居るんだろうな。このクッキングダムに紛れ込んでいる、ブンドル団のスパイが...!」
らん「此処でもレシピッピを狙うなんて!」
俺達の目の前には、ゴッソリウバウゾーを召喚したであろう新幹部のおばさん。
かいちょは憤慨しながらその名前を口に出す。
あまね「セクレトルー...!!」
セクレトルー「久し振りですねジェントルー、ディエンド。貴女達と又会えて光栄です」
透冀「光栄もクソもないよおばさん。散々シュプレヒコールをやらされた恨みは、此処で発散させてもらうよ!!」
キバーラ「レグレットったら、まだブンドル団の掛け声に根に持ってるみたいね。今回はささっと片付けちゃいましょ!」
咲夜「行くぞ、野郎共!!」
キレ気味でブンドル団のスパイで植え付けられたトラウマを発散させるべく怒号を上げるレグレット。
俺達は即座に変身に移行した。
□
変身バンクBGM『林ゆうき/竜の戦士』
「「「「プリキュア・デリシャスタンバイ!パーティーゴー!!」」」」
□
ゆい「にぎにぎ!」
コメコメ「コメコメ!」
ゆい「ハートを!」
コメコメ「コメコメ!」
□
ここね「オープン!」
パムパム「パムパム!」
ここね「サンド!」
パムパム「パムパム!」
□
らん「くるくる!」
メンメン「メンメン!」
らん「ミラクル!」
メンメン「メンメン!」
□
あまね「フルーツ!ファビュラス・オーダー!」
□
「「「「シェアリンエナジー!」」」」
コメコメ「コメ〜!」
パムパム「テイスティ!」
メンメン「ワンターン!」
咲夜「ブフォッ!?」
□
フィナーレ「トッピング!ブリリアント!シャインモア!」
□
コメコメ「コメコメ!」
パムパム「パムパム!」
メンメン「メンメン!」
プレシャス「熱々ご飯で漲るパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」
スパイシー「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合う美味しさ焼き付けるわ!」
ヤムヤム「煌めくヌードルエモーション!キュアヤムヤム!美味しいの独り占め、許さないよ!」
フィナーレ「ジェントルに、ゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、この私が飾ろう」
「「「「デリシャスパーティ♡プリキュア!」」」」
□
「「「「変身!」」」」
【カメンライド ディケイド!】
【ディエーンド!】
キバーラ「チュッ!」
ジュブリー「今回はマリちゃんが居ないから、代わりに僕が!変身!」
『GUN FORM』
ディケイド「全てを束ね、全てを創る!仮面ライダーディケイド!旅の語らい始めようか!」
ディエンド「後を縋らず全てを撃ち抜く!新たな旅に悔いなき選択を!仮面ライダーディエンド!僕達の旅の行先は...僕達が決める!」
クウガ「ゼロから始まる古代のエナジー!仮面ライダークウガ!皆の笑顔は...俺が守る!!」
キバーラ「「世界に輝く女騎士!仮面ライダーキバーラ!貴方(あんた)の野望、止めてあげる(わ)!」」
電王G「お前、倒すけど良いよね?答えは聞いてない!」
ディケイド「全てを破壊し!」
『「「「「全てを繋ぐ!」」」」』
『「「「「我ら、仮面ライダー!」」」」』ドカーン!
□
DECADE SIDE
セクレトルー「さっさと片付けなさい、ゴッソリウバウゾー!」
ゴッソリウバウゾー『ゴッソリウバウゾー!!』
【アタックライド イリュージョン!】
ディケイドA「プレシャス達の援護は任せたぞ!」
セクレトルーの指示で動き出したゴッソリウバウゾーの突進を跳躍で避けるプレシャス達。
俺はイリュージョンのライダーカードを装填してBとCに援護を任せる。
ディケイドB「ああ。行くぞC!」
ディケイドC「うん、リーダー。気を抜かないで!」
ディケイドA「分かってるさ」
ゲンム「私が向かわせるとでも思ったか?」
『ガシャコンソード!コチーン!』
プレシャス達の援護に行かせまいとゲンムは、召喚したガシャコンソードのアタックラッシュパッドのAボタン入力に従って変更装置『モードトランサー』が裏返って氷剣モードに切り替わる。
更にBボタンを三回押して凍結音が鳴り、剣先を地面に突き刺す事で足場を内部から凍結させて
いく。
ドラゴンフォームに超変身した雄大と粒子の翼を展開した冬美は空中へ急上昇して回避。
俺とレグレットは左右に避け、中心に仰向けに避けていたリュウタロスは地面が凍結される直前に足を宙に浮かせる。
そのまま距離を開ける様に後方へ滑走し、ガンモードのデンガッシャーから銃弾を吐き出す。
電王G「喰らえっ!!」
ゲンム「距離を開けながら遠距離射撃とは、想定内だ...ふっ!」
『ガシャコンマグナム!』
だが、ゲンムもこうなる事は想定内だった様で、片手に紺色をベースとしたハンドガン型のライドウェポン『ガシャコンマグナム』を召喚し、銃撃装置『ハンドガンエリミネーター』のBボタンを押した後に引き金である『ガシャコントリガー』を引く。
電王G「まずい、クマちゃん変わって!」
キンタロス『よっしゃあ、任しとき!』
『AXE FORM』
素早くデンオウベルトの黄色いボタンを押してセタッチしたリュウタロスは、氷の足場から脱出して即座にアックスフォームに切り替える。
人格がキンタロスに乗り変わった事で、攻防戦が得意なキンタロスは敢えて胸部装甲で連続射撃を受ける。
多少火花は散ったが、タンクを
ゲンムがガシャコンソードのAボタンを押してモードトランサーが再度裏返り、ブリザードエリミネーターからフレイムエリミネーターに切り替わる。
アタックラッシュパッドのBボタンを再度三回押し、鳴り響くエレキギターの音声と共にフレイムエリミネーターに炎が纏われた斬撃が振り下ろされる。
キンタロスはアックスモードにしたデンガッシャーの斧部分でガシャコンソードの剣先を引っ掛ける。
電王A「俺の強さに、お前が泣いた!」
引っ掛けられたデンガッシャーを話そうと、キンタロスの突っ張りよりも早くゲンムは片手のガシャコンマグナムの銃口をアンダースーツの腹部に向けるも、射撃力を極めたレグレットの銃撃でガシャコンマグナムのグリップが手から離れる。
そして突っ張りをまともに喰らったゲンムは後方に大きく吹っ飛ばされた。
クウガ「超変身!」
キバーラ(冬美)「ハウリングシャウト!」
【【アタックライド ブラスト!】】
「「ディ
冬美が召喚したガルルセイバーの衝撃波で更に怯んだ一瞬の内に俺達は一斉に弾幕を放つ。
だが、ゲンムは俺達の一斉射撃を蚊程に効かないと言わんばかりに嘲笑する。
ゲンム「ぐはははは!私は不滅だァーーーッ!!」
キバーラ(冬美)「又あの不死身の特性!?
クウガ「なぁ、レグレット。マキシマムゲーマーの能力で不死身の力を無力化出来ないか?」
ディエンド「いや、アキノリでもそうしたいところだけど社長さんは一度リプログラミング能力を経験している。本人もそれなりの対処をしている可能性は極めて高い」
ただレベル10に跳ね上がった訳ではない。ゾンビゲーマーの強さの真骨頂は、スペックではなく不死の特性にある。
隙を突いてマキシマムゲーマーで不死身の能力を無力化したいところだが、本人は元の世界で経験済みであるためリプログラミングは困難。
何とか雄大の力を奪われない様に撤退に追い込ませたいが、バグスターウイルスになって背後を取られる可能性がある。
少し機動力は
ディケイドA「だったら...こいつで!」
ゲンム「させるかァッ!!」
『ガシャコンブレイカー!』
俺がカードを引き抜こうとした直前にガシャコンソードを投げ捨てたゲンム。
召喚したハンマー型のライダーウェポン『ガシャコンブレイカー』を新たに持つと、地面を大きく叩き付けて震動を与える。
『バ・キューン!』
バグスターウイルスと化し、震動によって宙に上がったガシャコンマグナムを回収。
アタックラッシュパッドのAボタンでライフルモードに切り替え、ハウリングシャウトの音波で発生した
俺との距離を一気に詰め、実体化した上でジェットコンバットのプロトガシャットをガシャットスロットに装填する。
『ガシャット!キメワザ!ジェットクリティカールフィニーッシュ!!』
セロ距離で放たれたミサイルの弾幕。それは銃撃していたレグレット達をも巻き込んだ。
□
B SIDE
ディケイドB「中華鍋が素体なら、こっちも中華風で行くぞ!」
ディケイドC「だったら俺は勇気
【フォームライド セイバー 西遊ドラゴン!】
【カメンライド 龍騎!】
『奇跡の西遊ドラゴン!烈火二冊!ウッキウキのお猿も加わり、火炎の剣が舞い踊る!』
俺は龍騎にカメンライド。
Cも中華繋がりなのかブレイブドラゴンをベースとしたセイバーの派生形態へと姿を変えた。
左手甲は西遊記の主人公『孫悟空』の顔を模しており、左肩装甲はその弟子『三蔵法師』の
そして頭部の左側には変幻自在の武器『如意棒』を模したアンテナが付いている。
【アタックライド アドベント!】
ディケイドC「筋斗雲やーい!」
火炎を纏って舞い踊る剣士『西遊ドラゴン』となったCは呼応で顕現した赤い雲の乗り物に乗ってゴッソリウバウゾーに向かって行く。
俺も召喚したレッダーの頭部に乗ってCの背後を追う。
ヤムヤム「バリバリカッターブレイズ!!」
【アタックライド ストライクベント!】
ディケイドB「ドラグクローファイヤー!!」
ディケイドC「伸びろ如意棒!」
ゴッソリウバウゾー『ウバッ!ウバァーッ!』
ヤムヤムはバリバリカッターブレイズ、俺とレッダーはドラグクローファイヤーを放ち、Cは左手甲『タイセイガント』の特性で際限なく伸縮した腕で拳を振るう。
だが、ゴッソリウバウゾーは見た目に反してカエルの様に跳ねて攻撃を
スパイシーが展開したパンバリアとの拮抗も長くは続かず、砂煙が激しく吹き荒れる。
ゴッソリウバウゾー『ウバ!ウババ!』
上空にて距離を開けようとしたプレシャス達を見て、ゴッソリウバウゾーは謎の吸引力で引き寄せた。
そのまま全身を回転させ、鍋の中に入れられたプレシャス達を行動不能にさせる。
俺とCは人質に取られたプレシャス達を救出すべくゴッソリウバウゾーに接近するも、目から放ったレーザー光線の連射で俺達の行く手を阻害する。
ディケイドB「クソッ、これでは先に進めない...!」
ディケイドC「あそこにセルフィーユが居るけど、今はプレシャス達を助けるのに集中しよう!それか、あの子が勇気を踏み出すのを信じるしかない!」
ディケイドB「...そうか。あいつはリーダーに現実的に厳しく言われたからな、だがこれも何かの試練だ。俺もあいつを信じよう。自分から踏み出す本当の勇気を...!」
Cの言葉に賛同した俺はゴッソリウバウゾーの体力を出来る限り減らすべく、ひたすら火炎弾を撃ち続ける。
それと同時に時間稼ぎでもある。セルフィーユがクックファイターと認められる試練の合格を願って...。
□
CERFEUIL SIDE
私は今、プリキュアとライダーの皆さんがブンドル団との戦いを目撃している。
助けに行こうにしても、今でも足が震えて微動だにしない。
今でもディケイドに言われた言葉が、脳裏に焼き付いている。
咲夜『必要に駆られるから勇気じゃない。自分から踏み出すから勇気なんだ』
コミュニケーション力も、
そんな辛い現実を突き付けられた私に、ディケイドの旅の仲間やあまねさんが次々と口を開く。
あまね『...ある。だが、怖がっていては何も変わらない。怖いと思った時は自分が守りたい物の事を思うんだ。そして咲夜が言った様に一歩踏み出してみる。本当に怖いのは一歩目だけだ』
雄大『手が届きそうなのに手を伸ばさなかったらきっと後悔する。それが嫌だから人は手を伸ばすんだ...例えば友達の為に身体を張ってみたり』
冬美『あたし達人間は、転んで怪我をしてみないと分からない生き物だから。時には道に迷って間違えたとしても、それでも旅を続ける...それを誰かに道案内する権利なんて、何処にもない』
透冀『僕達は信じるよ。君が勇気を振り絞ってくれる事を...』
あの時言ってくれたプリキュアやライダーの皆さんの言葉に背中を押された私は、怖い気持ちを押し殺して正面にいるゴッソリウバウゾーを見る。
セルフィーユ「私も守りたい物を...守るッ!!」
フェンネル「セルフィーユ、受け取れ!」
決意を胸に秘めた私の言葉に反応したのか、フェンネル様が何かを投げ渡す。
黄色いデリシャストーンが埋め込まれた菱形のバッジ。手に触れると同時にほかほかハートが溢れ出す。
セルフィーユ「怖くない、怖くない、怖くない!!」
デリシャストーンを服の左側に付けて駆け出した私は、一定の距離で立ち止まって伸縮自在となったマントでゴッソリウバウゾーの左腕を拘束した。
けれど、体格の大きさ故か、私の身体は宙に打ち上げられてしまう。それでも...!
セルフィーユ「離さない...この手を離したら、私はきっとこれから先の人生で一生後悔する!だから...誰かが助けを求めようと伸ばしたこの手だけは、絶対に離さないッ!!」
ディケイドA「見直したぞセルフィーユ!やっぱり俺がキツく言った甲斐があったな!」
ソルトルー「
もう一人のブンドル団の幹部と思われる太った男が武器の銃口をむけて私を狙撃しようとしていた。
直前に伸縮自在の赤い手が武器を叩き落とし、着弾した火球が男の足元で小さな爆発を起こす。
バランスを大きく崩された男は自分に不意打ちを仕掛けた者を目の辺りにする。
その正体は鉄仮面を付けた機械の赤い竜に乗ったライダーと、赤い雲に乗っている剣士に姿を変えていた二人のディケイドだった。
ディケイドB「人質は解放された。後は一発打ちかますだけだ!」
ディケイドC「よぉし、久々の合体技で決めちゃうか!」
【ファイナルアタックライド セ、セ、セ、セイバー!】
【ファイナルアタックライド リュ、リュ、リュ、龍騎!】
黄色いカードを装填した二人のディケイドは、必殺技に移行する。
ディケイドC「
ディケイドB「ドラゴンライダーキック!!」
空中に飛び上がり、背後にいた赤い龍の炎で速度を上げて放つ飛び蹴り。
伸縮させた腕でゴッソリウバウゾーの仮面を掴みながら放つ右拳による炎の一撃。
纏われた勇気の炎がとても煌めいていて、私の背中を押してくれる様にも見えた。
□
A SIDE
ディエンド「どうやらセルフィーユ君も勇気を振り絞れたみたいだね」
ディケイドA「ああ。本来ならゴリラモンドで即死攻撃を喰らわせてやりたかったが、予定変更だ!」
【ケータッチ23!】
俺はケータッチ23を取り出し、コンプリートカードを差し込んで起動する。
【クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!】
【ファイナルカメンライド ディケイド!コンプリートフォーム!】
挿入歌『Machico/Winning the soul』
Fのアルファベットを押してコンプリートフォームへの変身が完了される。
ディケイドCF(A)「黎斗社長、あんたに...本当の勇気の炎を見せてやる!!」
ゲンム「ほざくな!ヴェアァッ!!」
『ス・パーン!』
ガシャコンスパローにあるアタックラッシュパッドのAボタンを押す事で、接続装置『スパローコネクター』が分割して弓モードから二刀流の鎌モードに移行。
相も変わらずゾンビの様な俺に斬り掛かって行くが、ブッカーソードで鎌状の刃『スパットエリミネーター』を引っ掛けて
だが俺はそんな茶番に付き合うつもりもなく、ライドブッカーのグリップから離した左手でゲンムの顔面に拳を打ち込む直前にオーロラカーテンを展開。
通り抜けた左拳はゲンムの胸部装甲の
距離が空いたところを右
【アギト! カメンライド シャイニングフォーム!】
召喚されたのは黄色いの複眼を持つ赤いアギト。
頭部の『クロスホーン』は最初から展開しており、基本形態であるグランドフォームの様に均整は取れている。
白銀の胸部装甲には地面に
太陽の光を浴びて光輝への目覚めに至ったアギト『シャイニングフォーム』は、ファイナルアタックライドカードを装填する俺の動作に合わせてベルト『オルタリング』の右腰部のスイッチを叩く。
【ファイナルアタックライド ア、ア、ア、アギト!】
ディケイドCF(A)「シャイニングクラッシュ!」
アギトが持つ二振りの刀『シャイニングカリバー』とライドブッカーからは赤とマゼンタの斬撃波を飛ばす。
続けて俺はオーズのファイナルアタックライドカードを装填する。
【ファイナルアタックライド オ、オ、オ、オーズ!】
ディケイドCF(A)「ふっ!」
アギトと交代する様に現れたのは、タトバコンボと同様に緑の複眼を持つ紫のオーズ。
プテラノドンの全身を模した頭部、トリケラトプスの角を連想させる両肩装甲、そしてティラノサウルスの
太古から続く力を持つオーズ『プトティラコンボ』の極低温は凄まじく、俺が手を
立て続けに俺はウィザードのファイナルアタックライドカードを装填し、ディメンションバックルを叩く。
【ファイナルアタックライド ウィ、ウィ、ウィ、ウィザード!】
ディケイドCF(A)「ドラゴンシャイニング!」
三度目の召喚は淡い水色の様な白銀の魔法使いとなったウィザード。
身に纏う鎧は結晶化された輝かしい姿はまるでダイヤモンド。顔を覆うベゼルのフレームも、ダイヤモンドの指輪を連想させる王冠の形状へと昇華している。
大切な者を守りたいと強い想いで流した自分の涙をも宝石に変えた奇跡の形態 ウィザード『インフィニティースタイル』。
俺がライドブッカーで空を
凍結が解除されたゲンムはまだ変身解除には至らない。だったら次で決めるまでだ。
【ファイナルアタックライド セ、セ、セ、セイバー!】
四度目は至ってシンプルで、夜空をイメージした青紫のボディの所々に星に意匠が成されているブレイブドラゴンのセイバー『クロスセイバー』。
唯一違う点としては、頭部の剣型アンテナ『ソードクラウン』は手に持っている太陽の様なエンブレムを持つ紺色の聖剣『
ゲンム「おのれェ...調子に乗るなァッ!!」
『クリティカルエンド!』
ディケイドCF(A)「銀河大爆発!!」
青く煌めくエネルギーを右足に込めて放つ飛び蹴りと、アタックラッシュパッドのAボタンを操作して放つゲンムの黒紫のエネルギーを纏った飛び蹴りが拮抗し合う。
ディケイドCF(A)「でりゃあああああッ!!!!」
ゲンム「ぐああああッ!!!!」
『ガッシューン...!』
銀河に及ぶ莫大なエネルギーがゾンビゲーマーの力を押して行き、大きく蹴り飛ばされたゲンムは変身解除に
ディケイドCF(A)「勝負は俺の勝ちだ、社長さん」
黎斗「フフフフフ...ハハハハハ!アァーハァーハァーハァーハァーハァ!!!!」
ディケイドCF(A)「...何がおかしい?」
黎斗「まだ分からないのか?私の
ディケイドCF(A)「何?「ぐあああああああああッ!!!!」ッ、雄大!!」
突然に狂笑し始めた社長さんに俺は厳格に問い掛けるが、両手のバグヴァイザーを持っていない。
背後を振り返ると其処にはゾンビゲーマーにバグヴァイザーの砲身を当てられ、力を吸い取られていく雄大だった。
ディケイドCF(A)「雄大!大丈夫か!?」
クウガ「あ、ああ。今のところはな...今ので半分以上は持っていかれた...!」
ディエンド「どうなってるんだ?その芸当はレベル
ライドブッカーの光弾でゾンビゲーマーを撃退した俺は雄大の元に駆け寄る。
変身解除した筈なのに、ゾンビゲーマーが突然に現れるなんて先ずないだろう。
黎斗「私のデンジャラスゾンビガシャットとバグルドライバーに、これまでの戦闘データを組み込んでおいた。そのお陰で君達の隙を
ディエンド「まさか...元の世界での戦闘データを元に、レベルXの能力をインプットしたのか!?」
黎斗「その通りだ。腐食させる能力だけ組み込む事は不可能だったが、君の力を回収しただけでも十分に成り立った...いずれ君達を究極の闇で捻じ伏せてやる」
そう捨て台詞を残して黎斗社長はクッキングダムを後にした。
ディケイドCF(A)「究極の闇...やな予感しかしないな」
これから起きようとする事態に俺は強く拳を握るが、今はプレシャス達と合流するのを優先すべくその足を動かした。
□
JUBULEE SIDE
プレシャス「おかえり」
プレシャス達もゴッソリウバウゾーの浄化を終え、スペシャルデリシャストーンの模造品を手にした新幹部と思わしきおばさんは意味深な独り言を呟く。
それは僕の耳にはっきりと捉えていた。
セクレトルー「やはり、
不適な笑みを浮かべながらクッキングダムを後にすべく姿を消した。
おばさんの言う『此処』は、クッキングダムでもおいしーなタウンでもない。
まさか、あのおばさんは回収済みのスピリットルーにおいしーなタウン外のレシピッピを内密に奪おうとしてる...!?
最悪な状況になりかねないと顔を青ざめた僕は、ラム君達と一緒にさくぽん達と合流した。
プレシャス「セルフィーユちゃん!」
力を使い果たし、倒れそうになったセルフィーユちゃんの元に駆け寄るプレシャス達。
彼女の勇気を見届けたであろうフェンネルさんは、称賛と激励の言葉を投げ掛けた。
フェンネル「お前は自らの恐怖に打ち勝った。これからはクックファイターとして、厳しい修行が待ってるぞ」
セルフィーユ「...はいっ!」
『おめでとう!!』
正式的にクックファイターになれた事に嬉し涙を流すセルフィーユちゃんに僕達は祝福するのだった...。
□
Sakuya side
ゆい「お世話になりました!」
クッキング「レシピッピを救ってくれてありがとの!まさかブンドル団が潜入してくるとは...もっと宮殿内の警備を強化せねばならぬな。引き続き、宜しく頼むの!」
『ああ(はい)(コメ)(パム)(メン)!』
宮殿内を出た俺達に、セルフィーユは礼の言葉を掛ける。
セルフィーユ「本当に...
あまね「別に私達は何もしていない」
らん「それに、セルフィーユが勇気マシマシで頑張ってたもん!」
ゆい「お婆ちゃん言ってた。『鍋とバットは思い切り振れ』って!」
セルフィーユ「鍋、ですか...?」
この世界でお馴染みのゆい語録にセルフィーユは首を傾げるが、本人とかいちょが分かり易く説明する。
ゆい「うん。鍋を振る時、『思い切って振った方が具材も
あまね「最初の思い切り...勇気を振り絞った一歩が大事だという事だな」
セルフィーユ「はい!勇気を持って踏み出せたのは、皆さんのお陰です!」
咲夜「セルフィーユ。クッキングのジジイに伝えてくれるか?『テメェをぶん殴るのはブンドル団との戦いが終わってからだ』ってn「笑いのツボッ!!」ぐっ!?ダァハッハッハッハ!冬美ぃ、テンメェ...!」
瞬時に笑いのツボを押された俺は冬美に殴り掛かるが、護身術で身柄を確保されてしまう。
冬美「ブンドル団との戦いが終わった後でクッキング様を殴るだなんて、宣戦布告にも程があるでしょ...あ、こっちは大丈夫。若し殴り掛かりそうになった時はあたしと雄大が止めるから」
セルフィーユ「あはは、何だか頼もしい人ばかりですね。ディケイドさんの仲間って...」
□
Touki side
クッキングダムの宮殿最上階。僕はジュニアコンビと共にアキノリから借りたゼロディケイドライバーで鎧武 ジンバーピーチアームズに変身してアキノリ達の様子を窺っていた。
アキノリが又クッキングのおじさんを殴るのを諦めていなかったのか、冬美に笑いのツボを押されて取り押さえられている。
僕は仮面の下で口角を上げる。相変わらず執着が強いというか...キバーラはマリさんの胸ポケットに身を隠しているが、これも貴重な情報収集の為だ。こういったチャンスは二度と訪れないだろう。
そんな中、ジュブリーは僕に疑問をとある持ち掛ける。
ジュブリー「...ねぇ、透冀おじちゃん。ちょっと話したい事があるんやけど、良いかな?」
ディケイド(透冀)「別に構わないさ。何でも言って」
ジュブリー「実はね、セクレトルーっていうおばさんが立ち去る際に妙な事を口にしてたんだ。『クッキングダムでレシピッピを奪うのは難しい』って」
ジュニラム『ソレッテマサカ...クッキングダム外カラ、レシピッピヲ奪オウトシテルッテ事!?』
勘が鋭いジュニラムはジュブリーの発言の意味を理解したのか、大きな声量で答える。
だがクッキングダム内のスパイにバレたら困ると、僕は両
ディケイド(透冀)「しっ、声が大きいよジュニラム。つまりおばさんは僕達と戦っている間に、スピリットルーにおいしーなタウン外のレシピッピを奪おうと
ジュブリー「うん、多分そうだと思う。クッキングダムにスパイが居るとするなら、こっちも内密に情報を入手するしかない。勿論、クッキングのおじさんには内緒で」
つまりはオーロラカーテンでクッキングダムに行って、クッキングさんに内緒で情報を収集するって算段だね。
父親のウォブリーと同じで、頭の回転が早い。
僕が状況を把握していると、マリさんとフェンネルさんの会話が聞こえてくる。
フェンネル「確かにブンドル団はスペシャルデリシャストーンを持っていた...」
ローズマリー「師匠以外にアレを作れるなんて、驚きメガ盛りだわ...ねぇ、フェンネル。シナモンの事なんだけど————」
フェンネル「その名前は聞きたくない」
ローズマリー「まぁ、そう言わないで。シナモンは濡れ衣を着せられただけ...冤罪である可能性が高いわ」
フェンネル「!!」
その言葉を耳にしたフェンネルさんは引いていた顎を戻す。
ゆい「マリちゃーん!」
雄大「ジュニラム、そろそろ帰るぞー!」
咲夜「何やってんだレグレット!ジュブリーも早く行かないと置いてくぞー!」
ローズマリー「ええ。今行くわ!」
透冀「ああ。今行くよ!」
変身を解除した僕はオーロラカーテンで、ジュブリーはジュニラムの背中に乗ってアキノリ達と合流した...。
□
JUBULEE SIDE
クッキングダムを後にした透冀おじちゃん達は、さくぽんが他のプリキュア達と戦っている映像を見ている。
そんな中、僕の中には気掛かりが残っていた。
前にプリキュアになったあまねちゃんが正式に仲間になった際、フェンネルさんが「他に何か知ってる事はあるか?」と質問したけど、これ以上は何も知らないと首を振った。
それ以降の情報は一切なし。クッキングダム内の人間達は無能にも程があると最初は思ってたけど、実際には違かった。
フェンネルさんはセルフィーユちゃんに黄色いデリシャストーンを渡したのは事実だけど、話によれば『石の使い手はデリシャストーンが選ぶ』様で、誰かを強く想い守りたいという決意が反応したとすれば納得が行く。
ブンドル団が持ってたスペシャルデリシャストーンの模造品は悪人が使っても特に問題はなかったから、単純な善悪基準はないのかもしれない。
僕がラム君に乗ってさくぽん達と合流している最中に、フェンネルさんが自分のスペシャルデリシャストーンに視線を向けていたのを目撃した。
その表情は明らかに焦っている様にも見えた。
ジュブリー「......」
ジュニラム『ジュブ君?ドウカシタノ?』
ジュブリー「ラム君、後で話があるってさくぽん達に伝えてくれる?」
ラム君の呼び掛けに僕は我に返って決意した。
絶対にこの世界の真実に辿り着いてみせると...。
ジュブリー(此処からが頭脳戦や。覚悟しとき、クッキングダムのスパイさんよォ...!!)
□
オリジナルED「ウマすぎ!グルメパレード!(エナジー妖精&ライダーマスコットVer.)」
次回、ローズマリーが突き進む。
初使用したカメンライド
なし
召喚したライダー
なし
~ソルトルーのオリジナルガシャット~
なし
KAMEN RIDE
-昭和-
X、アマゾン、スカイライダー、ストロンガー
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
補完完了
-平成2期-
補完完了
-令和-
補完完了
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)、ミライダー(クイズ、キカイ、ギンガ)、BLACK SUN、第1号
-使用したカメンライド(コンプリートフォーム)-
アギト シャイニングフォーム、オーズ プトティラコンボ、ウィザード インフィニティースタイル、クロスセイバー
FINAL KAMEN RIDE
-平成1期-
クウガ アルティメットフォーム、555 ブラスターフォーム、剣 キングフォーム、装甲響鬼、カブト ハイパーフォーム、電王 ライナーフォーム
-平成2期-
フォーゼ コズミックステイツ、鎧武 極アームズ、ドライブ タイプトライドロン、ゴースト ムゲン魂、エグゼイド ムテキゲーマー、グランドジオウ
-令和-
ゼロツー、アルティメットリバイス