AIが二次創作を書くそうです   作:りらたま

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第三文明圏戦争前期
(新年早々戦争は)やめてくれよ


 中央暦1640年1月11日、アルタラス王国 王都ル・ブリアス。

アルタラス王国は文明圏外国としては非常に高い技術力と国力を持つ。

 その国の王城の一室で、一人の男が頭を抱えていた。その男はアルタラス王国の現国王、ターラ14世である。

 

「これは……正気か?」

 

 彼の手には一枚の羊皮紙が握られていた。そこには次のような内容が書かれていた。

 

・アルタラス王国は魔石採掘場・シルウ トラス鉱山をパーパルディア皇国に献上せよ。

・アルタラス王国は、王女ルミエスを奴隷として皇国に差し出すこと。

 

 この二つの条件を受け入れれば、アルタラス王国の存続を認めるとあった。

 

「バカな! 我が娘を差し出せだと? ふざけるな!」

 

 王は激怒した。魔石鉱山シルウトラスは王国最大の魔石鉱山であり、経済の中核でもある。さらに、王女ルミエスを差し出すというのは、怒りを通り越して呆れてしまう内容であった。

 彼はパーパルディア皇国、アルタラス出張所へ足を運んだ。

 

「待っていたぞ!ターラ14世!」

 

 アルタラス駐在大使カストは、足を組んだ状態で椅子に座りターラ14世を出迎えた。

 

「あの文書の真意を伺いに参りました」

 

 ターラ14世は立ったまま言った。

 

「真意も何も、そのままの意味だ」

「では、我が娘を差し出せば、アルタラス王国を存続させるとありますが……」

「ああそうだ」

「馬鹿げているとは思いませんか!?」

「そうかね? 君たちにとっては、これが最も賢明な選択だと思うがね」

「しかし、何故そのようなことを?」

「ああ、あれか。王女ルミエスはなかなかの上玉だろう?俺が味見をするためだ」

 

 カストは下卑た笑いを浮かべて言った。

 

「貴様ぁ!! 我が娘の身体を狙うためだけに、このような要求を突きつけたのか!!」

 

 ターラ14世の拳が強く握り締められる。

 

「まあ飽きたら、奴隷市場に売り払うがな」

 

 カストは、ターラ14世が激怒している様子を楽しむかのように眺めていた。

堪忍袋の緒が切れたターラ14世は背中を向けて立ち去った。

 

「ふん……蛮族風情が……」

 

 カストは小声でつぶやいた後、再び笑みを浮かべた。

王城に戻ったターラ14世は、大臣たちにこの事を伝えた。

 

「あの大馬鹿野郎をパーパルディア皇国に送り返せ!要請文も断る、国交を断ずるとはっきり書くと共に、パーパルディア皇国の我が国での資産を凍結しろ!そして、二度と我が国に来るなと言っておけ!!」

 

ターラ14世は顔を真っ赤にして怒鳴った。

 

「はっ!かしこまりました!」

 

 大臣たちは慌てて執務室を出て行った。武力衝突は避けられぬ事態となった。

 

◆◆◆

 

 翌日のパーパルディア皇国 皇都エストシラント 皇宮パラディス城。

第三文明圏の列強国であるパーパルディア皇国は、第三文明圏最強の軍事大国であった。その軍事力を背景に周辺の国々を次々と属領化し、今まさに繁栄の頂点にあった。

 皇都エストシラントのパラディス城では、皇帝ルディアスを交えた帝前会議が行われていた。

 

「ロデニウス連合に対し、懲罰を行う。奴らは我々から一方的に攻撃され、反撃しただけだと主張しているが、これは事実ではない。よって、正当な理由をもってロデニウスに制裁を加えるものとする」

「それについては異議なし!」

 

 将軍の一人が言う。

 

「よろしい。では次の議題だが……カイオス、あの件はどうなった」

「アルタラス王国の件ですが、予定どおり、魔石鉱山シルウトラスの献上を断ってきました。」

 

 第3外務局、局長カイオスは答える。

 

「やはりな……。それで、何か言ってきたか?」

「はい。我が国との国交を断絶するということと、国内における皇国資産の凍結を通告してきました」

「予定どおりではあるが、いささか頭にくるな。しかし、所詮は蛮族の国よ。我らに逆らうということはどういうことか、思い知らせてくれるわ!」

 

ルディアスは、自信たっぷりに言い放った。

同日、アルタラス王国に宣戦布告。

 

◆◆◆

 

 アルタラス王国では予備役も動員しての総動員体制が敷かれていた。市民は、いつ戦争が始まるかわからないという不安の中生活していた。

 王都ル・ブリアスの王城の一室。

国王ターラ14世は、自分の娘であるルミエスを呼び寄せた。

 

「父上、何用でしょうか?」

「おお、ルミエスよ。お前を呼んだのは他でもない、アルタラス王国存亡の危機なのだ」

「アルタラス王国が滅ぶと!?」

「そうだ。このままでは、アルタラス王国は滅びる。そうなる前に、ロデニウス連合へ助けを求めに行くのだ」

「ロデニウスへですか?しかし、私は王女の身、一人で行くわけにはいきません」

「心配するな、護衛をつけてやる。それに、ロデニウスは強力な軍事力を持ちながら、平和的に事を解決しようとする国だ」

「わかりました。私が行って、助けを呼んで来ます」

「頼んだぞ」

 

ルミエスは、アルタラス王国を救うため、ロデニウス大陸へ向かった。

 

◆◆◆

 

1月15日

 ロデニウス連合は王女ルミエスからの要請を受け、アルタラス王国に援軍を送ることを決定した。

同日、アルタラス沖海戦が勃発。この海戦によりアルタラス王国海軍は壊滅。パーパルディア皇国軍はアルタラス島北部に上陸した。

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