AIが二次創作を書くそうです   作:りらたま

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エストシラント攻防戦2

 中央暦1640年4月29日

 

 パーパルディア皇国 皇都エストシラントでは昨日から激しい戦闘が続いており、民間人にも死傷者が出ていた。

市民の中には連合軍に投降する者も出始めている。

 皇都南東部に位置するホルストローム大聖堂の周辺では激戦が繰り広げられており、既に100名近い兵士が戦死し、200名以上の負傷者が出ている。

大聖堂周辺に展開しているのは皇国軍の精鋭部隊である第1軍団であり、過去の戦いでは無敵を誇った。

 しかし、現在は劣勢に立たされている。

リーム王国、フェン王国軍の部隊を撃退することに成功したものの、ロデニウス連合軍に対しては苦戦を強いられている。

 

「クソッ! この兵力差で何故勝てんのだ!?」

 

 指揮をとる将軍が悪態をつく。

彼の率いる第1軍団は、皇国最強と言われる軍団である。

皇国の歴史上でも屈指の精鋭を集めた精鋭中の精鋭なのだ。

その戦闘力は列強国の中でもトップクラスと言っていいだろう。

 しかし、現実にはロデニウス連合軍の大部隊に苦戦していた。

 

「閣下、どういたしましょう?」

 

 幕僚の問いに将軍は答えた。

 

「仕方ない。ここはいったん引いて態勢を立て直す。全軍に通達! 撤退だ!」

 

 将軍の命令を受け、第1軍団はホルストローム大聖堂から撤退した。

態勢を立て直したリーム王国軍が追撃を行うが、彼らが大聖堂に戻ってくることはなかった。

 

◆◆◆

 

 昼過ぎ、市街地西区リシャール川

川を挟んで連合軍と皇国軍が対峙している。

建物や川に転落するのを防止する石塀に身を隠しながら、両軍の戦闘は続いている。

 

「ちくしょう! 何なんだあの武器は!?」

 

 皇国兵が叫ぶ。彼らの持っている銃より遥かに威力の高い銃弾が、皇国兵を殺していく。皇国兵の銃弾が連合軍兵士に当たるが、その程度では怯まない。

銃の連射速度も速いため、接近戦に持ち込めば何とかなると考えた皇国兵は銃剣突撃を敢行する。

 しかし、それを許すほど連合軍は甘くなかった。

皇国兵が近づいた瞬間、機関銃の弾幕が皇国兵を襲った。

 

「ぎゃぁああ!!」

「助けてくれぇえ!」

 

 銃弾を浴びて皇国兵が倒れる。

皇国兵が倒れた場所から血が流れ出し、地面を赤く染める。

パンドーラ大魔法公国の兵士が橋を渡っていく。

が、建物に隠れていた皇国兵が火炎魔法を放った。炎に包まれた兵士たちが橋の上から落ちていく。

 

「ざまあみろ!」

 

 皇国兵は叫んだ。

だが、建物の瓦礫を乗り越え、パンターG型が飛び出してきた。

 

「なっ……」

皇国兵は絶句する。

パンターG型の砲塔がこちらを向く。

「バカな!」

皇国兵が叫んだ次の瞬間砲弾が放たれ、爆音とともに建物の壁が崩れ落ちた。

長砲身の75㎜砲から放たれた榴弾が命中する。皇国兵は瓦礫と一緒に肉片となって吹き飛んだ。

連合軍は戦車を先頭に、皇国軍を蹂躙していき、リシャール川を渡河した。

 

◆◆◆

 

 夕方、ホルストローム大聖堂周辺

態勢を立て直した第1軍団が大聖堂周辺に展開する敵部隊に攻勢をかける。

 

「撃て! 撃ちまくれ!」

 

 将軍の号令のもと、牽引式魔導砲から猛烈な砲撃が繰り出される。

 

「敵が後退しています!」

「よし! 押し返せ!」

 

 敵の反撃により被害が出るが、それでも第1軍団は敵を押し返すことに成功した。

 

「うーむ……」

 

 ロデニウス連合軍の旧ロウリア王国軍の将軍は悩んでいた。

彼の部隊は中央大通りを進軍するマール王国軍の支援を行っている。

 そのため大聖堂に残っている兵力では、敵部隊を止めることができない。

大通りの部隊を引き返すことも可能だが、そうすると大通りのマール王国軍が撃退されてしまう。

彼は決断した。

 

「この場から撤退して、大通りの部隊と合流する! 大聖堂は東から来る友軍にまかせる!」

 

 こうして、ロデニウス連合軍は大聖堂から撤退した。

 

◆◆◆

 

 夜、22時過ぎ市街地北区

市街地北区では戦闘が一度も発生しておらず、北区に展開している皇国軍は西区、東区、南区の戦線へ増援として送られ数を減らしていた。

もう夜なので、皇国兵は警戒兵を除いて眠りについている。

 

「「「天皇陛下、万歳!!!」」」

 

 突然の声で、皇国軍兵士が飛び起きる。

 

「なんだ!?」

「何事だ!?」

 

 寝ぼけ眼で周囲を見回す皇国兵たち。

いきなり暗闇が明るくなる。星明かりにしては明るすぎる。

 

「敵襲ー!」

 

 皇国兵の一人が叫び、銃を手に取る。

彼らは、自分たちに向かってくる無数の人影を見た。

それはロデニウス連合陸軍の歩兵部隊だった。

 

「撃て! 撃て!」

 

 指揮官の命令に従い、皇国軍兵士は引き金を引く。

しかし……

 

「ダメです! 当たりません!」

「そんなはずはない!」

 

 皇国兵の撃った弾丸は全て空を切るばかりだ。

 

「落ち着いて狙え!」

 

 指揮官が叫ぶ。

皇国軍兵士が狙いを定めようとした時、敵兵が発砲してきた。

皇国兵は次々と倒れていく。

 

「クソッ! なんで当たらないんだ!?」

 

 パニックに陥る皇国兵たち。

そこに、敵兵が銃剣突撃を仕掛けてくる。

 

「うわぁあああ!!」

 

 銃弾を喰らって倒れる敵兵。だがそんなのお構いなしに突っ込んでくる。

皇国兵は逃げ惑うことしかできない。

 

「おい、大丈夫か?」

 

 皇国兵のひとりが、仲間の兵士に声をかけた。

その兵士は胸を撃ち抜かれ、既に息絶えている。

市街地北区で日本軍(妖精)は暴れ回った。

皇国軍の陣地に突入し、銃剣突撃を行う。

 

「ぎゃぁああ!!」

「助けてくれぇええ!」

 

 皇国兵は悲鳴を上げながら死んでいく。

一人の妖精が銃弾を喰らって倒れるが、九七式手榴弾の信管を作動させると、近くにいた皇国兵の胸倉を掴む。

 

「うわああああああ!!」

「わあああああああ!!」

 

 妖精と皇国兵が一緒に爆発に巻き込まれる。

九七式中戦車チハ改が主砲を放ち、機関銃が皇国兵を薙ぎ払う。

 

「うぐっ……」

 

 皇国兵が血を流し倒れる。

 

「おのれ!! 蛮族め!!」

 

 皇国兵は叫ぶが、九七式中戦車チハの砲撃を受けて吹き飛ばされた。

皇国軍の抵抗も虚しく、北区の皇国軍は壊滅状態に陥りつつあった。

 

◆◆◆

 

 パラディス城、最高司令部

 

「アルデ殿、大変です!」

 

 伝令兵が駆け込んでくる。

 

「どうした? なにがあった?」

「先ほど、ロデニウス連合軍が夜襲を仕掛けてきました。北区西側の戦線は崩壊しつつあります!」

「なんだと!?」

「至急、援軍を送る! 準備しろ!」

「はっ……」

 

 伝令兵が走り去る。

 

「まさか、夜襲とは……」

 

 ここにきて夜襲である。視界の悪い夜間での戦闘。しかも入り組んだ市街地での戦闘だ。

皇国軍は基本的に夜間での戦闘はしない。

ロデニウス連合軍は恐ろしい程の度胸と練度を持ち合わせているようだ。

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