AIが二次創作を書くそうです   作:りらたま

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お久しぶりです


世界情勢v1

 中央暦1640年6月2日第二文明圏。

 

 数年前、突然現れたグラ・バルカス帝国は「第八帝国」と名乗り、第二文明圏西方国家群を瞬く間に征服した。

 その後、パガンダ王国と列強第五位のレイフォルに侵攻。ムー大陸西方海域海戦と呼ばれる海戦では、戦艦「グレードアトラスター」1隻でレイフォル艦隊43隻を全滅させ、全世界にその名を轟かせた。

第八帝国の次の標的になったのは、イルネティア王国だった。

 

◆◆◆

 

「では、はっきりとお伝えしよう。交渉で相手を見下すような貴様らのような無礼者と交渉する気はない。さっさと帰るがいい!」

 

 イルネティア王国国王イルティス13世は、そう言い放つと椅子から立ち上がった。

 

「本性を現したな。よし、確かに答えは聞いた。宣戦布告をする! 貴国の無条件降伏か滅亡まで戦い続けるが良い!」

 

 グラ・バルカス帝国の外交官、ダラスは声高々に宣言すると、部屋から出て行った。

帝国は要求を拒否したイルネティア王国に宣戦布告。

 宣戦布告後の帝国軍の動きは速かった。

スペクトル型四発爆撃機やベガ型双発爆撃機、空母機動部隊の艦載機約500機がイルネティア王国の各地に空襲を行った。

竜騎士団が迎撃に上がったが、帝国軍の誇るアンタレス型艦上戦闘機の前には無力であった。

 さらに、帝国艦隊がイルネティア島を包囲。戦列艦、客船、商船を片っ端から撃沈していった。

その翌日には、帝国陸軍がイルネティア島に押し寄せた。

戦車部隊と艦載機の航空支援によって、イルネティア軍は次々と撃破され、1週間後には全土が制圧された。

 そして、イルネティア王家の一族は捕らえられて処刑される事になった。

 

◆◆◆

 

「グラ・バルカス帝国ですか……」

 

 ロデニウス連合、トラック泊地でムー国の技術士官・マイラスと会談していた提督は呟いた。

 

「はい。第二文明圏の西側に突然現れ、侵略戦争を始めているのです。既に数十の国家が滅ぼされています」

 

 マイラスはそう言うと、諜報員が撮影したグラ・バルカス帝国の兵器の写真を見せた。

 

「これは……!?」

 

 写真を見た提督は絶句した。

そこに写っていたのは、大和型戦艦に似た巨大戦艦だったからだ。

しかし、それだけではない。

零式艦上戦闘機や三式中戦車に似た兵器も写っているのだ。

 

(これはとんでもないことになるぞ)

 

 提督はその瞬間、直感的に理解していた。この世界において、かつてない規模の大戦になるだろうという事を。

 

「グラ・バルカス帝国……。一体何なんだ?」

 

◆◆◆

 

 ちょっと時が進んで6月25日。

 

 ムー統括軍司令部は大騒ぎになっていた。

なんせ、ムー軍随一の技術士官であるマイラスがまとめ上げた報告書には、驚愕すべき内容が書かれていたからである。

 ロデニウス連合軍の戦車やら航空機やら艦艇やらが、キチガイじみた性能を持っているという内容だ。

ムー統括軍の上層部は、これを信じるか信じないかで揉めた。

だが、実際にムー国の技術士官が調べた結果なのだから、信じざるを得ないというのが結論になった。

さらにグラ・バルカス帝国の脅威を実感しているため、彼らの報告を信じないわけがなかった。

 

「ロデニウス連合と同盟を結ぶべきです」

 

 マイラスはそう主張した。

この主張はかなりの論争を巻き起こし、最終的に賛成多数で可決された。

 

◆◆◆

 

 中央暦1640年10月30日

 

 第三文明圏がある、フィルアデス大陸の北東部にはトーパ王国が存在する。

さらに北東部に行くとグラメウス大陸が広がっており、魔物が多数生息しているため、未開の地となっている。

グラメウス大陸との境界には「世界の扉」と呼ばれる巨大な壁があり、魔物の侵入を防いでいる。

 

◆◆◆

 

 その日もいつもと同じように、「世界の扉」で非常勤の傭兵として雇われたガイは、共に勤務している正規兵のモアとグラメウス大陸の監視に当たっている。

 

「今日は何事もなければいいんだがなあ」

「ああ、そうだな」

 

 二人はそんなことを話しながら、監視任務を行っていた。

その時だった。

 

コオォォォォ……コオオォォォ……

 

背筋が凍るような音が聞こえてきた。

 

「おい、何か変な音しないか?」

「ああ、俺にも聞こえるぜ」

「まさかとは思うけどよぉ……」

 

 二人はグラメウス大陸の方向に目を向ける。

雪が積もった真っ白い大地が少しずつ黒くなっていく。

そしてそれはすぐに視界いっぱいに広がった。

 

「な、何だよありゃぁ!!」

「おい!あれ全部魔物だぞ!!どうなってんだよ!」

 

 大地を覆いつくすほどの魔物の大群がこちらに向かってきていた。

 

「バカな!!伝説の魔獣レッドオーガにブルーオーガ、しかもゴウルアスもいやがるじゃねえか!!!」

 

二人の顔から血の気が引いていた。神話に出てきた、最強の怪物たち。

それが今目の前にいるのだ。

 

「通信兵!!司令部に繋げ!」

「は、はい!」

 

 ロデニウス連合から購入した無線機に通信兵が飛びつき、緊急回線を開く。

 

「緊急事態発生! 緊急事態発生!現在、魔物の大軍が『世界の扉』に迫っております! 至急救援を要請します!」

 

通信兵は必死にマイクに叫ぶ。

 

「う……嘘だろ……。赤竜と魔王ノスグーラまで居やがる……」

「馬鹿な!何であんなのがここに居るんだよ!?」

 

 通信兵も必死で魔王の復活を知らせている。

守備隊の兵力は僅か300名ほど。

とてもではないが、敵を押しとどめる事などできない。

 

「モア! お前の知識は魔物に精通している。今起きたことをトルメスの守備隊司令部に直接伝えてくれ」

 

 駆け付けてきた騎士長が、モアに指示を出す。

 

「し……しかし、私も共に……」

「行け!! ここで全滅したら全てが無駄になるんだぞ!!」

 

 騎士長はモアの背中を強く叩いた。

その勢いに押され、モアは走り出した。

ガイも護衛のためモアと共に走り、ロデニウス連合から購入したBMW・R75サイドカー付きオートバイに乗り、城塞都市トルメスに走った。

 

「撃てー!!」

 

 世界の扉の上に据え付けられた野砲が一斉に火を噴く。

大地を覆い尽くすほどのゴブリンの群れに向けて砲弾が次々と着弾する。

しかし、それでも敵の数は減らない。

それどころか、次々と後続が押し寄せてくるのだ。

 

「くそっ、ダメだ! 数が減ったように見えないぞ!」

「このままでは城壁が突破されるぞ!」

 

 その直後、ゴウルアスの放った爆裂魔法により、城門の一部が吹き飛ばされた。

そこから魔物たちが続々と侵入してくる。

 

「総員白兵戦用意! これ以上奴らを中に入れるな!」

 

 騎士長が命令を下す。それと同時に剣や槍を構えた兵士たちが、魔物の集団に立ち向かう。

だが、圧倒的な数の差を前に、数分で全滅してしまった。

 

◆◆◆

 

 一方、モアとガイは、トルメスの守備隊本部に辿り着くと、事情を説明していた。

 

「何だと? 魔王が復活したと?」

「はい。間違いありません。大地を埋め尽くすほどの魔物がこちらに向かっています。伝説の魔獣レッドオーガ1体とブルーオーガ1体、ゴウルアス1体と赤竜1体。

魔王ノスグーラの姿も確認しました」

「何ということだ……」

 

 守備隊司令官は頭を抱えた。

 

「守備隊5千の兵力の全力出撃でも足りん!通信兵!!」

「はい」

「王都に速報!『魔王ノスグーラ復活、国軍全力投入の必要あり』と送れ!」

「了解」

 

 通信兵は通信機のダイヤルを回した。

 

◆◆◆

 

 トーパ王国の王都ベルンゲン。

その王宮の一室で、国王ラドス16世を始めとして、重臣たちが集まっている。

 

「突然の復活だな……一体どういう事なのだ?」

「神話では、魔王は勇者4人のうち、3人の命を使用した封呪結界に封じ込められているとあります。この結界は、年が経つに連れて減衰していくとも。

恐らく、封印が弱まったか、何らかの要因によって結界が崩壊したかのいずれかでしょう」

 

 王立大学の教授が答える。

 

「どちらにせよ、放っておくわけにはいかぬな……」

「陛下、まずは軍の出動準備をさせましょう。それから、各国への援軍要請です。これはいかがいたしましょうか……」

 

 軍務大臣が意見具申を行う。

 

「うむ……。ロデニウス連合に救援を要請しろ。彼らなら何とかしてくれるだろう」

「はい、分かりました」

 

◆◆◆

 

 ロデニウス連合、トラック泊地。

 

「提督、国防省から緊急連絡です。『魔王復活のため、トーパ王国救援の必要がある』とのことです。どうされますか?」

「魔王か……ようやく異世界らしいことが起こったな……」

 

提督は腕組みをして考え込む。

 

「そうだな……。よし、行くぞ! 魔王退治に!」

 

 こうして、ロデニウス連合はトーパ王国救援作戦「神話の再現」を発動することになった。

 

 同じ頃、トーパ王国城塞都市トルメスの北東端にあるミナイサ地区が魔王軍の攻撃を受け、陥落寸前となっていた。

守備隊は奮戦したが、魔王軍の方が圧倒的に上であり、全滅も時間の問題であった。

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