AIが二次創作を書くそうです   作:りらたま

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なんか無理やりな気がしますが、許してください何でもしますから


空襲と降伏

 中央歴1639年4月23日 ロウリア王国、工業都市ビーズル

 ここはロウリア王国の日用品から軍需品を大量生産している工場群がある街だ。その街の郊外に司令部が置かれており、何とか逃げてきた将軍パンドールとその参謀達が作戦会議を行っていた。

 この世界では珍しくもない木造の建物である。部屋の中に置かれている机と椅子も木製だ。

 

 「どういうことですか?我が軍は、ギムの町を攻略したはずですぞ!それがなぜこのようなことに?」

 

 参謀の一人が怒鳴るように言った。

 

「知らん!私だって分からんのだ!ただ、敵はとんでもない兵器を持っている。我々は、あれに勝てん」

「そんなバカなことあるわけないでしょう。たかだか鉄の塊ではないですか。我々の方が数は多い。それに飛竜もいる。あんなもの敵ではありませんよ」

「貴様は何も分かっていない!」

「分かっておりますとも!だから、こうして対策を考えているのです」

「そうじゃない。あの兵器は我々の想像を超えているんだ。確かに数はこちらが多いだろう。しかし、奴らの戦い方は異常だ。とにかく、やばいんだ!」

「落ち着いてください。あなたらしくないですよ」

 

 パンドールはため息をつく。

 

「敵は、空から攻撃してくる。ワイバーン部隊も全滅した。敵は、魔法とは違うものを使ってきた。それも、信じられない威力のものをだ。たった数時間で、何万という兵が死んだ」

「まさか……それは、敵の魔法使いのせいでしょうか?」

「違う。それなら、我が国にも魔法使いがいるはずだ。だが、敵の武器は明らかに違った。あんなものは見たことがない」

「ふむ……それで、敵の規模は?」

「不明だ……。ただ、恐ろしいほど巨大な何かが空を飛んでいたのは確かだ……」

「巨大とは?」

「ドラゴンのような姿だった。しかし、鱗はなかった。羽ばたいていなかった。そして、首が長く、頭がいくつもあった。そいつらが、空中から一方的に攻撃してきた」

「はあ?何を言っているんですか?」

「信じてくれ。本当にあったことだ。あの時、私は死を覚悟した。いや、死んだと思った」

「はっはっは。いくら何でも、お伽話みたいなことを言わんで下さい」

 

 パンドールは黙り込む。

 

「大丈夫ですか?しっかりしてくださ……」

 

 1人の将軍が窓を見る。その先の空には巨大な何かの大群が空を飛んでいた。しかもこちらへ向かってくる。

 

「な……なんだあれは!?」

「おい!すぐにワイバーンを出せ!」

「え?」

「いいから、早く出させろ!」

「は、はいぃ!」

 

 伝令兵が慌てて部屋から出て行く。

 

「どうなさいました?」

「敵だ!ワイバーン部隊を出撃させるんだ!」

「はぁ?」

「だから、敵を迎撃すると言っている!敵が向かってきているのだ!」

「そんなバカな!ここは、ギムから数百キロ離れているんですよ」

「分かっている!だから、急げ!敵に先制攻撃を喰らうぞ!」

 

 参謀達は急いで準備を始める。

 

 

 「B-17G」と「P-47D」の編隊がビーズル上空に飛来する。

 

『全機、投下開始』

 

 B-17Gの爆弾槽が開き、250㎏爆弾が次々に地上へと落下していく。その数300発以上。

300発以上の250kg爆弾が工業都市ビーズルに降り注いだ。

 爆発が絨毯を敷くように起こる。地面が揺れ、建物が倒壊する。

兵士や住民は、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。

 

「被害報告をせよ!」

「工場地帯が壊滅!」

「住宅地にも多数被害が出ています」

「小さい奴が飛行場を攻撃中!」

「なんということだ……」

 

 パンドール将軍は頭を抱える。またしてもギムと同じ目にあったのだ。

 

「将軍、敵の数は把握できません。ギムの町にいた飛竜よりも大きいものがいます」

「そうか……」

 

 パンドールは絶望的な気持ちになる。

 そしてP-47Dの投下した爆弾により、戦死した。

 

 

 ロウリア王国 王都ジン・ハーク、ハーク城

 まるでお通夜の様に静かな会議室。そこにいる全員が沈黙していた。

 

「もはや、我々の勝てる見込みはない」

 

 国王ハーク・ロウリア34世は、絞り出すような声で言った。その言葉に、誰も反論しない。

 ギムを占領してからは敗戦の報告ばかりだ。もうこれ以上聞きたくないというのが本音だった。

ビーズルの工場地帯は巨大な飛竜の攻撃で壊滅した。

 前線から生きて帰ってきた者の報告は本当のことだろう。このまま戦い続ければ、確実に敗北する。

沈黙が続く会議の中、紙を手にした近衛兵が入ってくる。

 

「失礼します。先程、クワ・トイネの特使と名乗る者から、書簡を受け取りました」

 

 それは降伏勧告文であった。

しばらくの沈黙の後、再び王が口を開く。

 

「使者を送れ。条件次第で降伏を受け入れる」

「陛下!何を仰っているのですか!我が軍は、まだ戦える!この国には、優秀な将軍がいる!我が軍の将兵も残っている!」

 

 大臣の一人が叫ぶ。

 

「ならば聞くが、今の状態で勝算があるのか?」

 

 王の問いに、誰もが押し黙る。

 

「もう一度言う、条件次第で降伏を受け入れる」

 

 すると突然、どこからともなく猫耳の少年?が現れる。

 

「やあやあ、皆さんGuten Tag(こんにちは)

「誰だ貴様は?」

 

 ハーク王は鋭い視線で少年?を見据えた。

 

「僕は異世界からやってきた使者です。あなた方に、選択肢を与えに来ました」

「選択肢だと?」

「はい、まず第一に無条件降伏。第二に、徹底抗戦による玉砕」

「ふざけているのか?」

「いいえ、至って真面目ですよ」

「では、なぜそんな質問をする?我が国は、負けることが確定しているのだぞ」

「だから、聞いているのです。どちらを選びますか?」

「…………わかった。選ばせてもらおう。無条件降伏を選ぶ」

「なっ!?」

 

 会議室にいる者達がざわめく。

 

「よろしいのですか?陛下!ここで、無条件降伏した場合、我々ロウリア王国の民はどうなる?」

「その心配はいらないよ。君たち王族や貴族は殺されることはない。戦争が終わるだけ。賠償金は支払うことになるだろうけどね」

「な……なんだと!?」

 

 だいたい戦争に負けた国の王族や貴族は殺されてしまう。それが当たり前だ。

 

「それじゃあ、決まりだね。これに署名して」

 

 少年から渡された降伏文書(仮)に署名する。

 

Auf Wiedersehen(さようなら)

 

 そういうと少年は去っていった。

 後日、正式に降伏文書調印式が行われ、ロウリア王国は無条件降伏した。

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