それではどうぞ
4月の22日の火曜日の早朝5時半。そう今日は待ちに待った修学旅行の初日である。
ジリリリリリリリリッ!!
「おはようございまーす!!!」
ネギは目覚ましが鳴る前から起きており、目覚ましが鳴った瞬間に即座に目覚ましを止め、瞬時に寝巻きを脱ぐと素早い速さでスーツに着替えて、リュックサックを背負い何時ものように杖を担ぐ。
「やっほ~!今日は待ちに待った修学旅行だ~~~!!」
ネギは満面の笑みであった。よっぽど楽しみにしていたのだろう。その笑顔からでもそう感じられる。まるで小学生のはしゃぎよう…と言ってもネギは歳で言うと小学生だから当然か。
ネギとマギは教師であるために生徒よりも早く集合しなければいけないのだ。
「アスナさんこのかさんお早うございます!!今日から修学旅行ですよ!ちゃんと起きて遅刻しないでくださいね!!」
と寝ぼけているアスナとこのかにそう言うがアスナはネギのはしゃぎように軽く鬱陶しがっており、このかはネギ君はりっきてるやね~と寝ぼけながらそう言った。
「でもマギさんはきつそうやね~」
とこのかがそう言う様にマギの今の状態は
「ったく…たかが修学旅行で浮かれるなんてガキっかつうのzzzzz」
コーヒーを飲んで眠気を覚まそうとしているマギだがその効果は薄いようでまだ半分寝ている状態だった。そんなマギを見てアスナとネギが苦笑いを浮かべていた。
このかがネギとマギに途中で食べられるようにおにぎりを作ってあげた。アスナはネギの浮かれ具合に心配しており、しおりや保険証と着替えを持ったか確認した。
ネギはしおりや保険証は昨日準備しており、着替えなどはマギのスーツケースに自分のとマギの着替えを入れているので問題は無い。忘れ物も無い。
マギは先程言ったようにスーツケースと麻帆良に来た時に持ってきたギターケースを肩に下げた。マギの方も準備完了だ。
「それじゃお先に行ってきまーす!」
「ん…先にな」
ネギは元気よく、マギは欠伸をしながら寮の部屋を出て行った。ネギが楽しみしている修学旅行。これが如何いう展開になるのかまだ分からずじまいだった…
寮を出て、駅に向かうネギとマギ。ネギは楽しみでウキウキとしていた。
「でも本当に楽しみだなぁ~日本の古都で有名な京都と奈良に五日間も行けるなんて。修学旅行は何て素晴らしいんだろう!」
と浮かれているマギにしかし兄貴とカモが釘をさす。
「関西呪術の長への親書もあるし、油断しないでくださいよ」
「うん分かってるよカモ君。父さんの住んでいた家ってのも探したいしね!」
とそんな話をしている間にも駅にたどり着き、ネギとマギは電車に乗った。
「こりゃ就任以来最高に忙しくなるぞー!!」
とネギは半分ほど旅行気分が抜けてい無いようだ。しかし…マギは電車に乗った時からエヴァンジェリンが言っていた言葉を思い出していた。
――――――マギ、若しかしたら今回の修学旅行お前達が思っている物より大変な事になるかもしれん。坊やは浮かれているであろうが、用心しておけ――――――
(エヴァの言う通りネギの奴浮かれているな。って事は浮かれる担当はネギで警戒するのは俺ってか?…たく最近の俺は貧乏くじを引くのが多くないか?やれやれだぜ…)
とマギは深い溜息を吐いた。ネギはマギの溜息を聞いて如何したのお兄ちゃん?と尋ねてきた。
「ん?ああ別に深い意味は無いぞ?ただあんまり浮かれすぎるなよネギ。俺達は先生なんだからな」
「うん!生徒の皆が怪我とか問題が無いように先生の僕達がしっかりとしないとね!」
とネギがグッと拳を握りながらマギにそう言った。マギはネギにちゃんと分かってるじゃねぇかと言って笑いながらネギの頭を優しく撫でた。
埼玉県大宮駅
京都奈良行きの生徒達は集合場所は大宮駅となっておる。しずな先生や新田先生瀬流彦先生の他にも、見ると3-Aの生徒がちらほらと見えた。
「皆さんお早うございまーす!」
「おはようさん。早いなお前ら」
ネギとマギは先に来ていた先生や生徒達に挨拶をした。
「おはようネギ先生マギ先生」
「ネギ君マギさんおはよー!!」
「待ちきれなくて始発で来ちゃった!」
しずな先生と先に来ていたハルナとまき絵がそう挨拶を返した。
「ネギ君京都楽しみだね!」
「ハイ!そうですねまき絵さん!」
まき絵がそう言い、ネギは同意した。まき絵とネギは精神年齢が一緒なのだろう。同じぐらいのはしゃぎ様だった。
「なんで揃って枕なんか持ってんのアンタら?」
と裕奈が枕を持ってきていたのどかと夕映と亜子に呆れたように尋ねていた。
「実は枕が変わっちゃうと寝られないから…」
「なのでmy枕持参です」
「おー仲間やな」
とこの3人は枕が変わってしまうと寝られないようだ。
「へぇお前らもそうなんだ。俺も枕が変わっちまうと眠れねぇから自分の枕持ってきたぜ」
とマギもmy枕を持参しているようだ。
「おや、マギ先生も枕が変わってしまうとよく眠れないのです?」
と夕映がそう訪ねるとあぁそうだなと頷く。
「ホテルの枕って変に固かったり柔らかすぎる枕があるだろ?ああいうのは気持ち悪くて落ち着かねぇんだよな」
「まッマギさんもそうなんやウチもそうなんよ!」
「マギさんと考えが同じなんて嬉しいです…!」
マギに気がある亜子とのどかはマギとmy枕を持ってくる理由が同じで嬉しそうだった。ネギとマギにそれから先に来ていた生徒達は他の生徒達が来るまで雑談をしていたが
「…」
ネギとマギを誰かが陰から見ていた事に気づかなかったのである。
集合時間が近づいて来ると生徒達がぞろぞろと集団で一気にやってくる。大宮駅はたちまち麻帆良の生徒で一杯になった。京都に行くのはA組の他にも何クラスかあるので自分のクラスかどうかを確認する生徒もちらほらいる。
数分後にはちゃんと集まる場所に集まった生徒達。新幹線の乗車時間もあるので挨拶などは軽く済まされた。
「ではまず最初に3-Aの生徒達からクラスの班ごとに点呼をとってからホームに向かいましょう」
しずな先生の指示によりまず最初にAから新幹線のホームに入る。
「では1班から6班までの班長さんお願いします!」
「新幹線に乗るまで勝手な事をすんなよ。面倒な問題を起こすなよ」
3-Aと書かれた三角の旗を持ったネギといつも通りなマギが3-Aの生徒達を新幹線のホームへと誘導した。
『JR新幹線あさま506号車京都行き、間もなく発射しますのでしばらくお待ちください』
駅のアナウンスが聞こえ、生徒達は新幹線の中に入って行った。さてどのような班になっているのか見てみよう。
先ずは1班
「おい風香、3-Aはこっちだぞ」
「この双子と一緒だとうるさそー」
「いいじゃん楽しそうだし」
「ネギ君マギさん一昨日の誕生会楽しかったね!」
「はい、またカラオケに誘ってくださいね」
「え~ネギ先生とマギお兄ちゃんと遊んだんですか?ズルいな~」
風香と史伽の双子と美砂に桜子と円のチア3人組が1班である。
次に2班
「3個で360円です」
「何処でも肉まん売ってるのね…」
「美味でござる」
「春日さんも肉まん食べますか?」
「(イギリスにも肉まんを広めてやるネ)」
「ネギ坊主マギさん、引率大変アルね。これ食うと力が出るアルよ!」
「すいません古菲さん。僕さっきおにぎり食べたので今は大丈夫です」
「だったら俺にくれないか?握り飯だけじゃ物足りなくてな」
「(この中国娘二人組は出来るっすね!)」
美空に五月と楓にハカセと超に古菲が2班である。
お次は3班
「ささネギ先生此方にどうぞ!グリーン車を借り切っておりますのでそちらでゆるりとおくつろぎを。ご一緒しますわ」
「ちょいいんちょさん!僕まだ仕事が…!」
「おーいあやか出発早々問題を起こすなよネギとマギさん仕事増えるから。メンドイ仕事増えるから」
「まぁあやかったら」
「はいはーい。いいんちょ昼間から犯罪行動に走らないでねー」
「うわビックリした」
「…(シャカシャカ)」
あやかに千鶴、夏美と和美に千雨が3班である。
まだまだあるよ4班
「乗る前に酔うなんてホントに弱いんだな」
「…大丈夫なのか?」
「ありがとアキラ。けどちゃうねん肉まんが美味しすぎて食べ過ぎてもうた」
「おいおい大丈夫か亜子?保健委員のお前が真っ先にダウンしたら駄目だろうが」
「とりあえずお水買っておこうか?」
「ネギ君自由時間の時に私達と一緒に遊びに行こうよ!」
「あのまき絵さん、僕まだ…」
「ちょっとまき絵さん!?抜けが…いえネギ先生は今お忙しいのですよ!」
「(このまき絵っていう姉ちゃんも中々侮れないっすね)」
アキラと真名に亜子に裕奈、まき絵が4班である。
残りはあと2班。5班は?
「ほらのどか、マギさんに自由行動日の時一緒にどうですかって!」
「で…でも…」
「マギさんだったら頼み込めば嫌とは言わないはずですよ」
「ネギマギさん大丈夫だった?ごはんちゃんと食べれたの?」
「はい!おにぎりありがとうございました」
「美味かったけど、俺はもうちょいだったな。食い足りなかった」
「ほかほかよかったー。マギさんにはもうちょい作ればよかったなー」
「(やっぱりこのか姐さんは欲しいよな~)」
のどかにハルナ夕映。アスナとこのかが5班である。
そして最後の班6班は
「…」
「ふあぁぁぁぁ」
「エヴァの奴眠そうだな。疲れてるのか?」
「いえ、マスターは朝は弱い体質なので」
「おはようございますネギ先生」
「あッはいおはようございます刹那さん」
「(この刹那って姉ちゃんは他の生徒とは纏っている気が違うな、用心しねぇと)」
ザジにエヴァンジェリンに茶々丸と刹那が6班である。本当はもう一人いるのだが、あいにくの欠席である。
以上で1人欠席が居るが、全員新幹線に乗り終わったのである。
「あ…せっちゃん。修学旅行一緒に楽しもうなー」
このかは刹那をあだ名でそう呼んだ。対する刹那は
「あ…」
何も言わずに頭を下げ、踵を返してこのかの元から去って行った。残されたこのかは
「せっちゃん…」
刹那の背中を見て寂しそうな表情を浮かべていた。
「このかさんと刹那さん如何したのかな?刹那さんこのかさんに何も言わずに行っちゃうなんて」
「なんか訳ありの様だなあの二人は」
ネギとマギはそんな事を呟きながら刹那を眺めていた。
新幹線が遂に発車し、生徒達も興奮が最絶頂だった。
「それでは皆さん待ちに待った修学旅行が始まりました」
ネギがクラスごとのホームルームを始めた。
「この4泊5日の旅行で楽しい思い出を一杯作ってくださいね」
ネギの話に生徒達ははーい!と元気よく返事をした。
「麻帆良学園の修学旅行は班ごとの自由時間を多く取ってありますから楽しい旅になると思いますが、その分怪我や迷子、他の人に迷惑をかけたりしないでください。それと…」
とネギがまだ話を続けようとしたが、タイミング悪く車内販売のカートが後ろから現れ、ネギを轢いてしまった。
何とも締りの悪い感じになってしまい、引かれたネギを見て生徒達は大笑い、マギはやれやれだぜ…と呟いた後にパンパン!と手を2回叩き又生徒達を集中させた。
「おいオメェラ、今のネギの様に注意してても思わぬアクシデントが起こる場合がある。大丈夫だと思っていても油断していたら思わぬ事故につながるかもしれねぇだから最低限注意を払え…お前らだってこの修学旅行楽しみにしてただろう?だったら何も問題なく修学旅行を終わらせて最高の思い出にしようじゃねぇか。以上俺からの話は以上だ」
ネギが締まらない話の終わり方となってしまい、代わりにマギが話を締めた。マギの言葉に先程よりも元気よくはーい!!と生徒達返事をした。
新幹線の中でもほぼ自由行動なので生徒達はお菓子を食べたり雑談をしたり、音楽を聞いたり寝たりとしていた。
中でもすごかったのは
「おッオメェラ何やってるんだ?」
とマギが裕奈と夕映にまき絵と席を向かい合わせしたハルナに桜子に風香が何やらカードゲームの様な物で遊んでいた。どうやらトランプではなさそうだ。何ですかこれは?とネギが尋ねると
「魔法で戦うカードゲームです」
「今流行ってるんだよ」
と夕映と裕奈が教えてくれた。見ればモンスターが描かれたカードや魔法のカードがあり、それで戦うゲームの様だ。
「面白いよ。ネギ君とマギさんもやってみる?ルール教えてあげるよ」
と裕奈がネギとマギを誘うが悪いなとマギが断りを入れる。
「とりあえず俺達一応見回りがあるからさ」
「なので皆さんだけで楽しんでください」
と言ってネギとマギは隣の車両に向かった。そして車両のドアを閉めると皆楽しそうで何よりだなぁとネギが笑いながらそう言った。
「ですが兄貴に大兄貴そろそろ周囲に気を配った方がいいですぜ。若しかしたら妨害があるかもしれないですし」
カモの忠告にネギはう~んそうかな?とカモにそう言った。
「こんな生徒が一杯の所で妨害なんて起さないはずだろうし…」
(いや、何かしらの妨害が起こるはずだ。流石に誰かが怪我したり死んだりとかそんな大事は起こらねえはずだ。例えるならそうガキのクダラネェいたずらと同じくらいの奴だ…ったくネギの奴はやっぱ浮かれているか)
マギはカモが言った通り警戒をするようにした。
話の場面を生徒達に戻そう。裕奈や夕映が先程やるかさそったカードゲームだが決着がついたようだ。
「はい炎の呪文でパルに攻撃!これで止めだよ!」
「あーんやられたー!!」
「私の魔法カード恐怖のカエル地獄がじわじわと効いてましたからね」
とハルナの負けが決定した。
「くそ~にっくきカエルめ~!」
「はいはい私の勝だからパルのお菓子を私に献上しなさい!」
如何やらカードゲームでお菓子を賭けていたようだ。ハルナが負けたから裕奈にお菓子を上げなくてはいけなくなったようだ。
ハルナはブーブーと文句を言いながらチョコ菓子が入った箱を取り出した。裕奈はお菓子~お菓子~と大喜びだった。ハルナが渋々箱のふたを開けると…
「ゲコ」
何故かお菓子の箱の中に生きたカエルが入っていた。
「「「…」」」
裕奈と夕映とハルナはカエルが菓子箱の中に入っていた事に呆然としていたが、次の瞬間
「ゲコリ」
と裕奈の頭に飛び乗ってきた。
「い…いやぁぁぁ!!カエル~~!」
裕奈の頭にカエル乗って裕奈は大絶叫を上げた。裕奈が絶叫を上げた事に驚いた生徒達は裕奈に駆け付けるが、裕奈の頭に生きたカエルが乗っているのを見て固まってしまった。さらに
「ひゃ!?」
お弁当箱からカエルがぞろぞろと他にも
「ひぃ!!」
水筒からもカエルの大群。そんな事をやっている間に他の菓子袋からやら弁当箱に水筒からもカエルの大群があふれ出て、3-Aの車両はカエルの大群により床が埋め尽くされてしまった。
生徒達の悲鳴はネギとマギとカモにも聞こえた。
「兄貴大兄貴!」
「この悲鳴は!?」
「んだよ何か問題発生か!?」
と急いで車両のドアを開けてみるとネギとマギが見た光景は
「なッ何ですかこれは~~!?」
100匹ほどのカエルの大群が床を埋め尽くされた光景が目に写った。ゲコゲコゲロゲロとリアルのカエルの大合唱が気持ち悪い。
「何ですかこのカエルの団体さんは!?」
ネギは飛び跳ねているカエルを捕まえながらアスナに尋ねた。
「何かそこら中からいっぱい出て来たのよ!」
「ネギ君助けて~~!!」
まき絵が涙目でネギに助けを求めた。と言うよりもカエルのせいでほとんどの生徒が動けずじまいである。と言っても女子にとってカエルは苦手な生物の一つだろう。
「と言うよりもマギさんも突っ立ってないでカエルを捕まえるのを手伝ってよ!!」
とアスナが突っ立ているマギにそう言った。しかしマギはアスナが言った事を聞いておらずそれどころか
「…」
顔に大量の脂汗を流していた。それに体をガタガタガタと震わせており、さらにはハァッ!ハァ!ハァ!!と息も荒い。そんなマギを見てアスナは如何したのかと思っていると
「ゲロ」
と一匹のカエルがマギの方に飛び跳ね
ペトリ
カエルがマギの顔面にくっついた。生徒達はマギの顔にカエルがくっ付いた事に顔を青くしていたが次の瞬間
「アッァァァァァァ!hguiyuguguhugykhyui!!?」
マギは大絶叫を上げて、次には何を叫んでいるのか分からない叫び声を上げた。アスナ達はマギの大絶叫に思わず耳を抑えた。あのマギが此処まで取り乱すのを見たのは初めてだったからだ。
マギは数秒の間叫び続けていたが
バタンッ!!
と盛大な音を立てて背中から倒れた。ネギとアスナにエヴァンジェリンとのどかがマギに駆け付けた。のどかやエヴァンジェリンがマギの名を呼んだが、マギは白目をむいており完全に気絶していた。
「ちょ!マギさんがこんなにパニクルなんてアタシ知らなかったわよ!何がどうなってるの!?」
アスナはネギに何故マギがあそこまでパニック状態になるのか尋ねた。実は余りお兄ちゃんから話すなと言われてたんですが…とネギはマギに申し訳なさそうにそう言いながら
「実はお兄ちゃん大のカエル嫌いなんですよ。何でも僕が生まれる前にカエルで何かトラブルがあったそうで、それがトラウマになってカエルの姿を見るだけでも駄目なのに、カエルが顔に付いちゃったらもうおしまいですよ!」
ネギの説明にアスナ達はマギに意外な弱点がある事に驚いていたが、今はそのカエルを何とかしないといけない。とりあえずカエルを触れる人間だけでカエルを回収する事になった。
数分後
「ふぅ~~カエル108匹回収終ったアルよ」
全てのカエルを回収できた。ネギはカエルを回収している時に気づいた。カエルに魔力を感じた。つまりは
(兄貴!このカエルの大量発生間違いなく関西呪術協会の仕業ですぜ!カタギを巻き込むなんて下衆な!)
(うッうんでもどうしてカエルだったんだろう!?)
(何かの嫌がらせか…もしかすると混乱に乗じて兄貴が預かった親書を手に入れようとしたんじゃ…兄貴親書は持ってますかい!?)
(しッ親書を!?)
ネギは大慌てで親書を探した。若しかしたら本当に先程の混乱に乗じられて親書を盗まれてしまったのではと、しかし親書は無事に見つかった。ホッとしているのもつかの間
ヒュッ! パシ!
と親書がネギの手から無くなってしまった。ツバメが親書を咥えて飛んで行ってしまうのが見えた。
「親書が!追いますぜ兄貴!!」
「うッうん!!」
ネギは取られてしまった親書を取り戻すためにツバメを追いかけた。
「ちょ!ネギ何処行くのよマギさんは!?」
アスナはネギが何処に行くのかマギを如何するのか聞いた。
「お兄ちゃんは今はそのまま寝かせておいてください!!」
と言い残し、ネギは走り去ってしまった。そのマギはと言うと
「か…カエルの大群が…」
白目をむきながら呻いていたのだった…
「…ちゃん…お兄ちゃん」
「…ん…んあ」
ネギが自分を呼んでいるのが聞こえ、マギはゆっくりと目を開けた。
「あれ?俺何時の間に寝てたんだ?」
「もう少しで京都に到着するから準備して」
とネギの言う通り先程から新幹線のアナウンスで間もなく京都に到着するというアナウンスが流れていた。
「確かカエルの大群が現れて俺の目の前にカエルが飛んできてそれで…」
マギは先程の事を思い出し始め
「ガタガタガタガタ!!」
「おッお兄ちゃん無理に思い出さなくていいんだよ!」
顔を蒼白にして歯をガタガタと言わせているマギに無理に思い出さなくてもいいとそう言った。
「それでさっきのカエルの大群の出現は若しかしなくても」
「うん関西呪術の妨害だってカモ君はそう言っていたよ」
ネギは他にも関西呪術の式神のツバメが親書を盗もうとしたが、刹那がいつの間にか親書を取り戻してくれてネギに渡したそうだ。しかしそこで刹那はこう言ったそうだ
――気を付けた方が良いですね先生。特に
「って刹那はそう言ったんだなネギ?」
「うんカモ君は刹那さんが関西からのスパイだってそう言ってたんだけど僕は信じられなくて」
(確かにネギの言う通りだ。態々まどろっこしいやり方じゃなくてもいいはずだ。まぁと言っても刹那がそんな事をするはずないだろうがな)
マギは刹那の事を信じているようだった。
「兎に角カエル騒動は関西呪術の仕業だって事が分かったわけだ…待ってろよ関西呪術め俺を怒らせたことを後悔させてやる…!骨の1本や2本は覚悟してろよ!!」
「おッお兄ちゃん!殺気が満ち満ちてるよ…」
ネギはマギの殺気を感じてかなり引いていた。さっきのカエル騒動を起こした関西呪術の者は急に寒気を感じて大きく身震いをした。
そして新幹線が停車した。京都に到着したようだ。
「おし!テメェ等!!さっきはとんだアクシデントだったが、これ以上トラブルに巻き込まれんじゃねぇぞ!!」
『オオーー!!』
とマギの叫びに生徒達も答えるかのような叫びを上げた。
遂に敵の領地に入ったネギとマギ。此処でどんな波乱万丈な出来事が起こるのか?それはまだ誰も分からないのである…
はい何と言うか
マギの弱点が出てきましたハイ
深い意味は無いんですが、何か弱点があった方が良いなと思いまして
それだけです