自分の中で一番良かった文化祭は高校でしたね
皆さんは如何でしたか?
それではどうぞ
文化祭の開催まであと数日といった所、学校に向かう道中アスナはプリプリと怒っていた。
「まったく!アンタは何時も勝手にアタシのベットに入ってきて!もうベットに入るの禁止!!」
とネギに怒っていた。と言うのもネギが寝ぼけてアスナのベットにまた入ってきたのと、寝起きのアスナに寝ぼけているネギはキスをしてしまった。
寝起きにキスをされてはたまったもんじゃないアスナはネギに説教していた。ネギはアスナにすみませんと謝っていた。
終いにはプールスにネギお兄ちゃんは甘えん坊さんレスねと言われてしまい、しょんぼりするネギ。
マギはまぁまぁとアスナを宥めていたが
「そう言えば、昨日のネギのデートは如何だったんだ?」
マギがアスナにそう訪ねるとウグッ!とアスナは言葉を詰まらせた。
ネギとのデートと言うのは、アスナは憧れのタカミチに学園祭を一緒に回ろうと言う誘いが緊張のあまり今の今迄出来なかった。
そこでカモは通販で取り寄せた魔法薬『年齢詐称薬』を使い、ネギがアスナ達位の年齢となり一緒に学園を回ると言うデートをした。
マギが何故聞いたかと言うと、マギはプールスに勉強を教えたりネギ達とは別に学園祭の準備中の学園内を回っていたのだ。
「昨日のデートはそうですねぇ、まぁまぁと言った所でさ」
「成程まぁまぁか、まぁでも本番にアスナが誘わなきゃ意味ないわな」
「そこぉ!聞こえてるわよ!」
マギとカモの話声にアスナは指を差しながら怒った。
あぁ悪いとマギがアスナに平謝りをした。
「で?肝心のタカミチにはもう誘ったのか?」
とマギがアスナに聞くとウグとまたアスナは言葉を詰まらせながら、まだ誘ってない…と小さな声で答えた。
「まだ誘ってないのか?明々後日から学園祭が始まるのに、タカミチが他の予定で誘えなくなるぞ」
「分かってるわよマギさん。でもいざ高畑先生に電話したりしようとすると腕が震えて…」
見ればタカミチの話になると、アスナの手が震えてケータイのボタンを押そうともしなかった。
憧れの異性にたいし緊張してしまう…此れが乙女なのかとマギがそう思っていると、車のクラクションが聞こえ中々の高級車に乗ったタカミチが現れた。
「やぁお早う。今から登校かい?」
「おうまぁな。タカミチは結構いい車に乗ってるんだな」
「タカミチ、アスナさんから話があるって。何でも学園祭一緒に「おはようございあます高畑先生!アタシクラスの出し物の手伝いがあるのでこれで!!」って早い!?」
アスナは一人だけ脱兎のごとく駆け出して見えなくなってしまった。もうアスナの姿が見えなくなり余りの早さに呆然とするマギ達。
タカミチは今一状況が掴めず、ただ苦笑いを浮かべているだけであった。
3-Aの生徒達はただ今てんてこまいであった。昼休みや放課後そして夜間の間ずっと作業を続けていたのだが、元々長時間の作業が嫌いな生徒達であるため所々おふざけをしてしまい作業が遅れて未だに完成していないのだ。
委員長のあやかは皆に的確な指示を飛ばしているが、あやか自身も何処が如何すればいいのか分からず目を回していた。
そんな慌てている中で、ハルナは逆に落ち着いていた。ハルナ曰く此処で焦ってもしょうがない。焦らずいつも通りにすればいいとのこと。何時も漫画の〆切が迫っているお蔭でこのような展開には慣れているようだ…まぁハルナ自身も今迄ふざけていたのもあるのだが。
「皆さんこんにちわ」
「ようお前ら進んでるか?」
職員室に居たネギとマギがどれぐらい進んだが、確かめに教室に戻ってきたが余り進んでいる様子は無かった。
マギとネギが来たこととに生徒達は
「ネギ君マギさん助けて~!」
「このままじゃ終わらないよ~!」
とヘルプの要求。流石にこのままじゃかわいそうだと思ったマギとネギは手伝おうと思ったがあやかが
「ネギ先生とマギ先生は先生になって1年目ですから、ゆっくりしていらして下さいな」
とネギの手を取ってそう言った。がマギは流石に生徒達がこれ以上徹夜したりするのは体調的によくないと思い手伝い始めた。
男のマギが手伝ってくれるとかなりはかどる。生徒達はこれで安心だと思っていたら
「俺が手伝うのは構わないけどな…」
と指を差すと其処には自分よりも倍もある木材を何個か運んでいるプールスと、フワフワと材料が浮かんでいる現象が
「俺の妹のプールスや幽霊のさよが手伝うハメになるんなんて。少しふざけ過ぎたんじゃないか?」
それを言われると痛いと生徒達は申し訳なさそうな顔になる。自分達よりも年下のプールスや幽霊のさよに手伝わせてしまうのは流石に不味かったのではないかと
「私が手伝ってお姉ちゃん達が助かるならイッパイお手伝いするレス!」
「プルちゃん…!」
プールスの満面の笑みを見て、いい子だと改めて思った生徒達はこんな子を手伝わせないで自分達で早く終わらせようと改めて思った。
マギが手伝っているのを見てやはり自分もとネギも手伝いを始めた。新たに男2人が手伝い始めた事により作業はスムーズに進んだ。
ある程度進んだのを確認すると、亜子がモジモジとしながらマギに近づいた。
如何した亜子?と尋ねると亜子は一枚のチケットをマギに渡した。
「何だコレ?ライブのチケット?」
「そッそれ学園祭でやるライブのチケットなんやけど、ウチくぎみー達とライブやるんやけどよかったら見に来てくれん?」
「そうなのか。楽しみにしておくぜ」
「私達もネギ君に、よかったら見に来てよ」
「ありがとうございます桜子さん」
ネギは桜子にチケットを渡された。とよく見たらネギとマギのチケットは違っており、マギのチケットの方が豪華なイラストであった。
「亜子何で俺のチケットはネギと違うんだ?」
「ええとそのチケット席の一番前なんよ…ウチマギさんに一番前でライブを見てもらいたかったから」
「成程…だったらライブ頑張れよ。応援するぜ」
マギに応援すると言われ嬉しくなる亜子。そッそれでね…と亜子は顔を赤くしながら上目づかいで
「もしよかったらライブが始まる前の少しの間、ウチと一緒に学園祭を回ってくれませんか?」
亜子の上目づかいにマギも赤面しながら
「まぁ…学園祭の時は何もないと思うから、少しの時間なら構わねえぞ」
とOKを出すと亜子はぱぁと顔を輝かせた。それをきっかけにクラスの…マギやネギを気にしてる生徒達がピクリと反応した。
その中でもネギに好意を寄せているあやかとまき絵が動きを見せた。此処でネギに誘いを入れたらネギとの距離が縮まると。
だがしかし
「そうだネギ坊主、私の弟子としてお主の套路を新入生に見せたいから中武研の演武会に出るアルよ」
「あッはいくー老師」
古菲に先を越されてしまった。負けてたまるものかと、古菲を押しのけてあやかは自信が所属してる馬術部の乗馬イベントをまき絵は新体操部のエキシビジョンを見に来てほしいとネギを誘った。
とドンドンとネギとマギを学園祭に誘う生徒が増えていき、流石にこれはマズイと思った和美とカモは
「はいはーい!そこまで、ネギ君とマギさんに予約がある人は専属マネージャー代理の私を通すことさね!」
和美がネギとマギのスケジュール管理を行っているという事で一時ブーイングが起こったが、和美の的確なスケジュール設定によりマギとネギのスケジュールが決まって行った。
そして2人のスケジュールがある程度決まったら出し物を造る作業を再開した。
マギとネギが手伝った事により、お化け屋敷は8割がた終わった。生徒達も久しぶりに徹夜せずにすむと喜びながら下校して行った。
マギやネギにアスナなどの何時もの一行+和美は学校の広場にある像のある階段に座りスケジュールを確認していた。
「結構ビッシリ入ってるよなスケジュール」
「そうだねお兄ちゃん。でも文化祭楽しみだなぁ」
ネギは此れから始まる文化祭に心躍る思いであった。マギも実際こういった大掛かりなイベントは生まれて初めてなので、内心ワクワクしてるのは実際の所。
学園祭は3日あるという事だが、全て回れるのかとマギは考えていると
「マギさん…」
のどかが夕映とハルナを連れてやって来た。
「おうのどか、如何したんだ?」
マギが如何したんだと尋ねると、のどかはあの…えっと…と中々言いだせないでいた。マギが首を傾げているとしびれを切らしたハルナがのどかの脇腹を肘で小突いた。
ハッとしたのどかは一歩前に踏み出した。おおッ!ハルナと夕映が言うかとそう思っていたが
「とッ図書探険部で探険大会があるので是非どうぞ!!」
図書館探険部のイベントのチケットをマギに渡した。あぁありがとうとマギはチケットを貰うと
「そうそう漫研でも似顔絵体験会があるからぜひ来てよ!」
「児童文学研究会で絵本の朗読会と哲学研で勉強会があるのでマギさんもぜひどうぞです!」
ハルナと夕映も探険部以外に所属してる部のイベントに誘った。思わず戸惑うマギ
「違うでしょのどか、本当事言いなさい!」
「ファイトです!」
「うッうん!」
ハルナがのどかの肩を揺さぶった。二人に励まされ落ち着いたのどかは、軽く深呼吸をすると
「文化祭、一緒に回ってくれませんか?マギさん」
のどかはマギに一緒に回らないかと誘ってきた。マギはのどかの自分に対する気持ちは知っている。そんなのどかの気持ちを蔑になんて出来ない。
あぁと頷いたマギは
「いいぜのどか、一杯楽しもうな」
のどかに向けて微笑みを浮かべた。マギの微笑みを見てボンと顔を一瞬で真っ赤にしてしまうのどか。
「そッそれでは私はこれで!文化祭の時にお願いします!!」
それだけ言うと、早足で去って行くのどか。ハルナはのどかの後を追って行った。
1人残った夕映はマギの方を向いて。
「ではのどかの事、宜しくお願いしますです」
ではと夕映ものどかの後を追って行った。
走り去っていったのどかからしばらくして着物姿の茶々丸とエヴァンジェリンが現れた。それと遅れて小太郎が現れた。
「おうエヴァに茶々丸じゃん」
「小太郎君如何したの?」
小太郎はこれやとネギにあるチラシを見せた。ネギとマギはチラシを見てみると、それは格闘大会の申し込みであった。
「なぁネギ、これに出ようで!折角の腕試しなんだしさ!」
「う~んでも学園祭のスケジュールと被らないかなぁ」
「そこら辺は俺っちとブンヤの姉さんが何とかしますって」
「面白そうだから俺は出てみようかな」
とマギは乗り気であった。
「お兄ちゃんが出るんなら、僕も出てみようかな」
「おっしゃその意気や…と此処で1つ問題があるんやけどな」
小太郎の言う問題とは?
「どうやら俺達の年齢は、子供の部になっちまうんやと。でもガキ相手じゃ弱い者いじめやんか」
確かに小太郎とネギが本気で戦ってしまったら対戦相手の子供なんか下手したらあの世へまっしぐら。ただの大会がコロシアムになってしまう。
「俺らはまだガキやからなぁ。如何したもんかなぁ」
小太郎は悩んでいると、ネギはあの薬を思い出した。ネギは小太郎に年齢詐称薬の事を話すと小太郎は大はしゃぎ、直ぐに行こうとネギを連れて受付会場へと向かってしまった。
まだまだ元気だなぁと向かって行った2人を見ていたマギ達
「それでエヴァと茶々丸は如何したんだ?」
と2人が何か用なのかと尋ねると
「あぁそれなんだがマギもしよかったらわた「マギ先生実は」おい!私が喋ってるのに邪魔するなボケロボ!」
エヴァンジェリンが話そうとしたが、何故か茶々丸が横から割って入ってきた。
「私が茶道部に入ってるのは知ってると思いますが、実は茶道部で野点をやっているんですがどうでしょうか?これ招待状です」
「へぇお茶会かぁ、一度茶々丸が点てた日本茶を飲んでみたいと思ってたんだよな。何時も紅茶とかだったし、行くぜ」
「ありがとうございます。あの…よかったらその…もし時間があったら私とも一緒に学園祭を回っていただけないでしょうか?」
「俺と?まぁ構わないけど良いのか俺で?」
「ハイ。私はマギ先生と一緒に学園祭を回りたいです」
「そっか…分かった。何とか時間開けとくからな」
マギがそう言うと、茶々丸は有難う御座いますと静かに笑った。
とエヴァンジェリンが茶々丸を睨み付け、対して茶々丸も静かにエヴァンジェリンを見つめ直した。
「…主の私を差し置いてマギと話すとはずいぶんと偉くなったな。え?ボケロボ」
「私はガイノイドそしてマスターの従者でもあり、一人の女なんです。だから私はマスターには
茶々丸の言った負けませんと言う言葉にエヴァンジェリンは目を丸くしたが、フッと不敵に笑い。
「いいだろうその言葉宣戦布告と見た。だが勝つのはこの私『闇の福音』であるこのエヴァンジェリンだ」
エヴァンジェリンと茶々丸の間で火花が飛び散っているように見え、マギは思わず身震いした。
「では私は茶道部の集りがあるのでこれで…マギ先生私楽しみにしています」
それではと会釈をし、茶々丸は足からローラーを出して行ってしまった。
茶々丸お姉ちゃん速いレス~とプールスは行ってしまった茶々丸を呆然と見ていた。
残ったエヴァンジェリンは全くと溜息を吐いて
「この私に意見するとはな。アイツも成長しているのだな…まぁマスターとしては喜ばしい事でもあるな」
さてマギとエヴァンジェリンがマギの方へ向いて
「私もその格闘大会に出場する。もし私が優勝したら学園祭最終日は私と一緒に居ろ」
「いや流石にずっとはまずいだろ。他の生徒達にも誘われてるのに」
「知らん。他の奴の事なんて私には興味は無い」
エヴァンジェリンの言った事にお前なぁと注意しようとしたマギだが、エヴァンジェリンはマギのネクタイをグイッと引っ張りマギをよろけさせてマギの顔を両手で掴むと
「いいかマギ、お前は私だけを見てほしい。他の女事なんか忘れてほしい」
エヴァンジェリンが言った事にマギは息を呑んだ。それとエヴァンジェリンの瞳に何処か寂しげな感じがした。
「…分かったけど、ずっとって言うのは無しな。のどかとかはあの…さ、俺の事とか…な」
「のどかか…すまなかったマギ。さっきの学園祭中と言うのは言い過ぎた。私もどうかしてたな…だが少しぐらいは私と居ろよ?」
「あぁ一緒に回ってやるさ。俺の大切な師匠だしな。師匠を楽しませるのは弟子の役目だ」
マギの大切なの言葉にエヴァンジェリンは頬を赤らめてそっぽを向いた。そんな事を平気で言うなよな…とぼそりと呟きながら
「何か言ったかエヴァ?」
「なんでもない。坊やたちの後を追うぞ…それとさっき言った私だけを見てほしいっていう意味はそう言う意味だからな」
ほら行くぞとエヴァンジェリンはマギとプールスを引っ張って行った。そんな光景をアスナ達は呆然としていた。
「結構積極的なのねエヴァちゃん」
「エヴァンジェリンはクラス1のツンデレだからさね」
恋は女子を女にするもんさねと和美はそう呟いた。
あとはマギさん達に任せるかとアスナ達は自分達の部活の出し物の準備をするのであった。
女子寮に戻ったネギとマギだが、そのスケジュール表を見てプルプルと震えていた。
武道大会の受付を終えた後、さよが現れ学園祭の時マギとプールスと一緒に学園祭を回りたいの事。
ここまでは良かったのだが、さきほどしずな先生から連絡があり、なんと学園祭中は学園内の見回りもあるそうなのだ。
ハッキリ言ってスケジュール通りに行きそうになかった。
「てかマジに如何するんだコレ…分身使ったり、ましてやタイムマシンなんか使って時間を戻さないと全部回れねぇぞ」
「どうしよう…」
朝はウキウキだったのに今はゲンナリの状態であった。アハハと苦笑いを浮かべているこのか
「マギお兄ちゃん、大丈夫レスか?」
「あぁプールス。男にはやらねばならない時があるんだ」
プールスはマギの言った事に首を傾げていた。
とネギはアスナが部屋に居ない事に気づいた。今日は此れから最後の泊まり込みの徹夜作業のはずだが
「アスナはなー自分の気持ちに正直になるんやって」
「そうですか…頑張ってくださいアスナさん」
「これも青春って奴かね…やれやれだぜ」
マギはそんな事を呟いて、泊まり込みの準備を始めた。
ネギ達が準備をしている間に、アスナはタカミチに学園祭を一緒に回るお誘いに成功したのだ。
憧れの人や好きな人を学園祭に誘う……こういうのを青春と言うのだろうな…マギは夜空を見上げながらそう思った。
「お兄ちゃん早く行かないとマズイよ~」
「あぁ今すぐ行くって…学園祭何も問題なく過ごせるといいなぁ」
次回で原作の9巻は終了いたします
原作10巻からは忙しくなりそう
そして学校のレポートも忙しくなりそう(´_`。)グスン