西暦2023年4月23日 太平洋 日ノ出近海
日ノ出国海軍 ミサイル駆逐艦「ふぶき」・「こんごう」
ふぶき艦長 村里 恵美
村里「同所属のこんごうと共に来たけど何もいないわね・・・」
副長「えぇ、確かこの辺りのはずなのですが・・・」
私達が何故、この海域にいるのかというと、数時間前、民間船舶がある通報があった。
何でも”人”が海に立っていたという事だった。
最初は、冗談だと思っていたが船員が送った写真を見た時は、信じられなかった。
本来であれば、沿岸警備隊の仕事に回されるのだが、その海域近くで訓練をしていた私達に調査に向かいように命じられた。
村里「それにしても海に人が立つなんて、ありえないわ」
副長「えぇ、第一、海に立つなんて、本当に人間なのでしょうか?」
村里「さぁね・・・」
ふぶき 左舷側ウィング
隊員「11時方向に何かが見えます!」
村里「11時方向?」
私は、双眼鏡を持ち、隊員が言った方向に向けて見る。
村里「う、嘘、本当に海に人が立っているわ・・・」
副長「艦長、どうしますか?自衛として主砲を向けますか?」
村里「駄目よ、主砲なんか向けたら敵対行為と見なされる」
副長「しかし、相手は、人間かどうか分からないのですよ」
左舷側ウィング
隊員「うん?、報告!、目標が倒れました!」
副長「倒れた?どういう事なんだ?」
艦長「目標に接近!、接近後は、内火艇を下し、回収する!」
副長「何を言っているですか!?、相手の罠であったら、どうするんですか!」
艦長「だけど、私には、放っておく訳には、いかないと思う」
副長「了解、本艦は、これより目標に向かう」
目標近くに接近後、我が艦とこんごうは、内火艇を下し、目標まで近づいた。
隊員1「よく見るとごく普通に学校に通う生徒に見るが・・・」
隊員2「だが、この少女達が身にまとっているこれは、何だ?」
隊員3「主砲に魚雷発射管、そして、マストと煙突・・・」
隊員2「まるで大昔の駆逐艦の装備だな・・・」
隊員1「とりあえず、この少女達とこの身にまとっていた物を回収するぞ」
回収された少女達と身にまとっていた物は、我が艦に収容された。
駆逐艦「ふぶき」 へり格納庫
村里「これは、一体何なの?」
副長「我が国が大昔に使っていた駆逐艦の装備に酷似していますが、どのように作られているかは、不明です」
村里「そう、ところであの子たちは?」
副長「医務室の方がよかったのですが、何せ、5人では狭いので会議室に」
村里「容態は、どうなの?」
副長「報告による過度の疲労と切り傷があったので応急処置をしました」
村里「分かったわ、この海域には、長居無用、一番近い、日ノ出海軍横須賀基地に向かう様に伝えて」
副長「了解」
そして、ふぶきとこんごうは、一路、横須賀を目指す
続く