吹雪達が川内姉妹と接触してから5日後
午前8時 太平洋、日ノ出近海
コンテナ貨物船「そうや」
見張り1「はぁ、それにしても見張りって、退屈だな・・・」
貨物船の乗組員が朝の見張りに愚痴を言いながら一服していた。
見張り2「うん?なんだ?」
見張り1「どうした?」
見張り2「あの黒い物体なんだ?」
見張り1「民航機じゃねぇか?」
見張り2「いや、あんなに小さくないだろう...うん?、何か落としたぞ」
見張り1「増槽か?」
見張りの一人がそう言った瞬間、増槽?と思われる物がコンテナに当たった瞬間、
それが炸裂した。
見張り1「うわぁ!」
見張り2「こ、こいつは、増槽じゃないねぇ、爆弾だ!」
見張り1「俺、船長に言ってくる!」
見張り2「分かった!」
見張りしていた船員は、すぐに船長に事態を報告し、通信士に遭難信号を打つよう命じた。
コンテナ船「そうや」 通信室
通信士「こちら、コンテナ船「そうや」、本船は、現在、正体不明の飛行物体からの攻撃を受けている。至急、救助を求む」
同時刻 太平洋上
日ノ出海軍 汎用駆逐艦「よなぐに」
艦内放送「機関室で火災発生!、DCは直ちに消火に向かえ!」
DC・・・ダメージコントロール
よなぐにCIC
よなぐに艦長:村里多喜男(むらざと たきお)
多喜男「被害拡大、負傷者発生」
乗員「機関室で負傷者発生、衛生員は、救護に向かえ」
数十分後
よなぐに 機関室
乗員「機関室、火災の鎮火を確認」
衛生員「負傷者の収容が完了しました」
乗員「負傷者の収容完了」
多喜男「うむ、現時刻をもって、訓練終了」
乗員「訓練終了、総員、持ち場に戻れ」
電測員「間もなく演習海域です」
通信員「先行した「まや」より報告、ソナーに反応あり」
20分後
通信員「艦長、コンテナ船「そうや」からの遭難信号を受信、当該船舶は、本艦より西約30マイル地点です」
多喜男「よし、艦長より達する、本艦は、これよりコンテナ船の乗員、救助に向かう、針路280」
乗員「針路2-8-0」
艦橋
航海員「針路2-8-0、ヨーソロー」
多喜男「哨戒ヘリの発艦準備を急げ」
よなぐに後部 飛行甲板
副操縦士「しかし、対潜演習の為に来たとたん救助任務とは」
機長「何だ、不服か?」
副操縦士「いえ、本来であれば対潜任務に就くこいつ(SH-60)が輸送や救助任務ばかりで本来の力を発揮してないなぇと」
機長「そんな事はねぇぞ、輸送や救助も重要な任務だ」
副操縦士「そうなんですけどね」
機長「よし、シードラゴン1からCICへ、発艦の準備完了」
無線「了解、貴機の発艦を許可する」
機長「シードラゴン1、発艦します」
よなぐにから哨戒ヘリが飛び立ち、そうや乗員の救助に向かっていた。
しかし、これがただの遭難事故ではない事は、彼らには知る由もなかった
続く