5月6日 午前8時半 横須賀基地
村里「杉上司令、何かあったんですか?」
杉上「あぁ、単刀直入に言えば、八丈島が再度、爆撃されかけた」
吹雪「えっ!?」
神通「されかけたという事とは」
杉上「昨日の空爆以降、空軍が警戒態勢を強化していた事で即時に対応した事により敵航空機を全て撃墜となった。」
吹雪「はぁ・・・」
睦月「あの、これからどうするんですか?」
杉上「先程、国防省が通達してきた」
村里「その通達内容は」
杉上「二度に亘る空爆を受け、政府から八丈島の全住民を本土に避難させる為、三日後に輸送艦及び民間船を含めた艦隊を派遣するとの事だ」
吹雪「島に住んでいる人全員を退避させるんですか・・・」
村里「しかし、司令、八丈島全住民となると7000人近くいるんですよ、それを一度にやるのは、困難を極めます」
杉上「分かっている、だがそれでもやらなければならない、いつまた、敵の空襲があるか分からん現状である以上、島民全員を一刻も早く本土に避難させる必要がある、どうか分かってくれ」
村里「分かりました」
5日後、海軍の輸送艦と民間船舶そして第38駆逐隊と共に私達は、八丈島に向けて出港しました。このまま、何事も起きないでほしいと私(吹雪)は、祈りました。だけど、
5月15日 八丈島
村里「島についてから今のところは、問題なく避難作業が続いているわね」
副長「はい、それに入れ替わる様に陸軍の部隊が島に展開するそうです」
村里「ここはもう、深海棲艦への対処としての前線扱いね」
副長「前線扱いは、首都防衛の要としてですか?」
村里「えぇ」
駆逐艦「ふぶき」 後部甲板
電「避難している人達を見るととても辛くなるのです」
雷「仕方がないわ、深海棲艦の戦火を迫っている以上、留まり続けるよりも比較的安全な本土に避難した方は最善よ」
電「うん」
一方、吹雪達は、八丈島近海に展開していた。
睦月「今のところ、問題なく避難作業が進んでいるみたいだよ」
吹雪「そっか、このまま無事に終わるといいね」
夕立「任務が終わったら、また泳ぎたいぽい!」
太平洋上空
日ノ出空軍 E-2 早期警戒機(AEW) コールサイン:ホークバード
レーダー員「レーダーに多数の機影を探知、機数は、40!」
指揮官「ただちに八丈島にいる海軍に通達しろ!」
レーダー員「了解」
駆逐艦「ふぶき」
副長「艦長、哨戒中の空軍AEWより通達、八丈島より東に370km地点で40機に及ぶ国籍不明を探知したとの事です」
村里「40機!?、大規模な編隊ね、進路は?」
副長「情報によると八丈島かと」
村里「・・・副長、こんごう及びはたかぜに通達、AEWから情報を受けて、我々は、この不明編隊を敵と認定し、これを迎撃する、それから待機している雷と電及び川内型に艤装装着の上、出撃せよと伝えて」
副長「了解」
八丈島近海
村里「吹雪!、聞こえる?」
吹雪「村里さん、どうしたんですか?」
村里「さき、味方の警戒機から通達が入ったわ、八丈島から東に370km地点で多数の機影を探知したとの事よ」
睦月「多分、深海棲艦の艦載機だよ」
夕立「何機いるぽい?」
村里「敵機の機数は、40機よ」
睦月「よ、40!?」
吹雪「そっち(日ノ出)戦闘機は、出ないんですか?」
村里「警戒機が基地にも通達したけど間に合うか、分からないわ」
吹雪「・・・」
村里「その為、私達が敵編隊の迎撃の為、向かう事になるわ」
吹雪「・・・睦月ちゃん、夕立ちゃん、いい?」
二人は、何も言わず、縦に頷いた。
吹雪「分かりました!すぐに合流します!」
その後、吹雪達は、村里が率いる艦隊と合流し、敵機迎撃の為、共に向かっていた。
続く