ルーントルーパーズ〜国防軍漂流戦記〜 作:匿名
ゲンフル「奴らは世界のイレギュラーだ。我らフィルボルグ継承帝国の計画を乱す奴らだ」
あの時、彼は誓った。
久世「僕は守りますよ。いえかならず守ってみせます」
この国の人々を守ると。そして元の世界へ戻ると
久世「来るな…!?」
リヒャルダ「やってみせろよクゼ!」
久世「なんとでもなるはずだ!」
カルダ「流星落としだと!?」
₍₍(ง ˇωˇ )ว⁾⁾
鳴らない言葉をもう一度描いて
₍₍ᕦ( ˇωˇ )ᕤ⁾⁾ ₍₍ʅ( ˇωˇ )ว⁾⁾
久世「させるか!」
₍₍‖⁾⁾
₍₍( ˇωˇ )⁾⁾
赤色に染まる時間を置き忘れ去れば
₍₍₍(ง ˇωˇ )ว⁾⁾⁾
蕪木「やっちゃいなよ!そんな隕石なんか!」
加藤「トマホーク巡航ミサイル...」
哀しい世界はもう二度となくて
₍₍ᕦ( ˇωˇ )ᕤ⁾⁾ ₍₍ʅ(( ˇωˇ )ว⁾⁾
久世「敵は何も効かない。色々とな!」
カルダ「厄介なものだな生きるというのは」
荒れた陸地が こぼれ落ちていく
₍₍ ʅ( ˇωˇ ) ʃ ⁾⁾
久世「これからが地獄です!」
一筋の光へ
₍₍ ʅ( ˇωˇ ) ʃ ⁾⁾
閃光のルーントルーパーズ
雑コラしてすみません!許してください何でもしますから!(何でもするとは言ってない)
ゲンフルは歓喜と苦痛の中で、その瞬間を見た。
水晶を取り込んだ彼は纏わりつく闇の怨念により人の形を失いつつあった。
“流星落とし”の代償は術者の命ではなく術者の自我であった。
人ならざる者へと存在を変質させる。
だが彼の執念は凄まじく闇に呑み込まれた今も自我を保っていた。
この国の終わりと、世界へ入り込んだ遺物が滅ぶのを見届ける欲求が支えになっていた。
しかし、彼の願いを妨げるように空に閃光が迸った。
━━━7隻のBMD対応艦から放たれたキネティック弾頭44発の直撃により隕石は大きく突入スピードを減退させた。衝撃に耐えきれず砕け散る。
巨大な隕石は大小数十の小隕石となった。
だが、砕けた状態でもマリースアと異世界の異物を破滅へ導くのには十分な威力を保持していた。
「ハハハハハッ!いいぞ!全て塵となるのだ!全て、全てだ!」
ゲンフルは高笑いした。願いまで、あと少し。
自分打ち倒せる者はいない。
あの隕石を止められる者などない、いるはずがない。
その征服感に彼は酔いしれていた。
城に轟く彼の笑い声が、この国の絶望を象徴していた。
「目標、着弾により破砕!200個体に分解しました!しかし、相当数の数が分遣隊及び陸地へ直撃する可能性があります!」
「ミサイルだけでは無理だったか…」
「レールガンによる迎撃、開始しました!」
自動モードに設定されていた伊吹の銀河システムがレーダーで補足した目標を
ヒュイィィィィィン、バシュンッ!!
砲への電力の供給が完了し、3門の右砲から徹甲榴弾3発がマッハ7の速度で発射。次弾装填のため砲身は水平に戻された。
次に中砲からも徹甲榴弾3発が、その2秒後に左砲からも徹甲榴弾3発が発射された。
徹甲榴弾は照準されていた9個の小隕石に突き刺さり内部で弾頭炸薬が炸裂し小隕石は爆散した。
空には黒い花が開いていた。
「隕石は!?」
「200個に分解しました!」
「ちぃ…!」
「レールガンの迎撃、始まりました!」
伊吹から離れた海上で羽黒と青葉でもレールガンによる隕石への迎撃を開始した。
銀河システムの自動モードにより迎撃はスムーズに行われた。
羽黒の60口径20.3cm単装電磁投射砲4基からも徹甲榴弾がマッハ7の速度で一斉に発射された。
その2秒後に青葉の電磁投射砲からも徹甲榴弾が一斉に発射されてる。間隔にして2秒間隔だ。
「砲身は焼き付いても構わない!死にものぐるいで撃て!」
「まだ、抗うと言うのか異世界の異物共よ」
ゲンフルは襲いかかる痛みに苦悶の表情をしながら耐えていた。
「煩わしい。ならこれはどうだ?」
「目標、10個体が速度をあげ落下中!レールガンの迎撃範囲外に出ました!」
「何!?」
「あっ、3個がこちらに向けて落下!残りがマリースアに落下しています!」
「全艦、回避行動!残りのやつを撃ち落とせ!何としてでもだ!」
伊吹ら4隻は隕石の直撃から逃れるために回避行動を取っていた。伊吹から共有された情報から各艦は最高速度で被害範囲から逃れた。そして各艦からは雨霰の如く砲弾やミサイルが発射されマリースアに落下する隕石に向かっていた。5個は迎撃に成功したが撃ち漏らした2発が市街地に落下し小規模なクレーターを形成し周囲を破壊し尽くした。
伊吹らに落下してきた3個は海上に着水し水柱を上げた。
「畜生!」
「更に2個体が速度を上げ落下!」
伊吹は厳しい戦いを強いられていた。
「隕石に迎撃ミサイルをぶち当てたのか!?」
久世はBMD対応艦のミサイル発射と、着弾時の雷光のようなので光の明滅で知ることになった。
巨大な隕石に対してミサイルでの完全破壊は無理だったようだ。複数の個体に分解した隕石は尚も落下していた。
伊吹の50口径31cm3連装電磁投射砲から発射された徹甲榴弾が次々と発射されていく。
希望は見えように思ったが、分解した隕石10個が意志を持ったかのように加速して落下してきた。
伊吹分遣隊は加速しながら落下してくる隕石から回避行動を取っていた。
その内の7個がセイロードに落下していた。伊吹分遣隊から砲弾や対空ミサイルが雨霰のように発射し隕石を撃破していく。
しかし迎撃出来なかった隕石が市街地に落下し辺りを破壊し尽くした。
この時迎撃された隕石は久世達が居た王城が直撃コースになっていた。間に合わなかったら久世達はこの世から蒸発していただろう。
遠くから怒声が上がった。
声がした方向を見ると中庭の真ん中辺りに兵士達が集まっていた。
「お、おのれ魔物め!」
「どこから湧いて出た!?」
マリースア兵達が奇妙な黒い物体に対して攻撃を仕掛けていた。
敵将の遺体のそばにいた、ローブ姿の不気味な男から発生した黒い霧状の何か。
それは蠢き、次第に巨大になっていく。生命体とは思えない。あえて言うなら━━━闇。
久世はその怪物を睨んだ
落下する隕石と何か関係あるのだろうか。
その怪異に50人ほどのマリースア兵士が一斉に斬りかかった。
しかし、近づく前に全員が跳ね返された。
マリースア兵の隊長が驚愕する。
「こ、これは障壁魔導!?」
その瞬間、マリースア兵達に向け怪物からまるでウニのような黒い触手が伸びた。
ある者は心臓を貫かれ、またある者は口を貫かれ、またある者は首を締め上げられて絶命する。
「目標を敵性と確認!全隊射撃開始!」
久世の命令でマリースア兵に代わり、国防軍兵士達が89式小銃や02式分隊支援火器で射撃を開始した。
板東と柳原の小隊の兵士も射撃を開始した。
「喰らえ!化け物!1分間に4000発の6.8mm弾を発射可能!痛みを感じる前に天への片道切符を発券する多銃身機関銃だ!!1発1発の弾がお前の体をミンチ肉にするのだっ!やっちまえ、プーシンキー一等兵!!」
「Урааааааааааааа!」
板東の部下である極東ロシア管区出身の一等兵に“無痛ガン”と言う愛称で親しまれている64式多銃身機関銃の射撃を命令した。
それに呼応するかのように一等兵がロシア語で万歳を意味する単語を叫びながら三脚で固定された64式多銃身機関銃の引き金を引いた。
6本に束ねた砲身から凄まじい速さで回転に6.8mm弾が吐き出された。
45式20mm6連装機関砲の小型軽量版としてヘリの地上目標に対する制圧射撃用として開発されたが、車両に搭載したり三脚に備え付けて地上で使用したり使用用途は様々である。電気回転ドライブ方式で毎分4000発の発射速度で6.8mm弾が発射されるが、発射時の反動と振動が強く総重量が80kg超えることから歩兵1人での運用と手持ちでの射撃は不可能な物だ。ただし、身長190cm筋肉モリモリマッチョマンの変態なら話は変わる。
発射弾数1万発に近い6.8mm弾と14.5mm弾が怪物に吸い込まれていく。
しかし銃弾は、霧状の黒い怪物の身体を貫通するだけで有効打を与えているように見えなかった。
久世達は攻撃の一時中止を命令する。
あんな人智を超えた存在に対しての攻撃を国防軍は想定してない。
「クゼ殿…」
いつからそこに居たのか、カルダがそっと肩に手を添えた。
「もう行かないと、間に合わん」
「カルダさん…」
「あの、空を飛ぶ鉄の乗り物。あれで逃げれば助かるかもしれない」
彼女が優しげに笑ったように見えた。
同時に、どこか寂しげだった
一体何を意図しているのか。久世は一瞬困惑するが、すぐに気づいた。
彼女は久世を救おうとしている。
そこまでする、彼女の好意の理由がわからなかった。
「ありがとう...でももう、いいのだ」
どこか諦観を感じさせる表情をカルダは顔を浮かべる。戦士として、最大の敬意を払って、彼女なりに自分への恩返しをしてくれているのだ。
「こんな結末じゃあ…そんなの意味がないですよ」
彼は、彼女の顔を正視できなかった。
ここで自分がヘリに乗って脱出する。
それは、今まで全力で守ってきた避難民を見捨てると言うことだ。
隕石落下による破壊から自分だけ逃げると言うことだ。
自分がやってきたこと全てが無駄になる。
悔しさのあまり、自分を殴り返してやりたい衝動に駆られる。
━━━その時だった。
「お取り込み中のところすまないんだけどさ、次の作戦を立てようか。時間もないことだし」
久世は、その男━━━加藤海軍中佐の顔を見つめる。
感傷になっていた久世とカルダとは反対に、彼には動揺も、絶望も、一切認められない。
「まだゲームオーバーじゃないんだ。ボス戦のタイムリミットイベントなんて、最近のゲームじゃ珍しくないでしょ?」
「加藤中佐…」
「諦めるんじゃない。指揮官だろう?」
久世は、失意の中から微かな希望が湧いてきた。
この人は変人だ。
まだ戦う気でいる。
まだ諦めないでいる。
だからこそ頼れると思った。
「まずは状況整理だ。カルダさん」
「何だ?」
「カルダさん、ハッキリ言って、あれ、何だと思う?」
「…確証はないのだが」
カルダは唸る。
「隕石は、あの怪物が使った“流星落とし”によるものだと思う」
「“流星落とし”?」
「そうだ。それなんだが…」
カルダは自分の知っている範囲内で説明し始めた。
“流星落とし”は実在を指摘した研究者により一種の使い捨て兵器に近い物だったと言う可能性がある。
御伽花でも、神話でも、使った物についての記述が極めて少ない上に、その記述にしても生け贄を匂わせるような描写が散見される。
つまり、“流星落とし”を使う者は攻撃対象と共に何らかの形で滅びる。
だが、これらのことは曖昧にしか書かれてない。この事を伝える者達には真実を隠そうとする意図があるようだ。
“流星の目”と言う制御器も、一つの物が何度も使われているような描写は見られない。
形状も“宇宙”を内在した水晶と言うことを除けば共通点がなく、水晶そのものであったり、水晶を埋め込んだ杖であったり、指輪だったりと様々である。
「だが、大抵の記述では隕石を落とすだけだ。あの隕石はどうも細かい操作もできるようだ。上位の魔術者が操作しているのだろう」
研究者は“流星落とし”の制御器について制御と言うよりは、使った人間の命を燃やして流星を引きつける。
ある種の引力装置であると言う仮説を立てていた。
「つまり、あの黒い怪物が持っている制御器を何とかすれば良いのでしょうか?」
引力装置を破壊すれば隕石を回避出来るかもしれない。
「おそらく…しかし、制御した者についての記述が少ない理由が分かったな。使ったら最後、あんな姿になるなど死ぬよりも苦しかろう」
真実を曖昧にしていたのは、この秘術を使う人材を減らさないための古代文明指導者達による情報統制だった。
「単刀直入に言おう。伊吹にはトマホークが搭載されている。それを使うんだ」
「トマホークってあのトマホークですか?え、でも後継のハルバードが確か配備されてたはずじゃ…」
加藤は神妙な顔で首肯する。
46式艦上発射巡行ミサイル トマホーク。最大射程3000kmの対地ミサイルである。半世紀以上に渡り配備されており、太陽系防衛戦争で地球に上陸した敵の巨大基地に対して500発近いトマホークが発射され、“トマホークの雨”として有名になり、太陽系防衛戦争勝利の象徴の一つとして挙げれている。
久世が言うハルバードは、そのトマホークの後継として開発された超音速巡行ミサイルでトマホークを凌駕する性能を有している。派遣艦隊にもトマホークとハルバードが配備されている。
「君の言う通りそうだ。だが、ハルバードは1発の値段がトマホーク5発分と高価で、派遣される2ヶ月前に正式配備され生産されたばかりの代物だ。当然数は揃わず派遣艦隊には量産された半分しか配備されてない。割合にしたらトマホーク9割、ハルバード1割ってとこだね」
「やっぱりトマホークは在庫一掃処分と言う側面も?」
「ああ。艦隊に配備されているトマホークの大半は使用期限間近の物が多い。国内から掻き集めたからね」
「話を、聞きましょう」
「君が話の分かる人で良かったよ」
加藤はいつのまにか周囲の人々に期待を込めた目で見られていることに気づく。
国防軍も、この世界の人間も、区別はなかった。
「何を作戦の成功とするのかを言おう。あの黒い怪物を炎上させるんだ」
「炎上?」
皆が鸚鵡返しに呟き首を傾げた。
「そう、炎上だ。大量の赤外線…つまり強い熱が必要なんだ。確実に、あの怪物を倒せるだけの威力がある武器を撃ち込むために」
「その武器がトマホークってわけですか?」
「そうさ。あいにく伊吹にはハルバードは載せてないんだ。後方に待機している補給艦にある」
「でもトマホークは人工衛星からの誘導で着弾するのでは?」
「伊吹と初音には最終誘導方式が赤外線探知のトマホークが幾つか搭載されている。衛星誘導や赤外線誘導問わずに掻き集めたからね」
国防陸軍兵士達は、それが対アトランティス方面艦隊向けのトマホークであることを理解した。EEZから2000km先にある島のアトランティスの弾道ミサイル発射基地の熱源を探知し確実に撃破するために。
カルダ達も、あの竜や帝国兵を撃滅した武器を怪物へ撃ち込む話なのだろうと理解していた。
「だから、作戦はどうやって怪物を燃やせるかにかかっている」
加藤の言葉に皆が難しい表情をした。
銃や矢は怪物をすり抜け、近接戦を挑んでも強力な障壁魔法で人間の接近そのもの受け付けない。
障壁魔法には意思に反応する。攻撃する者の手から離れる攻撃に関しては反応しない。
障壁魔法の範囲は広く手榴弾を投げようにも届く距離に辿り着く前に反応される。
しかも、自動的に発動するらしく、怪物の意識を逸らしても障壁魔法が無効になるわけではない。
障壁魔法を破り、怪物を燃やして、トマホークを直撃させるには、どうすれば良いのだろうか。
「私達も、お手伝いしますわ」
横から澄んだ声がした。
「リュミさん?」
声がした方向には、武装した10名の神官戦士の少女とリュミが居た。
「戦いに往かれるのでしょう?」
彼女は決意に満ちた表情で尋ねる。
「対象が弱れば障壁魔法は無くなるはずです。見たところ、あの怪物はアンデッド系に見えます。神聖魔法が効果的かもしれません。私達、光母教神官戦士団も見習いばかりですが参戦します」
これまでの国防陸軍兵士達のの奮戦を見た彼女達は共に戦う決意をしたのだ。
その様子を見ていたカルダがハッとした顔をする。
「提案がある」
「どうぞ」
「こう言う作戦はどうだ?まず、我々の主力が全力で攻撃を行い、怪物の気を逸らす」
カルダは、リュミ達、神官戦士に目線を移した。
「そこへ、すかさず彼女らの神聖魔法をぶつけ、怪物を弱らせる。奴が障壁魔法を使えなくなったところに、貴公らが近づいてあの竜を倒した…えー」
「90mm無反動砲ですか?」
「そう、それで打撃を与え大きな隙を作る。そして私が側面に回り込み、これを使う」
カルダはそばに置いていた禍々しくも美しい宝石が埋め込まれた剣を持ち上げた。
「それは?」
「怪物が放り投げたのを部下に回収させた。これは魔剣バルムンク。敵将のリヒャルダが持っていたものだ。剣そのものに凶悪なまでの魔力が備わっている類稀な剣だ」
「どうすれば、剣であの怪物をを燃やせるんですか?」
加藤は怪訝な表情だった。
そんな彼の問いにカルダは不敵に笑う。
「私も多少は魔法剣が扱える。この剣の魔力を使い火炎魔法をぶつけてやる。そうすれば━━━」
「奴は大炎上!赤外線を頼りにトマホークが突っ込むってことか!」
久世がそう叫ぶ一方、加藤は眉間に皺を寄せていた。
「カルダさん、ちょっと良い?」
「何か問題でも?」
「そう言うわけじゃないんだけどさ。火炎魔法って火球を敵に飛ばす物?」
「その通りだ」
「じゃあさ、それって術者の手を離れるんだから障壁魔法を突破できないのかな?そうしたら、僕らのリスクも最小限に抑えられると思うんだけど」
「魔法は、使い手の意思を現実世界に反映させたものだ。手を離れたとしても意志が具現化した物である以上、あの障壁魔法は突破できないだろう」
「なるほどね。じゃあ、神聖魔法に火焔系のものはないの?弱らせるのと同時に攻撃できれば話が早いんじゃない?」
それに答えたのはリュミだった。
「残念ですが、神聖魔法は神の力を借りるもの。そのような魔法はありません。私も、カルダさんの作戦がいいと思います」
「そうか…そう言うことなら、確かにカルダさんの作戦しかないみたいだね…」
加藤はそう呟く。
「あとは出たとこ勝負。やってみるしかないな」
「神は諦めない者を見捨てません。きっとご加護がありますわ」
「ならば行こう。たとえうまくいく確証はなくても、やるだけのことをやりたい」
カルダは真剣な表情で見渡した。
「カルダさん、1人じゃ危ない。援護がいるでしょう僕が同行します」
「これは、我が国の問題だ。関係のない貴公らは…」
「いいえ、関係なくないですよ。それに今は、作戦が失敗すれば仲良くあの世行きの間柄じゃないですか」
カルダは予想外の表現に目を丸くした。
久世が小さく笑い、それにつられて彼女は微笑んだ。
そういえば、最後にこんなに笑ったのは、いつだっただろうか。
あの人を亡くして以来、なかったかもしれない
カルダは、目の前の久世を見つめた。そして決意する
もう、誰も死なせないと。
「では、任せよう。頼むぞ、異世界の騎士よ」
板東「ブァカ者がァアアアアアア!!大日本帝国の科学は世界一イイイイイ!!20mmバルカン砲を基準にイイイイイイイ、このミニガンは作られたのだァアアアアアア」
ゲンフル「うるさい」