戦艦型トランスフォーマーに転生   作:秋月艦隊

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プロローグ

始まりは…そう、全ての始まりは前世なんてものまで遡る。

かつての私は二十一世紀の地球で暮らすただの学生だった、それが何の因果か気づくと創造主の手のひらの上にいたのだ。

 

私は生まれ変わってからしばらくは創造主の命令に従い、サイバトロン星に仇なす敵を打ち砕いて行った。

 

いくつもの文明を滅ぼした。

あらゆる生き物の終末を見届けてきた。

そして…あらゆる生命を終わらせてきた。

 

だが、そんな私の生活は突如として終わりを告げる。

 

『創造主が消えた』

 

私を創造した存在が突如として消え去り、私は自由を得たのだ。

 

その時、私は…いや俺は気づいた、何故こんな命令に従って戦わなければならないのかと…。

何故、あれほどの文明を滅ぼして行ったのかと…数十年に渡って悩み続けた俺は唐突に天啓を得た。

 

悩み続けるだけ無駄な事だと、今この瞬間にも広大な銀河では生命が再生と破壊を繰り返している、そんな当たり前の事を悩み続け自らを縛るのは愚かな事だった。

 

それからの行動は早かった。

 

縛るものが無くなった俺は与えられた命令を破棄し自由に生きてみた。

 

手始めに俺は色んな星や文明を見て回った。

ほとんどが機械生命体と敵対的であったが中には友好的な文明もあり、時に笑い時に泣く楽しい日々を過ごすことが出来た。

そんな生き方の中で生涯の友と呼んでも差し支えない存在だってできた。

…最も、そんな友達は寿命を迎えて先に旅立ってしまったが。

全ての友を失った俺は孤独感に襲われた。

失う恐怖を覚えた俺はそれから何者にも関わらないようにひっそりとサイバトロン星に帰ってきた。

既に創造主の消えたサイバトロンは機械生命体トランスフォーマーが強大な文明を築いており、繁栄を謳歌していた。

多数の騎士たちとそれを率いる将軍たち…サイバトロンは俺が見てきた中でも有数の文明だった。

 

そんな俺には新たな楽しみができた。

それはトランスフォーマーの観察だった。

彼らは大小様々であり、その生活を見守るのはなんとも言えない楽しさがあった。

機械生命体なので死ぬことは殆どないしな。

 

それはそうと、俺の精神状態は前世の時からほとんど変わっていない。

 

だが、既に俺が誕生してから3万年を過ぎている事もあり、前世の友人や親との会話は断片的にしか思い出せないし、かつては当たり前だったことを当たり前と思わなくなっており、かつての自分とはまた少し違う存在になっている。

この現象は長い時の中で起こった事であり、もはやどうすることも出来ないんだろう…最も機械生命体の時点で前世の自分とは全く別の者になっているがな。

 

…それはさておき、我らが母星サイバトロン星は巨大な金属惑星であり強大なエネルギーを持つ。

その大きさは目測だが地球の3~4倍に匹敵するだろう。

今まで様々な文明や星の最後を見てきたが、これほどの惑星が滅ぶことなどあるのだろうか?俺には分からない…最も俺が生きている内に見ることは無いだろうがな。

 

そんなことを考えながら俺は今日も気長に彼らを観察する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…そう言えば最近はプライム達やダイノボット達の姿を見ていないな、何かあったのだろうか?彼らがこの星を離れることは珍しくないが、いくらなんでも期間が長すぎる。

 

まぁ、きっといつものように何かを探しているのだろう。

 

俺はそんな風に考えていた。

今考えて見れば、非常に楽観的だったのだろう。

 

まさかあんな事になるとは思っていなかったのだ。

 

例外など無いのに、自分達は大丈夫だと何処か心の中では思っていたのだろう。

 

『サイバトロン戦争開戦』

 

終焉が近づいてくる。

 

 




ノリと勢いで書いたので次回は未定です。
それはそうと自分は劇場版トランスフォーマー第3作品のダークサイド・ムーンが一番好きです。
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