遊戯王ZEXAL 熱き魂のデュエリスト   作:魔女っ子アルト姫

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第10話

チャーリーからのデュエルの申し込みがあったのだが、その直後に他のデュエリストがデュエルを仕掛けてきたのだが……チャーリーはデュエル・カーニバルに参加者でもないのにそれを快諾。しかもハートピースを勝手に遊馬の物を賭けてしまい遊馬は大慌て。これでチャーリーが勝ってくれればいいのだが……

 

「ライフ・イズ・カーニバル!!太陽が真っ二つにならない限り、俺の運は尽きないんだぜ遊馬!!だから安心しろって」

「無茶言うなよぉ……」

 

相手のフィールドにはモンスター・エクシーズが三体、だがチャーリーのフィールドはセットカードが二枚のみにライフは既に100のみ。絶望的な状況にも程がある。遊馬が嘆くのも無理はない。

 

「遊次からも何とか言ってくれよぉ!!」

「ああえ~と……じゃあもしもチャーリーが負けたら俺が挑んで取り返してやるからさ」

「おいおい遊次、お前も俺の運が信じられないってのか」

「いや―――お前は勝つな」

「―――なら、それに応えねぇとな」

 

唯一、チャーリーの勝利を信じて疑わない遊次。それは何故か、矢張りナンバーズを持つからだろう。

 

「俺はリロードを発動。手札をデッキに戻してその枚数分カードをドロー……来た来たキタァ!!魔法カードトリプル・エースを発動!!手札にレベル1の同名カードが3枚ある時その3枚を特殊召喚出来る!俺は3体のダイスロット・セブンを特殊召喚!!」

『サーチカード無しに三体を手札に……』

「そしてダイスロット・セブンの効果、その名の通りにダイスを振ってその数値分レベルを上げる!!ライフ・イズ・カーニバル!!」

 

ARヴィジョンとリンクしたサイコロを振るうとダイスロット・セブンも同じようにダイスを投げる。それが一体化して出目を出した時―――世界は驚く、全てが6。

 

「6のアラシ……全部6だ!」

『3つのダイスが全て6になる確率は、216分の1……』

「やったぜ、これでダイスロット・セブンのレベルは6上がって7!!これが神風って奴かな、強運の嵐だ!俺はレベル7になったダイスロット・セブン三体でオーバーレイ!!三体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!!エクシーズ召喚!!!現れろ、№7 ラッキー・ストライプ!!」

 

―――ラッキー・セブン。

 

召喚されたのは07の装飾の付いたステッキを携え、その身にルーレットを宿す痩躯の道化師。そして同時に感じる不思議な威圧感、紛れもないナンバーズ。

 

「更に魔法カード、ドリーム・ダイスを発動!!サイコロを振って6の目が出れば相手モンスターの攻撃力を全て0にする。だが6以外の目が出れば、俺のモンスターの攻撃力が全て0になってしまう……さてどうなるかな!?」

 

又もやギャンブルカード、どうなるのかと見守ると―――出たのは6。

 

「ラッキー・ストライプの効果発動。こいつがバトルする時オーバーレイ・ユニットを一つ使ってサイコロを振る。そしてこのターン、攻撃力はサイコロの出た目をかけた数値となる!!最後の仕上げ、俺の運を受け止めな!!」

 

 

№7 ラッキー・ストライプ

エクシーズ・効果モンスター

ランク7/光属性/天使族/攻 700/守 700

レベル7モンスター×3

このカードは「№」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。

このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、

このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。

サイコロを1回振る。

このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで、元々の攻撃力×出た目の数値になる。

 

 

此処まで6を出し続けたチャーリーがまたダイスを握った。思わず相手も寒気を覚えた、そしてその先にあったのは―――6。

 

「これでラッキー・ストライプの攻撃力は6倍の4200!!さあ終わりだ、スーパー・ラッキー・ノヴァ!!!」

 

―――ラッキー……セブン!!

 

ステッキを一振りしただけでモンスターを消し去り、相手のライフを0へとするラッキー・ストライプ。何という逆転劇。此処までの6が連続して出る確率は7776分の1だとアストラルは語り、対戦相手の男はイカサマだと叫ぶ。まあその気持ちは分からなくはない―――だがこの運はイカサマというには超常的過ぎる。その時に、チャーリーが頭上から強い光が浴びせ掛けられた。

 

『チャーリー・マッコイ!!お前は完全に包囲されている!!』

「あ~らら、ちょっと寄り道しすぎたって感じか。フフフッ遊馬、これで信じる気になったか俺の運の強さ!!」

 

チャーリーは次々と警察に包囲されていくのに強気の姿勢を一切崩さない、一体何をやったんだよと遊馬が叫ぶがそれにも一切応じない。唯、ライフ・イズ・カーニバル!!とだけ言った。

 

「俺を捕まえるなんて無理だぜ、こいつが俺の手にある限りな―――みんな気を付けろ、俺に運を吸い取れるぜ!!」

「遊馬に小鳥ちゃん、伏せろ!!」

「えっ!?」

「良いから伏せろ!!」

 

二人の頭を無理矢理に掴んで下げさせる、その直後にチャーリーを中心にして嵐のような突風が巻き起こった。その突風は人々からカードを巻き上げるかのようにしながら周囲の警察を吹き飛ばして行く―――中で集めたナンバーズが奪われようとした。

 

「ゲッ!?ポーチの口が開いて―――」

 

遊次からもカードが舞い上がろうとするのだが―――突如カードは軌道を変えて遊次の手元へと戻って来た。運を捻じ曲げたかのように。

 

 

―――……。

 

「へっ?ああはい、どうも……ご丁寧に……」

 

思わずお礼を言ってしまった、その視線の先には黒い影のような物がまるで捧げ物を渡すかのように丁寧にカードを遊次へと手渡してきた。それを見てチャーリーは瞳を鋭くしながらも巻き上げた突風によって落ちて来たドーナツ型の看板に押し潰される……事もなく、中央にあった空洞で立ちながらも集まったカードを握りながら笑っていた。

 

「どうだ見たか、俺の最強の運を。言ったろ運を吸い取られるって。ライフ・イズ・カーニバル!!太陽が真っ二つにならない限り、俺の運は尽きない!!」

 

絶対的な自信すらも納得出来るほどの超幸運。何をどうしたらそんな星の下に生まれるのだろうか、そのままチャーリーは追っ手を振り切って逃走。遊馬は大切なナンバーズを奪われてしまったので追いかけようとするのだが……

 

「ちょっとちょっと何よこの騒ぎは!!」

「ね、姉ちゃん!?」

 

追いかける遊馬を止めるように登場した明里、明里からチャーリーと彼が美術館から盗んだというナンバーズの話を近場の公園で聞く。幸運を導く力があるカードとして、これまでも大スターや大富豪を産んできたカードだという。

 

「いい遊馬!!あいつを絶対に捕まえるわよ!!」

「あったり前だろ!!あいつ俺のカードもってちまったんだからな!!」

「俺も付き合いますよ、居候として手を貸さない訳にはいきませんから」

「「「かっとビング!!」」」

 

「あっそうだ姉ちゃん、チャーリーの奴なんか遊次を姉ちゃんのこれって言ってたんだけど……これって何?」

「何よこれって……ッ!!?」

 

最後に気になっていたのか、小指を立ててこれと言われたのは何かを尋ねるのだが……当然明里はその意味を知っており、苦笑いする遊次を見て思わず顔を真っ赤にする。

 

「ば、バカな事を気にしてないでさっさとチャーリーを探すのよ!!!いいわね!!!?」

 

まるで逃げるようにバイクを飛ばしていく明里に遊馬は呆気に取られてしまった、直後になんなんだよぉ~……と呻く。

 

「なあ遊次、如何言う意味なんだこれって?」

「あ~……まあ知らなくても良いくだらない事って意味さ」

「う~んなんかはぐらかされてる気分だ……まあいいか、今はカードを取り戻す方が先だ!!」

 

この後、遊馬たちはチャーリーが言っていたライフ・イズ・カーニバルという言葉と警察の動きから駅へと向かい、そこでチャーリーと遭遇する事が出来た。そしてカードを取り戻す為にデュエルを仕掛けるのだが―――

 

「待て遊馬、俺の相手は……お前だ遊次」

「えっ俺?」

「あの時、俺の運をお前の運が捻じ曲げたように見えた。そんな事がある訳ない、それを証明するためにこのデュエルはお前に申し込むぜ」

「運か……良いだろう、そんなに運に自身があるなら俺の運命がそれを貫いてやる」

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