遊戯王ZEXAL 熱き魂のデュエリスト   作:魔女っ子アルト姫

11 / 14
第11話

「お、おい遊次マジでこんな所でデュエルするのかよぉ!?」

「しょうがないだろ、車内じゃARヴィジョンとの相性悪いしこのまま逃げられたら明里さんにどやされるのは俺達だぞ!?」

「ヒィィッ~それは嫌だ~!!」

 

何でデュエルの為だけに危険なモノレールの上でやらなければいけないんだ、これならライディングデュエルの方が余程安全が確保されている……これがこの世界の定めか……と思いながらもデッキをセットする。

 

「言ってる場合じゃないでしょう遊馬!?せ、せめて足掴むよ!?」

「お、応!!」

 

せめてと小鳥と遊馬は遊次の足を掴むんで固定するようにする、猛スピードでカーブを曲がりもするこのモノレールは激しく揺れる。だからこの位は……と手を貸してくれる事に感謝する。

 

「ビビるんじゃねえぜ遊次、さあライフ・イズ・カーニバル!デュエルを楽しもうぜ!!」

「ああもう、こうなったらヤケだぁ!!デュエルだデュエル、デュエルをやってやらぁっ!!!」

 

最早遊次の決め台詞になって来たやけっぱちの台詞、こうなったらマジでやるしかない。デュエリストの端くれとして、絶対に勝つ!!

 

「「デュエル!!」」

「よし俺のターンだな、ドロー!!チャーリー、お前が運に自身がある様に今の俺のデッキには運命を見通し、操る力を持つカードだ!!」

「運命を……成程、あの時俺の運を操ってカードを守ったのはそいつらって事か。だったら俺が勝ったらそいつを貰うぜ!!」

 

強運を手にするカードを手にしたチャーリーにとって運命を見通し操るなんて言われたら興味がそそらない訳が無い、ならば勝ってそれを頂くまで。

 

「俺はフュージョン・デステニーを発動!!このカードは自分の手札・デッキから、融合モンスターによって決められた融合素材を墓地へ送り融合召喚を行う!」

「融合、こりゃまた珍しいのを使うな!!」

「今時はそうかもな!!俺はデッキからD-HERO(デステニーヒーロー) ディアボリックガイ、ディスクガイ、ディバインガイを墓地へと送る」

「デステニー……って何だ?」

『運命という意味だ、それらを操るモンスターだというのか』

 

デッキから墓地へと送られるヒーロー達、その姿はヒーローとは思えないほどに何処かダークな雰囲気に包まれているが彼らが内に宿す正義ほど頼りになる物はない。

 

「運命、破壊、死。三つのDを背負いしヒーロー達よ、その力を今こそ束ね大いなるDを支配する英雄となれ!!融合召喚、D-HERO ドミネイトガイ!!」

 

降臨する運命を支配する力を宿すヒーロー、ドミネイトガイ。その威圧感はナンバーズにも匹敵し、チャーリーも何処か茶化すような口笛を鳴らしてしまう。

 

「ビリビリ来るなぁ……こいつが運命を支配するカード!!」

『D-HERO……何だこの力は、ナンバーズとは違う力の波動を感じる……?』

「か、かっちょい~!!!遊次融合まで使えるのかよ!?」

「まあな、さてとドミネイトガイの効果を発動!!自分のメインフェイズに自分、または相手のデッキから5枚確認して好きな順番で入れ替える。俺は自分のデッキを選択する」

『成程、ドミネイトガイ……ドミネイト、支配……運命を支配するというのはそういう事か』

 

 

D-HERO ドミネイトガイ

融合・効果モンスター

星10/闇属性/戦士族/攻2900/守2600

「D-HERO」モンスター×3

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに発動できる。

自分または相手のデッキの上からカードを5枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。

(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。

自分はデッキから1枚ドローする。

(3):融合召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、

自分の墓地のレベル9以下の「D-HERO」モンスター3体を対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

本来デッキは引いてみるまで何のカードが来るのかは分からない。だが、ドミネイトガイは本来なら見通せない未来を確認し、それを支配出来る力がある。

 

「良いね良いねぇ益々欲しくなって来たぜそのカード!!そいつさえあればあいつの運命だって―――」

「よし、俺はこの順番だ!!そしてダイヤモンドガイを召喚するぜ!!」

「あっキレイ!!」

 

ダイヤモンドの名前の通り、身体にダイヤモンドが突き出しているヒーロー。それを見て素直な感想を述べた小鳥、それを聞いたダイヤモンドガイは少しだけ口角を持ち上げて小鳥に頭を下げた。

 

「(あれ……もしかして此奴ら……)お、俺はダイヤモンドガイの効果を発動!1ターンに一度、デッキからカードをドローする。それが通常魔法だった場合は墓地へと送り、それ以外だったらデッキの一番下に置く」

「何だお前の運だめし―――いや待てよ、お前はドミネイトガイの効果で」

「そう、既に俺の運命は書き換わっている!!ドロー、そして俺が引いたのは通常魔法のデステニー・ドロー!!此奴を墓地へと送る、そして墓地へと送った通常魔法を次の俺のメインフェイズに発動時の効果を発動できる!!」

「な、なんだそりゃ!?」

『デステニー・ドロー。手札のD-HEROを一枚コストにする事でデッキからカードをドローする強力なカードのようだが、それをノーコストで発動出来るのか……!!』

 

遊馬が声を上げる気持ちも分かる、だがこれがD-HEROの力だ。それに自分はまだまだだ、このカードたちの本来の使い手なんてドミネイトガイの効果なしでダイヤモンドガイの効果を毎回的中させる程の運命力なんだから。

 

「更にカードを2枚伏せる。そしてドミネイトガイはフュージョン・デステニーの効果で次の俺のエンドフェイズに破壊される」

「すげぇ効果を持つモンスターだが、寿命は長くねぇみてぇだな」

「それがD-HEROだ、こいつらは例え死や破壊の運命が待ち受けていようとも歩みを止めない不屈のヒーロー。チャーリー、お前の強運が本当ならこの運命を越えて見ろ!!ターンエンドだ!!」

 

他人の運さえもすい尽くし、絶大な強運を齎すカード・ラッキー・ストライプ。その力で強運となったのであれば、運命を見通し操る力を持つD-HEROに勝ってみせろという挑発的なメッセージにチャーリーは笑みを零す。上等じゃないか、運命を支配して操るモンスターだろうがそんなの乗りこえてやる。

 

「俺のターンドロー!!遊次、そこまで言うなら俺だって言ってやるぜ。その運命の力とやらで俺を倒して見な!!永続魔法発動、バイバイゲーム!!」

 

再びチャーリーにサイコロが握られる。

 

「ゲェッ!?またサイコロだぜ遊次!?」

「このカードはサイコロを一回振る、そして6だったら俺のライフは5倍になる。だが6以外だったらライフは発動時の数値に戻ってバイバイゲームはサイコロを振る効果はなくなって俺はスタンバイフェイズごとに1000のダメージを受ける―――さあ俺の運を見な!!」

 

天へと投げられた賽、普通に考えれば外れる可能性の方がずっと高いカード。リスクも大きい、だがチャーリーの出目は……6。

 

「ビンゴォ!!ライフ・イズ・カーニバル!!これで俺のライフは5倍の20000だ!!太陽が真っ二つにでもならない限り、俺の運は止まらねぇ!!お前のD-HEROが持つっていう運命を見通して操るなんて力でだって止まりはしねぇぞ!」

「面白い……この程度がD-HEROの力の全てだと思われてるなら心外だ!!」

「さあライフ・イズ・カーニバル!!こっからがデュエルの本番だぁ!!」




遊次「今日の最強カードはフュージョン・デステニー。デッキや手札から融合素材を使ってD-HEROを融合召喚出来る、エンドフェイズに破壊されちゃうけど、召喚するD-HEROを選べば蘇生も墓地肥やしも一気に出来るカードに早変わり。ドミネイトガイやデストロイフェニックスガイがベターだったかな」

フュージョン・デステニー
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・デッキから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、「D-HERO」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズに破壊される。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。