本小説はwordから直接コピー&ペーストしているのでルビ振りの残骸があるかと思いますが、そこら辺は気にしないでいただけると幸いです。
作品向上の為アンケートに答えていただけると幸いです。
1度1話を試験的に上下に分けてみます。1時間後に下は投稿されますので、一日一話という縛りは変わりません1話分毎日投稿します。
刃菜子先輩が、現在の胸中を打ち明けてくれている、だから俺も本音で返そうと思い自分の話をした、誰にも話す気のなかった自分の話を。その最中に目の前が暗くなっていく、あぁ刃菜子先輩には、この景色の変化を感じられていないらしい、だけどそっちに連れて行くのは少し待って欲しい、これだけは伝えたいのだ、悩んでいいんだよと、休んでもいいんだよと、伝える。彼女が悩み考える時間位は、俺が作って見せる。
夜景空間に転送される、俺の他には守人は居らず、そこに相対するは無数のレイダー達、奥には蟹型とは違う巨大な爪が羽の様な形をしている、蛾(が)か蝶(ちょう)か。わからないから蝶型としておく、それと報告にあった熊型であろう、二体が鎮座しており、それ以外にも蟹型、魚型そして四足歩行の新型もいる、犬型とでもしておこう。
ただでさえ今ここに居る守人は、一人だと言うのに相手は過剰戦力が過ぎる、前回の人型が開けた亀裂の条件がもし一体でもこの場より後ろを通す事だったのなら、明らかな無理難題だ。
「でも、そんなこと言ってられないんだよ、お前らのせいで沢山の人が悲しみ苦しんでいるんだ、お前らが用意した人型のせいでこっちの精神もボロボロなんだ」
今この場に居ない刃菜子先輩、流氷さん、白鳥さん全員が、自分がやってきた事に疑念を感じているんだ!私達はとんでもない事をしてしまっているんじゃないかって。
「だから、八つ当たりさせてくれ、人型が元人間だろうが、その上に居るレイダーが異星人だろうが神だろうが知ったこっちゃぁない、俺はこの世界をこんなにしたお前たちを許さない」
天成と口にし、自分の横に転送された二刀一対の刀を抜刀する。
「たかが一人だと思って侮るなよ?行くぞ…」
この数、相手ではバーニアを残しつつなんて考えられないので、最初から最高速に乗りその速度のまま切り込む。人型が群れとなり壁として前に佇む。
「邪魔だぁああああ」
体が軋む、だが既に最高速度に乗っている為か人型という脆い存在はこちらが触れる前に吹っ飛ばせる、そのまま蟹型や魚型の居る空中に斬りこむ、爆破するやつしないやつなんて関係ない、この速度で進み続ければ爆風すら俺の元には届かない。
「はあぁああああああ」
自分の出せる最大出力で敵を一体一体と斬り刻む、その時視界の端に単独で進む犬型の姿が見える。
「行かせるかっての」
全速力で追うが、それを見越していたかのように反転して、爪を武器に切りつけようとしてくる、それをなんとか寸での所で防御したが左手に掠ってしまったようだ、ならば都合が良い、血で一本の槍を作り犬型の胴体を貫く、すると犬型は力尽きたようにぐったりして消滅していく、次だ。
蟹型と交戦している最中にふと魚型の触手が体に触れる。
「体が痺れ…」
その瞬間に、蟹型の爪で斬られそうになるが、なんとかバーニアを起動し上へ回避行動を取る、右足を切られるだけで済んだ、危なかった、死角からの魚型には要警戒しないと、そう何度も食らっていたら足の傷だけでは済まない。
「でもこれなら…」
足から湧き出た血で、足にも剣の様なものを作り出すこれで蹴りでも相手に致命傷を負わせる事ができ、これならば更に手数を増やすことができる。蟹型二体の斬撃を抑えまた触手で触れようとしてくる魚型に右足で蹴りをお見舞いしてやる、これならば何とか雑魚相手であれば対処は可能だ。
「ハァ…ハァ…」
しかし流石に、数が多い人型の対処は爆破する奴と同時にすることでしか対処できなさそうだ、だがその爆破分を含めても、それでもまだ蟹型、魚型が10体ずつ残っている。それに、なぜだろうか?倦怠感が凄い、そして犬型に引っ掻かれた左腕が重い、そう思いふと腕を見るとまるで内出血を起こしたかのように青黒く痣のようなものが広がっていた。
「これは…マズそうだな」
刀で腕を少し斬り、血を垂れ流す。すると少し痣も薄くなっていく。だが倦怠感は無くならないまるで風邪でも引いた時のようだ。あの犬型、犬じゃなくて狐みたいに病原菌でももっているのではなかろうか?しかしそんな事を考えるのは後だ、後20体倒せば一先ずは大型との2対1の勝負にできる、こんな倦怠感等、理由になんてならない。
そう思いもう一度勝負を仕掛ける、蟹型は基本的に相手をしやすいから体調がこれ以上悪化しない内に魚型を落とす。
「その触手をまずは落とす!」
全開で斬りこみ致命的な一撃ではなく触られると厄介な、触手のみを斬りおとす。そして次は蟹型にも捉えられないように斬ったら大きく一度旋回し、その旋回した勢いのまま次の敵を、一体ずつ、一刀は坂手に持ち、すれ違い様に胴を貫き、もう一刀は貫いた所から真っ二つにするように斬り払う、まるで人を気持ち悪くさせる為だけに作られた、ジェットコースターに乗っている気分になるがそれでも、魚型の全てと蟹型残り僅かになった時、それは起きてしまう。
「おいおい、勘弁してくれ」
後ろに居た熊型が動き始める、そして恐らくこちらのバーニアも残り少なく、限界が近づいてきている。報告通りならば熊型は他レイダーもなりふり構わず暴れるはず、ならばまだ残っている人型と蟹型の処理をしてくれるなんて甘い考えは許されなかった、ある程度の人型の群れがもう結界付近に近づいている、できれば残りの大型の為にバーニアは温存しておきたかったがそんな事悠長な事を言っていられない。
「間にっ合えっ!」
前回とは違い今回はなんとか間に合う、人型を何とか力を振り絞り一掃する。
しかしだからと言って休んではいられない、熊型は同胞を潰し終えてこちらに向かってきている。もう布団に入って頭をキンキンに冷えた氷で冷やして眠りたいぐらい、こっちはフラフラだって言うのにあっちの熊さんは元気いっぱいのようだ。
「まだだ…まだ倒れる訳には…いかない…あと少しで終わる…」
そう言い聞かせ熊と相対する、バーニアは残っていない、地上で攻撃を避けて全力の一撃を頭に叩きこむ、それしか方法はなさそうだ。
地面に向かってパンチをしてくる、その20mは超えそうな巨体からは信じられない程の、まるでボクサーのパンチのような鋭い一撃がこちらへ向かってくる、だけどこっちも速度だけでは負けるつもりは無い。なんとか回避しジャンプして叩き下ろした腕に乗り、駆け上がり、頭の上までジャンプするが、相手もそれをわかっていたと言わんばかりに、両手で叩き潰そうとしてくる。相手は勝ったとおもっているだろうか?それともまだ秘策があると分かっているだろうか?そんな事はどうでもいい、血液で作っていた足の剣を床に変化させそれを足場に加速する、これで攻撃は躱せた、後はお前の脳天を抉り取るだけだ。
「くたっばれっ!」
完全に取れたと思った、ここを逃したらもう二度とチャンスが作れないのも、わかっていた、体の一部を犠牲にしてもこの熊だけは今倒して置くべきだったのかもしれない。けれど視界の端に映る大きな物体がこちら目掛けて飛んできているのを見て、防御を取らずにはいられなかった。
「危っない!」
凄まじい衝撃が体を襲う、刀二本でなんとか受け止め直接攻撃を受ける事はなかったが、その衝撃で100m以上吹っ飛ばされる。
目の前には動いていなかった蝶が羽を分離させ、まるで手足のように動かし自分の周りに浮遊させている。俺の負けかと諦めてしまいそうになるが、たった一つだ、たった一つだけ心残りがある、彼女を、早雲さんをまた悲しませてしまう、彼女に幸せでいてもらう為に自分も幸せになろうと誓った、彼女の様に皆を助ける事の出来る存在になりたいと、そう憧れた、その全てが今この一瞬で終わろうとしている。しかし死ぬわけにはいかない、早雲さんをもう悲しませたくない、守人の皆に自分が戦えなかったせいでと、これ以上苦しんで欲しくない、だから俺は生きて皆の元に帰るんだ。
その時だった、世界が変わる、雲一つない青空に、綺麗な砂と薄く張る透き通った水、どこか懐かしい雰囲気を覚えるのと同時に、皆と一緒に居る時のような安心感もある。ここはどこだろうか?以前にも見た事のある景色に見えて所々違う、木が生え、動物が空を歩いている、死を直前に現実逃避をし始めたのだろうか?と思っていると見覚えのある少女が目の前に現れる、あの時の、初めて守人になった時の少女であろう事が伺える。
「」
喋ろうとしても、やはり声はでない。
ね が い は か わ り ま せ ん か?
恐らく初めて天成したあの日に宣言した事であろう、その願いは一切変わっていない、大きく頷く。
た と え な に か を う し な っ て も
そ れ が た い せ つ な も の い が い す べ て を う し な う と し て も?
それが大切な物以外全てを失うとしても大切な物が残り、それを守り通す事ができるのであれば。
し ぬ こ と は ゆ る さ れ な く て も?
元々大切な人の為に自分が死ぬ気なんてさらさらない、どんなに惨めでも、足掻いて、足掻いて、生き続けてやる。
し ょ う め い は か ん り ょ う し ま し た
そう告げると元の景色に戻る、こっちはもう力一つ残っておらず、相手の力は有り余っている、トランプで例えるなら俺は2であいつらはキングとエースだ、でもなぜだろう不思議と怖くはない、戦えるという自信がある、ジョーカーを引いて逆転できるビジョンが頭に浮かぶ。
自分を中心に9つの球体が広がり回る、俺は3つ目の球体に手を伸ばす、なぜだろうかその球体が一番自分を求めているような気がした。選んだ理由はそれだけ。そして口に出すべき言葉も頭の中にある、既に証明は完了した。
「力を貸せ『解放(かいほう)』!!」
そう唱えると衣服が少し変化していく、今までの和装に羽織が追加され、赤と黒だけだった衣服の色に、青が追加される、そして背中と腰だけだったバーニアが、足や肩にも付いた。
熊型が殴りかかってくるがそこに俺はもう居ない、一直線に熊型の目の前へ移動しその勢いのまま首を斬りおとす、今熊型は俺が瞬間移動したように見えたのだろうか?そう思う程、不可解な挙動をした、まるで俺の居場所がわかっていないような。蝶型の刃の羽が俺の姿を追えていないのか、俺が移動してきた後を攻撃している、ふと振り返るとそこには確かに存在し攻撃しないと、形が残る残像がいくつか残っていた、成程熊はこれを…。
蝶は身の危険を察知したのか、分離させた羽を。自分を囲むように構え、どの方向から来ても即座に対応できるような布陣で構える、だが先ほど今の俺の速度を追えないというのは既にわかっている。
「これでも自分を守り続けるられるか、試してみろよ!」
瞬時に加速して蝶の周り高速で左右上下に移動しながら攻撃を試みる、そして蝶は俺の残像を追い始めながら防御する。4枚の羽をもってしても防ぎきれないのは、滑稽だった、俺の残像を全て追うという事は、その4枚の羽じゃ手数が足りない、がら空きになった羽と羽の間から蝶の懐に侵入する。
「これで、終わりだ…」
胴体を真っ二つに斬り蝶は消滅する。同時に先ほどまでの服装や武装に戻る、もう体が動かない、帰ったら早雲さんが作ったご飯を食べよう、そう考えている内に地面に顔が近づき意識が遠のく、その時ミシミシと何かにヒビが入る音が聞こえ、同時に何かが割れる音が聞こえた。それがなんだったかはもう俺には思い出せないけど、思い出せない程度の事ならば思い出さなくてもいいのかもしれないと、考え必死に保っていた意識から手を放す。
本日はこの小説を読んでいただき更に後書きまでも来ていただき本当にありがとうございます。
あらすじでも、申し上げたようになろうでも投稿はしていますので一日一話投稿はしていきますが待てないという、大変ありがたい感情を持って頂いた方は、なろうに行けば今書けている部分までは投稿されています。
そして毎度毎度ではございますがよろしければ、この作品の私的でも構いません、あんまり小説を読んだ事無い方でも構いません、できれば読みづらかったり、理解しづらかった文があればお教えいただけると幸いです、一先ず完結まで残り数歩という所まで来ているので直すのはすぐには出来ないと思いますが、ご指摘頂いた所を直せるよう精進していく所存であります。
小説の文字数について
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このままの文字数でよい
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5000字の方がよい
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3000字の方がよい
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2000字の方がよい