メ ス ガ キ モ ー グ   作:一般通過血の指

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気が付いたら手が動いていた。
雰囲気で書いてるのでメスガキが何も分からない。でも楽しかった。


血の君主をご照覧あれ

 エルデンリングは砕かれた。

 女王マリカの手によりそれらの破片はマリカの子たるデミゴッド達へと渡り、狭間の地全土を巻き込む破砕戦争を巻き起こした。

 

 真実はどうあれ、狭間の地に住まう者にとって全ては女王マリカの乱心から始まったのだ。

 

 一人、また一人と力に呑まれていくデミゴッド達。

 狂い果てていく狭間の地に、だからこそそこに褪せ人達が集うのは当然の事だったのだろう。

 

 未だ死に切れぬ彼らはデミゴッド達の持つ欠片を求め、狭間の地を駆ける。

 

 ――いずれエルデの王となる為に。

 

 

 

 

 モーグウィン王朝と呼ばれる場所がある。王朝、と呼ぶにはあまり栄えておらず、民も少なく獣ばかりが闊歩している。

 血と炎に彩られた秘匿されたそこには、されど王朝と呼ばれるだけの理由がある。

 

 モーグウィン王朝には二人のデミゴッドが隠れている。

 一人は祭壇にて眠り続け、その身に不変を宿す永遠に幼きミケラ。

 

 そしてもう一人は――

 

「あっはははぁ♡はーいまた私の勝ちぃ♡そんなに簡単に血ぃぴゅっぴゅしちゃって恥ずかしくないの~? ざ~こ♡ざ~こ♡」

 

 祭壇の前で失血死した一人の褪せ人を煽り散らかす、巨大な三叉槍を持ち、幾つもの角を生やした少女の姿をしたデミゴッド。

 血の君主、モーグであった。

 

「よわよわ褪せ人君は出血耐性ちゃんと上げてきてくださ~い♡まぁ上げてきても下げて出血させるんだけどねぇ?」

 

「……あの、モーグ様。その辺りでお止めになられては……」

 

 有頂天となって煽り続けるモーグに対し、遠くでモーグと褪せ人の戦いを見守っていた白面のヴァレーが遠慮がちに止めに入る。

 半ばモーグウィン王朝の恒例行事と化したモーグと褪せ人の戦いも、最初はいざとなればモーグに加勢するつもりだったがものの見事に褪せ人が惨敗し、その後も敗北する度に煽り散らかされる褪せ人の姿を見てヴァレーは若干同情的になっていた。

 

「んー? まぁいいけどぉ。ミケラくぅん♡見ってたー?」

 

 甘い声を出して眠り続けるミケラの下へ向かうモーグを見送り、ヴァレーは祝福で落ち込んでいるであろう褪せ人を励ます事にした。

 

 隠された王朝に住まう血の君主モーグと、それに付き従う血の指。共に一つの目的に邁進する者達が比較的和気藹々としているのはモーグ自身の気質と、ヴァレーがモーグウィン王朝へと招いた一人の褪せ人が関係していた。

 

 時はその褪せ人が狭間の地へと辿り着いた時まで遡る。

 

 

 

 

 その日、白面のヴァレーは光栄にも血の君主モーグの命によりモーグウィン王朝の祭壇へ足を踏み入れる事が叶った。

 

 いつもはリムグレイヴで待機しているのだが、唐突に近くの水溜りが紅く染まり即席の転移門へと変化したのだ。

 これはモーグが用いる血を媒介とした術であり、モーグが行使した物であれば他者も通る事が可能となる。

 

 その血の転移門からモーグの声が聞こえたのだ。ちょっとこっち来て……と。

 

 我らが血の君主モーグがこのように砕けた喋り方をする時は近くに永遠に幼きミケラがいる証拠。片方は寝ているとはいえデミゴッド二柱と一堂に会するという事実に、ヴァレーは緊張を抱えながら血溜まりへ飛び込んだ。

 

 そうしてやってきたモーグウィン王朝の祭壇では、眠り続けるミケラに膝枕をしながら手元に浮かべた血の球を見るモーグの姿があった。

 

「血の君主モーグ様に忠誠を誓う血の指が一人、白面のヴァレー。貴方様の命を受け只今馳せ参じました」

 

「ん、お疲れヴァレー君。君を呼んだのは、ちょっと聞きたい事があったからでね? 説明が難しいから一緒に見ようと思って」

 

 一緒に見よう、という部分に疑問を抱きはしたが、話の流れから後で説明を受けるだろうとヴァレーは流した。

 

「ヴァレー君、最近面白い物見なかった?」

 

「面白い物、でございますか……」

 

「そ、何でも良いんだけどさ。ここ最近興味を惹かれた事とかなんか無いかなーって」

 

 かなり抽象的な問いかけではあるが、ヴァレーはここ最近の記憶を手繰る。

 面白いと思った事、興味を惹かれた事、驚いた事、不思議に思った事……。と、ここまで考えてヴァレーの脳裏にある人影が過る。

 

「そう、ですな。蛮地の勇者の末裔と思われる巫女無しの褪せ人が、幾度か死にながらもリムグレイヴを巡回するツリーガードを打倒した事が最近の出来事の中では印象深い光景でございました」

 

 数日前、リムグレイヴの僻地でこちらの話を聞き終えた直後ツリーガードに向かって突撃していった大馬鹿者の姿を思い出す。

 バトルアクスを持っていたあの男は、得物に反して中々に理知的な目をしていたと思っていたのだが蓋を開けてみれば格上相手に突撃を繰り返す愚者であった。

 

 あぁ、だが。蛮勇ではあるが、なかなかどうして巧い戦い方をしていた。

 馬の癖、人の癖、武器の癖、騎乗戦の癖、そういった物を見極めて最適なタイミングで渾身の一撃を叩き込む。死を重ねる毎にその精度は増していき、積み重なった死が二十に届かんとする頃には一撃も受ける事無くツリーガードを倒してしまった。

 

 面白いものを見たと思う反面、どこか薄ら寒いものも覚えてしまう光景だった。

 

「あぁ、じゃあきっとその子だわ」

 

「知っておられたので?」

 

「んー……」

 

 納得したとでも言いたげなモーグにヴァレーが問いかける。

 モーグは暫く言うべきか悩み、口を開いた。

 

「リムグレイヴのストームヴィル城手前で一人の褪せ人とモーゴットが戦ったのよ」

 

「――な」

 

 モーゴット、その名を知らぬ者は血の指には殆どいない。

 王都ローデイルにて黄金樹を守りしデミゴッドの一人であり、我らが血の君主モーグの双子の弟であるという。

 

 そのような者が何故、そう考えているとモーグから訂正が入る。

 

「あぁ、ごめんね? 正確にはモーゴットの幻影だからかなり手を抜いてたっぽいけども」

 

 一緒に見よ? とモーグが言うと同時にヴァレーの足元に巨大な血溜まりが出現し、やや赤みを帯びながらもここではない何処かの光景を映し出す。

 

 それはストームヴィル城へと続く石橋であった。

 悠々と佇むは襤褸のような外套を纏い幾つもの角を生やした老王、忌み鬼マルギット。

 相対するは蛮地の勇者。鉄塊が如きグレートアクスと小さなバックラーを手にマルギッドの前に立つ。

 

「これで二十七回目。んっふふ、何回も殺されても全然諦めないんだよねぇ。バカだなぁ♡」

 

 声音に微量の嘲りが混じってはいたが、戦いを見るモーグの目は鋭いものだった。

 きっと気付いているのだろう、あの褪せ人が持つ強みに。

 

 攻撃の遅延を的確に見極めて左手のバックラーでパリィ、体勢を崩したマルギットに致命の一撃を叩き込む。

 避け切れない攻撃は盾を構えてダメージを最小限に抑え、回復潰しを確実に避けてから聖杯瓶を口に運ぶ。

 マルギットが創り出した大槌や直剣を交えた連撃を紙一重で躱し、どこから手に入れたのか知れぬ拘束具を叩きつけ大斧で追撃する。

 

 淀みなく洗練された戦いだった。ツリーガードの様に無傷という訳にはいかなかったが、それでもマルギットの動きをほぼ全て見切っていた。

 

「何度も死んで、殺されて。それでも決して諦める事は無く、殺し切るまで蘇る。――あるいはデミゴッドなんかより余程恐ろしい存在かもね?」

 

 だからこそ、恐怖を覚えた時点で敗北以外の道は消える。

 マルギットの動きが僅かに鈍る。それに反するように褪せ人の攻撃が更に苛烈になっていき、焦りを滲ませたマルギットがその獲物を振り下ろし、――弾かれる。

 

「んふふっ」

 

 体勢を崩したマルギットに、褪せ人はグレートアクスを叩き込む。それがこの戦いの決着となった。

 

「あっははぁ♡雑魚だと思ってた相手に手を抜いて負けて馬っ鹿みたぁい♡」

 

 その決着を見届けたモーグはケラケラと腹を抱えて笑い、膝枕していたミケラを愛おしそうにゆっくりと下ろして立ち上がった。

 

「ヴァレー君、もしもあの褪せ人がゴドリックを倒したらあの子と話してみて。それで血の指の存在に肯定的だったらこれを渡してくれる?」

 

 既に遠見の力を失った巨大な血溜まりの上を歩き、モーグはヴァレーにある物を手渡した。

 血の様に紅い指輪の様なそれはヴァレーに仄かな安心感を齎した。

 

「これは……」

 

「紅い秘文字の指環、使えばここに来れるようになる物だよ。血の指の皆にもあげたいんだけど、これ作るのめっちゃしんどくてさぁ」

 

「い、いえ、そのようにお気遣いなさらずとも我々は多くを求めませんが……。宜しいので? これを渡すという事はあの褪せ人の手がモーグ様やミケラ様に届き得る所まで来るという事で――」

 

 ヴァレーは口を噤んだ。モーグから放たれる濃密な血の気配が辺りを支配したが故に。

 

「――構わぬとも。元より貴公ら血の指には『何をしてもいい』と言っている、そして貴公らはそれ故に私の血と共に歩む事を受け入れた。なぁに、不戦の契り等と狡い真似はせぬよ、あの褪せ人が――そして私の血の指が私達の命を脅かすというのなら。その悉くを血の海に沈めてくれよう」

 

 音も無くヴァレーの前に差し出される巨大な三叉の槍。そこから少しでも前に突き出せば、容易くヴァレーの血肉を抉り取る事だろう。

 

「如何に恐ろしき者が相手であろうともな。不信を抱くのであれば――ヴァレー君が私を殺して試してみる?」

 

 最後に調子を変えてモーグがそう言ったが、血の気配は依然として収まらぬままヴァレーを吞み込まんと騒めいている。

 それでもヴァレーは恐怖からではなく、本心を口に出す事が出来た。

 

「お戯れを、私がモーグ様を害する事などどうして出来ましょうか。私は『何をしてもいい』というモーグ様のお言葉に仕えている訳ではありませぬ、私はモーグ様に仕え、血の指となったのです。失礼ながら、試すような挑発はお止め下さいませ」

 

「うん、ヴァレー君ならそう言うと思ってたよ。でも流石に話の持って行きかた雑すぎたかな、反省反省。それじゃヴァレー君、元の場所に戻っておいで」

 

 そう言ってモーグは、ふっと気配を緩め槍を下ろした。ふと足元を見ると血溜まりがヴァレーの元居た場所を映していたのでこれに飛び込めば元の場所に戻れるだろう。

 

「モーグ様はこれからどうなさるおつもりで?」

 

「んー?」

 

 モーグは暫く考え込み、やがてヴァレーに向き直り花の咲くような笑顔でこう言った。

 

「とりあえずモーゴット煽ってくるね♡」

 

 とぷん、とモーグの姿が血溜まりに沈んだ。

 まるで王都ローデイルに単身乗り込む様な口ぶりだったが、恐らく分身を向かわせる筈だ。いや、そもそもここでヴァレーと話していたモーグ自体が分身だった可能性もある。

 何れにせよ自分の仕事を進めよう、そうヴァレーが考えて、祭壇の上で眠るミケラへと目を向ける。

 

 デミゴッド。砕かれたエルデンリングの破片を持つ半神達。様々な人智を超えた力を操る者達。

 

 最も猛き者、最も悍ましき者、最も強き者。モーグから聞いた話の中ではモーグより強いと思しきデミゴッドが何人かいる。

 それでもヴァレーには、モーグこそがデミゴッドの中で最も恐ろしい者の様に思えてしまう。

 

 殆どのデミゴッドは半神と呼ばれながらもその精神性はむしろ人に近しい物だ。ラダーンやゴドリックが良い例だろう。まぁ当たり前ではある。神の如き力を持つというだけで神そのものでは無いのだから。

 だがモーグは違う。人と神の二面性をあるがままに宿している。二重人格等ではない。人のモーグも、神のモーグも同一の存在である。

 

 故にこそ、モーグは人であり続ける事が出来、神になろうと思えばなる事が出来る。

 きっと、モーグをそのようにしたのは永遠に幼きミケラなのだろう。

 

 ミケラの目的は分からない。モーグを利用して何をするつもりなのか。

 だが、別に構わないだろう。モーグは言うまでも無くミケラにべた惚れであるし、ミケラも決して拒絶はしていないのだから。

 

 我らの行いは天に弓引く行為なれども、我らの神が和気藹々としているのならそれはそれで構わない。

 平和とは、つまりまったくそれでよいのだ。

 

 

 

 

 王都ローデイル。

 黄金樹に最も近き玉座の傍に彼はいた。

 

「……褪せ人め、忌み鬼の手が貴様を逃がしはしない……!」

 

 忌み王モーゴット。王都ローデイルから遠く離れた地にて一人の褪せ人が倒した忌み鬼マルギットの本体である。

 老いた顔を歪ませ憎しみに満ちた声でそう絞り出したモーゴットは、侵入者の気配を察知した。

 

「んふふふふ♡褪せ人風情って侮った相手に手加減して負けて、次こそはーって恥ずかしくないのぉ?」

 

 濃密な血の香りを漂わせる少女の姿をした化け物。

 デミゴッドの一人であり、モーゴッドと同じ忌み子の特徴たる捻れ角を持つ彼女は巨大な三叉槍を抱え、大きなアーチの上に立ちモーゴットを見下ろしていた。

 

「本気じゃなかったから負けましたぁ、本気で戦ってたら勝ててましたぁ、なんて馬っ鹿みたぁい♡知ってるー? それ負け惜しみって言うんだよぉ?」

 

「貴様、その姿は何だ」

 

「えぇ? 怒んないのぉ? まぁ良いけど」

 

 どうせこちらを怒らせて判断力を鈍らせようとしているのだろうとモーゴットは考えていたためモーグの言葉はほぼ聞き流していた。

 王都の地下から姿を消す前にモーグが好んで使っていた手法だ。問題はモーグがあの頃と何も変わらない姿を持っているという事。

 

「成長を止める? そのような芸当が出来る物か。外面だけ取り繕うなら出来るだろうが、貴様のそれはそのような児戯とは一線を画すものだろう」

 

「ほんとに心当たり無い? まぁ人に出来ないってのは正解だけどさぁ?」

 

「……まさか、貴様ミケラを!?」

 

 にぃ、とモーグが嗤う。

 人ならざる者、その中で今のモーグに最も近しい力を持つのはあの聖樹のミケラ以外にいなかった。

 ミケラの力を奪ったのかとモーゴットが考えた所でモーグが口を開く。

 

「そう! 私の愛する旦那様であるミケラ君に合わせてあの時の容姿から成長を著しく遅くしてみましたー! やっぱお似合いの二人じゃないと王朝に君臨する王と女王にはふさわしくないもんねー!」

 

「……何?」

 

 緩み切った顔で急に惚気だしたモーグに毒気を抜かれるモーゴットはミケラの持つ他の力を思い出していた。

 そうなるとモーグの身体にミケラの力は宿っていない事になるが、いよいよどのような力を使ったというのか。

 

「まぁ遅くしてみたって言っても大した事はしてないんだけどねぇ、ミケラ君の血と似通った物に私の血を変質させて体内を循環させてるだけだし」

 

 調整も楽だし、等と宣うモーグにモーゴットは頭が痛くなってくる。自らの血を変質させるなど奇跡にも等しい所業ではないか。

 何故ならそれはつまり、自らの忌み血など何時でもどうとでも出来るという事で。

 

「……先程の思わせぶりな言葉は」

 

「え? あの時から成長したんだよーって事を仄めかしただけだけど、分かってて言ったんじゃないの?」

 

「…………そうか」

 

 モーゴットは考える事を止めた。

 少しばかり疲れた様子のモーゴットに、ふっと一息ついてモーグが口を開く。

 

「――あの褪せ人は王都まで来ると思うよ?」

 

「……」

 

 モーゴットはモーグの言葉を遮らなかった。

 

「きっと道を阻むデミゴッドは全て殺してここまでやってくる。そしてエルデンリングを修復するでしょう」

 

「だとしても、私のやるべき事は変わらない。この命尽きるまでローデイルを、この玉座を守り続ける」

 

「そんなのあの褪せ人にとっては知った事じゃないよ。今日がそうだったように、何十回殺されてもモーゴットを殺すまで立ち上がり続ける。――故にこそ」

 

 気付けば、モーゴットの前にモーグが立っていた。

 空気が変わり、周囲に濃密な血の気配が満ちる。

 

「褪せ人の手が貴公の命まで迫るその前に、私の王朝に来ると良い」

 

 微笑みを湛えたモーグが差し伸べる手を、モーゴットは払い除けた。

 

「この場を血で汚してくれるな。そして何度でも言うぞ、私はこの地を守り続ける。たとえこの命が朽ち果てようともな」

 

「――……そっか」

 

 モーグは手を下ろし、寂しそうに呟いた。

 既に辺りから血の気配は引いていた。

 

「いつまでそんな格好いい事言えるかなぁ♡あの褪せ人に殺されるのが怖くなったらいつでも言ってねぇ? 私が間違ってましたって泣いて謝ったら許してあげる♡」

 

 そう言って、モーグは血の霧となって消えた。この場にモーグのいた痕跡は、それこそ血の一滴だって残ってはいなかった。

 

「……律儀なものだな」

 

 モーゴットの言葉に従いこの場を血で汚さなかった事もそうだが、一度は断った選択を何時でも翻して良いと言ってくれた。

 きっとそれがモーグの、人としての優しさなのだろう。

 

 それを知るモーゴットだからこそ、モーグの行動に疑問を抱く。

 

「モーグよ、お前は何を企んでいる?」

 

 それを知る者は既にここにおらず、ただモーゴットの呟きだけが玉座の間に溶けて消えていった。

 

 




紅い秘文字の指環

秘文字が刻まれた、血の様に紅い指環。使用するとある場所に転移する。
それは扉を開く鍵でありながら、神との制約を交わす為の証でもある。

遠い昔に存在した制約という文化は破砕戦争を機に完全に消滅した。それは神と呼べる存在が狭間の地から消えてしまった事を意味する。

違えてはならぬ。制約とは神と人とを繋ぐもの。半神には手に余るものだ。



血の君主モーグ

原作と乖離しすぎて殆どオリキャラと化してしまったメスガキ。
原作と比べ、体格を始めとした身体能力の殆どは本来のモーグに劣るが、代わりに血に関連する事であれば大抵何でも出来るようになった。やろうと思えば今すぐ忌み子の血を薄める事も出来る。
生まれながらに人と神の二面性を有し、遠からず自我崩壊の危機に瀕していた。それをどうにかする為に無意識にミケラの下へ向かい、モーグはミケラに一目惚れした。
自我崩壊の危険性はミケラが整えてくれたのでモーグは無事にミケラガチ恋勢と化した。

優しき人の側面と厳しき神の側面を自由に使い分けるが、人の側面の人間性に大分問題がある為相対的に神の側面の方がマシだったりする。奔放かつ慎重という相反する性格であるのもこの辺りが由来。

暇な時間はミケラとイチャイチャしてるか血の祈祷を新たに作っているか血の遠見鏡で狭間の地を覗き見している。
ミケラ曰く「最も完璧なデミゴッド」、モーゴット曰く「優しき忌み血の片割れ」、ヴァレー曰く「誰よりも恐ろしく、誰よりも尊き我らの血の君主」。



永遠に幼きミケラ

急にリスカした幼女に血で出来た縄でぐるぐる巻きにされて拉致られた合法ショタ。そりゃ少しは自分の事が好きになる様に力を使ったけどまさかここまでぐいぐい来るとは思わなかった。
最初は殺されるかなと思っていたがモーグの異質な能力と精神性に興味を抱き、精神のズレを調整してあげると滅茶苦茶懐かれた。その時の反動でずっと寝てる。
一応モーグが拵えた大祭壇の繭の中であれば起きる事は出来るのでたまにモーグと繭の中でイチャイチャしている。愛を強要する力は初対面以降使っていない。

ミケラの正体や目的ははっきりとしていない為に独自要素ありきで書いている。
まぁ聖樹に同化云々でどうせわた天みたいな事しようとしていたんだろうなと仮定して考えてみてたりする。

聖樹と同化する事は叶わなかったが、ミケラはモーグと出会う事が出来た。ミケラにとって幸運だったのは、モーグが奇跡の如き血の力を持っていた事、そしてモーグが女だった事だ。そこでミケラは自らが望む未来を掴むプランを3つ立てた。

プラン1はモーグの血の力で自らの身体を進化させる事。モーグは協力的なので出来なくは無いだろうが、途方も無い時間がかかるだろう。

プラン2はモーグに自身との子を産んでもらう事。出来れば双子が望ましいだろう。半神と神人の子だ、血の混じりと言う意味では生まれてくる子もまた半神である。ならば双子の片方を完全な人に、もう片方を完全な神に血を分けてしまえば神の生誕が叶う。
絵空事等ではない。他ならぬモーグであれば可能である。そして生まれた神に自身が宿ればこの身は真なる神となるだろう。ミケラもモーグの事を少なからず愛しているので子を成す事自体は容易いだろう。懸念事項は他のデミゴッド位のものだ。

そしてプラン3は……



モーグウィン王朝

やべーロリショタが王に君臨するやべー場所。血に狂ったカラスとかバグみたいな挙動する犬とかが放し飼いにされている。ミケラの影響か今は落ち着いており、しろがね人が造った村で暇を持て余している。
たまーに招集された血の指がモーグに命令されたり無茶振りされたり血の指同士で殺し合いしたり他勢力に暗躍しに行ったりとどことなく円卓の様な雰囲気を漂わせている。

モーグウィン王朝に住まう者達は皆、モーグの掲げる輝かしき未来を求めて集った。デミゴッドに対する恐怖からでも、『何をしてもいい』という言葉の欲望からでも無く、ただモーグを王と認めた者達。それこそがモーグに付き従う同胞である。



褪せ人

俺たち。リムグレイヴに出た途端ツリーガードに突撃していく馬鹿。メリナにも会わずにツリーガードを倒した馬鹿。レベルも碌に上げずにマルギットに挑む馬鹿。遺灰やロジェールの存在に気付かずマルギットを倒した馬鹿。
素性は勇者であり、現状両手持ちでグレートアクスを振り回せる分しかレベルを上げていない。流石に反省してこの後レベル上げも兼ねてリムグレイヴを探索する。



エルデンリングでモーグ様の信奉者になったのでモーグ様の小説を探してたのに全然無いので一発ネタで書きました。初エルデン小説がこんなんでええのんか……?

メスガキの流儀に詳しくないので違和感があったらごめんね。ちなみにモーグちゃんの衣装は本家モーグ様をベースとしたレースとかひらっひらのドレス。生地に傍目からは分からない程度にモーグちゃんの血が染み込んでいるらしい。

皆も血みどろ角っ娘メスガキモーグちゃんをすこれ(MADNESS)

続きはモーグ様の小説が増えたら書きます。
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