デート・ア・ライブ feat.仮面ライダーセイバー   作:SoDate

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第2‐6話, 凍てつく大地《下》

 四糸乃の進行方向に先回りしたファルシオンは、とりあえず士道の事を置いて一度離れる

 

『──来るわよ』

 

 琴里の言葉から程なく、遠くに、巨大なシルエットが見えてくる。無機質なフォルム、そして頭部にはウサギのような長い耳。間違いなく四糸乃の氷結傀儡だ。それを確認した士道は、喉を潰さんばかりに声を張り上げる

 

「──四糸乃ぉぉぉぉぉッ!」

「……!」

 

 士道の声を聞いた四糸乃が、ピクリと反応を示す。存在に気づいたらしい氷結傀儡は士道の前で停止する

 

「お、おう、四糸乃。久しぶりだな」

「……士道さ、ん……!」

 

 氷結傀儡に張り付いていた四糸乃は身をおこし、うんうんと首を縦に振る

 

「四糸乃、おまえに渡したいものがあるんだ」

「……?」

 

 四糸乃の顔はぐしゃぐしゃになっていたが涙を袖で拭い、問うよう首を傾げる

 

「あぁ、これを──」

『士道!』

 

 パペットを取り出そうとした士道の耳に、琴里の声が聞こえてくる。

 その直後、士道の後方から四糸乃めがけて、光線のようなものが放たれる、それは四糸乃の肩口とほほのあたりをかすめ、後ろへ抜けていく

 

「な……っ」

 

 士道が振り向くと、そこには仰々しい装備に身を包み、巨大な砲門を掲げながら浮遊している折紙がいた

 

「お──折紙……ッ」

 

『──そこの少年。危険です。その少女から離れなさい』

 

「AST、余計な事をっ!」

 

 四糸乃の視界に入らないよう待機していたファルシオンは急いで士道の場所に向かおうとする

 

「ぅ──ぁ、ぁ、ぁ、ぁ……ッ」

 

 しかし、士道の目の前にいる四糸乃の様子が可笑しいことにも気づいてすぐ、凄まじい冷気をまき散らしながら氷結傀儡は後方へと滑っていった。

 

「琴里! どうする!」

『トーマは四糸乃を追ってちょうだい!』

「わかっ──いま、待ってくれ」

 

 辺りの冷気を氷結傀儡が吸収しているのに気づいたファルシオンは、次に行われる攻撃が不味いものだと薄々察し、士道の元に行こうとした瞬間。氷結傀儡が凄まじい冷気の奔流を放ってきた

 

「な──」

 

 放たれた奔流は士道のに直撃する思ったが、奔流と士道の間に現れた巨大な玉座が、壁になっていた

 

「さ、鏖殺公(サンダルフォン)……?」

「な、なんでこれが──」

『──簡単よ』

「琴里……? どういうことだ? 十香の力は、封印されてるんじゃなかったのか?」

『言ったでしょ。十香の精神状態が不安定になれば、士道から十香に、封印されているはずの力が逆流する可能性があるって。──フルパワーには程遠いけれど、まさか天使まで顕現させちゃうなんてね。……愛されてるじゃない、士道』

「そうみたいだな、十香から回収した本が一冊真っ黒になっちまってるから。こっちの力まで持っていったみたいだ」

 

 氷結傀儡を追っていったASTの事を確認したファルシオンは、士道の近くに降りると表紙が真っ黒になった本を士道に見せた

 

「だ、だからなんで十香の……って、そうだ。俺達も四糸乃を追わねぇと──」

「シドー!」

 

 そこまで言ったところで上空から十香が下りてきたのだが……彼女の服は制服と霊装が合体したような奇妙なものに変化していた

 

「十香、それは……?」

「ぬ?」

 

 士道に言われて十香も初めて自分の変化に気づいたらしく、驚きの声を上げる

 

「おぉ!? なんだこれは! 霊装か!?」

「半分霊装だな」

 

 十香に気付かれていなかったらしいファルシオンが声をかけると、そちらに目を向け二度目の驚いたような声を上げる

 

「貴様はあの時の!?」

「久しぶりだな、夜刀神十香」

「何故私の名前を知っている──って、そんな事よりシドー、無事か? 怪我はないか?」

「あ……あぁ。おかげさまで」

 

 士道は目の前に聳える玉座をを見上げながら答えると、十香はバツが悪そうに目を泳がせ、少し震えた声で言葉を続けた

 

「その……なんだ、わ、悪かった……いろいろと」

「え……?」

「だから……! 私が、よくわからないことで苛ついてしまって……その、シドーに礼も言えず……迷惑をかけた、から──ずっと、謝りたかったのだ……」

「や……あれは、俺が悪いんだし」

 

 本当は丁寧に否定をしたかった士道だが、今は時間はない

 

「──十香、頼みがある」

「ぬ……? なんだ、改まって」

 不思議そうに首をひねっている十香に対して、士道はためらうことなく深々と頭を下げた

 

「し、シドー?」

「──頼む、俺に力を貸してくれ。こんなこと、おまえに頼むのは筋違いだってのはわかってる。でも、俺は──あいつを、四糸乃を救ってやらなきゃならないんだ……っ!」

 

 士道の言葉をきいた十香は、少しの沈黙の後、小さな声で言葉を紡ぐ

 

「四糸乃というのは──あの娘のことか?」

「あぁ」

「……っ」

 

 一瞬息を詰まらせてから、十香は少し悲しそうな顔で言葉を続ける

 

「……そうか。やはり、あの娘が大事なのだな。──私、より」

「……っ、誰がそんなこと言ったよ」

「え……?」

 

 士道は顔を上げて十香の事を真っすぐ見た

 

「違ぇよ、そういうことじゃ──ねぇんだ」

 

『士道。危険よ。十香に余計な──』

「いや、今はアイツのやりたいようにやらしてやった方が良い」

 

 ファルシオンは琴里の言葉を遮るのだが、士道は二人の言葉を無視して話しを続けた

 

「あいつは──十香、おまえと同じなんだ」

「同じ……?」

「あぁ、四糸乃は、お前と同じ──精霊なんだ」

「……っ!? あの娘が?」

 

 士道の言葉を聞いた十香は、怪訝そうな声を発した

 

「──それだけじゃない。あいつも、おまえと同じように、自分の意思じゃどうにもならねぇ力を持っちまってるばかりに、ずっと苦しい思いをしてきたんだ……!」

「…………」

「俺は──あいつと約束したんだ。俺がヒーローになるって。俺が、お前を救ってやるって。……でも、俺だけの力じゃ、あいつを追う事すらできない……ッ」

 

 そして士道は深々と頭を下げる

 

「頼む、十香。力を……貸してくれッ!」

 

 少しだけ沈黙が流れるが、すぐに深呼吸のような音が聞こえてきた

 

「……っ、はは……あぁ、そうか。そうだったな。なぜ忘れていたんだろう。──私を救ってくれたのは、こういう男だった」

「十香……?」

「──あの娘を、追えばいいのだな?」

 

 雨のせいで十香が何て言ったのか聞き取れなかった士道だが、十香は何も答えず。バッと身を翻した

 

「……ッ、十香!」

「それ以上は言うな。時間が惜しい」

 

 十香は数歩移動してから、鏖殺公をガンッ! と蹴った

 蹴られた玉座は前方に倒れながら、その形を微妙に変化させていった

 

「こ、これは──」

「乗れ。急ぐのだろう?」

「あ、あぁ……」

 

 戸惑いながらも倒れた鏖殺公に乗った士道を見ると、十香はファルシオンの方を見る

 

「貴様はどうする?」

「俺は自前で飛べるから問題ない」

「……それなら、貴様が士道を担いであの娘を追えば良かったのではないか?」

「それだとスピードでないから追いつけねぇんだよ」

「そうか。それとシド──―しっかり掴まっていろ」

 

 その言葉と同時に、鏖殺公はすさまじい加速で凍った地面を滑り始めた

 

「俺も行くか」

 

 炎の翼を出現させたファルシオンも、二人の後を追うように飛び立った

 

「……ッ!?」

 

 殺人的な加速によって生まれる風圧と重力を士道が感じている中、十香は何に掴まるでもなく、悠然と立っていた

 

「速度を抑えていては見失う! このまま行くぞ!」

「お──おう……っ」

 

 凄まじい風圧を感じている士道の耳に付いているインカムから、琴里の声が聞こえてきた

 

『まったく、十香が応じてくれたからいいようなものの──軽率よ、士道。トーマも、私たちを止めるとか何を考えてるの?』

「十香には下手に誤魔化すよりも真っ直ぐ伝えた方が良いと思ってな」

「すまん、説教は後で聞く……! 今は何も言わず力を貸してくれ、琴里……ッ!」

 

 士道の言葉を聞いた琴里は、インカム越しにため息を吐いたあと、言葉を続けた

 

『──もちろんよ。精霊を助けるのが私たちの使命。協力は惜しまないわ』

「恩に着る……!」

 

 それから四糸乃の事を追っていると、三人の目の前に奇妙な光景が広がり始めた

 

「おい! 様子がおかしいぞ!」

「──あれはなんだ!? シドー!」

 

 二人の言葉に顔を上げた士道が顔を上げる

 

「……な……なんだ──ありゃあ……っ!」

 

 吹雪が綺麗な半球の結界のようなものが形成されており、その周囲には仰々しい武装を構えているASTの隊員たちがいた

 

『……四糸乃が構築した結界だね。ふむ、よくできている』

 

 令音は士道に吹雪のドームの解析結果を説明してきた。それによると魔力……つまりASTに付いているCR-ユニットで出力した武器の攻撃に反応して自動迎撃するシステムらしい

 

「つまり殴ったら殴り返してくるタイプの家か、厄介だな」

「むぅ……」

『困ったことになったわね。あれじゃあ誰も四糸乃に近づけないわ』

「……近づくにしても、士道じゃないと意味ないし、どうするか」

 

 打つ手なしかと思っていたが、士道は小さく言葉を発する

 

「試してみないとわからないけど……そうとも限らないかもしれない」

『なんですって?』

「何か思いついたのか?」

 

 士道の考えた方法を訊こうとした矢先、目の前の光景が変化する。手をこまねいていたAST隊員の中にいた折紙が空に浮遊したかと思うと、近くのビルの先端部をむしり取り、四糸乃の結界の上空に運んで行った

 

「な……っ」

『──ち、あれで結界を四散させようって腹? 随分と思い切った真似をしてくれるわね』

「だが、失敗したら反射でバカでかい一撃を貰うことになるぞ」

「ど、どうすれば──」

 

 そう士道が言った瞬間、傍らに立っていた十香が、言葉を発する

 

「シドーは、四糸乃とやらをなんとかする方法に心辺りがあるのだな?」

「……っ、や、その……可能かどうかは──」

 

 そこまで言った士道だったが、一度言葉を止めて決意の表情を浮かべて言葉を紡ぐ

 

「いや、ある。絶対に……なんとかしてみせる」

「そうか」

 

 そう言った十香はにっと唇の端を上げる

 

「十香……?」

「なら、そちらはシドーに任せる。ASTとやらの方は私に任せろ。絶対に、シドーの邪魔はさせん……それと、そこの貴様、シドーの事任せたぞ」

「……わかった、それと貴様じゃない。俺の名前はトーマだ」

「そうか、ではトーマ……改めて、シドーの事を頼む」

 

 十香の言葉にファルシオンが頷くと、走行を続ける鏖殺公の先端から一振りの剣を取り出し、背もたれを蹴って折紙の方まで飛翔していった

 

「な──あいつ……ッ!」

「士道、今は四糸乃の事に集中しろ」

「……あぁ、わかってる」

 

 覚悟を決めた士道は、琴里への問いかけを発する

 

「──琴里。確かめておきたいことがある」

『なに?』

「あまりにも気になることが多すぎるもんだから、一つ……訊き忘れてたんだ。俺、十香の力を封印した日──折紙に撃たれたよな」

 

 確かに士道はあの日、折紙によって脇腹を撃ち抜かれた。けれど今は生きている……それがずっと士道の中で引っかかっていたのだ

 

『えぇ──事実よ』

「あれは……一体何なんだ? あれも、原因不明で備わっている俺の能力ってやつなのか?」

『……半分正解、半分ハズレ、かしら』

「って言うと?」

 

 士道の問いに対して、琴里は悩むようにうなってから言葉を続けた

 

『士道に備わっている能力って言うのはその通りよ。体に致命的なダメージを受けた際に、焔が体を焼き、再生させる。アンデッドモンスター顔負けのチート能力よ。──ただ、こっちは、原因不明ってわけじゃないわ』

「今は、その原因は効かないでおく。ただ一つ答えてくれ。俺は、致命的な怪我を負っても、回復することができる。それに間違いはないか?」

『──えぇ。肯定するわ』

 

 琴里のその言葉を聞いた士道は、ふぅっと息を吐く

 

「……よかった。あれが俺の幻覚なら、今から死ににいかなきゃならないところだった」

『……っ、士道、あなたまさか』

 

 琴里がそう言いかけた所で、上空に浮かんでいたビルを十香が切り裂いたことでコンクリートの欠片が降り注いだ。その一方で士道の乗った鏖殺公の玉座は結界に突っ込みそうになったが寸前でファルシオンが士道の首根っこを掴んだことで何とか難を逃れた

 

「大丈夫か、士道」

「あぁ……大丈夫だ」

 

 結界の前にやってきた士道たちは、改めてそれを見上げる

 

「この中に──四糸乃が」

「みたいだな」

 

『士道、待ちなさい。何をするつもり?』

 

 琴里が静止の言葉を放つが、それでも士道は足を止めようとしない

 

『──っ、生身で結界に入るつもり? 回復力頼りで? 無謀すぎるわ、止めなさい』

「おいおい……俺が撃たれたときは、おまえ全然動揺しなかったって聞いたぞ?」

『あの時とは状況が違うわ。吹雪が吹き荒れる領域は、結界内の外周およそ五メートル地点まで。五メートルよ? その距離を、散弾銃撃たれながら進むようなものよ? しかも、その範囲内で霊力を感知されたら、十香の鏖殺公みたいに凍りつかされるわ』

 

 まくしたてるように、琴里は続ける

 

『言ってる意味わかる? 結界外縁部にいる間は、傷が治らないって言ってるのよ。一発きりの銃弾とは違うわ。途中で力尽きたら、間違いなく死ぬわよ!?』

「……霊力──か。俺の回復能力ってのは、精霊の力なのか」

『……ッ』

 

 足を止めない士道に、ファルシオンは声をかける

 

「少し待て、士道……少しだけ、道を作ってやる」

 

――抜刀 不死鳥無双斬り』

 

 士道の前に立ったファルシオンは、目の前の結界に斬撃を放つと、その部分の吹雪が少しだけ弱くなった

 

「……サンキュー」

「気にすんな」

 

 士道は深呼吸してから、結界内部に足を踏み入れる

 

『士道──! 士道! 止まりなさい!』

 

 琴里が必死に呼びかけるが、士道は足を止めない

 

『──止まって……ッ、おにーちゃんッ!』

 

 その言葉を最後に、士道は結界の中に消えていった

 

「……」

『トーマ』

「なんだ?」

『どうして……士道を行かせたの? あなたなら士道を止められたでしょ!?』

「やめろって言って止まる程、アイツは簡単な奴じゃねぇよ……短い付き合いでもそれは分かる」

『それは……』

 

 ファルシオンはそう言うと結界の直前まで近づいた

 

「それに、こっから俺に出来ることをして……士道のサポートをする」

 

――抜刀 不死鳥無双斬り』

 

 エネルギーが集中した刀身を、ファルシオンは結界に思いきり突き立てる

 

「ぐぅ……ッ!」

『ちょっと……っ! あなたまで何をやってるの!?』

「……ッ! 俺のこの剣な……精霊の力を無効化できるんだよッ……だから、剣の力で……結界を弱めるッ!!」

 

 ファルシオン──トーマの使っている無銘剣は精霊の力を無効化できる。鏖殺公の最後の剣は強大な力の塊であったため無効化できなかったが……この結界ならばある程度の無効化が出来るとトーマは考えた

 

「──ッ!」

 

 しかし、そんなファルシオンの持つ無銘剣の刀身から徐々に凍りついていく

 

「士道が体張ってんだ……俺も、頑張らないとなぁ!!」

 

 凍りつくスピードは徐々にはやくなっていき、ついに胴体まで到達する。自分の身体から暖かさが奪われていく感覚に襲われながら、先刻の事を思い出す

 

 

 

『……調査の結果、こちらがモニタリングしていた精神グラフの後ろに、もう一つ非常に小さな反応が隠れている事がわかった』

「えぇと……つまりそれって──」

『……要するに、パペットを着けているときにだけ、四糸乃の中に人格がもう一つ、並列して存在しているということさ』

「そ、それって……四糸乃自身は知ってるんですか?」

『……どうだろうね。ただ一つ確かなのは、デパートで君が会話していたのは、四糸乃ではなくパペットを介して発現していた別人格だったということさ。四糸乃自身はそのとき、全ての対応をよしのんに任せ、意図的に心を閉じていた状態に近い。道理でキスをしても力が封印できないわけだ』

「……っ」

「成る程、霊力を持ってる本人の心が閉じちまってるなら、いくら好感度を上げても意味ないか」

 

 士道とファルシオンは、それを聞いてようやく霊力が封印できなかったことに納得できた

 

『……それともう一つ。よしのんの発生原因について、興味深いことがある』

「興味深いこと?」

『……あぁ、己以外の人格を自分の中に生み出してしまう理由はいくつかあるが──ポピュラーなのは虐待などの強い苦痛やストレスから逃れるため、といったとことだろう。要は、辛い思いをしているのは自分ではなく別の誰か、と思い込むために、もう一つの人格を作り出してしまうのさ』

「確かに、精霊ならよくありそうな理由だな……あの四糸乃って子は見るからに気弱そうだったし」

「……やっぱり、ASTに命を狙われるのが辛くて──?」

 

 そう聞いた士道の言葉を、令音は否定する

 

『……いいや。──なんとも信じがたいことに、この少女は、自分ではなく他者を傷つけないために、自分の力を抑えてくれる人格を生み出した可能性がある』

「────っ」

「…………マジか」

 

 令音は最後に、この場で唯一四糸乃を救える存在に声をかける

 

『……シン。きっと、彼女を救ってやってくれ。こんなにも優しい少女が救われないのは……嘘だろう』

 

 

 

 そんなやり取りを思い出したトーマも、彼女を救えなく手も、少しでもその手助けをするためにひたすら耐え続けると、ゆっくりと雨は上がり、太陽が見えてきた

 

「……やったんだな、士道」

 

 雨は上がり、太陽が顔を出した。そして……空にかかる虹を見ながら体の半分以上が凍結しているトーマは、凍り付いた手に現れた三冊の本を見ながら仮面の越しに笑顔を作った




無事、四糸乃の霊力を封印した士道
そして始まる新たな日常

そんな彼の次のミッションは
……鳶一折紙とのデート!?

次回, 折紙インポッシブル



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・オーシャンヒストリー
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・WW物語 水勢剣流水
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