デート・ア・ライブ feat.仮面ライダーセイバー 作:SoDate
青年が訪れたのは住宅街の中に存在する一軒家の玄関を開けると、二階からやけに騒がしい声が聞こえてくる
「朝から元気だなぁ」
そう思いながら青年が部屋の扉を開け……すぐに閉じる、理由は単純で自身の目の前に広がっていた光景を受け入れることができなかったからである
「ふぅ…さてと、朝食の準備でも――」
「待ってくれ!誤解しないでくれ!」
「…わかってる、安心してくれ真士、弟分がどれだけ重い罪を背負おうと…俺はいつまでもお前を待ってるから」
「わかってない!全然わかってない!」
「あっ、冬馬兄さま、おはようございます」
「うん、おはよう真那。それで、一体何があったんだい?」
竹刀を自身の兄に向けっぱなしの少女の挨拶に言葉を返した後、青年は事情を聴くことにした…彼の弟分である少年は決して犯罪に手を染めるような人間であると知っているからだ。そしてYシャツ一枚羽織っているだけの少女からは、普通の人間とは違う、不思議な感覚があったからという理由もある
「えっと、この子…あの爆発があった場所にいたんだ」
「……えっ?」
「それ、どういうこと?」
「そのまんまだよ。さっき俺があの爆発に巻き込まれたとき――見つけたんだ」
少年から一通り事情を説明される、一応納得は出来るものの妄言言ってるとしか思えないなどと考えているといつの間にか隣に来ていた少女がちらりともう一人の少女の見る
「なるほど、兄様が頭を打ったか幻覚を見たかしてねーことを前提に考えると…」
「後、変な薬でも飲んで頭がおかしくなったって事も除外してね」
「そうですね」
「二人とも、嘘を吐いてる可能性っていうのは考えないんだな」
「兄様が真那に嘘を吐くわけねーでしょう」
「真士が俺達に嘘を吐くわけないからね」
少年の問いに二人はきっぱりと答えた
「とにかく、その前提を考えた場合、異常が多すぎます。その子は一体何者で、なんでそんなところにいやがったんですか?」
「さ、さぁ……そんなこと俺に言われても」
「…まさか、この子があの爆発を起こした、なんてことはねーでしょうね」
「可能性の一つとしてはあり得るかな…不可解なのに変わりはないし」
「は……?ば、馬鹿言うなよ。人間にあんなこと出来るわけが――」
少年が言葉を続けようとしたところで、少し後ろからかわいらしいくしゃみが聞こえてきた、考え事に没頭しかけていた三人はあの少女がYシャツ一枚だったのをすっかり忘れていた
「だ、大丈夫か?」
「俺、下であったかいもの入れてくるよ」
少年にそういうと青年は階段を下り台所まで向かっていった
これは、いつかの時代に存在した始まりの記憶――すべてが始まる前に起こった出来事のワンシーンである