俺は空条承太郎   作:天井 静兼

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第2話

それは意外ッ、牢屋意外と快適。

 

悪霊がどこからともなく物を持ってくるのだ。

 

ちょいと居眠りしている間に気づいたら、エロ本が積まれていた。

 

お前って奴は......。

 

しばらくして一週間経つか経たないくらいにこの牢屋に近づいてくる足音がした。

 

聞き耳をたてると警官2名、ママンの合わせて3つの足音。

 

ってママン来てるじゃん、とエロ本を牢屋内のベッド下に音もたてずに片付ける悪霊。

 

こいつの精密さはすごい。

 

時を止めた中で自動車の車輪を外したときにドライバー要らずだったからな。

 

そんなことを考えているウチに牢屋の檻ごしにママンが俺の名前を叫びながら前に走ってくる。

 

「やかましい、うおっとしいぞ、このアマ」

ガルっと効果音が出るような顔で不良らしく応える。

 

「は~い」

流石ママン流石。

 

ポリ公が

「釈放だ、とっとと出ろ」

と言うがそれは無理だ。

 

「m......お袋、帰りな。俺には悪霊(という名の変態)がついている。そいつは俺に何をさせるかわからん(分かる)。だから俺をこの檻から出すな(理性)」

 

と言ったが一般の人々にこの同人能力の恐ろしさは分からん上、悪霊自体が見えない。

 

そこでだ、まるでコマーシャルの実演販売のように悪霊の真のヤバさを見せつけてやろう。

 

「俺を外に出したら、どれだけヤバいか教えてやる」

 

まず、時を止めてから檻ごしにいる警官の一人を服と拳銃を奪い、下着だけにする。

 

次にそれを俺が着てから敬礼して能力を解除する。

 

ひんむかれた警官は服と拳銃が無いことに気付き、敬礼する俺を見ると驚きのあまり腰を抜かしていた。

 

他の人達も驚きを隠せていないが、まだまだこれからだぜ。

 

ホルスターから拳銃を悪霊に抜き取らせ、こめかみの少し前に構えさせる。

 

そして撃つ。

 

こめかみに当たる寸前で銃弾を素手で掴み取る。

 

ちょっと指痛てぇ。

 

そのあと悪霊に距離を取らせたあと更に撃たせようとしたとき、突然悪霊は銃弾が尽きるまで乱射してきたのだ。

 

バカタレが、ホントに死んじゃうだろ(ドン引き)。

 

流石の俺でもランダムかつタイミングのズレた複数の銃弾を掴んだり、避けたりは出来ないので再度時を止めた。

 

止めて気づいたが明らかにママンの眼が悪霊の方を向い

ている。

 

まさかこの変態が見えているのか。

 

仕方ないので事後処理として能力を使い、服と空になった拳銃を元の警官に戻し、宙に浮いた弾丸を壁にめり込ましておく。

 

ママンには見えているらしいので自身の後ろに立たせてから時を動かす。

 

「俺の後ろに誰かいる。最近憑りつかれた」

 

そう言うと、ママンは悩んだ様子だった。

 

そりゃ悩むよな、息子に変態悪霊が憑かれているのだから。

 

次の日、ママンは爺じを連れてきた。why!?

 

変なのが見えたからスペシャリストのお父さんを呼んだとのこと。

 

爺じ、ニューヨークに住んでなかった?来るの早すぎんだよなぁ。

 

だが、

 

「消えな、お呼びじゃあないぜ。俺の力になるだと?何ができるって言うんだ。ニューヨークから来てくれて悪いが、jii、おじいちゃんは俺の力になれない」

 

言葉を言い終わると同時に時を止め爺じの帽子を取り被った。

 

気分はインディージョーンズ、いやジョースターか。

 

解除すれば爺じは驚いている。

 

「見えたか?これが悪霊だ、残り少ない寿命が縮むだけだぜ」どや

 

ふふん驚かすのが楽しくなってきたこのごろ、将来はマジシャンになるのも悪くないな。

 

少しすると爺じは指をパチンっと鳴らし

 

「アヴドゥル、君の出番だ。3年前に知り合ったエジプトの友人、アヴドゥルだ」

 

と見知らぬブ男を、オカルトっぽい格好をしたガチムチを檻の前に寄越した。

 

つ よ そ う。

 

「早速ですまないが孫の承太郎を牢屋の外に追い出してくれ」

 

爺じがブ男にそう命令している。

 

だがそういうつもりならこちらも挑発してやろう。

 

「すまない、美形以外は帰ってくれないか、ブ男」

 

俺ら一族は美形が多いがこのアヴドゥルとかいう男、その、なんだ、こう言っちゃあ悪いが中の上程度である。

唇はセクシー。

 

「少々手荒くなりますよ。自分から出してくれと懇願するぐらい苦しみますよ」

 

と言い出す。

 

おぉ、効いてる効いてる。

 

爺じが孫を案じて止めてくるものかと思っていたが、

 

「構わんよ」

 

と言っていた。止めろよ。

 

アヴドゥルから炎を纏った顔面が鳥の変態ムキムキが出てくる。

 

こ、こいつも変態の悪霊をッ、お、侵される。

 

すると爺じは

 

「お前の言う悪霊を、アヴドゥルも持っている。アヴドゥルの意思で自在に動かせる」

 

と説明してくれる。オオキド博士かな。 

 

「悪霊の名は、マジシャンズレッド!」\キョェー/鳥人間の、アヴドゥルの攻撃をあえて受ける。

 

「熱い、手が焼ける・・・一体悪霊とは?」

 

悪霊がついつい現れる。

 

爺じが

 

「おぉぉついに姿を見せたか。こんなにはっきり姿が見えるとは、相当なパワーか」

 

とか言う。

 

まぁ、当たり前だよな。ニチャ

 

「その正体は、悪霊であって悪霊ではないものじゃ。悪霊と思っていたものは、お前の生命エネルギーが作り出すパワーあるヴィジョン(像)なのじゃ。そばに立つというところから、そのヴィジョンを名付けて“スタンド(幽波紋)”!」

 

さて悪霊の正体が分かったところで反撃といきますか!!

 

時を止めてから檻をねじ曲げて、牢屋から出る。

 

そして、元にねじ戻す。

 

アヴ・ドゥルドゥルよ喰らえ!!

 

必殺『ダブル腹パンチ!』本体は本体に、スタンドはスタンドに腹パンチをお見舞いしてやった。

 

相手は死ぬ(程痛い)。

 

時が動き出したと同時にアヴドゥルとマジシャンズレッドは檻の反対側、通路の壁にめり込む。

 

これは再起不可能案件だな。

 

「ぐっ......ジョ、ジョースターさん、はぁはぁ、み、見ての通り、彼を牢屋から出しましたッ」ガクッ

 

と言うアヴドゥル。

 

「アヴっ、アヴドゥル!!?(一瞬のうちに檻を抜け出し、気付かぬ間に密着接近、本体とスタンド同時に攻撃)

ま・・・まさかッ!そんなことが!!承太郎のスタンドの正体はというのはッ!『時』を止める能力だったのかッ!」

 

「してやられたというわけか」

 

とつぶやく。

 

爺じの考察力おかしいだろ。

 

何故分かったんだ?

 

俺たちはカフェに行って(1人全治10ヵ月の重症を負って搬送済み)、スタンドとか宿敵の話をした。

 

正直、爺じの中二病具合には驚かされたし、いきなり3万円のカメラ叩き壊すし、話のほとんどが頭に入ってのなかった。

 

とりあえず、この写真に写っている変態をとっちめに行けばいいんだな?

 

って、何処にいるか知らないのかよ。

 

肩を後ろからツンツンされる。

 

俺のスタンドが居場所を知る手掛かりを見つけたらしい。

 

さっき爺じが言ってたグランド爺じの肉体と見えない線で結ばれているとかなんとか、それを辿れば場所がわかる的なことを勝手にカフェのメニューにペンで描き、そしてどっかに行ってしまった。

 

今日は驚き疲れたのでここで解散することにした。

 

2日後、スタンドが帰ってきた。

 

どうやらエジプトのカイロに居るらしい。

 

直接現地まで徒歩?で行って見に行ったら、部下にショットガン持たせてスタンド訓練してて、一瞬時を止めてたらしい。

 

銃弾を回り込んだところで変態吸血鬼は停止限界みたいだったので、そこから姿を見せつつ時間を追加停止して10時間、時を止めている中で10時間というのはおかしいが、とにかく体感で10時間ほど煽り散らかしたw。

 

倒して帰ってこいよ。

 

奴は目だけが動いていたが、最初は瞳孔が開くほど驚き、その後血走ってたと絵を描いて教えてくれた。

 

こいつ、俺のスタンドと同系統のスタンドか......本体の見た目も変態だし、さっさと殺らねばこちらがヤられるッ。

 

しかし、どうやって日本からエジプトに渡ろうか?

 

ママンが変態の影響を受けて苦しんでいるので早くぶっち転がしてぇし、俺のスタンドは俺から離れるほどパワーが無くなっちゃうらしいし。

 

ぶっちゃけアヴドゥルが平均のスタンド使いの強さ(※アヴドゥルはスタンド使いの中でもかなりの強者)だったら、助っ人もその程度かもしれない。

 

俺1人で向かった方が楽かもな。

 

そこで問題だ!この俺、空条承太郎はどうやってDioのバカタレをしばきに行くか?

3択-ひとつだけ選びなさい

 

答え1.爺じに頼んで使い捨て自家用戦闘機で単独突撃のアイデアがキラめく。

 

答え2.仲間を集め、数の暴力に頼る。

 

答え3.Dioはかわせない。日本の時点で時間を停止させ、悪霊に背負ってもらいながら太平洋を横断し、解除せずに館を奇襲、正面から正々堂々と暗殺する。

 

Dioの現実は非情である。

やはり答えは……………1しかねえようだ!

 

しかし、爺じに聞いてみたが、明日は高校があるんじゃあないのか?と言われてしまった。

 

しかも、爺じは飛行機で強敵に向かって追突したことあるって言ってた。

 

答え-3 答え3 答え3、Dio絶望!突きつけられた答えは3ッ!現実は非常識なりッ!!

 

さらに爺じは言っていた、その強敵は宇宙に追放して倒したと。

 

なら話は早い、時間停止中にDioを入れ物に捕獲し、悪霊でぶん投げて宇宙に追放すれば奴は死ぬ。

 

奴がどんなに不死身で時間停止が出来ようが倒せる手段を思い付いたのだった。

 

爺じには何でもいいからDioをぶちこめる箱、一人用のポッドを用意してほしいと頼み、俺は明日の学校に備えるため早めにトコへ就くのだった。

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