幼馴染はどうやら転生しても続くらしい 作:ぶり大根(元・孤高の牛)
174cm/62kg
(舞台となる学園内においては)平凡な子爵家嫡男として誕生した今作主人公
その正体は『モブせか』が書籍、アニメとして存在する世界から『モブせか』の現代世界に転生しリオンやマリエと同じく本舞台に転生してきた二重転生者
モブせか(現代世界)をそうとは知らずに生きていた為意図しないキャラ改変(ほぼマリエ限定)が行われている
ディーンハイツ家に旧時代から代々伝わる射撃術に精通している
マリエLove過ぎて殿下達を出し抜こうと絶賛画策中
顔付きは良くも悪くもリオン達不遇組と同ランク
シーシェック(オリキャラ)
185cm/70kg
ディーンハイツ家に代々仕える執事の家柄の嫡男であり二十歳前後でありながら既に執事長を務めているが今はアルフォンソの学園生活に同行している
諜報捜査や暗殺等に置いては王族の機関より優れた腕を持つ
アルフォンソに協力的で恋も応援している
顔付きはイケメンと言うより美人に近く長髪
「よ、マリー」
「うげ、アル……」
「おう開口一番それかよ、つか前髪少し切ったか? 前より整ってて可愛いと思うぞ」
「アンタのそのアタシへの謎に敏感過ぎるセンサーが原因だとは思わないのね……」
朝一番、まだユリウスとすら会ってないマリエとこうして話す時間が何よりの俺の癒しだった。
マリエ、以下いつも呼んでいる愛称のマリーで統一するが、マリーは本当に可愛いのだ。
見た目からして前世の雰囲気を残しつつ非常にロリに寄せ貧乳、そのちんまい姿がまず宇宙一可愛い。
そして声もわざと作ってるゲロ甘ボイスも脳みそが蕩けそうになるが、普通に話してる声が何より可愛くて尊い、普通に話してあそこまで可愛い声出せる人間そうそういないぞ。
そしてやはり中身、中身は何せアヤなのだから前世から持ってる面食い要素と今世で持ってしまった金持ちへの憧れを除けば少し生意気だが本質的には甘えん坊で寂しがり屋のツンデレという最高に可愛い性格を持っている。
勿論面食いなのも金好きなのも引っ括めて愛せるが。
「貴族同士とは言え何年幼馴染やってると思ってやがる。可愛い可愛い幼馴染の変化一つ見破れなかったら幼馴染失格だ」
「いくら幼馴染でもアンタの目は異常過ぎるでしょ……(ユリウス殿下すら気付かないそういう細かいところに気付かれると変な気持ちになってドキドキするじゃない……相手はアルなのに……)」
勿論だが俺に難聴癖は無い、寧ろマリーの事だったら世界一耳が良くなれる自信がある。
だから小声で呟いてる事も筒抜けなのだ、可愛い奴め。
貴族とか権力とかどうでも良いけどマリーが可愛過ぎる件。
まあこうしてマリーとお近付きになれたのは子爵家という貴族の力とディーンハイツ家直伝の旧時代から伝わる射撃術のお陰だと言うのは認めざるを得ないしそこは素直に感謝しているが。
あと両親や使用人も堅苦しくならないタイプだったのは感謝。
家ですら貴族貴族するのは俺には耐えられん、学園ではハーレム入りした代償でほぼ常に貴族らしくいないといけないから尚更この時間が幸せで仕方ないのである。
「おーい、何ブツブツ喋ってんだー?」
「わひゃあ!? きゅ、急に頭撫でないでってばー!」
「良いじゃねえかよ、別に髪の毛乱す様な撫で方してないし。それにお前だってこれ好きだろ?」
軽々しく、それでいて優しく髪を撫でる。
アヤの時から髪や頭を俺に撫でられるのが好きで、催促してきてまでやらされた事もあったと懐かしむ。
それはマリエになってからも相変わらずだが、果たして俺の事は覚えててくれてるんだろうかねえ……
流石にタケさんの事覚えてるなら覚えててもらわないとショックで卒倒すると思う。
「確かに嫌いじゃないけど……」
「ならもう少し俺の癒しになってくれ」
「アタシはアロマか何かか?」
アロマじゃこの癒しは手に入らないぞマリーくん。
あーあもう少しこの時間が続けば良いんだが……ユリウス殿下と愉快な仲間たちがお出ましか、チッ猫被りモードになるの面倒いのに……
「ユリウス様、それにジルク様、クリス様、グレッグ様、ブラッド様も。おはようございます。今日も良いお日柄ですね」
「ああ、おはようアルフォンソ」
「おはよう、アルフォンソ君」
しかも腹黒野郎とナルシストと脳筋は今日も無視かよ……
大抵挨拶しても応えるのがマリエが絡まなきゃ一応は律儀な面があるポンコツ殿下とマリエさえ絡まなきゃ真面目な剣豪に見える剣キチだけってのが俺の立場が露骨に分かって悲しいねえ全く。
「おはようございますマリエ」
「よう、朝っぱらからマリエは元気だな」
「この僕の様に美しいねマリエは」
「みんな、おはよっ♡早くみんなに会いたかったんだ~♡」
はぁ、たまには俺と二人きりの時にもあの萌え声してくんねえかなあ、アレはアレで羨ましいんだよなあ。
あーうぜェうぜェ、あの五人衆がいるから俺はこんな嫉妬を抱えなくちゃなんないんだよ。
気を取り直して、マリーを取り囲む五人衆の少し後ろに控えながら歩き進める。
俺はマリーの方からハーレム入りさせられた人間ではあるが、それでも五人衆よりずっと格が落ちる子爵家とあり妙な反感を買わない様に七人で行動する時は後ろに控えるのがデフォになっている。
「…………それでね、いつも二人で屋台の焼き鳥食べてたんだ~♡ ね、アルくん?」
「懐かしいね。庶民街には出ない様に言われてたのを二人して抜け出してお忍びで。僕は当時怖がりだったけどマリエちゃんが引っ張ってってくれたんだっけ」
「そーそっ、楽しかったよね♡」
「そりゃ勿論だよ」
あーこのちょっと控えめな口調めっちゃ疲れるしキャラじゃねえんだよなあ、やりたくねえなあ……と憂鬱になってしまう。
疲れる次いでに昔の話をしておくが二人して抜け出してお忍びデートで焼き鳥食ったのは紛れもなく事実だ、この世界に生まれ変わってから初めて食う久々のジャンクフードこと焼き鳥は世界一美味かった。
因みに昔の怖がりだとか控えめだとか言う性格は『全て』でまかせだ。
マリーの家、ラーファン家はクズ一家だったから逆に俺が連れ出してやって気分転換に庶民街まで探検した方だった。
アイツも何だかんだ良い息抜きになったって事で感謝していた。
あとこういう昔話に関しては全てマリーとある程度王子達の前で話す為に打ち合わせ、事実から『設定の性格に合わせて』大体のエピソードはそのままに肉付けをでっち上げて後は流れで即興で合わせている。
まあ馬鹿五人衆と違ってチビの頃からこういうエピソードが事実と言えるくらい付き合いのある俺とマリーの仲の良さに掛かれば即興エピソードのでっち上げ連携プレーなんてお手の物だがな。
「やはりアルフォンソとマリエは仲が良いな」
「え~? ユリウス殿下やみんなとも仲良いじゃないですか♡」
「……まあ、それはそうなんですがね」
「チッ」
「フン」
「……」
「??」
それはそうとこの俺に向けるピリピリした目線止めてもらえませんかね……いやまあポンコツ殿下はまだ抑えてるし剣キチはそもそもそういう感情は押し殺すタイプだからそこまで害は無いが他三人の視線面倒いんだって……
しかもマリーは全く気付いてないと来た、陰湿が過ぎないかね君達……
「あはは、僕はマリエと仲は良いですし幼馴染ですが家柄は子爵家ですよ? 殿下達の溺愛を受けているマリエを今更独り占めなんて出来る訳無いですから安心してください」
「フン、身の程を弁えているなら良い」
一応これで殺気は収まる。
全く面倒な連中だ……こんなでも原作では後々リオンの戦力になるから決闘で再起不能にまではしないが……今に見てろよ野郎共。
子爵家がなんだってんだ、子爵家だって殿下やら伯爵家レベルに恋愛で勝てるって今に証明してやる。
あと今出しゃばってきたナルシスト野郎はいつかはっ倒す。
その為には今後アンジェリカ関連で発生する決闘でリオン……タケさん相手に勝つか引き分ける必要がある訳だが……
(ふむ、勝つのは逆にまずい……と言うか勝てるビジョンが思い浮かばんな)
リオンの持つ機体は言葉通りチートの塊みたいな超ハイスペック物。
俺もカスタムは拘って行ってる方だがあんな古代文明のオーパーツ出されちゃ攻めるのはあまりにも無策。
あと一応殿下達の暴走止めてもらうんだし無敗でいてもらわないと困るし。
(迎撃に徹すれば膠着状態が続いて引き分けで済むか……? 何にせよ前提として廃嫡されないムーブは所々でしてアンジェリカに恩を売っておくか……)
「みんなどーしたのー? 早く行こっ♡」
「ああ、今行こう」
5vs1の目線とマリーにだけ聞こえない程度の小競り合いを何も知らないマリーは満面の笑みで手を振ってくれる。
ほんと、この状況だとあの子だけが癒しだよ……
(早く決闘始まってくんねえかなあ……一刻も早くこのキャラ捨てたいんだけど……)
憂鬱と癒しの混在する朝は、こうして過ぎていった。
【調査その3】独自解釈で話を進めていく展開が将来的にあるけど大丈夫そう?
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大丈夫だ、問題無い
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無理
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アルマリでイチャイチャしろ